身体から大量に金属製のバッタが出てしまう女の子   作:鳥松

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四話 個性把握テスト編

四話

 今日は入学初日の日、門出の朝。

 この日の一週間程前に公安委員会を出たコガネは以前とは違うとあるアパートの一室で目が覚める。ここでの生活に慣れるために一足早くに公安委員会を出ていたコガネはある程度この場所に適応し、今ではここでのルーティンを獲得した。

 

 まず朝起きるとキッチンに向かい、エネルギーバーを口に運び、コーヒーの準備をする。コガネも最近知ったことであるがコガネはコーヒーを好む体質のようでよく飲むようになった。

 

「……よし」

 

 マグカップに熱々のコーヒーを入れる。そんなコーヒーをコガネは冷ますことなく一気に飲み干す。口の中に広がる熱さとコーヒーの香りが寝起きの肉体を叩き起こすようだった。

 多分他人が見たら少し引いてしまうかもしれない飲み方かもしれないが、それは誰にも邪魔されない空間でもあるという証明でもあって、なんだか不思議に気持ちにいっぱいになった。

 

「ふぅ……」

 

 そんな朝の時間を過ごし、そろそろ家を出ないといけない時間になってきた。制服に素早く着替え、必要なものを用意して、玄関に向かって靴に履き替える。

 行ってきます、なんて言う相手はいないから無言でドアを開け、眩しい朝日に目を眩ませる。新しい環境での期待と少しの不安を胸にコガネは新たな門出を迎え、ドアの外へと踏み出す――

 

「?」  

 

 コガネがドアを開けるのと同時に左隣の部屋のドアが開く。そこから出てきた人物の格好にコガネは驚く。

 

「同じ……」

 

「制服……!」

 

 隣の部屋の住人も同じことを思ったらしく、目を丸くしながら自分達の格好を見直して呟いた。そうして少しの間硬直した後、隣の住人が口を開き、この場の静粛を破り去った。

 

「も、もしかして雄英高校の生徒ですか……!?」

 

「うん」

 

 狼狽している目の前の人物とは対照的にコガネは冷静に一言だけ軽く返事をしながら頷いた。

 

「新入生ですか……!?」

 

「うん」

 

「ヒ、ヒーロー科!?」

 

「ん」

 

「ほ、ほんとに!?え、えーと……良かったら一緒に学校行きませんか!」

 

「いいよ」

 

「ありがとう〜……!初めての一人暮らしだし、初めての登校で不安だったんだ〜……」

 

 簡単なクローズドクエスチョンを使って会話をした後、目の前の少女は安堵したような声を出し、感情を吐露した。コガネは目の前の少女を見つめていると少女は思い出したかのように発言した。

 

「……あっ!そうだ自己紹介……!私、麗日お茶子、よろしくね!」

 

「……虫明コガネ、よろしく」

 

 コガネは目の前の少女、麗日お茶子に淡白に自己紹介を済ますと、片手を差し出した。

 

「あっよろしく!」

 

 麗日も握手に応じると嬉し気に微笑みながら手を握った。

 だがコガネはこの握手に違和感を感じた。

 

「……?なんで小指だけ浮かしてるの?」

 

 麗日は手を握る際、小指だけを浮かせ、全ての指で握らないようにしていたのだ。コガネの発言に気づいた麗日は「あー……」と慣れたように説明した。

 

「ウチの個性ね、『無重力』っていってね。こうやって5本の指で触れると……」

 

 麗日はそう言って自分のカバンに触れるとふわりと突然無重力になったかのように浮いた。

 

「こうやって浮いちゃうから握手するときは気をつけないといけないんだ〜」

 

 そう言って両方の手のひらをこちらに見せると麗日の指先の腹に特徴的な肉球のようなものがあるのが見えた。おそらくこの部分で触れることで触れられたものが無重力になるのだろう。

 

「あ……もしかして入試の時に緑の髪の人にビンタしてた人?」

 

 コガネは麗日の個性を見て雄英入試で0ポイントのロボットヴィランの目の前でつまづいていた茶髪の受験者を思い出した。その後は緑髪の少年に救われた後、落下する少年にビンタをかまして少年の落下の勢いを落としていた。

 

「あはは……って、えっ!?もしかして試験会場同じだった!?」

 

「うん、見てたし、ちょっと手伝った」

 

「えっ!もしかしてあのときのバッタって虫明さんだったの!?」

 

