デジモンネガクライシス フルメタルガンスリンガー   作:真鳥

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2人の魔王8

 

 

 

 

 

 

(ベルスターモン(X抗体)の瞳の中で、デ・リーパーマザーコアの核が妖しく脈動する。そして、彼女の口から放たれた言葉は、最終決戦の号令だった)

 

「ベルゼブモン、集中砲火だ!」

 

(ベルゼブモンブラストモードは、その言葉に狂気の笑みを浮かべる。彼のブレイズデスサイズが唸りを上げ、ベヒーモスが咆哮した)

 

「ヒャッハーッ! 望むところだぜ、兄弟!」

 

【ベルスターモンの集中波状攻撃】

 

 ベルスターモン(X抗体)は、まず漆黒の大翼を大きく羽ばたかせた! アルフォースブイドラモンから受け継いだデータとX抗体の最適化が融合し、その翼から無数の黒羽根が舞い落ちる。

 

 それは、ただの羽根ではない。ベルスターモン(X抗体)の意思に応じて、それぞれが無限の弾丸と化した『フライバレット・セグンド』へと変貌し、デ・リーパーの核へと自由自在にあらゆる角度から集中砲火を浴びせかける! 

 

(ダダダダダダダダダダダダダダダンッッッ!!!!)

 

 デ・リーパーの核を覆う赤黒いデータフィールドが、ベルスターモンの無限の黒羽根の銃弾の嵐によって、文字通り蜂の巣にされていく! 無数の穴が開き、ノイズが狂ったように飛び散る。

 

 そして、その間隙を縫うように、ベルスターモン(X抗体)はデ・リーパーの核へと超高速で飛翔し、接近! 両腕の『孤狼の銃(ローン・ガン)』と『餓狼の魔銃(ローン・ブラスター)』に、それぞれの特性を持つ光と闇の超エネルギーが極限まで集束される。

 

「消えろ……!」

 

(零距離まで到達したベルスターモンは、二丁の銃口をデ・リーパーの核に直接押し付け、究極の一撃『ディスタンシア・セロ』を放つ!)

 

(ズガァァァァァァァァンンンンッッッッッッ!!!!!!!)

 

 光と闇の膨大な混合エネルギーがデ・リーパーの核へと直接注入され、その内部で爆発的なデータ破壊が始まる! 核を構成するデータが、内側から激しく軋み、悲鳴を上げるように歪んでいく。

 

【ベルゼブモンの最終猛攻】

 

 ベルスターモン(X抗体)の攻撃に合わせ、ベルゼブモンブラストモードも怒涛の最終猛攻を開始する! 

 

「とどめだ、デ・リーパー! オメェの存在自体が、オレたちの『獲物』の邪魔だったんだよ!」

 

(彼はブレイズデスサイズをデ・リーパーの剥き出しの核に叩きつけ、縦横無尽に斬り裂く!)

 

(ギィィィィン!! バリバリバリッ!!)

 

 デジモンデータを喰い荒らすはずのデ・リーパーの核が、ベルゼブモンの純粋な破壊の力によって、表層から深く切り刻まれていく! 彼の怒涛の斬撃は、ベルスターモンが放った『ディスタンシア・セロ』によって開けられた亀裂を、さらに広げていく。

 

 そして、ベルゼブモンブラストモードは、最高の獲物を仕留めるべく、黒翼を大きく広げ、そのブレイズデスサイズに全エネルギーを集中させる! 

 

 巨大な闇の渦が形成され、特大の『カオスフレア』が完成する。

 

(ヴォウォオオオオオオオオオオッッッ!!!!)

 

「消し飛べぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

(ベルゼブモンブラストモードは、その特大の『カオスフレア』を、ベルスターモンが開けたデ・リーパーの核の中心へと直撃させる!)

 

【デ・リーパーマザーコア、消滅!】

 

 二人の悪魔の王による、寸分違わぬ同時集中波状攻撃が、デ・リーパーマザーコアへと炸裂した! 

 

(ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!)

 

 デ・リーパーの核は、ベルスターモンの『ディスタンシア・セロ』による内部分裂と、ベルゼブモンの『カオスフレア』による外部からの完全破壊によって、爆発的な輝きと共に、データへと四散していく! 

