もしもセルに亀仙人の細胞が使われていたら   作:ロマンGO

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 セルに吸収させるためナメック星のドラゴンボールで「17号をピチピチギャルにする」願いを叶えようとするベジータ。

ボールが揃うまでの4日間、地球ではつかの間の平和が訪れる

そしてついに7個ドラゴンボールが集まり、ナメック星のポルンガが呼び出されようとしていた。




第7話:変化につぐ変化!17号はギャルに!そしてセルも…

 

デンデ「タッカラプトポッポルンガプピリットパロ!!」

 

 

ドヒューン!(ポルンガ出現)

 

 

ポルンガ「ドラゴンボールをそろえし者よ可能な限り3つだけ願いを叶えてやろう」

 

 

デンデ「準備は大丈夫です。さぁベジータさん、願いを」

 

 

ベジータ「まず1つ目の願いは人造人間との戦い以降に壊された自然や建物の修復だ(ブラフの願い)」

 

 

デンデ、願いをナメック語で伝える。

 

 

ベジータ(そうか…カカロットに願いを聞かれる以前にナメック星人に通訳させる必要があるのか…)

 

 

 

 

ポルンガ「いいだろう。地球で破壊された自然と建造物を元通りにしてやろう」

 

 

 

ベジータ「そして2つ目と3つ目の願いは…」

 

 

ベジータ「…」

 

 

 

悟空「どうしたベジータ?黙りこくって…?」

 

 

ベジータ(やはり17号をピチピチギャルにする…この願いは「ギャルのパンティーおーくれ」と同列とみなされる可能性が高い…!)

 

 

ベジータ(しかし…ナメック星人にだけ伝える場合はどうだ?どっちみち通訳のためにナメック星人に願いを通さなければならない…)

 

 

ベジータ(ナメック星人には性別の概念は無い。もしかすると17号をピチピチギャルにするという願いもなんだかよくわからずに叶えてくれそうな気もするが…)

 

 

 

ベジータ「い、いや実は…」

 

 

ベジータ「ブ、ブルマにとって…ある意味プレゼントと言える願い事なんだ…」

 

ベジータ「だからその…カカロットに聞かれるのは恥ずかしい…かな…俺たち夫婦間の問題でもあるし…な」

 

 

 

 

悟空「そうなのか?じゃあオラは聞かねえけどよ」

 

 

悟空「どっちみちその願いはデンデには伝えなきゃいけないんだ。デンデ、不老不死の願いだったり下らねえ願いだったら断っても良いぞ」

 

 

 

デンデ「はい。わかりました」

 

 

 

ベジータ「それではデンデくん…小声の相談になるので耳を貸してくれ」

 

 

ベジータ「2つ目と3つ目の願いは…」

 

 

ベジータ「ごにょごにょごにょ…」

 

 

 

デンデ「えっ?」

 

 

※以下の会話は悟空には聞こえていません

 

 

デンデ「3つ目の願いはともかく2つ目の願い…それがブルマさんのためになるんですか?」

 

デンデ「そもそもピチピチギャルとはいったいどういう意味なのですか…?」

 

 

ベジータ(よし…やはり性別が無い連中だ…ピチピチギャルという言葉の意味を知らんらしい…)

 

 

ベジータ「ピ…ピチピチギャルとは健康体や健全な身体という意味だ(嘘は言っていない)」

 

 

 

ベジータ「奴らは人造人間…身体に爆弾などを取りつけられていたとしても不思議ではない」

 

 

ベジータ「だからそれらをピチピチギャルと呼ばれる健康体…すなわち爆弾などを取り外した健全な人造人間にするんだ」

 

 

ベジータ「完全な人間に戻すことはおそらくポルンガでも無理だろう。そして危険物を体から取り除いた人造人間を改めてブルマのもとで検査させる」

 

 

ベジータ「そしてブルマの技術で元の人間に戻してやることが可能ならばそうする。それが無理でも人造人間の構造を調べる事は、ブルマにとってドクターゲロの知識を取り入れる絶好の機会となる。というわけだ」

 

 

 

ベジータ「人造人間のことを勉強すれば、わが社カプセルコーポレーションもさらなる発展が見込めるだろう」

 

 

 

デンデ「なるほど…それはたしかにある意味ブルマさんへのプレゼント…にもなりますね」

 

 

ベジータ「ただし願いを通訳するときは一字一句オレが頼んだ言葉と同じにしてくれ。とくにピチピチギャルという単語は絶対に使ってくれ」

 

