戦っている間、私は不思議な感覚だった。
まるで、世界が小さな模型のように見えた。
全てが、小さいと思えた。
身体が何かに浮いているようなフワフワとした感覚。
だがふと私の意識は暗くなった。
「――――う、うん……」
まばゆい光で目が覚める。
それと同時に全身の感覚が戻ってくる。
いつもよりだるいと感じると同時に、違和感を感じた。
背後から妙な温もりを感じるのである。
「一体何が……」
首を動かして、後ろを見る。
そこには、私に抱き着いて眠っているプラントニアの姿があった。
「え……どういうこと……?」
動いて抜け出そうにも、プラントニアがガッチリとホールドしている為、ソファから全然動けそうにない。
「どうしたらいいのよ……」
何だか全てがどうでもよく感じる心地よさだ。
今や無防備に眠っているプラントニアが、先ほど戦っていた戦闘狂だとは誰も思うまい。
随分と平和だ。
そう思っていると、また眠くなってきた。
どうやら最近の疲労の皺寄せがきたらしい。
私は包まれる温かさの中、再び目を閉じた。
◇ ◇ ◇ ◇
後日、私は組織長に呼ばれた。
奥のチェアーに座るのはヴェニタールという魔法少女。
「さて、漸く君も極限魔法を使えるようになったわけだ」
「は、はい」
彼女が妙に不気味な満面の笑みを浮かべながら私を見た。
「君の極限魔法はどうやら、物事の大小関係を変えるといった魔法のようだ。
それは物だけに限らず、現象も現状上限はあるが変更可能。中々破格の性能だね」
「あ、ありがとうございます」
未だ実感が湧かない中、私は軽く頭を下げる。
すると彼女は、人差し指をピンと立てた。
「取り敢えず、まぁ極限魔法があれば決勝戦にはいけると思うよ」
今度は笑いながらも、何処か真剣な表情を向けてくる。
「ま、決勝戦にはⅥ級の子にⅦ級もでるから、勝てるかは微妙だけど」
そして、チェアーから飛び降り、私の前に立つ。
少し低い目線から、私を鋭い目線で見る。
その目線は変わらず不気味だ。
「プラントニアにちゃんと鍛えて貰えば、きっとⅥ級にはすぐにいけると思うよ。頑張ってね」
そう言って私の肩をポンと叩くと、彼女はそのまま組織長室のドアを開けた。
「あ、あとフルフレイムに僕が出かけたことを伝えといて。じゃ」
「え―――――」
何かを発する前に、彼女はドアを開け廊下へと消えていった。
私は誰もいない組織長室にポツンと立つ。
何か、私は面倒な役割を押し付けられたような気がする。
邁進を心内で決意する一方で、不穏な事が起きた。
―――――あぁ、イジ―はどうしているんだろう。
―――――2週間後
『予選第10回を経て、決勝戦への出場が無事決まったのは、タイラントです!!』
決勝戦へ出場する魔法少女達が並ぶ場所。
そこには、Ⅵ級やⅦ級の魔法少女達に混ざって立つ二人のⅣ級魔法少女の姿があった。
一言
別に百合百合姫しているわけではない(言い訳)
掲示板が欲しいかい?(by nihil)
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たくさん欲しい!
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本文書け
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そろそろ欲しい
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何それおいしいの?
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既に私は掲示板にいる
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ego nescio ita(?)