あべこべ世界でも平和にLBXを遊びたい!   作:光のトオルちゃん

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アングラビジダス編までは駆け足で行きます



第3話|普通に買われたアキレス

 

 

「き、昨日はエラい目にあったぜマジでよ……」

 

「一体何があったのさリーダー?」

 

 

 昨夜のデクー襲撃からほどなくオレは自宅に帰ってから眠りにつき、買い物をしてから学校のスラムでまったりしていた……いつの間にか出来ていた四天王(三人衆)の内の一人である矢沢リコを膝の上に乗せながら。

 

 

「いやね、昨日は野暮用でバンの家までいったんだが……バンのお母さんに死ぬほど怒られてな。あの怒り具合はヤバかった、二度目の死を覚悟したね」

 

「しれっと一回死んでるじゃないか……それにバンってキタジマによくいる男の子だろ?り、リーダーがついに大人の女に……!」

 

「変なことを考えるなリコ!」

 

 

 バンに思いっきり揉まれたあの瞬間に、荒れた現場を見られて……バンとオレが激しいバトル()をしたんじゃないかってまぁ疑われた。バンの弁明で何とかなったが、今度菓子折りでももって謝罪に行かんとな

 

 

「ところでリーダーさ、今日は朝からキタジマに行って何か買ってたみたいだけど、ハカイオーの新しい武器かい?」

 

「いんや。ちょっと確保しておきたい物があってな……頼まれた物だし、オレとしても一回近くで見たかったのさ」

 

「ふぅーん……そ・れ・よ・り~♡今はアタシと二人っきりなんだよ?♡最近またリーダーの胸、おっきくなったみたいだしさぁ……♡ちょっと揉ませてよ♡」

 

「なんっでお前はオレの胸を揉みたがる……!あ、ちょ、待てっ!ひゃっ……♡えぇい!メールを送らねばならんのだオレはっ……!♡」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

     

       

         

       

     

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「わぁ~!とうとうバンもLBX買ったのね!青くてかっこいいじゃな~い!」

 

「い、いや買ったっていうか知らない女の人から貰ったもので……」

 

「バン……女の私から忠告させてもらうけど、知らない女の人から物をもらうとか普通だめよ?」

 

「い、いやぁ~……昨日郷田にも言われて、一緒に確認したんだけどカメラの類はなさそうだから大丈夫だよ」

 

 

 郷田と謎のLBXを退けた夜が明け、母さんからLBXをやる許可を貰った俺はキタジマ模型店にやってきていた。それにカバーパットのままだから、何かアーマーフレームも買わないと!

 

 

「ふぅむ、見たこと無い機体だが……よしっ!バンの初LBX記念に昨日のアキレスをプレゼントだ!」

 

「いいの!?やりぃ!一目見た時からアイツがいいと思ってたんだよ!これでかっこよくなるぞ……!」

 

「え?アキレスなら今朝売れちゃったわよ?」

 

 

 レジで眠たげに話を聞いていた紗希さんが目をこすりながら答える。結構イカしたやつだったしそりゃ売れてるかぁ……

 

 

「わ、悪いバン……ぬか喜びさせちまったな」

 

「いや店長が悪いワケじゃありませんから!それにアキレスじゃなくてもカズと同じウォーリア―とか、かっこいいのは他にもたくさんありますし!」

 

「あれっ?でも確か買ってったのはハンゾウちゃんだったわよ?ハカイオーはブロウラーフレームだから、アキレスのナイトフレームは合わないハズだけど……?」

 

「昨日は郷田といた、そしてアキレスを買ったのも郷田……郷田はバンがLBXを手に入れたのを私たちより先に知ってる……ははーん。読めたわよこの名探偵アミちゃんには!」

 

 

 アミがかけてもいないメガネを上げる仕草をしたかと思うと、俺のポケットに入れてたCCMがメールを受信したのか軽く震える。

 

 

「こんな朝から誰だろう……カズかな?」

 

 

『山野バン、アキレスは合法的にオレが預かった。欲しければ体育館裏のスラムまで来い。それからアミとカズも一緒の方がいいだろう……』  郷田ハンゾウ

 

 

「……やけに武骨な文章ね。スラムは郷田のたまり場らしいけど、そういえば一回も行ったこと無かったわね」

 

「欲しければ来いって、なんでそんなこと……」

 

「乙女心が分かってないわねぇバン、欲しいものをあげるから私に会いに来て♡ってことを察しなさい。カズは学校にいるだろうしさっさと行くわよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

     

       

         

       

     

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――山野バン、ちょっといい?」

 

「そうだけど、どうしたんだミカ?」

 

 

 学校の授業も流れるように終わり、バンとアミと一緒に郷田に会いに行く予定なんだが……途中でクラスメイトの三影ミカに呼び止められる。バンって結構モテるよな

 

