仲間と共に、この理不尽な世界で頑張ります   作:ギラサメ

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遅くなりました。仕事や体調不良、私生活で色々ありまして。

対談の予定でしたが、次回にしてまずライトが狂三の仲間に会います。


第11話 ライト、狂三邸へ

NO SIDE

 

「「「……」」」

 

 ライト、ネムム、ゴールドは飛行して飛んでいる。その彼らの視線の先には……

 

「グオオオオオオッ!」

 

 狂三、妖精弓手、ベータ、ウェンディ、ジャックを乗せた青眼の白龍が飛んでいる。

 因みにディアブロは翼を生やして青眼の白龍の隣を飛行している。

 

「……」

 

 そんな中、ライトはディアブロを凝視していた。

 

『……ディアブロ。僕の復讐相手の一人。同じ名前なのは偶然?それとも人種に……「私を見て何をお考えですか?」っ!?』

 

 ライトがディアブロの事を考えていると、彼の目の前にディアブロが現れる。

 

「貴様!急にライト様の前に現れるな!びっくりするだろ!」

 

 急に目の前に現れたディアブロにネムムが怒り出す。

 

「これは失礼しましたネムムさん」

 

 ネムムに謝罪するディアブロ。謝罪後、彼はライトに視線を移す。

 

「何をお考えか存じませんが、私は貴方が思っているような者ではありません」

 

「っ!?」

 

「まぁ、疑うのは貴方の自由ですけど」

 

 ディアブロがライトに耳元でそう言うと、狂三達が乗るブルーアイズの隣に戻る。

 

「……」

 

 呆然と立ち尽くすライトであった。

 

 その後も移動を再開し、狂三達の家に辿り着いた。狂三達はブルーアイズから降りる。

 

「ありがとうございますブルーアイズ。ごゆっくりお休みください」

 

 狂三がそう言うと、ブルーアイズが消える。

 

「さて皆さん、早速私達の屋敷に……あら?」

 

 すると狂三とライト達の目の前に剣と盾を持った蛇のような騎士が三体現れた。

 

「何だ貴様達は!ライト様このような輩は「ご安心ください皆さん」」

 

 ナイフを構えるネムム、それと同時に武器を構えるライトとゴールド。その三人を狂三が止める。

 

「この方達は屋敷の外の見回りをしている者達です。名は『アポピスの化神』」

 

 この騎士達は狂三の屋敷の外の見回りをしているアポピスの化神だった。

 

「ご心配なくこの方達は私のお客様です。どうか武器をお納めください」

 

 狂三が命令すると三体のアポピスの化神は剣と盾を下ろし、屋敷の見回りに戻った。

 

「驚かせて申し訳ございません」

 

「いやいや気にしておらん。ところでお嬢さんあれは?」

 

 狂三が三人に謝罪をする。ゴールドは気にしてないと言うと、彼の指差す方に赤い蠍のようなモンスターがいた。

 

「あぁ、あれも屋敷の外の見回りをしている者です。聖獣セルケトです」

 

 そこにいたのは聖獣セルケトだった。

 

「さて、貴方達をいつまでもここにいさせる訳にはいきません。早速中に「狂三さん!」おっ!?」

 

 狂三がライト達を屋敷に入れようとしたら、トールが扉から勢いよく飛び出して彼女に抱きつき倒してしまった。

 

「トール」

 

「狂三さん!私暫く貴女がいなくて寂しかったんですから!」

 

 トールが自分の頬を狂三の頬にスリスリする。

 

「「……」」

 

 あまりの出来事に呆然となるライトとネムム。

 

「わはははははは!実に愉快な人だ!」

 

 その二人とは逆に豪快に笑うゴールド。

 

「トールさ「何をやっているのですか?トール?」およ?」

 

 誰かがトールの襟を掴み、持ち上げる。

 

「リーネット」

 

 狂三がトールを持ち上げた人を見るとリーネットだった。

 

『このダークエルフ種、奈落でガルーの時にいた』

 

 ライトはリーネットを見て奈落でガルーの復讐の時にいた事を思い出す。

 

「申し訳ありません。仲間が大変お見苦しいところを」

 

「わはははははは!全然気にしてなどいない!」

 

 リーネットが謝罪するが、ゴールドは全く気にしていない。

 

「ライトさんですよね。奈落では挨拶せず申し訳ありません。リーネットと申します。狂三さんの下でメイドをしております。以後お見知りおきを」

 

『ダークエルフ種が人種のメイドだなんて……不思議だ』

 

 リーネットの自己紹介を聞いてライトはダークエルフ種である彼女が人種である狂三のメイドをしているのを不思議に思った。

 

「ネムムだ」

 

「吾輩はゴールドだ!こちらこそよろしく頼む!」

 

 ネムムとゴールドも自己紹介する。

 

「よろしくお願いします。ほらトール貴女も」

 

「はい!初めまして!私、狂三さんのメイドでドラゴンのトールです!」

 

「……メイドで」

 

「ドラゴン?」

 

 トールが自己紹介すると、ネムムとゴールドが首を傾げる。

 

 パァアアア

 

