仲間と共に、この理不尽な世界で頑張ります   作:ギラサメ

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出来ました!

遂にオリ主がライトと


第2話 奈落

狂三SIDE

 

『スゥスゥ』

 

「狂三さん!朝ですよ!」

 

 トールの元気な声でベッドから起きる。

 

「おはようございます。トール」

 

「おはようございます!では、狂三さん!髪を整えましょう!」

 

 トールに促され、鏡の前に座る。彼女はヘアブラシで丁寧に私の髪をブラッシングする。

 ふと、鏡に映る自分の顔を見る。異世界に来て数ヶ月、すっかりこの顔や女の体にも慣れましたわね。

 

「ふふふ」

 

 思わず笑みを浮かべてしまう。

 

「おや?どうされました?」

 

「いえ、何「嫌だ!私はもう少し寝ていたいのだ!」っ!?」

 

 部屋の外から大きな声が響き渡る。これはミリムですね。

 

「ミリム」

 

「相変わらずですね」

 

 私とトールはミリムのいつもの事に苦笑いを浮かべる。彼女を起こしに行っているリーネットの苦労を思い浮かぶ。その後、髪も整え終え、皆と朝食へ。

 

 えっ?私達が今どこにいるのかって……それはこの世界で私達が買った家です。冒険者として皆でお金を貯めて購入する事が出来ました。屋敷のような家ですけどね。

 

 

 

「クルミ様、本日はどのようなご予定で?」

 

 食事中、ディアブロが質問する。今日ね。

 

「今日は“奈落„へ行こうかと」

 

「“奈落„……あの世界最大最強最悪ダンジョンですか」

 

「えぇ、少々気になっていたので」

 

「へぇーいいじゃない。私も行こうかな。お兄ちゃんは?」

 

 堕姫が同行したいと言い出す。

 

「しょうがねぇ、付き合ってやる」

 

 妓夫太郎も同行する事に。

 

「ワイも行くで!そのダンジョン!」

 

 リカードもですか。

 

「はいはい!私も!」

 

「失礼ながら私も」

 

「私も」

 

「ワシも行く。そのダンジョンの素材を採ってみたくてな」

 

 ミリム、リーネット、妖精弓手、カイジンもですか。

 

「俺も行きたいが、今日はオルフェーヴルと鍛錬だ」

 

 猗窩座はオルフェーヴルとの鍛錬ですか。

 

「では、私はここに残りますね」

 

「ワシらもやらなきゃならない作業があるんでな」

 

「私も」

 

 トールとドワーフ三兄弟、ベータも行かないようです。

 

 奈落へ行くのは私、ディアブロ、堕姫、妓夫太郎、リカード、ミリム、リーネット、妖精弓手、カイジンとなった。

 

 

 

 ダンジョン内

 

「そこ!」

 

 私は歩兵銃でダンジョン内のモンスターを撃ち殺す。

 

「ねぇ、狂三。ここのモンスター弱すぎない」

 

 堕姫がそう言う。今いるのは浅い階層だからね。

 

「つまんない。もっと強いのと戦いたいのだ」

 

「……仕方ないですね。もう少し下に行きましょう」

 

 ミリムがそう言うので私達は移動する事に。

 

 

 

「クルミ様」

 

「何ですか?」

 

 ディアブロが話しかけてきた。

 

「奈落で思い出したのですか。以前、このダンジョンである冒険者パーティに起きた悲劇を」

 

「悲劇?」

 

「はい。そのパーティは“種族の集い„と言い、エルフ種、獣人種、竜人種、鬼人種、ドワーフ種、魔人種、ダークエルフ種、ケンタウロス種、人種の九人で構成された者達のようで」

 

「九種で構成された冒険者パーティ。珍しいものですね」

 

 実はこの世界に来た初日にディアブロとベータが別れたのはこの世界の情報を得るためだった。その時にこの世界には九種の種族で成り立っている事を知った。ただ、人種は他の種族から蔑まされているようだ。そんな中で九種の種族で構成された冒険者パーティがあったなんて。

