仲間と共に、この理不尽な世界で頑張ります   作:ギラサメ

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コミック見ながら、どういう戦闘シーンにするか悩みました。


第17話 スズ、サイクロプス、クリスVSシャープハット

巨塔2階

 

「自分ッチが転移トラップを見抜けないとかあり得ないっすよ。あー後で団長にどやされるっすよ。マジヤベー……」

 

 巨塔2階ではシャープハットがトラップを見抜けなかった事に頭を抱えていた。

 

「ふむ材質は一緒だけど、入ってきた一階とは柱とか若干構造が違うっすね。一階ではなく別の階に飛ばされたってところっすね」

 

 柱をコンコン叩きながら部屋を分析し、理解するシャープハット。

 

「ここって何階っすかね?出てきて教えてくださいっすよ」

 

 シャープハットの質問すると、柱からスズ、クリスが出てくる。

 

「……か、可憐だ……」

 

 二人を見た途端、うっとりし出すシャープハット。

 

「美しいお嬢さん達、是非お名前とこんな『巨塔』にいる理由を教えて頂けませんっすか?もし迷子ならこのシャープハットに外までエスコートさせてくださいっす」

 

「「……」」

 

「お嬢さん達?」

 

 手を差し出すシャープハット。しかし、スズ、クリスは何も言わず、不機嫌な表情となる。

 

「悪イナ色くず男、相方ハ無口ナンデナ」

 

「喋る武器……インテリジェンスウェポンっすか」

 

 スズが持っている銃が喋り、驚くシャープハット。

 

「相方ハすず、おいらハろっく」

 

「テメェに名乗る名なんざ『あの娘ハクリス。すずの友達ダ。口ハ悪イガ良イ子ダ。短イ間ダカラ憶エナクテモイイケドナ』テメェ!余計な事言うな!」

 

 ろっくがスズの自己紹介をする。クリスは否定したが、ろっくが自己紹介して怒る。

 

「……それはどういう意味っすか?」

 

「そんなのお前がすぐに死ぬからだ」

 

「っ!?」

 

 シャープハットが質問すると、彼の後頭部に銃が突きつけられる。シャープハットは咄嗟に一歩下がる。

 

「誰っすかお前は!」

 

「我が名はサイクロプス。お前に神罰を与えし者だ」

 

『気配を全く感じないかったっす。どこから現れたっすか?それに何なんすかコイツは?』

 

 シャープハットに銃を突きつけたのはサイクロプスだった。

 

「……なるほど、とにかく全部そっちの手のひらの上って事っすか……宮廷内部で互いに足を引っ張り合っているからこんな罠に引っかかるっすよ……自分ッチ達が戦う理由は分かったっす……」

 

 頭をかきながら状況を理解するシャープハット。

 

「でも、自分ッチマジ スズちゃんとクリスちゃんに激惚れしちゃったっす!戦うとかちょっと脇に置いて自分ッチと愛を交わし合わないっすか!」

 

「「!?」」

 

 クネクネしながら言うシャープハットにドン引きするスズとクリス。スズはろっくにボソボソする。

 

「相方曰ク全く好ミデハナイシ、生理的ニ無理ライシイゾ」

 

「生憎、そういうのは私今興味ねぇよ。というか私、アンタみたいのはノーサンキューだ」

 

 スズとクリスは否定する。

 

「なら好みになるよう頑張るっすよ!だからスズちゃんとクリスちゃんの好みを教えてくださいっす!」

 

「……」

 

「だから、そういうのは今興味ねぇって言ったろ」

 

 スズはボソボソとろっくに伝える。クリスは興味ないと言う。

 

「相方ノ好ミハ……黒髪デ可愛ラシク格好イイ顔立チデ皆ニ優シク凛々シイ殿方ッテ……コレドウ考エテモらいと様ダロイクラ相方デモ無理ジャ……」

 

「!?」

 

「アイタ!ヤ、止めろ相方!おいらハコウ見エテ精密ナンダゾ!銃身ガ歪ムカラ止メテクレ!」

 

 ろっくに言われた事がショックだったのかスズは柱にろっくを何度も叩きつける。

 

「はぁ〜」

 

「いいぞ。もっとやれ」

 

「クリス!?」

 

 呆れるサイクロプス。クリスはろっくに言われた事が原因かスズにもっとやれと促す。

 

「自分ッチの告白を受け入れて降参してくれるのが一番ありがたかったっすけど……」

 

 そう言って右手を構えるシャープハット。

 

「しゃーないっすね。力尽くで自分ッチの物にさせてもらうっすよ!」

 

 するとシャープハットの右手にボーガンのような物が出現する。

 

『不可視の矢』!!

 

 弾丸が発射され、スズ、クリス、サイクロプスに迫る。

 

 ガッ!

 

「おっと!」

 

「フン!」

 

 しかし、スズは弾丸を蹴り飛ばし、クリスは柱に隠れ、サイクロプスは横に跳ぶ。

 スズはろっくを構え、弾丸を放つ。シャープハットも『不可視の矢』を放つ。

 

 パァン!

