ゴジュウジャー世界に転生したので、指輪集めて願い叶えます   作:Matdya

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時系列は5話と6話の間です!

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同盟締結とオムライス

以前僕は、熱海常夏総理と指輪を懸けて戦った。最後に一矢報いることこそ出来たが、あの戦いは文句無しに彼の勝利。僕は屈辱的な敗北を喫した。そして僕は、同時に確信した。

()()()()()()()()()()()()()。仮に僕が指輪争奪戦に最後まで勝ち残ることが出来たとして、最後に戦うことになるのは恐らく彼だ。そして、今のままの技量及び指輪の所持数では、必ず負ける。

もちろん僕だって負けたいわけがないので、僕も手を講じることにした。

 

「着いた...()()()()()()()...」

 

探偵さんに、指輪の契約者を探してもらう。この近辺にある幾つかの探偵事務所で一番安価に依頼することができるため、小学生の財力でもある程度の結果が得られるはずなのだ。

 

「なるほど。君が嵌めているその指輪と同じようなものを持った人間を探し出してほしい、と。」

「はい。」

「それってもしかして...私が持ってる、この指輪?」

「あなたも...指輪の戦士!?」

「...どうする?戦う?」

 

僕はただ、指輪の戦士を探してほしかっただけなのに。なんで探偵が指輪の戦士なんだ。

 

「...いや、やめておきます。その代わりに...」

「代わりに?」

()()()()()()()()()()()?」

「同盟...?」

 

同盟を結ぶという考えは、僕が1人で考えたわけではない。スレ民の皆さんに相談したところ、

「指輪を効率的に集めたいなら次に出会った指輪の戦士と同盟を結ぶべきだ」という意見をもらったからだ。

 

「えぇ。2人なら、より効率的に指輪が集まるかと思いますが。」

「弱ったなぁ...私今、常夏ちゃんとも同盟結んでて...」

「常夏総理と、同盟結んでるんですか!?」

「そうだけど...もしかして君、前に常夏ちゃんと戦ったっていう小学生?」

「...多分、そうかもしれません。」

「常夏ちゃん、君に一目置いてたよ。『彼は、土壇場で状況をひっくり返す能力を持った危険な 戦士だ』って。」

「本当かなぁ...」

 

あの腹黒総理が言っていることだから、正直あまり信用はできない。

 

「で、そうだ。君との同盟の話だよね。...うん、いいよ。ただ、条件がある。」

「条件ですか?」

「そう。"ブライダン"って知ってる?」

「ブライダン...」

 

もちろん知っている。2度目の戦いで現れたブーケや、3度目の戦いで街を襲った奴らだ。

 

「はい。」

「知ってるなら話は早いや。君も、彼らとの戦いに参加してほしい。今、主にブライダンと戦っているのは私を含めた5()()なんだけど...人手は少しでも多いほうが良いからさ。」

「もちろんです。それで、街や人々を救えるのなら。」

「...いいね、いい顔してる。ヒーローの顔だ。よし、じゃあ決まり!改めて...」

 

「私は一河角乃。またの名を、ゴジュウユニコーン。よろしくね。」

車井創トッキュウ1号です。一河さん、よろしくお願いします!」

 

固い、固い握手を交わした。

 

事務所を出た後、不意に...

 

腹が、減った...

 

店を探そう。何か無性に、昔ながらのものが食べたい。...そうだ。あの店。商店街の奥の方にあった、美味しい喫茶店に行こう。店名は確か...半世紀。

 

半世紀があったはずの場所についたのだが、店名が...

 

()()()()()()()?」

 

テガソードの里、になっていた。もしかして、店長が契約者?

まぁいいか。流石に客相手に戦いは仕掛けないだろう。

 

「やあいらっしゃい、少年。()()、お客さんだよ。」

「百夜、陸王さん...!?」

「そう。僕は言わずと知れた()()()()。ボクと会ったこと、周りに自慢していいよ!」

「店内でそれをやるな、百夜。いらっしゃいませ。こちらがメニューになっております。」

「ありがとうございます...って、高...

