戦闘シーンを書くのに少し手こずりました。
狂三SIDE
「まずはご挨拶として……おやりなさいブルーアイズ!」
私がブルーアイズに命令すると、口を開け、光出す。
「滅びのバーストストリーム!」
ブルーアイズの口から光線が発射される。
ドーン!
庭園の一部が破壊され、激しい爆発音が庭園に轟く。
「ちょっとやり過ぎじゃないの?」
耳元で妖精弓手が囁く。
「大丈夫でしょ」
私はそう答える。
「何だあのドラゴン。これ程までの力が」
「こんなのがいるなんて」
ブルーアイズの技の威力はミカエルとサーシャには多少効いたようです。
「さて、次は私です」
私は二丁の古銃を構える。するとミカエルが盾を構え、サーシャがその後ろへ。しかし、あの盾何か嫌な予感がします。
「防御ですか……しかし、一の弾!」
ドン!
ヒュン!
「き、消えた!?」
驚くミカエル。私は一瞬で彼らの後ろに回る。
「後ろに回り込めば意味ありません!」
「ガハッ!」
ミカエルの頭に肘打ちを食らわす。
「ミカエル様!」
「他人の心配している場合ですか!」
「ゴッ!」
私はサーシャの頭を掴むと、そのまま顔面に膝蹴りを噛ます。彼女の顔からダラダラと鼻血が流れ出す。
「うぅぅぅ」
「どうですか?貴女が馬鹿にした人種にこんな風にされるのは?どんな気分?どんな気分ですか!アハハハハハハ!」
私はサーシャにそう言いながら笑う。
その時
「この劣等種!」
「ぐっ!」
背後からミカエルに斬られる。その拍子にサーシャから離れてしまう。
「こんな傷大した事ありませんわ。四の弾!」
四の弾で背中の傷を消す。
「ば、馬鹿な!」
驚くミカエル。
「そんな事よりそちらのお嬢さんの心配をしたら?」
「っ!?サーシャ殿!」
サーシャを心配するミカエル。
「この劣等種が!よくも私の顔を!」
鼻を押さえながら怒り出すサーシャ。
「あらお似合いじゃないですか。庶子の貴女には」
「っ!?この劣等種!」
「サーシャ殿!」
怒りながらミカエルの剣を奪い、私に突撃してくるサーシャ。それをミカエルが止めようとするも、出来ず。
「アンタもクソ劣等種のライトのとこへ送ってあげるわよ!」
「できるといいですね。しかし……」
その時
「貴女が相手してるのは私だけじゃないですよ」
「っ!?あぁああああああ!」
私の古銃と私の後ろにいる妖精弓手が矢を放ち、サーシャの足を撃ち抜く。撃たれたサーシャは地面をのたうち回る。
「サーシャ殿!己れ!」
私と妖精弓手に斬りかかるミカエル。
「罠カード!『銀幕の鏡壁』!」
私達の目の前に鏡の壁が出現する。ベータの手には一枚のカードが。
「何!?」
突然の鏡の壁に出現に驚くミカエル。その振り下ろした剣が鏡の壁に当たる。
「ぐっ!何だ?力が?」
力が落ちたかのように膝をつくミカエル。
「銀幕の鏡壁に攻撃した者は、力を半減させる効果をあるのです」
ベータが説明すると、更に一枚カードを出す。
「現れてください!『ハーピィ・レディ・SB』!」
「ハァ!」
あの孔雀舞を象徴するモンスター『ハーピィ・レディ・SB』が現れる。実は戦闘が苦手なベータにはお守りとしてカードを何枚か渡してある。その殆どがハーピィ・レディ関連のカードである。
「お願いしますハーピィ・レディ!」
ハーピィ・レディ・SBがミカエルがに飛び掛かる。だが、ミカエルが盾を構える。
「そうはさせません!『光の封殺剣」!」
「なっ!?」
剣が盾に刺さり、そのまま地面に突き刺さる。
「ハァ!」
「ぐはっ!」
ハーピィ・レディ・SBがミカエルに飛び蹴りを喰らわす。
「ナイスです。妖精弓手、ベータ」
「ふふん!こんなの朝飯前よ!」
「私、戦闘は駄目なので、これくらいなら」
私は妖精弓手とベータを褒め称える。
「ぐっ!何故だ!何故なんだ君達!あんな劣等種なんかと一緒にいられるんだ!」
「そうよ!その女は劣等種!アンタ達とは何もかも下の存在なのよ!」
私と妖精弓手とベータが仲良くしてるのが気に食わなかったのが、ミカエルとサーシャが怒り出す。
「は?そんなの私が人種が、狂三が大好きだからに決まってるでしょう!アンタ達みたいに蔑む気なんてこれぽっちもないよ!」
「私も人種をそんな風に思った事はありません。人種もエルフ種も同じ生きとし生けるものですから」
妖精弓手とベータがそう答える。まぁ、もし私と一緒にいる理由を聞かれた時の答えですけど。
「「……」」
あらら、二人の答えに驚愕したのか開いた口が塞がらなくなっている。
さて、ここまでやってまだ彼が来る気配がありませんね。もう少し頑張りましょうか。
「さて貴方達にはもう少し絶望させてあげましょう」
私はそう言って一枚のカードを出す。
「この地には首塚があるのをご存知ですか?」
「く、首塚?」
「何を言い出す?」
突然の事で戸惑う二人。
「そう。ここには首を求めて彷徨い歩く首無しの亡者が出る噂があるのです」
「はぁ?何訳の分からない事を【カチャカチャ】っ!?」
カチャカチャ音にビビるサーシャ。
