ゴジュウジャー世界に転生したので、指輪集めて願い叶えます 作:Matdya
「おーい、創~!」
「友香!...ごめん、ちょっと帰りの会が終わるのが遅れちゃって...」
「全然大丈夫!さ、早く帰ろっ!」
「うん!」
神に選ばれた6人の戦士...ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーが、厄災の力を取り込んだファイヤキャンドルを倒してから、1年の時が経った。
僕はというと、蘇った友香との失われた日常を取り返すために毎日毎日を大切に生きてきた。
...えっ?何で死んだはずの友香が蘇っているのかって?
その訳は...ファイヤキャンドルとの決戦の日に遡ることになる。
「はぁー...疲れたー...」
夜。家への帰り道。僕の約1年の戦いが、今日、終わった。
...友香を蘇らせるという願いは、叶えることができなかったが。
ただ、指輪争奪戦はやり直されたため、まだ願いを叶えるチャンスはある。
「友香...今度こそ、君を蘇らせる。だからもう少し、見守っていてほしい。」
と、一人呟いた。その時だった。
目の前が突然、光り輝いて...
「えっ...」
「...ただいま、創。」
嘘...だろ...?
「友香...?夢...?」
「えへへ...夢じゃないよ、現実。」
友香が蘇った...?でも何で?僕は、指輪争奪戦に負けたのに...
「何で...何で、蘇ったの?」
「ああ...話は、あなたが消えた後に遡るの。」
「創...創!!!」
何で...何で、あなたまで死んじゃうの...!
「嫌だ...嫌だ...戻ってきてよ...私は、ずっと創を見守っていたかったのに!」
涙が、溢れて溢れて止まらない。
「うぅ...!うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
絶望で、叫ぶことしかできない。
「2人の純愛は、悲しい最後に終わったか。」
「え...?あなたは確か...創と一緒にいた、ゴジュウジャーの...」
「そう。俺様は熊手真白。人呼んで...ゴッドネス熊手だ!」
「そして、オイラは熊手の相棒、ベアックマだクマ~!」
「そしてお前が、創の恋人...忍野友香だよな?話には聞いてるぜ。」
「あ...まだ、恋人ではないんですけど...」
「...そうだったか。悪い。」
「いえ...あれ?何で私のことが見えてるんですか?」
今まで普通に会話してたけど...よく考えたらおかしくない?
「俺様は神だからな...この世の全てを見通せる。もちろん、愛する人への未練で死んでなおこの世に留まる幽霊も、な。」
「恥ずかしい...」
「ハッハッハッ!愛ってヤツは美しいなぁ!...そろそろ、本題に入っていいか?」
「あ、はい。」
「お前、ずっと創のそばに居たんだよな?だったら分かると思うが、俺様はさっき、この世の理を書き換えた。その時、ついでにゴジュウジャーや創の願いも叶えてやった。」
「え...?」
「だからお前は蘇る。これから、アイツと生きることができる。」
「良いんですか...?」
「なーに、1年もこの世界を守ったアイツへのサービスみたいなもんだ。」
「サービス...」
「ほら、早くアイツの元に行ってやれよ。きっと、寂しがってるはずだ。」
「...はい!」
「...というわけ。」
「熊手さんのサービスって...このことだったんだ...」
「ま、私も蘇ったことだし、これからまた一緒に生きていこう!」
「うん!...あぁ、良かった...本当に良かった...」
「ウフフ!...あ、そうだ。この前創の夢に出た時、愛してるって言ってくれたよね?」
「あぁ...そういえば...」
「私にも伝えさせてよ...愛してる、って。」
顔を赤らめながらそう呟く彼女の姿が、とても愛らしかった。
「...じゃ、行こっか。友香。」
「うん!」
2人で手を繋ぎ、家路についた。
「そういえば、あれからもうすぐ1年だね。」
「うん...何だかあっという間だなぁ。」
「...そういえば、指輪争奪戦はどうなったの?またやり直しになったんでしょ?」
「あぁ...今行われている指輪争奪戦は、前チャンピオンの遠野さんとの総当たり戦なんだ。もうそろそろ僕のところに来てもおかしくないと思うんだけど...」
「ふーん...って、あれ...」
「ん?...あ!遠野さんだ!」
「よっ、創。彼女と仲良くやってるみてぇだな。」
「あぁ...おかげさまで...ところで、いよいよ僕の番が来たんですか?指輪争奪戦。」
「ああ。お前が最後の指輪の戦士だ。」
「そうなんですか!...じゃあ、最後にふさわしい相手として、全力で行かせていただきます!」
「その指輪!...分かった。じゃあこっちもガチで行くぜ!」
「「エンゲージ!」」
<最強!頂点!ユニバース!!!>
「「フッ!」」
<テガソード!ナンバーワン!!!>
<イマジン!パワーアップ!!!>
「変わったー!頑張れ、創!」
「任せて!...遠野さん!一撃で終わらせましょう!」
「ああ!」
<オーバーロード!オールハンズ!!!>
<イマジン!フィニッシュスラッシュ!!!>
「「ハァァァァァァァァッ!!!!!!!!!!」」
お互いに、巨大な斬撃を飛ばしあった。
「ぐっ...!押される!」
「おらああああああああああああああっ!」
「
「何!?」
「いっけええええええええッ!」
「うわぁッ!うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
渾身の斬撃が、遠野さんにぶつかった。
「はぁ...はぁ...」
彼の持つ全ての指輪が、僕の元へと飛来する。
「FINAL WINNER!車井創!!!」
「強ぇな...お前の、勝ちだ...!」
「わー!創が勝ったー!すごい!」
すると、目の前にテガソードが現れた。
「車井創よ...願いを聞こう...」
「願い、か...」
友香が蘇ったし、願いという願いは...いや、1つあるかも...?
「僕の願いは、この世界を...いや、この世界だけじゃない。全ての次元、全ての
「分かった。では君に、引き続き全てのセンタイリングを預け、次元を超える力を授けよう。」
「...ありがとう!」
「なんか、創らしい願いだね!」
「そうかな?ありがとう。」
「その願い、聞き届けた...!」
「「え?」」
僕が振り向くと、そこにはテガジューンとグーデバーン君が立っていた。
「『全ての世界を守る』という君の願い、私も手助けさせてもらおう...!」
そう言って彼女は、自身の指輪を僕に飛ばした。
「それを使えば、指輪の戦士を召喚できる。少しでも、君の力になればいいのだが...」
「僕も、君に力を預けるよ。熊手さんが今持っている指輪のコピーだけど...氷の力、ぜひ使ってね。」
「2人とも、ありがとう!」
「よし、転生戦隊が全員揃ったな。」
「今回はどんな世界で戦うんですか?」
「えーと、何かの春映画の世界みたいだけど...」
「俺たちの仕事は、春映画恒例・大量発生した怪人たちを倒すことだ。」
「行けるな?」
「もちろんです!」
「先輩方、もうすぐ着くっす!」
「よし、じゃあ今のうちに変身しておくか。」
「スペードエース!」
「バトルジャパン!」
「覇道の王...オオクワガタオージャー!」
「逃げ足ナンバーワン、イヌブラザー!」
「勝利のイマジネーション、トッキュウ1号!」
「海賊のパワー!ツーカイザー!」
「我ら...」
「「「「「「転生戦隊!!!」」」」」」
短い間でしたが、この小説を読んでいただき本当にありがとうございましたっ!!!
取っ散らかった最終回ですみません!
次は何を書こうかな...とか、色々言いたいことや考えていることはありますが、「立つ鳥跡を濁さず」という言葉もありますから、何も言わずに去ろうと思います。
それでは、さようなら。