 

 

 

デンデ「どうしよう…ナメック語にはピチピチギャルという言葉は存在しないから…」

 

デンデ「1か8かそのままピチピチギャルという言葉を含めて願ってみますね」

 

 

※ここから悟空にも聞こえている会話

 

 

デンデ「そ、それでは2つ目と3つ目の願いは…」

 

 

 

デンデ「タッカラプト…17ゴウ…プピリット…ピチピチギャル…」

 

 

 

悟空「え?なんて?ピチピチギャル?」

 

 

 

ポルンガ「…」

 

 

ポルンガ「いいだろう。了解した…人造人間17号を18号に勝るとも劣らないピチピチギャルにしてやろう…できるだけ派手な光エフェクトも添えてな」

 

 

 

ベジータ「な…!?」

 

 

悟空「ベ、ベジータ!?おめぇ!!」

 

 

ベジータ(し、しまった!こっちの願いを復唱する性質がドラゴンボールにはあったことを忘れていた!)

 

 

 

キュピーン(ポルンガの目が光る)

 

 

 

悟空「今の願い…叶えちまったのか…?」

 

デンデ「はい…おそらく…」

 

 

悟空「デンデ…今の願い…なんで通訳した?」

 

デンデ「え…いや…ベジータさんからはピチピチギャルとは健康的な身体を指す言葉だと…」

 

 

 

悟空「はぁ〜」ため息

 

 

次の瞬間悟空の目が鋭くなりベジータに歩み寄る。

 

 

 

ベジータ(ま…まずいぞ!や、やはり「ギャルのパンティーおーくれっ」と同列に見られたか!?)

 

ベジータ(カカロットにぶっ飛ばされる…くやしいが今のカカロットにはそれができる…!)

 

 

ベジータ(だがやれるだけやってやる…今のオレが…どの程度カカロットに通用するか試す意味も含めてな…)

 

戦闘のかまえをとるベジータ。

 

 

 

 

悟空「ベジータ…おめぇ…」

 

 

 

 

 

悟空「ウーロン以下だな…」

 

 

 

 

 

ベジータ「な…!?」

 

 

 

 

 

悟空「下らねえ願いならぶっ飛ばすって言ったけど…あまりにもくだらなすぎて…オラもうおめえをぶん殴る気力も失せたぞ…」

 

 

悟空「なに考えてるかわかんねぇけど…17号を女にしておめぇなにがしてぇんだ?」

 

 

悟空「そういうの浮気っちゅうんじゃねぇのか?」

 

悟空「トランクスの話だと…ヤムチャがブルマにフラれたのは浮気っぽいところが原因って言ってたし…」

 

 

 

悟空「こりゃオラがぶっ飛ばすまでもねぇな。ブルマにひっぱたいてもらうぞ」

 

 

悟空「言い訳だけ聞いといてやる。なんで17号をピチピチギャルにしたんだ?」

 

 

 

 

ベジータ「い…いや…その…」

 

 

ベジータ「じ…じつは浮気という点においては否定しないんだ…」

 

 

ベジータ「あのキレイな顔の18号にかなわずにボコボコにされた時…実は新しい世界の扉が開きかけて…」

 

ベジータ「ほんのちょーっとだけ…18号って素敵だなって思って…」

 

 

 

ベジータ「17号をピチピチギャルにすれば…18号によく似た美人さんになるんじゃないかと思って…一目見ておきたくてな…」

 

 

ベジータ「だけどこれは…一瞬だけの浮気心なんだ!ピチピチギャルになった17号を一目見れば、それでオレの18号への憧れは諦めがついて、ブルマのもとに戻るつもりだった!」

 

 

ベジータ「だからたのむカカロット…このことはブルマには内緒に…」

 

 

 

悟空「は?18号にあこがれていた?あれだけボコボコにやられて悔しそうにしていたおめぇがか?」

 

 

悟空「そもそも18号がスキなら18号本人を生き返らせればいい話じゃねぇか」

 

悟空「そしてその願いならわざわざナメック星のポルンガを使わなくても、地球でセルに殺された者たちを生き返らせてくれで叶うはずだ…」

 

 

 

ベジータ「ははははは…そうだよな!そこまでか…考えが及ばなかったぜ…!」

 

ベジータ「さすがカカロット!オレが思いつく発想の1歩も2歩も先を行ってるぜ!」

 

 

 

 

悟空「ベジータ…おめぇ…やっぱり…」

 

 

 

ピキーン!