 すると、トールが輝き出す。

 

「な、何だ!?」

 

 眩しさのあまりネムムは目を閉じる。ライトとゴールドも目を閉じる。やがて光が納まり、目を開ける。

 

「「「は?」」」

 

 三人が思わず目を見開く。

 

「グルルル」

 

 目の前には巨大なドラゴンが。

 

「このドラゴンは?」

 

「トールです」

 

 パァアアア

 

 狂三がそう言うと、ドラゴンが輝き出すとトールになる。

 

「こういう事です」

 

『人種でドラゴン?いや、竜人種?えぇと?』

 

 トールがそう言うと、ライトの頭の中が混乱し出す。

 

「なんや?騒がしいと思うたら帰っとったんか嬢ちゃんに皆!」

 

「リカード!」

 

 リカードを見るや否や彼の元に行く狂三。

 

『あの獣人種……あいつも確か奈落にいた』

 

 ライトはリカードを見て、奈落にいたのを思い出す。

 

「お!何やお客さんが来とったんか!」

 

 狂三と話していたリカードがライト達に気づく。

 

「はい。ライトさんとその仲間のネムムさんとゴールドさんです」

 

「ライトやと!?会えたんやな!わいはリカードや!よろしゅうな!」

 

「うむ、よろしくなリカード殿!ゴールドだ」

 

 リカードが自己紹介すると、ゴールドも自己紹介し握手を交わす。

 

「では、三人を屋敷に」

 

「おぉ、すまんな。まぁ、ゆっくりしていってや」

 

 リカードはその場を離れて、大剣を素振りする。

 

「では、どうぞ中へ」

 

 狂三はライト達を屋敷の中に入れる。

 

「良い屋敷だ!狂三嬢は実は良家の生まれなのか?」

 

「いえ、私はそのような者ではございません。この屋敷も仲間と冒険者の仕事で稼いだお金で手に入れた物です」

 

 狂三がゴールドの質問に答える。

 

「あら狂三じゃない。帰ってきたの」

 

「堕姫、妓夫太郎、猗窩座」

 

 屋敷の中を案内してると堕姫、妓夫太郎、猗窩座に会う。

 

『あの二人……彼らも奈落にいた。彼は初めて見るな』

 

 ライトは堕姫、妓夫太郎を見て奈落にいたのを思い出す。猗窩座は至っては初めて会う。

 

「あら?そこにいるのってもしかしてライト?」

 

「はい。それと仲間のゴールドさんとネムムさんです」

 

「ふーん」

 

「おい失礼だぞ」

 

 堕姫の態度を注意する妓夫太郎。

 

「……」

 

 そんな中、ゴールドが妓夫太郎をじっと見ていた。

 

「何だ?ジロジロ見て」

 

「あ、いやすまん。失礼で聞くが、お主その体ちゃんと食べているのか?」

 

 ゴールドが気になっていたのは妓夫太郎の痩せ過ぎた体だった。

 

「っ!?アンタ!」

 

「いい。仕方ない事だ誰が見ても気になる」

 

 堕姫が身を乗り出そうとするが、妓夫太郎が止める。

 

「ちゃんと食べてる。けど俺、太れねぇんだ」

 

「何!?食べても太らないだと!?なんて羨ましい!」

 

「っ!?アンタ!」

 

 妓夫太郎が太らないのを聞いたネムムが羨ましいと発言した。しかし、それが気に食わなかったのか堕姫がネムムに手を出そうとする。

 

「やめろ堕姫」

 

 猗窩座が堕姫を止めた。

 

「仲間が済まない事をした」

 

 猗窩座がライト達に謝罪する。

 

「お前も謝れ」

 

「……ごめん」

 

 妓夫太郎に促され、堕姫も謝罪する。

 

「いや、こっちも仲間が……ネムム」

 

「済まなかった」

 

 ライトに促され、ネムムも謝罪する。

 

「足止めして済まん。もう行け」

 

「はい」

 

 猗窩座に言われ、狂三、ライト達一行は再び進む。

 

 

 

 

「ん。帰って来たか」

 

「オルフェーブル」

 

 進んでいると、今度はオルフェーブルと会う。

 

「ん。そこにいるのはもしや」

 

「はい。ライト君とその仲間のネムムさんとゴールドさん」

 

「ほう。彼がそうか」

 

 オルフェーブルが彼がライトと知ると、彼の方に目を向ける。

 

「我が名はオルフェーブル。覇道を征く王である」

 

「「「……」」」

 

 オルフェーブルの自己紹介に黙るライト、ネムム、ゴールドが黙る。

 

『人種?いや、尻尾があるし、耳も。それに王、彼女は一体?』

 

 ライトはオルフェーブルが何者か考え出す。

 

「用があるのだろう。止めて済まない」

 

「いえいえ」

 

 オルフェーブルに促され、また進み出す。

 

 

 

「彼女、確か王と名乗っていたが、どこかの国の王なのか?」

 

「そうだ、お前はアイツに仕えているのか?」

 

 ゴールド、ネムムが狂三にオルフェーブルの事を問いかける。王という言葉に疑問を感じていた。

 