「うん、ほら」

 

 そう言ってコガネは手のひらを上に向けるとそこから銀色の飛蝗が飛びだした。麗日はその飛蝗を親指と人差し指で摘むと飛蝗をジロジロと見つめていた。

 

「わっ本当だ、硬いね」

 

「……珍しい。怖がると思ってたのに」

 

「まあ、昔から虫を触るのは苦手じゃないから。バッタもよく捕まえてたし。他にも何かできるんでしょ?入試でも形が変わったりしてたもんね」

 

「……うん。あとはもっとたくさん出せるし……形とか、変えれる……」

 

 初めて個性を見た人からは軒並み怖がられるか気持ち悪いと言われる個性だったのだが予想に反してそんなことはなかったのでコガネは少し辟易しながら説明を続けた。

 

「へぇー!強そうやね!」

 

「あ、ありがとう……」

 

 コガネは他人と話すことはあまりない。

 学校でも友達を作らず、他人とはとにかく壁を作って生きてきた。それはコガネが他人に興味がなく、コミュニケーションが上手くいかないことが多く、自分からコミュニケーションを避けてきたからである。

 最近は博士と会話をする上でデリカシーのカケラもなく、他人の気持ちを考えることがないのは駄目なんだと言うことを気づき、高校からは頑張ってみようとして隣人とも話してみたのだが――

 

「ええよ、そんな!あっもうこんな時間!そろそろいかないとね!」

 

「……うん」

 

 屈託なく笑いかける麗日を見て、10年間ろくに同い年とコミュニケーションなんてとっていなかったコガネは、なんというか差を感じてしまい、複雑な感情が生まれてしまった。

 

 (これが、10年のブランク……)

 

 

 ◇

 

「思ってたよりギリギリになってしまった……」

 

「急ごう」

 

 

 二人はそんなことを話しながら雄英へと入ってゆく。雄英の校舎は大きいだけあり、中も広大であったが、A組のクラスには早く着いた。クラス分けについては事前に通知があり、運が良かったのか二人は同じクラスだった。

 

「ドアデカッッ!」

 

「うん、大きい」

 

 A組のドアの前に立つとその大きさがよく分かる。コガネは158センチなのでこのドアはそれよりも一回り、二回り大きい。各々の個性に合わせたバリアフリーなのだろう。流石である。

 

 

教室のドアを開けて教室の中へ入るとすぐさま視界に入るのは緑の髪をした少年の頭であった。

 それを見ると麗日は何かに気がついたかのように口を開いた。

 

「あ!そのモサモサ頭は!地味めの!」

 

 麗日が中々失礼な認識の仕方をしていた少年は入試で見た0ポイントを一撃で粉砕していた少年であった。

 

「プレゼントマイクの言ってた通り受かったんだね!!そりゃそうだ!!パンチ凄かったもん!!」

 

「いや!あのっ……!本っ当あなたの直談判のお陰で……僕は……その……」

 

「へ?なんで知ってんの?」

 

「〜〜〜〜…………」

 

 少年はグイグイ来る麗日に目元を隠し、顔を真っ赤にしながらしどろもどろに答えている。

 

「お友達ごっこしたいなら他所に行け」

 

「――ここは、ヒーロー科だぞ」

 

 寝袋に入ったままの人間がゼリー飲料を一瞬で飲み干しながら、そう言い切った。モゾモゾとうごめきながら寝袋ごと立ち上がり、教室に入ってくる。

 

「はい、静かになるまで8秒かかりました。時間は有限。君たちは合理性に欠くね……担任の相澤消太だ。よろしくね」

 

 教室にいる複数の生徒たちもあまりの光景に黙っているが、恐らく心の中で驚きの感情でいっぱいだろう。コガネも足元にあった寝袋に気付かず、驚くしかなかった。

 

 

「早速だが、体操服着てグラウンドに出ろ」

 

 戸惑う生徒たちを残し教室を出た相澤は、言葉通りグラウンドに向かっていった。生徒たちも困惑の声をあげながら慌てて体操服を持って更衣室に急ぐ。

 

「む、虫明さん……これ入学式とかガイダンスとか大丈夫なのかなぁ……」

 

 更衣室に向かいながら麗日は戸惑い、コガネに不安そうに話しかける。

 

「……これがヒーロー科の洗礼なのかも」

 

「そんなぁ〜!」

 

 ◇

 