 

「なんか私達みたいですね。それでそのパーティに何があったのですか?」

 

「人種の少年がこのダンジョンの罠に引っかかり、転移してしまったと」

 

 それを聞いて空気が悪くなる。

 

「其奴はどうなったんや?」

 

 リカードが質問する。私も気になる。

 

「分かりません。どこに転移したかも不明、生死すらも不明だと」

 

「そんな」

 

 行方も生死も不明だなんて。

 

「そのパーティはどうなったの?今も冒険者してるの?」

 

 今度は堕姫が質問する。

 

「今は解散して、自分達のいた国にいるそうです」

 

 成る程ね。そんな事がこのダンジョンで起きたなんて。

 

狂三SIDE OUT

 

 

 

NO SIDE

 

「どうしたの?もう終わりなの?」

 

 その頃、奈落のダンジョン内のどこかで少年とメイド、複数の獣人種がいた。その獣人種達は倒れている。

 

「うっ……おええええ!」

 

 その一人であるガルーが地面に吐き出す。

 

「劣……等種……の……癖に……劣等……種の癖に……!劣等種の癖にぃぃ!この俺様を見下し「おぉ!なんか広いとこに着いたのだ!」あぁ?」

 

 ガルーが突然の事に驚く。

 

「ミリム、あんまり進むと迷子になりますわよ」

 

「そうそう。ただでさえアンタそそっかしいんだから」

 

「むぅ……子供扱いしないのだ!」

 

 狂三、堕姫、ミリムが彼らのとこへ着いてしまう。

 

『劣等種の女だと?冒険者か?だが、丁度いい!』

 

 ガルーが狂三のとこに移動すると、後ろに回り、彼女に鍵爪を向ける。

 

「あら?」

 

「動くなライト!この女がどうなってもいいのか!」

 

 ガルーが叫ぶ。

 

『俺はついてるぜ。まさか劣等種がここに来るとは。コイツを盾にすればライトは何も出来ねぇ』

 

『うーん。ここに冒険者が来るのは予想外だったけど、僕なら……っ!?」

 

 少年ライトが考えていると、何かに目を見開く。

 

 

 ゴゴゴゴゴゴっ

 

『っ!?な、何だ?またこの尋常じゃねぇ威圧感!」

 

 ガルーが背後にとんでもないものを感じた。その背後には……

 

「この雑種が、クルミ様になんたる愚行を」

 

 ディアブロが立っていた。

 

「あ、あぁ……」

 

 ガルーがギギギと後ろを向く。

 

「万死に値する」

 

「ギャアアアアアア!」

 

 ディアブロがガルーの頭を片手で力強く掴み、持ち上げる。そのまま頭を握り潰そうとする。

 

「ガルーの兄貴!」

 

「ガルーの兄貴を放せ!」

 

 仲間の獣人種がディアブロに攻撃する。しかし……

 

「残念ですが、私に物理攻撃は通用しません」

 

「なっ!?」

 

「効かないだと!?」

 

 ディアブロには攻撃は効かなかった。

 

「さて、この雑種を「待って!」ん?」

 

 ディアブロがライトの方に向く。

 

「それは僕の獲物だよ。勝手な事しないで」

 

「ふむ」

 

 ディアブロが考え込む。

 

「ディアブロ放してあげなさい」

 

「クルミ様」

 

「他人の獲物を横取りするのはフェアではありません。そこの少年の言う通りに」

 

「クルミ様がそうおっしゃるなら」

 

「がぁ!?」

 

 ディアブロがガルーをゴミのように投げ捨てる。

 

「この……劣等種が」

 

 ガルーが狂三を見る。

 

「私達に手を出したのなら、喧嘩を売ったも同然。それに多人数で少人数を襲うのはフェアではありません」

 

 

 

 

 

 

 

 

「さぁ、私達の戦争を始めましょう」

 





次回、『ガルー死す』デュエルスタンバイ!
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