 

 放たれた二つの弾丸がぶつかり爆ぜる。

 

「食らいな」

 

「!?」

 

 シャープハットの後方にいたサイクロプスがライフルから弾を発射する。

 

「チッ!」

 

 シャープハットはなんとか躱す。

 

『『秘宝級』の武具『不可視のクロスボウ』から発射される『不可視の矢』を蹴り飛ばすとは驚きっす』

 

 シャープハットはスズが『不可視の矢』を蹴り飛ばした事に驚いていた。

 

「ますます気に入ったっす」

 

 笑みを浮かべるシャープハット。

 

『一瞬デ切リ返シタ相方ノ弾丸ヲ撃チ落トストハヤルジャナイカ』

 

 ろっくはシャープハットを褒める。

 

「いい感じに楽しめそうっすね!」

 

「おい!私がいるのを忘れるな!」

 

 クリスが柱から出てくる。

 

「フン!武器もない君に何ができるっす?」

 

「そんなのこれを見てから言え!」

 

 そう言ってクリスは息を吸う。

 

「Kilter Ichaival tron」

 

クリスが聖詠すると、服装がボディースーツとなり、赤い銃火器が装備された。

 

「な、何っすか!?これは!?」

 

 これにはシャープハットは驚きを隠せなかった。

 

BGM:Bye-Bye Lullaby

 

「食らっとけ!」

 

 BILLION MAIDENS

 

「うおっ!?」

 

 クリスはガトリング砲をシャープハットに一斉掃射する。シャープハットは慌てて逃げる。しかもその砲撃は、スズとサイクロプスにも当たりそうになるが、幸い当たらなかった。

 

「オイ!ヤメロ!おいら達ニモ当タッタラドウスル!」

 

「チッ!無茶苦茶な小娘だ!」

 

 文句言うろっくと舌打ちするサイクロプス。そのサイクロプスは後退し、走り去る。

 

「待て!逃げるのは卑怯っす!」

 

 サイクロプスを追おうとするシャープハット。

 

「行かせねぇよ!」

 

「サイクロプスノ旦那ノ邪魔ハサセナイゼ」

 

「うおっ!」

 

 クリスとスズがシャープハットの足元を撃ち、動きを止める。

 

「チッ!見失ったっす!仕方ない後で始末するっす!」

 

 サイクロプスを逃したシャープハットだが、後にし、スズとクリスを相手にし、『不可視の矢』を放つ。二人は当たらないよう素早く部屋内を移動し、柱に隠れる。

 

「準備運動は十分っすね!そろそろ本番といくっすねよ!子ウサギちゃん達!」

 

「「……」」

 

 シャープハットを柱に隠れながら様子を見る二人。

 

「どう詰めちゃおうっかなぁ♪」

 

「「……」」

 

 柱から飛び出るスズとクリス。

 

「決めた。ほ、っほ、っっほ」

 

 シャープハットが矢を放つ。しかし、放たれた矢は遅く方向がおかしなものだった。

 

「ヤケニ速度ノ遅イ矢ヲ変ナ方向ニ撃ッタナ」

 

「何だ?ミスったのか?」

 

 放たれた矢に戸惑うろっくとクリス。

 

「よ!」

 

「今度ハ速イ矢カ」

 

「この程度、アタシ達ならチョロいぜ!」

 

 今度は速い矢が放たれたが、二人は余裕で避ける。

 

「相方!クリス!」

 

「なっ!?」

 

 しかし、二人に矢が迫る。スズは辛うじて避けるが、クリスはアーマーに矢が掠る。

 

「惜しい」

 

『イツノ間ニ撃ッタ?イヤ最初に撃ッタ遅イ矢カ。ナルホド』

 

「チッ!出鱈目に撃ったように見せてこっちを先読みしてたって事かよ」

 

 ろっくとクリスは速い矢の前に撃った矢だと察する。

 

「ほい!ほい!ほい!ほい!」

 

 矢を更に放つシャープハット。放たれた矢が二人に迫る。

 

 

 しかし……

 

 

 パァン!

 

「なっ!?」

 

 どこからか放たれた弾丸によって矢が全て撃ち落とされた。

 

「今のは!」

 

「っ!」

 

「サイクロプスノ旦那ダ!」

 

 クリス、スズ、ろっくは先程放たれた弾丸がサイクロプスのものだと察する。

 

「チッ!逃げたと見せて狙撃場所を探してたんっすか!だったら!」

 

 シャープハットが弾丸が放たれた方向に『不可視のクロスボウ』を向ける。

 

「撃ったとこに奴はいるってとこっす!」

 

 『不可視のクロスボウ』から『不可視の矢』を放とうとするシャープハット。

 

 

 その瞬間……

 

「ぐあっ!」

 

 シャープハットの足に弾丸が貫いた。しかも、さっき撃ったとことは別の方向から。

 

