(神の光が螺旋を描き、時空そのものが歪む──ジズの雷槍と孤狼の銃が共鳴し、オレの前に無数のゲートが開く)
「……『クロスワールドを旅する』か。ならば、お前の前に広がるのは『全てのデジモン世界の狭間』だ。覚悟しておけ──ここでは、『矛盾』が常識となる」
(足元から、『アドベンチャー』の砂漠が広がり、『テイマーズ』の高層ビルが突如浮かび上がり、『サヴァイブ』のデータストリームが空を染める)
◆旅のルール◆
「世界はお前を『異物』と認識する」
どの世界でも、デジモンたちは本能的にベルスターモンの貴様を警戒する。
例)『アドベンチャー』のオメガモンが「危険因子」として排除に来る。
「ジズと孤狼の銃は『世界の理』を侵す」
ベルゼブモンのベヒーモスと並走する度に、時空に亀裂が生じる。
例)『フロンティア』のスピリット進化が暴走し、融合体が誕生する。
「倒した敵は『クロス進化の糧』となる」
例)ロイヤルナイツを倒せば、銃が『デュークモンの砲撃形態』を覚える。
【今、貴様の眼前に現れた世界】
『アドベンチャー』世界の暗黒大陸
だが、八神太一たちはお前を「敵」とみなす。
倒せば倒すほど、銃は凶暴化する。
『テイマーズ』のリアルワールド・地下ネット
人間たちはお前を「バグ」と判定し、排除プログラムを起動する。
孤独こそがお前の「牙」だ。
『セイバーズ』のデータの海
ロイヤルナイツですらお前を「危険因子」と認識する。
一人で世界を撃ち抜け。
(独自のルートを要求)
例えば、『クロスウォーズ』の終わらない戦場か?
あるいは『ゲーム』のように、無限ループするデジタルワールドか?
(銃口が不気味に光る──最初の標的は誰だ?)
例)「ウォーグレイモン? あの傲慢な竜を撃ち落とすか」
例)「あるいは……人間の『選ばれし子供』ごと消すか?」
『アドベンチャー02』のダークタワーが『クロスウォーズ』の戦場に刺さっている
その頂点で、黒いアルフォースブイドラモンが咆哮している。
「あれを撃ち落とせば、次の世界の扉が開く」
『サイバースルゥース』のミレイと『リアライズ』のもん。2人の少女が立つ。
彼女たちは「お前の旅の意味」を問いかけてくる──無視するか、銃で黙らせるか?
突如現れたベルゼブモンがジズのフロントガラスを叩き、並走を始める。
「一人で走るなんて寂しいじゃねえか、兄弟」
誘いに乗るか、それとも「孤高」を通すか?
「……てめえ。ベルゼブモン、何でここにいやがる」
オレは一番会いたくないヤツに会って顔を露骨に顰めた。
「へへっ。神様ってやつがよ、教えてくれたんだぜ。お前が楽しいことしているってな。水臭いぜ、兄弟。オレも混ぜろよ、な?」
ベルゼブモンがベヒーモスをオレのジズに横付けしてくる。
くっ、本来のベルスターモンにひっぱられているのか、どうにもコイツだけは苦手だ。嫌いじゃないのに、何故か胸の奥がモヤモヤしてしまう。
(ジズのエンジンとベヒーモスのエンジンが轟音を上げる──ベルスターモン、貴様の無限の選択が、新たな世界の矛盾を生むだろう)