 

 

その瞬間、地球で邪悪な気が膨れ上がりナメック星まで到達する。

 

 

 

デンデ「こ…この気は…!?」

 

悟空「セ…セル!?」

 

 

悟空「セルの気が大幅にアップした…!まさか完全体に!?」

 

 

 

悟空「い、いままで17号を吸収するそぶりすら見せなかったのに…」

 

悟空「悟飯とトランクスが見張りもしていたのに…なんで…」

 

 

 

悟空「まさか!」

 

 

ベジータ「はーっはっはっは!やっと気づいたか!まぬけめ!!」

 

 

 

ベジータ「オレは完全体のセルと戦うためだけに…ナメック星人に頭を下げて願いを叶える約束を取り付けたのだ!」

 

 

 

悟空「ベジータ!!」

 

 

デンデ「ベジータ…!!や、やっぱりお前…な…なにも変わっていなかったのか…!」

 

 

 

悟空「と、とりあえず急いで地球に戻らねぇと…デンデ!つかまれ!」

 

デンデ「は、はい!」

 

 

ベジータ「よし、行くぞ。完全体のセルはオレがコナゴナにしてやるから安心しろ」

 

 

 

 

悟空「おめぇはここに残って反省しろ!セルはオラたちでなんとかする!!」

 

 

悟空「おめぇを地球に戻らせねぇ!これ以上事態を悪化させるわけにはいかねぇからな!」

 

 

 

 

ベジータ「ふ…その行動も想定済みだ」

 

 

ベジータ「ここで…オレの保険のために叶えておいた「3つ目の願い」が発動する」

 

 

悟空「3つ目の願い…だって!?」

 

 

 

ベジータ「この願いを聞いたナメック星人は「いざというときはベジータさんがセルと戦ってくれる」とでも解釈したんだろう」

 

 

ベジータ「2つ目の願い以上に…すんなり抵抗なく翻訳して叶えてくれたぜ…」

 

 

ベジータ「それは…」

 

 

ポルンガ「待たせたな…3つ目の願い…「セルが完全体になるようなことがあればいつでもセルの近くに瞬間移動できるようにしてくれ」…この願いを叶えてやろう」

 

 

 

 

悟空「な…!?ベジーターッ!!」

 

 

ベジータ「はははははは!さらばだカカロット!地球でまた会おうぜ!!」

 

 

 

シュピン!(ベジータの瞬間移動音)

 

 

 

悟空「ちきしょうベジータの奴…昔みてぇに悪知恵を働かせていたころに戻っちまいやがって…」

 

悟空「デンデ!急いで地球に戻るぞ!」

 

 

 

シュピン!(悟空の瞬間移動音)

 

 

 

〜時はそれより少しさかのぼる〜

 

 

 

緊急停止コントローラーを手に入れたクリリンは17号たちを発見していた。

 

 

クリリン(よ…よかった…生き残っている人造人間は…男の17号の方だったのか…)

 

 

クリリン(いやよかないか…18号はもう…セルに吸収されちまったってことだからな…)

 

クリリン(だけどそれも…ドラゴンボールが復活すれば…18号も生き返れる…)

 

 

クリリン(オレは…17号の停止と破壊に集中すればいいだけだ…)

 

 

 

 

クリリンは停止適用範囲ぎりぎりの20メートル付近で立ち止まる。

 

 

クリリン(あ…あいつは18号じゃない…だから…オレも躊躇なく破壊できる…)

 

 

クリリン(で…でも18号にとってはどうだ?18号にとっては…17号は大事な人で…)

 

 

クリリン(オ…オレなんかが18号の隣にいるより…よっぽど…17号の方がお似合いで…)

 

 

 

 

ガチャッ(停止コントローラーを落とす音)

 

 

 

16号「む…?」

 

17号「16号、お前も聞こえたか?何かが落ちるような音を…」

 

 

クリリンの方向へと目線を移す2人。

 

 

17号「あいつか…あいつは確か…」

 

17号「なに!?アイツの足元にあるのは…緊急停止コントローラーか…!?なぜあいつが…」

 

 

 

17号「それにしても…なんであんな遠くにいるんだ?10メートル以内じゃないと効果はないはずなのに…」

 

 

 

クリリン「ブルマさん…せっかく作ってくれたのにご…ごめん!」

 

 

