巨大な岩塊が空を満ち、それが地面へと迫る。
その中で、対戦相手であるⅦ級魔法少女―――――ロロックは好戦的な笑みを浮かべた。
「おおう!初っ端から随分な攻撃やなぁ!」
そう叫びながら、ふと地面に両手をついた。
「固有魔法―――――岩刺突!」
瞬間、辺りの地面から槍のように巨大な岩が突き出していく。
放たれたそれは、落ちる岩塊に突き刺さると同時に圧倒的な土煙を発した。
辺りの視界が悪くなる。
その中で声が聞こえる。
「まだまだ行くで!固有魔法――――岩壁倒壊!」
土煙を突き破り、大きな一枚岩が聳え立つ。
そして、それがゴゴゴと音を立てながらイマジネーションの方へ倒れだす。
倒れると同時に、世界が揺れるような破壊音が響いた。
「なんや……やるやんけ」
ロロックが不敵に笑う。
その視線の先には、土煙から現れたドレスだけが僅かに汚れたイマジネーションがいた。
「……散々鍛えられた」
「可笑しい成長速度やなホンマに」
ロロックが呆れる間にも、辺りに水・風・岩がどんどんと出現していく。
「ならどんどんレベル上げてこか!」
腕を掲げると、今度は地面が流動する。
隆起した地面から、透明色などの様々な鉱物が突き出してくる。
「固有魔法――――鉱物刺突」
まるで弾丸のように鋭くなった鉱物がイマジネーションへ迫る。
対するイマジネーションは、静かに己の魔法を紡いだ。
「固有魔法――――構造変化」
すると、鉱物がまるで見えない何かに阻まれるようにピタリと止まった。
それと同時に、個体ではないはずの空気が鋭い斬撃のようにロロックへと迫る。
だがそれは地面から飛び出した岩壁に防がれる。
「次や!」
今度は地面から先ほどと比べ物にならないほど大量の輝く鉱物が飛び出した。
あたかもそれは、蠢く巨大生物のようだった。
大質量のそれがイマジネーションに向かって押し寄せる。
またも辺りは世界が揺れるような地響きと土煙が覆った。
観客の声に悲鳴が混ざる。
『どんどんと過激化していく応酬です!一体どうなっているのでしょうか!』
土煙の中でも、大質量の鉱物は地面にぶつかりドンドンとけたたましい重低音を響かせている。
「大地はウチの味方やからなぁ!」
ロロックが不敵に笑いながら、追加といわんばかりに岩塊を作り撃ち出す。
土煙が舞う中でも、それはイマジネーションの方へと押し寄せる。
だがイマジネーションは空気を足場にし、更に大量の水を生み出すことで速度を打ち消した。
ザバリ、と大量の水が闘技場を横溢と流れる。
ロロックは作り出した岩の足場に乗りながら、様子を見る。
すると、水だったものが熱気を帯び始めたかと思うと、赤熱の赤へと色を変え、灼熱の熱気を放つようになった。
観客が驚きのあまり悲鳴を止める。
地獄のような風景と化した闘技場に、ロロックは思わず愚痴をこぼした。
「――ッ水がマグマになるとかありかいな!」
変化したことさえも驚愕の事であったが、さらに目をも疑うような事が起きた。
「そういうのもありなんかい!」
マグマが独りでに形を作り出し、巨大な波となった。
「流石は想像系やな……成長限界がほぼないのが恐ろしいところや」
迫ってくる世界を呑みこまんばかりの巨大なマグマの波に、ロロックは真剣に向き合う。
一度深く息を吸い、吐いた。
「ここは、本気でいったろうやないか」
そして、ロロックが紡ぐのはやはり、本気の証の魔法。
「極限魔法――――現象鉱物」
瞬間、世界は見たことのない七色の鉱物で覆われた。
更新遅くなりすみません。
最近忙しかったのと、風邪でぶっ倒れてました。
戦闘描写についてはあまり自信がないので勘弁してください(゚д゚)!
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