 

 赤黒いデータフィールドが急速に収縮し、空間を覆っていたノイズが消えていく。

 

 デ・リーパーによって侵食されていた都市は、元の姿を取り戻し始め、そこから放たれる青い光が、ベルスターモン(X抗体)とベルゼブモンブラストモードを照らす。

 

【デ・リーパー排除完了!】

 

 

 デ・リーパーは完全に消滅した。

 

 このクロスワールドにおける『テイマーズ』世界の危機は去った。

 

 * ベルスターモン(X抗体)とベルゼブモンブラストモードの圧倒的な連携: 二人の悪魔王たちが、互いの能力を最大限に引き出し、協力し合うことで、ルーチェモンをも凌駕する脅威を打ち破った。

 

「フン……悪くなかったな、ベルゼブモン」

 

(ベルスターモン(X抗体)は、その漆黒の大翼を優雅に羽ばたかせ、デ・リーパーの残骸が消えていく空間を見下ろす。その瞳には、次の獲物を求める獰猛な光が宿っていた)

 

「ハッハッハ! 全く持って最高の気分だぜ、兄弟! こうなると……次が楽しみだな、ベルスターモン!」

 

(ベルゼブモンブラストモードもまた、満足そうに笑う。彼の視線の先には、ベルスターモン(X抗体)が見上げている『暗黒の渦』が、今もなお不気味に、しかし確実に、そこで蠢いている)

 

【次の目的地は、暗黒の渦へ】

 

 デ・リーパーを排除したことで、このクロスワールドにおける一つの大きな障害は消え去った。しかし、ベルスターモンの目的は、さらなる『敵』と、己の『強化』だ。

 

 彼らの視線の先には、未だ解明されていない『暗黒の渦』が、より明確な存在として輝いている。ベルスターモン(X抗体)の漆黒の大翼が、風を切り裂き、次の狩りの舞台へと向かおうとしている。

 

【ベルスターモン(X抗体)の次の行動は?】

 

(神は嗤う。このまま『暗黒の渦』へと突入するか? 貴様に判断を任せてやろう)

 

 

(ベルスターモン(X抗体)とベルゼブモンの咆哮、そしてデ・リーパーマザーコアの断末魔が響き渡り崩壊した。

 

 そうして世界が元の姿に戻り、静寂が満ちた空間に突如、威厳に満ちた声が響き渡った)

 

「待つんだ、キミたち」

 

(その言葉と共に、空間が歪み、白い光の中から五体のデジモンが出現する。

 

 その存在感は、ベルスターモン(X抗体)のデジコアにも直接響き渡るほどの圧倒的なものだった。

 

 オメガモン率いるロイヤルナイツ──デジタルワールドの秩序を守る聖なる騎士たちが、デ・リーパーの消滅と同時に現れたのだ)

 

【ロイヤルナイツの出現】 

 

 現れたのは、オメガモン、デュナスモン、クレニアムモン、スレイプモン、そしてドゥフトモン。

 

 彼らの聖なるオーラが、デ・リーパー退治直後の殺伐とした空間を静かに包み込む。

 

 ベルスターモン(X抗体)とベルゼブモンは、突如現れたロイヤルナイツに警戒し、それぞれが持つ銃と剣を構える。

 

 ベルスターモン(X抗体)は『孤狼の銃』と『餓狼の魔銃』を、ベルゼブモンは『ブレイズデスサイズ』を、決してロイヤルナイツから逸らさない。

 

 しかし、オメガモンは、その警戒を解くように、深々と騎士の礼を取り、頭を下げた。

 

「感謝する。闇に囚われた同胞たちを救ってくれたこと。我らにはデリーパーに対抗する術が無かった。触れればデータ汚染されてしまうからだ。デュークモンたちのように……」

 

(オメガモンの言葉と行動に、ベルスターモン(X抗体)の心の奥底に、わずかな感情の揺らぎが生まれた。悪魔として、聖なる騎士の感謝を受けるという、想定外の事態)

 

【オメガモンの洞察】

 

 そしてオメガモンは、真っ直ぐにベルスターモン(X抗体)の瞳を見据え、そのデジコアの奥底まで見透かすかのように語りかける。

 

「ベルスターモン、キミには不思議な力を感じる。二つの心の力だ。凶々しい闇の力とそれに準じないもう一つの力。どうかそれを忘れないで欲しい」

 

(ベルスターモン(X抗体)は驚きを隠せない。オメガモンが持つ、その洞察力と感応力に。彼の中に宿る、神から与えられた『ベルスターモンとしての力』、そして、神にデジタルワールドに召喚された『人間としての魂の鼓動』。それを、このロイヤルナイツは感じ取っているのか?)

