思ったより早く出来ました。
NO SIDE
「全員準備はいいな?作戦通りこの森から入り、サーシャ殿の案内により一気に『巨塔』を目指す」
『白の騎士団』の団長ハーディがサーシャを含めた『白の騎士団』の面々に作戦の説明をする。
「サーシャちゃん本当に大丈夫っすか?いざとなった時「やっぱり駄目でしたー」で尻拭いは勘弁っすよ」
心配するメンバーの一人シャープハット。
「はい任せてください。必ず最短の安全なルートで案内してみせます!皆様が消耗せずに『巨塔』に到達してほしいんです。国のためにあたしにできる事をしたいんです」
そう気合いを入れた事を言うサーシャ。
「彼女は自分の身は自分で守れます。いざとなればワタシが護りますしそれに宰相殿とサーシャ殿の義実家である伯爵家から幻想級の武具を貸し与えらています」
そんなサーシャを擁護するミカエル。
「はい自身とミカエル様そして国を守るためにとなので絶対迷惑はかけません!皆様のお役に立ってみせます!」
「……ならいいっすけど」
「愛国心溢れる婚約者を持つ副団長が羨ましいです」
「宰相の後押しでサーシャちゃんの同行が決まって家宝のアイテムまで……宰相派の副団長が色々動いてそうだねニア」
「大人の世界って怖いねーキア」
気合いの入った事を言うサーシャにシャープハット、マスト、キア、ニアは感嘆する。
「権力闘争を現場に持ち込まないでほしいっす……ん?」
「……」
溜め息を吐くシャープハット。そんな中リーファは森の方を見つめていた。
「どうしたのリーファちゃん?」
「うぇ!?あっ、いやちょっと緊張しちゃって」
「仕方ないよ。リーファちゃんは入って間もないからね。大丈夫だよいざとなったら自分ッチ達が守るから」
「そうだよ!安心してリーファちゃん!」
「そうそう!」
「あ、ありがとうございます」
シャープハット、キア、ニアに礼を言うリーファ。
「それではサーシャ殿、塔までの案内をお願いする」
「はい」
ハーディの命令に従うサーシャ。
「行きましょうかサーシャ殿。二人の輝かしい未来のためにこの任務成功させましょう」
「はい!」
ミカエルに言われ、さらに気合い入れるサーシャ。こうして『白の騎士団』は森へと入って行った。
その頃、巨塔内では……
「『白の騎士団』がこちらへ向かってきますか」
「はっ!その中にはターゲットであるサーシャもいます」
「そうか」
サンダールが狂三とライトに『白の騎士団』が向かっている事を報告した。
「それとサーシャが幻想級の武具を所持しておられると」
「幻想級の?」
「それはどういうのか分かる?」
「いえ、それに関しては不明です」
ライトはサンダールに質問するが、幻想級の武具の正体は不明であると答える。
「まぁ、いいですわ。サンダールもう監視は結構です。私と一緒にいて下さい」
「御意!」
「では、ライト君。私は自分の部屋に戻ります。また後で」
そう言って狂三はサンダールと一緒に部屋に戻る。
その頃、巨塔付近では……
「これが巨塔っすか」
「ニア大きいねー」
「キアびっくりだねー」
「一体どうやってこんな物が……」
巨塔に驚くシャープハット、キア、ニア、マスト。
「あ、見て見て」
キアが何かに気づく。
巨塔から『尻尾が蛇で巨大な四足獣』が二匹出てきた。
「ニア出てきたよ!」
「キア出てきたね!」
出てきてそう言うキアとニア。『尻尾が蛇で巨大な四足獣』は森の中へ入っていく。
「あれが『尻尾が蛇で巨大な四足獣』か」
「確かにレベル1000前後ってとこっすね」
初めて『尻尾が蛇で巨大な四足獣』を見るハーディ。シャープハットはレベルを予測する。
すると巨塔からさらに三匹出てくる。
「さらに三匹……団長全部は無理っすけど、今なら自分ッチの狙撃で先制できるっすよ?」
「……いや本命はドラゴンだ。ドラゴンの力量が分からん以上無駄な戦闘は避けておくべきだ。それにそろそろ冒険者共の陽動作戦の時間だ」
シャープハットがハーディに進言するが、彼は拒否した。
ドォン!
上空に狼煙が爆ぜる。
「始まったっすね」
狼煙に気づくシャープハット。その狼煙に『尻尾が蛇で巨大な四足獣』は一斉に森の中へ。
「六匹誘い出せたな。報告通りならあれで全部だな」
「はい。あたしが数日張り込んで確認した限りでは……『尻尾が蛇で巨大な四足獣』は六匹で全部です」
ハーディの質問に答えるサーシャ。
「ではこれより『謎の巨塔』に突入し、レッドドラゴンと正体不明のドラゴンを狩る!巨塔内部にドラゴン以外のモンスターがいる可能性が高い。油断するなよ!」
『白の騎士団』面々に命令するハーディ。
「行くぞ!『サイレント』!』
ハーディが魔法をかけ、メンバー全員を包む。そのまま巨塔の入り口付近に向かう。
入り口に着くと、何もない事を確認したハーディがシャープハットに指で指示する。シャープハットを先頭に巨塔内部に入る。
「!」
「!」
「!」
「な」
しかし、入った瞬間、床に魔法陣が出現し、皆が消えてしまった。
「「さぁ」」
「「楽しい」」
「「楽しい」」
「復讐劇の」
「宴の」
「「始まりだよ(です)」」
笑みを浮かべるライトと狂三であった。
ここから壮絶な戦いが始まる。
オマケ
ライトが巨塔に来た日
「そういえばクルミ」
「はい?」
「エリーが召喚したドラゴンと一緒に君もドラゴンを召喚したでしょう。あれは何なの?」
「あれですか?あれはあまりの強さの故、皆から凶悪なモンスターとして恐れられた。その名も……」
巨塔外
「な、何あのドラゴン!?」
出てきたドラゴンに驚くサーシャ。
「混沌帝龍-終焉の使者-(カオス・エンペラー・ドラゴン-しゅうえんのししゃー)」
次回
メラ&アイスヒート、堕姫・妓夫太郎vsキア&ニア