「よく来たな!イマジネーションにタイラント!歓迎するぞ!」
二日ぶりに訪れた本部の指定された部屋で聞いた第一声がこれだった。
私達の目の前で、派手な格好の魔法少女が声を張り上げる。
「私はⅥ級魔法少女 インテリタスだ!得意魔法は”破壊”だ!よろしく頼む!」
意気揚々といった様子で彼女――――――魔法少女インテリタスが此方に手を差し出す。
燃えるような意志を感じる目が、私達をしっかりと捉える。
私も手を出し、手を握った。
「Ⅳ級魔法少女タイラントです。お願いします」
イマジネーションも軽くお辞儀をする。
「いい挨拶だ!では早速ミーティングをしようか!此方だ。今回の仲間も紹介しよう!」
インテリタスが濃緑のドレスを翻し奥へと進む。
私達も従って進むと、やがて小さなスペースがあった。
そこに二人の魔法少女がいた。
「紹介しよう!Ⅵ級魔法少女のオルテクトとⅤ級魔法少女のアローだ!」
彼女の声に従って、二人が立ち上がる。
「初めまして。オルテクトです。よろしくお願いします」
一人は純白の羽衣を纏った、聖職者のような魔法少女。
「私はアローですっ!よろしくお願いしますっ!」
後者はリボンの付いたピンクのドレスを着る魔法少女。
両者が此方に軽くお辞儀をする。
「よろしくお願いします」
私もそれにお辞儀で返す。
それにしても、任務一つでⅥ級やⅤ級がこんなにも集うなんて。
二人を見ながら少し驚く。
傍では、インテリタスが満足気に頷いていた。
「うむ!では早速今回のターゲットについて話そう!」
彼女は隣のホワイトボードにマーカーを勢いよく書きつける。
瞬間、マーカーが音を立てて真っ二つに折れた。
「おや、力み過ぎたようだ」
◇ ◇ ◇ ◇
その数時間後。
――――――バカンスから戻って幾数時間。
やることは山積みだった。
アメリカ大統領との話し合い、Ⅵ級魔獣の討伐してからの後始末関連、失踪事件関連云々……
デスクで思わず溜息がでるのも仕方がないだろう。
「はぁ……そろそろフェアリーテイルのお迎えの時間かな?」
隣へ目を向けると、フルフレイムが真面目な表情で答えてくれる。
だが、僅かに疲れが見て取れる。大変だったんだろうね。
「もう既に到着してます。今は握手会の準備をされているかと」
「おや、気付かなかった。よし、僕も握手会に行こうかな」
「構いませんが、その後にアメリカ大統領との会談も忘れずにお願いします」
「分かった分かった。少し楽しんでくるよ」
僕はチェアーから飛び降り、部屋を後にした。
楽しみだねぇ。折角だし、握手しにいってみたいね。
◇ ◇ ◇ ◇
魔法省本部から幾何か離れた場所。
そこで、アメリカの魔法少女フェアリーテイルの握手会が行われていた。
「ずっとファンでした!!ありがとうございます!!」
そう言って興奮気味に手を握る一人。
「Thank you」
簡潔な返事をしながら手を返すのはフェアリーテイル。
金髪に青色のリボンドレスを着た少女。
イマジネーションと似て、童話から出てきたような姿だった。
「では次の方どうぞー」
隣で運営役の男性が言うと、後ろの一人が前に出た。
「初めまして。会えて光栄だよ」
猫のようとも言える、少しかわいらしい声。
黒髪短髪に、パーカーを着た少女だった。
「Me too. Thank you for cheering」
「僕もそう言って貰えて嬉しい限りだよ」
黒髪の少女が微笑みながらスッと手を差し出す。
フェアリーテイルもそれに従い握り返した時。
違和感を感じた。
何故かは分からないが、異質。
少女でないような……あたかも魔法少女に近いような。
伝わる冷たさがそれを想起させる。
「ありがとう」
思考に更けている間に少女は満足したようで、手を離した。
運営役の声に従い離れていく小さな背中を見つめる。
フェアリーテイルは僅かに眉を顰めた。
「Umm,,,, Who was she? Somewhere I've seen this before,,,,,」
その声は場の喧騒に包まれて搔き消えた。
すでに小さな背中は雑踏の中に消えていた。
以下日本語訳。(ヒャッハー!しながら作ったので解釈は任せます)
①「ありがとう」
②「私も。応援してくれてありがとう」
③「えーと……誰なんだろう。どこかで見た気がする……」
最後はちょっと意訳がある気がしますがご勘弁。
…仕事…? 握手しただけでは……
掲示板が欲しいかい?(by nihil)
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ego nescio ita(?)