 

コーヒーやフラッペ1杯に500円、パフェとオムライスが1500円!?

ウッソだろお前www

 

「今、高いって思っただろう?少年。」

「い、いえ...」

「正直に言って良いんだ。」

「...すみません、高いです。」

「これでも、安くなったほうなんだ。この前まではパフェが2500円だったからな。」

「そうなんですか!?」

 

マジで言ってる?とんだボッタクリ飲食店じゃないか。

 

「そうだぞ、竜儀。...この店、全部が高ぇんだよ。コーヒー1杯すら飲めやしねぇ。」

 

店の奥の方にいた男性が、竜儀、と呼ばれた店長に対して文句をつける。

...高いのは共感できるんだけど、だからといって花の蜜吸うのはちょっと...

 

「食材の質を考えれば正当な価格だ、()()。文句をつけるなら...私に適正価格を言ってみろ。」

「あぁ?んなこと言われてもわかんねぇよ!」

「そうか...なら、こうだ!」

あぁ〜!痛ぇ!おい、それやめろ!」

 

「見苦しいところを見せてすまんな、少年。今日はわし...あぁ違う、僕が奢ろう。さぁ、好きなものを頼むんだ。」

「いいんですか?じゃぁ...すみません!」

 

いや、あなたも少年でしょ。それに「わし」って。この人、何か訳アリ?

 

「お待たせしました。こちら、『テガソード様オムライス』でございます。」

 

テガソード様オムライス

 

テガソードを模した、昔ながらのいやさか〜なオムライス

その美味しさに、思わず若返ってしまいそう

 

いい香りだ。ケチャップの甘酸っぱい香りが、食欲を加速させる。

 

「いただきます。」

 

...美味い!今流行りのトロトロのものではなく、しっかりと焼かれた卵。これだ。これが僕が今日食べたかった、昔ながらの食べ物だ...!

 

チキンライスも、いい味出してる!ケチャップ味のご飯に、シャキシャキの玉ねぎやジューシーな鶏肉がアクセントを加えている...

まさに、完璧だ。完璧な調和だ。

 

夢中で食べ進めているうちに、一瞬で皿の上からオムライスが消えた。

 

「ごちそうさ、おっと...」

 

パセリを食べるのを忘れていた。昔は食べることが出来なかったが、今は全然食べられる。爽やかさと苦みが、口の中の余韻を消し去ってくれる。

 

「ごちそうさまでした。」

 

「良い食べっぷりだな、少年。」

「見ていて、思わずこちらもお腹が空いてしまいました。」

「美味しかったです。あ、ところで...店名の由来って何ですか?」

「あ、それ聞いたら長」

 

よくぞ!よくぞ聞いてくれました!いいですか?まず「テガソード様」というのは...

 

結局、1時間ほど経ってしまった。何なら話を聞いている最中にまたお腹が減ったため、追加でパフェも注文した。美味しかった。

 

「話、聞かせてくださりありがとうございました...つまり、ここにいる僕を含めた全員、指輪の戦士であるということですね?」

「まぁ、そういうことだな。」

「とはいえ、この店内で指輪争奪戦をするつもりはございません。この中にいる以上、例え誰であろうと等しくお客様ですから。」

 

お客様であることを優先する姿勢には素直に感動したけど、値段は変えたほうが良いんじゃないかな。

 

「この店の外で出会ったら、容赦なく倒すよ?少年。」

「上等ですよ。最後に勝つのは、僕ですから。」




物語をより円滑に進めるために、ゴジュウジャーの面々と絡んでもらいました。
あとすみません、掲示板も戦いも一切なかったです。

もし、今までのお話や今回のお話を「面白い!」と思ってくれた方はぜひぜひ評価してくれると創作意欲が湧き上がります!よろしくお願いします!
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