 

「なぁにカズ、バンに嫉妬かしら?そんなに寂しいなら……私が貴方と付き合ってもいいけど?」

 

「なんでお前が提案する側なんだ、こういうのは普通男が提案する方だし、俺のタイプは年上のお姉さんなんでな」

 

「それって郷田のこと?」

 

「………………」「うっそぉ……」

 

 

 郷田さんはこう、なんていうか他の女とは違う感じがするんだよ。常にねっとりした視線を向けてくる下衆な奴らとは根本から違うっつーか……

 

 

「結局おっぱいなの?デカけりゃなんでもいいの?あ~あ私もあと二年経てば同じくらい成長するのになぁ~~~」

 

「たとえそうだとしても、その性格じゃ男と付き合うのは夢のまた夢だな」

 

「よし、二人とも!ミカが郷田のとこまで案内してくれるらしい、早くアキレスを貰いに行こうぜ!」

 

 

 道案内役もゲットして郷田さんの待つスラムまで進むが……全く薄暗くて嫌な場所だな

 

 

「こういう場所は隠れてヤルのにうってつけよね!あぁ妄想が広がるわ!」

 

「なぁミカ、ミカは郷田とどういう関係なんだ?郷田からはミカの話を聞いたことがないからさ」

 

「――別に、ただのファン。案内してるのも、あなた達が会いに行きたそうだったからついでに案内してるだけ」

 

 

 にしてもこのミカって女、若干アヤシイ匂いがするぜ。郷田さんのファン?四天王以外に見かけたことはないんだが……

 

 

(気にしてもしょうがねぇか。それより郷田さんはバンにアキレスをやるみたいだが、羨ましいな……俺も何か郷田さんから気にかけてもらいてぇぜ。それにはもっと強くなんねぇとな!)

 

 

 太陽の光が届きにくいスラムの中はほこりっぽいが、たまにはそんな場所も悪くない。そう、たとえ不良に絡まれることになったとしてもな。

 

 

「来たね山野バン……リーダーから話は聞いてるよ」

 

「大人しく帰るでごわす。といいたいところでごわすが、今日は特別に進ませてやるでごわすよ」

 

「ケッケケケケケ!ただしオレたちに勝つことが出来たらなぁ!?」

 

 

 郷田さんを慕っている四天王……ただし3人だけしかいないが、学校でも中々強いと評判の不良たちだ。

 

 

「……ほらミカ、お前の大好きな男だぞ」

 

「バカ言わないでよカズ、ちょっとアレはストライクゾーン外なの。まだアンタの方が100倍マシ」

 

「なるほど、これはアキレスを手に入れるための試練だな!受けて立つぞ郷田三人衆!」

 

 

 俺のウォーリア―とアミのクノイチ、それにバンのAX-00だってカバーパットとはいえかなりの高性能とバンの実力が合わさって、俺たち三人なら余裕で勝てるぜ!

 

 

「――じゃ、頑張って三人とも」

 

「ってちょちょちょっと待てぃ!な、なんでミカまで連れて来てんのさアンタら!?」

 

「何でって……ただの案内役だけど?」

 

「そいつ郷田さんのストーカーでごわす……」

 

「オレたちで郷田さんに変な虫が寄り付かねえようにしてんのによォ、その女は影の薄さを利用して郷田さんをコソコソつけ回ってんだよ!」

 

「ほ、本当なのリコ?同じ女として気持ちは分からないでもないけど……」

 

 

 俺のアヤシイと思った勘は間違ってなかったみたいだな。まぁこのご時世男を捕まえられないなら()()()に行くのも多いと聞くが……

 

 

「――郷田さんは女が惚れる漢女(おとめ)、性別なんて関係ない」

 

「そうだとしてもストーカーをやめろって言ってんだよ!盗撮写真を待ち受けにしてるとか頭沸いてんじゃない!?」

 

「とりあえずその話は後だリコ!まずは俺たちと勝負だ!」

 

 

 まずは全員蹴散らしてやるぜ!

 

 

 




ちくしょーっ!ハーメルンでのあべこべ物は『男女比1:5〜20くらいで男主人公がセクハラされまくる話』的なのが一番人気なのはわかってたが、俺が好きなそれとは真逆の『あべこべ世界で女にTS転生して中身が男だからか貴重な男子にモテまくる』的なのは人気ないのかぁー!?まぁそこをまだ描写できてないし俺の文章力の無さもあるだろうけど……こうなったら『両親を失う前から仲良くしてた女の子に対してめちゃくちゃヤンデレになった海道ジン』を書いてやるぜこの野郎ーっ!

書きたい所に行くまでは3000字くらいでパパパッとやって、終わり!スマホで小説読むときは個人的にあんま長くない方が読みやすい気もするしね
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