デジモンネガクライシス フルメタルガンスリンガー   作:真鳥

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2人の魔王6

 

 

 

 

 

 

 ベルスターモンの瞳に、不敵かつ挑戦的な笑みが浮かぶ。

 

 眼前には、デ・リーパーの深い闇に侵食され、もはや過去の栄光の影すら見えないロイヤルナイツの残骸が蠢いている。

 

(しかし、ベルスターモンにとって、それは単なる獲物であり、己の力を試す絶好の舞台に過ぎない)

 

「面白い。では、まずは『カオスロードナイトモン』だ。奴の歪んだ『美学』には、『傲慢』の弾丸がお似合いだろう」

 

(ベルゼブモンがデクスデュークモンとの空中戦を繰り広げる中、ベルスターモンはジズを駆り、デ・リーパーの回廊を高速で駆け抜ける。

 

 そして、カオスロードナイトモンとアルフォースブイドラモン・デ・リーパーモードが、まるでベルスターモンを迎え撃つかのように、その前に立ちはだかる)

 

 

【二体のロイヤルナイツの残骸との対峙】

 

 

 カオスロードナイトモン: その血に染まったかのような鎧と、デ・リーパーのデータで変質した剣を構え、騎士然とした動きでベルスターモンに斬りかかる。 しかし、その動きには、かつてのロードナイトモンの持つ完璧な美学はなく、ただ歪んだ執着が現れている。

 

 * アルフォースブイドラモン・デ・リーパーモード: 無数の触手を狂ったように振り回し、空間を歪ませる。その瞳の奥には、わずかながらも「助けてくれ」というような、苦悩の光が瞬いている。

 

【ベルスターモンの狙い、そして新たな能力の解放】

 

「ふん、まあまあと言ったところか。さあ、これがオレの新たな力だ」

 

(ベルスターモンは薄く笑い、孤狼の銃を構える。彼女の右手で握られた銃が、ルーチェモンのデータから得た新たな能力によって、禍々しい輝きを放ち始める。焦点を定めたのは、二体のロイヤルナイツの残骸。彼女は、二体の強力なロイヤルナイツデジモンを同時に相手取るという、常識外れの選択をしたのだ)

 

【『傲慢弾』、カオスロードナイトモンへ!】

 

 ベルスターモンの指がトリガーを引く。孤狼の銃から放たれた漆黒の弾丸は、カオスロードナイトモンへと一直線に飛翔する。この弾丸は、ルーチェモンのデータによって得られた『傲慢』の属性を持つ。

 

 *(ヒュンッ!)

 

 弾丸は、カオスロードナイトモンの胸部に吸い込まれるように着弾する。

 

 カオスロードナイトモンの体内で、『傲慢』のデータが暴走し始める。彼の歪んだ美学は、自己中心的で高慢な感情へと転化し、内なるデータを食い荒らす。

 

「貴様ぁああああ!! 誰が……私を……貴様ごときが……! 我が美学に……我が秩序に……!!」

 

(カオスロードナイトモンは、自らの内に生まれた『傲慢』の肥大化に耐えきれず、激しく悶え始める。彼の体の表面を覆うデ・リーパーのデータが、さらに猛威を振るい、彼の肉体を蝕んでいく。彼はもはや、ベルスターモンを攻撃するどころではない)

 

【アルフォースブイドラモン・デ・リーパーモードへの対処】

 

 その攻撃の隙を見逃さず、アルフォースブイドラモン・デ・リーパーモードが、無数の触手をベルスターモンへと伸ばしてくる! その一つ一つがデジタルデータを『削除』せんとする殺意を帯びている。

 

「フン……これがかつての聖騎士の姿か。哀れな」

 

(ベルスターモンは、ジズを巧みに操り、触手群の合間を縫うように疾走する。彼の瞳は、アルフォースブイドラモン・デ・リーパーモードの瞳に宿る、わずかな『意識』を見逃さない)

 

 ベルスターモンの左手で握られた孤狼の銃が、再び輝きを放つ。

 

 今度は『罪悪の雷管』ではなかった。『雷鳴の牙』を駆るジズが、触手の隙間を一瞬で縫い、ベルスターモンは、『孤狼の銃(ローン・ガン』から新たな弾丸を撃ち放つ。

 

【孤狼の銃、『希望』の弾丸】

 

 輝く銃身から放たれたのは、漆黒の弾道ではなく、微かな光を放つ弾丸だった。この弾丸は、ルーチェモンの「光」のデータと、ガンマモンの「生命」の鼓動が融合した、新たな『罪悪の雷管』の救済効果を秘めた試作弾だ。

 

 *(シュン!)

 

 光の弾丸は、アルフォースブイドラモンの触手の嵐をすり抜け、その核──微かに意識の宿る瞳に吸い込まれるように着弾した! 