「ほら聞こえてきたでしょう?無くした首を求め歩く亡者の足音が?」
「う、嘘よね」
「ハッタリに決まっている」
二人がそう思っていると、私の目の前の地面が盛り上がり、その中から首の無い鎧騎士が出てきた。
「『首なしの騎士』召喚!」
「ヒィっ!?」
首なしの騎士の出現に驚くサーシャ。
「まだ怖がってもらっては困ります。更に私はこの方を召喚します」
そう言って私は一枚のカードを手に取る。
「出よ、『死霊伯爵』!」
首無しの騎士の横に青肌の不気味な伯爵が出現する。
「うっ!なんて奇妙な!」
死霊伯爵を見て君悪がるミカエル。
「さらにこの二体に一の弾!」
私は二体に一の弾を撃ち込む。
「お行きなさい!首なしの騎士!死霊伯爵!」
私の命令を聞いて素早く二体が動き出す。
「くっ!」
ミカエルが剣で首なしの騎士の攻撃を防ぐ。その隙に死霊伯爵がサーシャの元へ。
「来ないで!」
「喰らいなさい!怨念の剣ナイトレイド!」
死霊伯爵の剣撃がサーシャに。
「えっ?」
しかし、サーシャには傷一つつかなかった。
「おぉぉぉ」
死霊伯爵が手に何かを持っていた。サーシャはそれを見て地面を見渡す。そこには自身の髪が散らばっていた。死霊伯爵が持っていたのもサーシャの髪だった。
「あ、あ、あああああああっ!」
庭園にサーシャの叫びが響き渡る。
「髪が!私の美しい髪が!」
「あら、お似合いじゃないですか。うふふふふ」
私が笑みを浮かべていると、死霊伯爵が私の元へ彼女の髪を。
「あら、ご丁寧にありがとう。これは良い土産物になります」
私はそれを受け取り、持っていたゴムでその髪を束ねる。
「お次はこちらです。貴方達を絶望に導く場所にご案内いたします」
私はカードを一枚出す。
「フィールド魔法『ダーク・サンクチュアリー』を発動!」
すると美しかった庭園が暗い恐怖感のあるフィールドに変わった。あちこちには目や口が。
「ヒィっ!」
「な、何なんだこれは!」
あまりの恐怖にビビるサーシャとミカエル。
「ようこそ。恐怖と絶望のダーク・サンクチュアリーへ」
「何が恐怖と絶望だ!そんなもんに惑わされる私ではない!」
ミカエルが私に攻撃しようと剣を振り落とそうとする。
しかし……
「スピリット・バーン!」
「がぁ!?」
ミカエルの体から不気味な物体が飛び出し、サーシャに攻撃した。
「サーシャ殿!貴様、何をした!」
「このダーク・サンクチュアリーの怨霊です。その怨霊が貴方に取り憑き、攻撃した瞬間に怨霊が貴方の婚約者を攻撃したのです。旦那が奥さんを攻撃する。なんて面白い光景なんでしょう!アハハハハハハ!」
「怨霊だと」
私が言った事に戦慄するミカエル。
「ミカエル様、なら私がこの劣等種を」
「いいんですか?そんな事をして?」
「何を言って?」
「怨霊は憑依者を変えます。もしかしたら貴女に取り憑いてるかもしれませんよ」
「っ!?」
傷を負いながらも私に攻撃しようとしたサーシャでしたが、私の発言で躊躇ってしまう。
「ふふふ、お二人にはもっと絶望してもらいましょう。魔法カード『暗黒の扉』を発動!この魔法がある限りお互い一人までしか攻撃する事ができません」
「何!?」
「つまり、怨霊に取り憑かれる貴方達が自滅する確率が高くなった事です」
「くっ!だが、それは貴様も同じだ!貴様にもその怨霊が!」
「残念ながら私達に怨霊が憑依する事はありません」
「そんな」
「くっ!」
私に怨霊が取り憑かない琴を知った二人がショックを受ける。さて、これだけやってもまだライト君が来る気配がないです。この国にいないのか、それともこちらに気づいていないのか。もうちょっと粘ってみましょうか。
私はカードを一枚手に取る。
『ダーク・ネクロフィア』ですか。これでもう少し絶望して……
「クルミ様」
なんて考えていたら、ダガスにいるはずのディアブロが私のとこに降りてきた。
「ディアブロ」
「新手か!」
ディアブロが現れて構えるミカエル。
「どうしてここに?」
「実は……」
ディアブロが耳元で私に話す。
「っ!?」
私は目を見開く。私は妖精弓手とベータの方を向いて合図を出す。それと同時に、暗黒の扉、ダーク・サンクチュアリー、死霊伯爵、首なしの騎士、ハーピィ・レディ・SB、光の封殺剣が消える。
「何のつもりだ!」
「今日のとこは退きます。ですが、いずれまた会いましょう」
私、妖精弓手、ベータがブルーアイズに乗り、ディアブロが翼を出し、飛ぶ。
「待て!ここまでして逃すと!」
ミカエルが私達を逃すまいと行くが、二人は鉄檻に閉じ込められる。
「魔法カード『悪夢の鉄檻』。そこで大人しくしていてください。あぁ、その檻は暫くしたら消えます。ご安心ください」
そう言って、私達は庭園を後にし、エルフ女王国を出る。
狂三SIDE OUT
???SIDE
「あの娘、一体何をしたかったのですか?これはライト神様に報告しなければ」
もし、計画に支障が出たら。
如何でしたか?
次回、狂三達がダガスへ