「いえ、そういうのではありません。まぁ、彼女はある意味では王ですけど」

 

「ある意味では?」

 

『ある意味では?一体どういう事なんだ?』

 

 狂三の答えにネムムとライトが首を傾げる。

 

「おっ!クルミじゃないか!帰ってきていたのか!」

 

「ガルム、ミルド、ドルド」

 

 ガルム、ミルド、ドルドのドワーフ三兄弟と会う。

 

「えぇ、ただいま戻りました。お客さんも連れて」

 

「客?」

 

 ガルムがライト、ネムム、ゴールドを見る。

 

「もしや、この少年は?」

 

「はい、ライト君です。それと彼の仲間のネムムさんとゴールドさんです」

 

「そうか!お前さんが!」

 

 狂三が彼がライトだと言うと、ガルムはライトに近づく。

 

「わしはガルムだ!こっちがミルド、ドルドだ」

 

「よろしくな!」

 

「うー」

 

「「「うー?」」」

 

 ドワーフ三兄弟が三人に自己紹介するが、ドルドの言葉に首を傾げる。

 

「すみません。彼訳あって上手く喋れないんです」

 

 狂三が説明する。

 

『ドワーフ種まで……あれ確か』

 

 ライトはある事に気づく。

 

「確か、奈落の時に彼らとは違うドワーフ種がいなかった?」

 

「あら、そういえばカイジンの姿が見当たりませんね。彼はどうしたのですか?」

 

 ライトに言われ、狂三はカイジンがいない事に気づき、ガルムに聞く。

 

「……あぁ、今は会わない方がいい」

 

「何故ですか?」

 

「ちょっと耳を」

 

 ガルムに言われ、狂三はしゃがんで耳を近づける。

 

「……そうですか。そういう事なら仕方ありません。行きましょう」

 

 狂三はそう言うとライト達と歩き、ドワーフ三兄弟の元を離れる。

 

 

 

「ところであのガルムってドワーフは君に何を言ったんだ?」

 

 移動中、ライトが狂三にさっきガルムが何を彼女に言ったのか問う。

 

「……カイジンの事でちょっとした一悶着があったようで荒れているようなんです」

 

「一悶着?何かあったのか?」

 

「まぁ、それに関しては後で」

 

 ライトは問いただすが、狂三は答えなかった。

 

 

「おぉ!クルミではないか!おかえりなのだ!」

 

「ミリム、ただいま戻りました」

 

 移動していたら、今度はミリムと遭遇する。

 

『この女、確か奈落にいた』

 

 ライトは奈落でミリムを見たのを思い出す。

 

「おぉ!そこにいるのは!」

 

「はい。ライト君と仲間のネムムさんとゴールドさんです」

 

 ミリムが三人に気付き、狂三が彼らのことを言う。

 

「おぉ!ライトか!久しぶりなのだ!」

 

「う、うんそうだね『何だろう。この元気ぶりなんかナズナを見ているようだ』」

 

「なぁ、ゴールド。私も思ったんだが」

 

「うむ、吾輩も思った」

 

 

「「ナズナみたいだな(な)」」

 

 ライト、ネムム、ゴールドはミリムを見て仲間のヴァンパイア騎士を思い浮かんだ。

 

奈落

 

「ぶぇっくしょ!何だアタイ噂されてるのか?」

 

 奈落でくしゃみをするナズナであった。

 

 

 

「ミリム、ご挨拶」

 

「おおお!そうだった!はじめまして、ワタシはただ一人の『竜魔人』にして『破壊の暴君』の二つ名を持つミリム・ナーヴァだぞ」

 

「「「……」」」

 

『竜魔人?何だ一体?竜人種と関係あるのか?』

 

 ライトはミリムの竜魔人に疑問を持った。

 

「ワハハハハハ!愉快で面白いな!リムルとやら!吾輩はゴールドだ!」

 

「ネムムだ。よろしく頼む」

 

「うむ。よろしくなのだ!」

 

 ゴールド、ネムムもミリムに自己紹介する。

 

「では、私はこれで」

 

「うむ!またなのだ!」

 

 狂三達はミリムと別れる。そしてある部屋に辿り着く。

 

「多少の寄り道がありましたが、話はこちらの応接室でしましょう。妖精弓手、ベータ、ウェンディ、ジャック、貴女達は別室でお休みください」

 

「えぇ。おかあさんと一緒がいい」

 

「だめだよジャックちゃん。狂三さん、今からライトさんと大事なお話があるんだよ」

 

「じゃあ何でディアブロはいいの?」

 

「私はクルミ様の執事です。彼女の側にいるのは当然です」

 

「……分かった」

 

 ジャックはウェンディ、ディアブロに納得する。妖精弓手、ベータ、ウェンディ、ジャックは別室へ。狂三、ディアブロ、ライト、ゴールド、ネムムは応接室へ。

 

「さぁ、始めましょう。私達の対談を」

 




如何でしたか?

次回こそ対談です。あと、また仲間を増やそうと思います。アニメだけじゃなく、映画や特撮からも考えています。
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