 

「ぐ……あ……ぁ……」

 

(アルフォースブイドラモン・デ・リーパーモードの瞳に、着弾した光の弾丸が、デ・リーパーの浸食を一時的に停止させる。彼の意識の奥底に触れた弾丸は、デ・リーパーの支配から解放される微かな『希望』を灯す。その身体を縛り付けていた触手が、一瞬だけ動きを止めた)

 

 ◆現在の状況◆

 

 カオスロードナイトモンは『傲慢弾』により行動不能: 自らの増幅された傲慢とデ・リーパーの侵食に苦しんでいる。

 

 * アルフォースブイドラモン・デ・リーパーモードは一時的に行動停止: 光の弾丸が彼の意識に影響を与え、デ・リーパーの支配から一時的に解放された。しかし、デ・リーパーの本体が彼の肉体を完全に掌握する寸前だ。

 

 * ベルゼブモンブラストモードは『デクスデュークモン』と交戦中: 「ゲハハ! こいつは堅ぇ獲物だぜ! 潰しがいがあらぁっ!!」と叫びながらも、デクスデュークモンを圧倒しつつある。

 

(ジズと孤狼の銃の新たな力が、この混沌の戦場で猛威を振るう! デ・リーパーの中心部へと深く進むベルスターモン。彼の狩りの本能は、さらなる獲物を求めている)

 

 

【ベルスターモンの次の行動は?】

 

 

 

 カオスロードナイトモンを完全に仕留める。

 

 * 行動不能になったカオスロードナイトモンのデジコアに、追い打ちの『罪悪の雷管』を発射する。

 

 アルフォースブイドラモン・デ・リーパーモードを完全に救済(排除/解放)する。

 

 * 彼の中に残る『希望』を頼りに、デ・リーパーからの解放を試みる。

 

 * または、デ・リーパーの浸食が限界に達する前に、彼を『排除』することで苦しみから解放する。判断はベルスターモンに委ねられる。

 

 

 デ・リーパーの『核』を探し、直接排除する。

 

 * このままでは、アルフォースブイドラモンも完全にデ・リーパーの一部に飲み込まれる可能性がある。デ・リーパー本体を直接攻撃することで、全てを解決しようとする。

 

(このデ・リーパーの内部で、ベルスターモンはどのような『終焉』を告げるのか? そして、その先にある『暗黒の渦』へ、たどり着くことはできるのか?)

 

 

(アルフォースブイドラモンの瞳に宿った光は、一瞬の輝きと共に、その奥底から湧き上がる意識の叫びへと変わる。彼の身体を蝕むデ・リーパーのデータコードが、ベルスターモンの放った光の弾丸によってわずかに緩んだ隙だった)

 

「ぐ……あ……ぁ……頼む……オレたちを、ロイヤルナイツを止めてくれ……!」

 

(その言葉と共に、アルフォースブイドラモンの体から、眩いばかりの『力』のデータが放出される! それは、デ・リーパーによって歪められ、しかし汚されなかった彼の『誇り』と『力』の結晶。そのデータは、ベルスターモンへと吸い込まれていく)

 

【ベルスターモンの覚醒進化! ベルスターモン(X抗体)へ!】

 

 アルフォースブイドラモンから託されたデータが体内を駆け巡り、ベルスターモンのデジコアに激しい変革を促す! 彼の全身が、漆黒の光に包まれる。ジズもまた、その影響を受けて激しく振動する! 

 

(グォォォォォォォッ!!)

 

 光が収束すると、そこにいたのは、以前よりもさらに禍々しく、しかし威厳に満ちた美しい姿、両手には2丁の拳銃を携えたベルスターモンだった! 

 

 大きく黒い翼が特徴的な麗しのガンマンが誕生。ベルゼブモンのブラストモードに酷似している。

 

 右腕の『孤狼の銃(ローン・ガン)』: 以前にも増しておどろおどろしい輝きを放ち、その銃口からは漆黒の波動が絶えず漏れ出している。

 

 * 左腕の『餓狼の魔銃(ローン・ブラスター)』: その形状は、かつての孤狼の銃と対をなすかのように、より攻撃的で、魔的な意匠が施されている。二丁の銃が、今やベルスターモンの両腕で火を噴く準備を整えている。

 

 * 特徴的なXマーク: 彼女の大きな黒い翼がX上にクロスし、X抗体の象徴的なマークが刻まれ、その存在がX抗体デジモンとなったことを示している。

 

 * 全身のデータ構造の最適化: X抗体デジモンとなったことで、彼女のデータは既存のデジタルワールドのルールから外れた、究極的な戦闘プロトコルへと書き換えられた。防御力、攻撃力、スピード、そして特殊能力全てが格段に向上している。