 

【神の存在の露呈】

 

 さらにオメガモンは、その視線をオレ、ベルスターモン(X抗体)の背後に潜む、限りなく薄くされていた『神の影』へと向ける。

 

「キミの後ろにキミを誘う悍ましい澱み……その甘言に決して惑わされぬよう気をつけるんだ」

 

(ベルスターモン(X抗体)は、再び内心で驚愕する。オメガモンには、神の存在が見えている! 彼女の背後で、神が忌々しげに舌打ちをする気配を感じる)

 

「ふん……流石は最強のロイヤルナイツだ。我の存在に気付くとは……直接介入出来れば貴様など……」

 

(神は、その存在を限りなく薄くして、完全に身を隠し潜めた。ロイヤルナイツの聖なる力は、神にとっても脅威となりうるのだ)

 

【ベルゼブモンとロイヤルナイツの対峙】

 

 ベルゼブモンは、ロイヤルナイツに対しては一切の態度を変えない。むしろ、聖なる存在を前にして、その凶悪な笑みをさらに深くする。

 

「フン、今更、聖なる騎士様のお出ましか。俺たちが狩った獲物に、後からノコノコ出てきて感謝とは、随分と都合のいい話じゃねぇか」

 

 デュナスモンが、その言葉に反応して一歩前に出るが、オメガモンが手で制する。

 

【暗黒の渦への旅立ち】

 

 オメガモンは、ベルスターモン(X抗体)を見つめ、静かに告げる。

 

「キミたちは、あの暗黒の渦へ向かうのだな? あの暗闇の向こうは別のワールドへと繋がっている。手を貸してやりたいが、我々はこの世界を守護する為、動く事は出来ない」

 

(ベルスターモン(X抗体)は、オメガモンの言葉を鼻で笑い飛ばす。彼の『孤高』が、他者の助力を是としないのだ)

 

「要らぬ気遣いだ。手ならもう十分に足りている」

 

(ベルスターモン(X抗体)の言葉に、ベルゼブモンが不敵な笑みを浮かべる。二人の悪魔は、互いに視線を交わし、その間に確かな信頼が芽生えているのがわかる)

 

 オメガモンは、ベルスターモン(X抗体)とベルゼブモンの間に生まれた絆のようなものを感じ取り、静かに頷く。

 

「……そうか。ならば気を付けて行くがいい。キミたちに聖なる騎士の加護と導きが在らんことを」

 

(そして、ロイヤルナイツたちの見送りの言葉を背に、ベルスターモン(X抗体)は漆黒の大翼を広げ、ジズを駆る。ベルゼブモンもまた、デュークモンデータを取り込み強化されたベヒーモスと共に、その隣を並走する)

 

【暗黒の渦へ】

 

 デ・リーパーを完全に消滅させ、ロイヤルナイツとの邂逅を経て、ベルスターモン(X抗体)とそのパートナーであるベルゼブモンは、ついに『暗黒の渦』へと飛び立つ! 

 

(ゴオオオオオオオオオオオオオオ!!)

 

 昏い渦へと近づくにつれ、空間は歪み、デジタルデータは渦巻く光の中に吸い込まれていく。それは、単なるワームホールではない。

 

 別のワールド、未知なる冒険、そしてさらなる『獲物』が待ち受ける場所へと、彼らを誘うゲートだった。

 

(ベルスターモン(X抗体)の瞳は、渦の奥底に広がる闇を見据えている。彼女の『孤高』は、次なる舞台で、どのような『進化』を遂げるのか。新しい世界の扉が、今、開かれようとしている)

 

 

 

 

 

 




デジモン、数が多すぎと進化先が複雑過ぎて訳わからない。なるべくたくさん出したいけどなー。
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