グシャッ(コントローラーを踏み潰す音)

 

 

 

17号「な…!?」

 

 

17号「なぜそれを壊した!?チャンスだったはずだろ!それに…」

 

 

 

17号「お前もセルと同じくどちらかというとピチピチギャルが好きなはずだ!」

 

17号「残っていたのが18号なら破壊できないのもなんとなくわかる…」

 

 

17号「だが…男であるオレを見逃して破壊できなかったのはなぜだ!?ピチピチギャルでもなんでもないオレを…!!」

 

 

 

クリリン「そ…それは…」

 

 

 

 

クリリン「お、お前が死んじまうと…18号が悲しむからに決まってんだろ!!」

 

 

17号「なんだって…!?」

 

 

 

クリリン「たしかにオレは18号の事を…スキになってしまった!」

 

クリリン「だけどな…本当に好きになった女の幸せのためには自分が身を引くことも時には大事なんだ!」

 

 

 

クリリン「頼む!セルに吸収されずにうまく逃げてくれ!そして18号が生き返った後は2人で幸せに暮らすんだ!」

 

 

 

17号「な…何を言ってるんだお前…?」

 

17号「オレと18号は…双子の姉弟で…お前が想像するような関係じゃ…」

 

 

 

クリリン「ん?なんだって?距離が遠くてうまく聞こえない。もうちょっと大きな声でしゃべってくれ」

 

 

 

16号「いや…お前らどっちかが歩み寄ればいいだけだろ…」

 

 

 

その瞬間…

 

 

ピカーッ!!(17号の身体が発光する)

 

 

 

17号「な…なんだ!?」

 

16号「17号…!お前…身体が…!!」

 

 

 

トランクス&悟飯「なんだあの光は!?」

 

 

 

セル「来たーっ!!まってたぞい!この瞬間をのう!!」

 

 

ドヒューン!

 

 

トランクス「ま、待てセル!何をするつもりだーっ!」

 

 

 

 

17号「あ…あ…?」

 

 

クリリン「な…なにがどうなっているんだ?」

 

 

 

17号「オレの身体が…お…女になっている…!?」

 

 

 

ガバッ

 

17号の背後に突如現れるセル

 

 

 

セル「うっひょおおおおおおおお!これはまた極上のピチピチギャルになってくれよったわい!」

 

 

 

セル「いただっきまーす!」

 

 

グオン!

 

 

 

18号を吸収したときのように尻尾の突起ブツをドーム状に膨張させ17号を丸呑みにするセル。

 

 

 

 

その様子を見ていたトランクスは混乱して固まっていた。

 

 

 

確かに父ベジータは「地球人が1人でも殺されるようなことがあればセルを消しても良い」と言った。

 

 

ただしその「地球人」が自分の憎むべき人造人間であったなら?その葛藤がトランクスの判断を鈍らせた。

 

 

飲み込まれた直後なら強烈な一撃をセルに与えれば17号を吐き出させることは容易だった。

だがその判断の遅れがセルに17号を吸収させるだけの十分な時間を与えてしまったのだ。

 

 

そしてトランクスが混乱したもう一つの理由が…

 

 

17号「うわあああああああああ!!」

 

 

トランクス(セルが吸収しているのは…アレは…本当に男の17号の方なのか!?)

 

トランクス(あのボディラインはどうみても女性…17号のほうが残っていたというのは父さんの勘違いだったのか?)

 

 

 

トランクス(今飲み込まれているのが女の18号ということではないのか?)

 

トランクス(い…いや違う!あの服装は…間違いなく17号が吸収されている!!)

 

 

 

トランクス(どういうことはか知らないが…17号が女性化している…!?)

 

 

 

トランクス「くそっ!!」

 

 

トランクス「完全体にさせてたまるかーっ!!」

 

 

 

17号を丸呑みにして変身が始まったセルに打撃を加えるトランクス。

 

 

しかし時すでに遅くセルはバリアを展開しトランクスの打撃を無効化して完全体へと進化を始める。

 

 

 

悟飯「トランクスさん!一体何が…」

 

 

トランクス「すいません悟飯さん…オレが…判断を一瞬迷ったせいで…」

 

 

悟飯「ま…まさか…セルが完全体に…」

 

 

 

 

セル「うっひょおおおおおおおおおおおお!!」

 

 

 

ゴゴゴゴゴ

 

 

 【続く】

 

 




次号こそセル仙人が大暴れします。
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