「どういう事っすか!さっきはあそこから撃ってきたのに!」

 

 シャープハットが戸惑いを見せる。ふと、クリスとスズを見る。

 

「言っておくけど、アタシらは一発も撃ってねぇし、移動すらしてねぇぞ」

 

 クリスが自分達は何もしていないと証言する。

 

「ほらぐずぐずしてるとまた来るぞ」

 

「っ!?」

 

 クリスが言うと、シャープハットに弾丸が何方向かに向かってくる。

 

「クソっ!何がどうなってるっすか!」

 

 焦りながらも弾丸を躱すシャープハット。

 

『瞬間移動でもしてるんっすか?それか透明になる武具か何かを使用してるんっすか?』

 

 サイクロプスがどうやってあのような射撃をしているのか躱しながら考えるシャープハット。

 

 バン!バン!

 

「いっ!?」

 

 シャープハットの足元に弾丸が放たれる。

 

「アタシらがいるのを忘れるな!」

 

 クリスの手にはハンドガンが握られ、スズはろっくを構えていた。

 

「こうなったら!」

 

 シャープハットが『不可視の矢』をあらゆるとこに何発か撃ち出す。

 

「マズイ相方!クリス!逃ゲ道が」

 

 部屋のあらゆる方向に『不可視の矢』が飛び交い、逃げ道が防がれてしまった。

 

「そこに逃げたら詰みっすよ!」

 

 そう言って『不可視の矢』を放つ。

 

「「……ッ!」」

 

 ガァアア!

 

 吹っ飛ぶスズとクリス。

 

「更に全弾プレゼントっす」

 

 多数の矢がクリスとスズに迫る。

 

 ドドドドドドド!

 

 煙が上がる。

 

「ちょっと強く攻撃し過ぎたっすかね」

 

BGM:TRUST HEART

 

「っ!?」

 

 突然、部屋に歌声が響き渡り、驚くシャープハット。

 

 ヒュン!

 

 煙の中からクリスが跳んで出てきた。

 

「何!?」

 

「このクソ色男!吹っ飛びやがれ!」

 

 MEGA DETH PARTY

 

腰部から無数のロケット弾が発射され、シャープハットに迫る。

 

「マジっすか!」

 

 慌てて逃げて直撃を回避しようとするシャープハット。

 

「うわぁああああああ!」

 

 しかし、その内の一発が近くに着弾し、その衝撃で床を何度もバウンドする。

 

「クソ!クソ!『不可視のクロスボウ』の負担を気にしてる場合じゃないっす!」

 

『魔力充填 最大連射』

 

 シャープハットが一か八かと魔力充填しようとした。

 

 

 その時

 

 

 バン!バン!バン!バン!

 

 シャープハットの両足と両腕に弾丸が放たれた。

 

「ガッ!」

 

 しかも撃たれてしまい、魔力充填が中断する。

 

「まさか生きていたっすか!?あの矢が飛び交った部屋でっすか!」

 

 サイクロプスが生きていた事に驚きを隠せないシャープハット。

 

「もうお前は終わりだ!スズ!サイクロプス!」

 

 そこに大きなミサイル二発を構えるクリスとろっくを構えるスズが現れる。

 

「ヒィっ!」

 

 逃げようとするシャープハット。しかし、サイクロプスによって両足を撃たれたためか上手く走れない。

 

 MEGA DETH FUGA

 

 クリスのアーマーから二発の巨大ミサイル、スズのろっくから多数の弾丸、どこからか放たれたサイクロプスの弾丸。

 

「そんな『白の騎士団』の自分っちが!何故っすか!!」

 

 ドカーン!!!

 

 二発の巨大ミサイル、多数の弾丸、サイクロプスの弾丸がシャープハットに直撃し、爆風が上がる。

 

 

「あ、あー……」

 

 煙が晴れると、そこに無数の弾丸とミサイルを受けて黒焦げで傷だらけになったシャープハットの姿が現れる。やがて彼は膝を着き、倒れる。

 

「あ、あ」

 

 尚もうめき声を上げるシャープハット。それを近くで見るクリスとスズ。

 

「運が良かったな。この部屋じゃなかったらテメェはとっくに地獄に行っていたぞ」

 

「全くだな」

 

 クリスがそう言うとサイクロプスが現れる。

 

「うおっ!?テメェ急に出てくるな!」

 

「オオ!サイクロプスノ旦那!」

 

 驚くクリス。喜ぶろっく。

 

「さて次は”アイツ„の番だ」

 

「あぁ」

 

 サイクロプスとクリスがそう言うと誰かがこの部屋に入ってきたのだった。

 




如何でしたか?結果的にこのような展開になってしまいました。

また、最近YouTubeで配信している超電子バイオマンの敵組織である新帝国ギアの『ビッグスリー』『ジューノイド五獣士』、ドクターマンを見て、もし仲間にしたらどうなるか想像しちゃってます。もしかしたらと考えています。

次回、ジャック、猗窩座VSマスト
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