それと悩んだ末、新たに二人の仲間を加える事にし、今回登場します。
狂三SIDE
「ライト君が『種族の集い』にいたですって」
私はディアブロが告げた事に目を見開く。
「はい。ついでに昨日、私達が出会ったガルーという獣人種も『種族の集い』のメンバーです」
ガルーも『種族の集い』だと。
「あのクルミ様、これ『種族の集い』のメンバーの情報です」
ベータが渡してきた紙の束を見る。そこにはライト、ガルーを含めた『種族の集い』のメンバーに関する事が書かれていた。ペラペラとメンバーを見ていると……
「ディアブロ?」
メンバーの中にディアブロと書いてあった。
「はい。まさかディアブロさんと同じ名前の人がこの世界にいるとは思いませんでした」
苦笑いするベータ。
「いやはや、まさか私と同じ名前の人がいるとは」
自分のこめかみを押さえるディアブロ。
それはさておき、メンバーの情報を見るとみんな冒険者をやめた後、高額な報酬やら褒美をもらっているようだ。このエルフ種のサーシャは『白の騎士団副団長』ミカエルという男と婚約と。
「因みに狂三様が出会ったガルーは、『次期族長最有力候補』だそうです」
えぇー、あんなのが『次期族長最有力候補』?ないわ。
まぁ、どうでもいいけど。それにしてもなんか違和感を感じる。ライト君が3年前に行方も生死不明だった人種。その仲間が生きていて再会したとなればガルーは大いに喜ぶ筈なのに、どうも昨日、そんな雰囲気ではなかった。頭の中を巡らす。そういえば、会話の中に国の命令とかマスターがどうとか言って……
「まさか」
「クルミ様?」
「どうかなさったのですか?」
私の頭の中に何か閃いた。
私は即座に紙と書く物を用意する。某物理学者のドラマBGMを脳内再生しながら書き出す。書き終えると二人に見せる。
「これは」
二人がじっと見る。
「こういう事です。三年前、ライト君以外のメンバーは国の命令で『ますたーを捜せ』と命令され、『種族の集い』を結成した。その候補とされたのがライト君なのです。しかし、ライト君はマスターでないと分かり、殺そうとしたましたが、偶然にも転移トラップによってライト君は助かり、三年間生き延びました。どう生き延びたかまでは分かりませんが。メンバーはライト君が死んだと思い、その報酬として多額のお金や褒美を受け取ったという事です。そして、ライト君はかつての仲間への復讐をする事に」
二人に私が推理した事を書いた紙を見せる。
「なるほど、それなら納得ができます」
「流石ですクルミ様」
二人に褒められる。なんか嬉しいな。
でも、考えなきゃならない。あのレベル9999といい、国を滅ぼす発言をした者をこのまま野放しにしていいものか。下手したら、私達の平穏な日常が壊れてしまう事も。
「ねぇ、ディアブロ、ベータ。あのライト君と友好な関係を結び、手を組むと私が言ったら、反対しますか?」
私は二人に意見する。
「いえ。私はクルミ様の考えに異論は出来ません」
「私もクルミ様のためならどんな事でも」
私は二人のそれを聞いてどこか安心した。私は良い仲間に恵まれてますね。そうと決まれば……
「ディアブロ、ベータ。至急皆を広間に集めてください」
「畏まりました」
「分かりました」
数分後
広間に全員集まり、座っていた。
「皆さん、お集まりいただいてありがとうございます。今回、皆さんに昨日会ったライトという少年の事などをお話し、今後についてお話ししたいと思います」
そう言って私は皆に『種族の集い』の情報やそれと共に導き出した答えを見せた。
「なんやそれは!許せへんな!」
「本当。それにみんなブサイクばかりじゃん」
「実に下らん。そのような事でその罪もない少年を殺そうなど言語道断だ」
リカード、堕姫、オルフェーヴルが怒りの声を上げる。
「よし今すぐそいつらを倒しにいくのだ!」
「お待ちくださいミリム。下手に私達が手を出すのは危険です」
「そうです。そんな事をしたら逆にライトさんの怒りを買いますよ」
ミリムが乗り出そうとするが、リーネットとトールが止める。
「怒りたい気持ちはお察しします。しかし、事は慎重に動かなければなりません。そこでですがあんなのを見てしまった以上、私はライト君と友好な関係を結び、協力しようと考えています。皆さんはどうですか?」
私は皆に意見を求めた。
「ワイは何も言わへん!嬢ちゃんの好きなようにやれ!なぁ、皆!」
リカードが他のみんなに言うと、全員頷いた。本当に良い仲間に恵まれてますね私は。
「じゃが、どうやってライトと話す?会わなきゃ意味ないだろう」
カイジンの言う通り、まずは彼にもう一度会う必要がある。奈落にいるとは限らないし。
「それですがクルミ様。私にご提案があります」
「ディアブロ?」
「それは……」
私はディアブロの提案を聞くと、私はそれに賛成し頷く。そこから私達は作戦を立て、準備をして実行日を待った。
そして数日後、遂に作戦実行日となった。
更にこの数日、私達にある変化があった。
「では、行って参ります皆さん。皆さんも頑張ってください」
「どうかご武運をクルミ様」
「えぇ。それとディアブロ、二人の事をお願いします」
「承知」
「二人とも頑張ってくるのよ」
私はディアブロの後ろにいる二人の少女にそう言う。
一人は、銀髪のショートヘアの少女。もう一人は青紙ツインテールの少女。
「うん!おかあさん!」
私の事をおかあさんと呼ぶ銀髪の少女。
「良い返事です。ジャック」
この銀髪の少女はFGOのジャック・ザ・リッパー。
「あのクルミさんも気をつけて」
「ありがとうございます、ウェンディ」
この青髪の少女はFAIRY TAILのウェンディ・マーベル。
そう私達に新しくこの二人が仲間に加わった。
「さて、参りますか。妖精弓手、ベータ」
「えぇ」
「はい」
今回私と同行するのは妖精弓手とベータである。私達が外に出ると私は一枚のカードを出す。
「目覚めよ青き炎の化身!」
そのカードを高く掲げる。
「今こそその姿を現しなさい!」
このモンスターこそ、武藤遊戯の最大のライバル海馬瀬人を象徴する最強のドラゴン。
「青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイトドラゴン)!」
ブルーアイズの出現と同時に私達はその背に乗る。
「さぁブルーアイズよ飛び立つのです!目指すは……」
「エルフ女王国!」
如何でしたか?
新しく仲間に加わったのはFGOのジャックとFAIRY TAILのウェンディでした。
そして次回、狂三達はエルフ女王国へ!