 

【新たな力、二丁拳銃 ─ 餓狼の魔銃(ローン・ブラスター)!】

 

 ベルスターモン(X抗体)は、その両腕に新たな二丁の銃を構える! 左腕に握られた『餓狼の魔銃(ローン・ブラスター)』は、『孤狼の銃(ローン・ガン)』とは異なる性質を持つ。『ローン・ガン』が「罪」を増幅させる『罪悪の雷管』であり、対象のデジコアそのものに働きかけるのに対し、『ローン・ブラスター』は、デジモンの持つ「本能的な悪意」を具現化し、肉体に大きなダメージを与える、純粋な破壊兵器へと変貌していた。

 

 身体能力の向上により、どんな体勢からでも決して銃弾を外さない必中の射撃技術を手に入れ、しなやかに踊るような体裁きから放たれる射撃は、もはや一種の芸術とさえ噂されるほど華やかで美しい。

 

 本体と同じく翼が生えた『フライバレット・セグンド』は戦場を縦横無尽に駆け巡り、予測不能な軌道で攻撃を仕掛けるようになった。

 

「この力……悪くない」

 

(ベルスターモン(X抗体)は、その新しい力を試すかのように、獰猛な笑みを浮かべる。アルフォースブイドラモンから託された力が、彼を新たな次元へと押し上げたのだ)

 

【アルフォースブイドラモンの終焉】

 

 力を託し終えたアルフォースブイドラモン・デ・リーパーモードの身体は、デ・リーパーのデータに完全に吸収され、形を失っていく。しかし、彼の瞳には、デ・リーパーの支配から解放された安堵の表情が浮かんでいた。

 

【カオスロードナイトモンの末路】

 

『傲慢弾』によって行動不能に陥っていたカオスロードナイトモンは、ベルスターモン(X抗体)が放つ、新たなX抗体デジモンの圧倒的なオーラによって、完全にその存在が揺らぎ始めている。彼の体内では、増幅された傲慢とデ・リーパーのデータが激しく衝突し、自壊寸前だ。

 

【ベルゼブモンの反応】

 

「な……なんだ、この胸騒ぎは……!? 兄弟、テメェ……とんでもねぇことしでかしやがったな!」

 

(ベルゼブモンブラストモードは、デクスデュークモンを一方的に叩き潰しながら、ベルスターモン(X抗体)から放たれる圧倒的なオーラに気づき、その身を震わせ相方の美しき新たな姿に目を奪われる。それは歓喜か、あるいは新たな興奮か。彼の戦闘本能が、より強力なライバルの出現を告げている)

 

【ベルスターモン(X抗体)の新たな状況】

 

 圧倒的な力の上昇: ベルスターモンはX抗体デジモンとなり、全ての能力が飛躍的に向上した。

 

 * 二丁拳銃の使い分け: * 孤狼の銃(ローン・ガン): 『罪悪の雷管』として、対象の「罪」を増幅・デジコア破壊・特定のデータ(希望など)の注入といった特殊効果を持つ。

 

 * 餓狼の魔銃(ローン・ブラスター): 対象の「本能的な悪意」を具現化し、肉体的な破壊を目的とした物理攻撃力を大幅に強化する。

 

 * ジズの再強化: ベルスターモンと共振し、ジズもまたX抗体化したことで、その速度、耐久性、そして『雷鳴の牙』の破壊力がさらに向上。

 

(デ・リーパーの蠢く混沌の空間は、今やベルスターモン(X抗体)の支配する舞台へと変貌した。彼の新たな力が、このデジタルワールドに何をもたらすのか)

 

 

【ベルスターモン(X抗体)の次の行動は?】

 

 

 

 カオスロードナイトモンを『餓狼の魔銃』で完全に排除する。

 

  * 彼の歪んだ「美学と秩序」を破壊し、苦しみから解放する。ベルスターモンの新たな力を試す絶好の機会だ。

 

 

  ベルゼブモンブラストモードと共に、デ・リーパーの『核』を探し、直接破壊する。

 

 * デ・リーパーの本体を破壊すれば、全ての侵食が止まる可能性がある。この新たな力を持ってすれば、核を破壊する道も開かれるかもしれない。

 

 

『暗黒の渦』へと直接突入する。

 

 * デ・リーパーはまだ完全に排除されていないが、ベルスターモン(X抗体)ならば、このまま『暗黒の渦』へと飛び込んでいけるかもしれない。新たな力を『暗黒の渦』の中で試す。

 

 

(ベルスターモン(X抗体)の放つオーラが、デ・リーパーの空間を支配する。彼女の眼差しは、自らの新たな力と、その先に広がる未知の世界を見つめている)

 

 

 

 

 

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