「……揃ったな。これから個性把握テストを行う」

 

「ええ!?入学式は!?ガイダンスは!?」

 

 いきなりの発言にグラウンドに集まったばかりの生徒たちはざわめく。麗日が皆の心の内を代弁して疑問を投げ掛けるが相澤はそっぽを向いて、そんな悠長な時間は無いと言いきった。

 

「雄英は自由な校風が売り文句、そしてこれは教師側も然り」

 

「ソフトボール投げ、立ち幅跳び、50m走、持久走、握力、反復横跳び、上体起こし、長座体前屈。中学の頃からやってるだろ?個性禁止の体力テスト」

 

 

「国は未だ画一的な記録をとって平均を作り続けてる。まあ文部科学省の怠慢だよ」

 

 

 

「爆豪、中学の時、ソフトボール投げ何mだった?」

 

「67メートル」

 

「じゃあ個性を使ってやってみろ。円からでなきゃ何しても良い。早よ。思いっきりな」

 

 どう見ても不良にしか見えない髪型がツンツンしている生徒、爆豪勝己が相澤からボールを受け取り、ボール投げの円の中へと入る。そして軽くストレッチをするとボールを振りかぶり――

 

「んじゃまぁ――」

 

「死ねぇ!!!!」

 

 ボール投げとは思えない掛け声を出しながら、爆豪は手のひらから爆発を発生させ、ボールの球威に爆風を乗せた投球を行った。辺りには爆煙が漂い、ボールは遥か彼方まで飛んでいった。

 

「……705メートル」

 

「なんだこれすげー面白そう!!」

 

「705メートルってマジかよ!」

 

 記録を聞いた生徒たちからは歓声が上がり、個性を思いっきり使えるという事実に舞い上がっている。

 

 

「…面白そう…か。ヒーローになる三年間、そんな腹づもりで過ごす気でいるのかい?…よし、トータル成績最下位の者は見込み無しと判断し、除籍処分としよう…生徒の如何は教師の自由。ようこそ、これが雄英高校ヒーロー科だ」

 

 突然の理不尽に生徒たちは困惑を隠せない。

 しかし、相澤はそんな声を一蹴し、発言を続ける。

 

「生徒の如何は先生の自由、ようこそこれが雄英高校ヒーロー科だ」

 

「ピンチを乗り越えるのがヒーロー、plus ultraさ。全力で乗り越えて来い」

 

 相澤は生徒たちに挑発でもするかのように言う。そしてそんな言葉を聞いたコガネは――

 

 (面白い……日々の成果を自分に証明できる)

 

 自分の能力が数値で示されることに高揚を隠せなかった。

 

 第一種目 50メートル走

 コガネの出席番号は19番で出席番号順で行うスポーツテストの順番はほとんど最後の方である。なので自分がやる前に他の生徒の記録が見れる。

 その中でも記録が特別良かったのは、眼鏡をかけた生徒である飯田天哉だろう。彼の記録は3.04秒、ふくらはぎに車やバイクにあるようなマフラーが着いており、そこから爆速を生み出す『エンジン』という個性。個性から考えると彼の独壇場ではあった。

 そうしてコガネの番がやってきた。50メートル走は2レーンを2人で走るのでコガネの隣は出席番号20番の八百万百々という女子生徒だ。

 

「次、スタート位置につけ」

 

 コガネは飛蝗を出して脚に纏わせ、銀色のブーツのように形を変え、脚力を強化する。今回は入試のように蹴りなどの動作には移行しないので単純に瞬発力だけを高める。形を変えるたび、ブーツからはギチギチと機械音がする。

 そうしてコガネクラウチングスタートの体制で合図を待つ。

 

「よーい、スタート――」

 

 言い切ると同時にコガネは走る、否跳躍する。凄まじい音が辺りに響き、周りには衝撃波のような風が舞い上がる。

 

『0.51秒!』

 

 入試の時にいたロボットが記録を正確に読み取り飯田を大幅に超える記録を叩き出した。周りからは驚きの声が上がる。

 

「おおー!スゲェー!見えなかった!」

 

「速すぎでしょ!」

 

「くっ……走力で負けるとは……っ」

 

 飯田は悔しがるが、実はコガネの走力が飯田を超えている訳ではない。

 

「虫明さんはやっ!そんなこともできるんや!」

 

 50メートル走が終わると麗日がコガネに駆け寄って話しかけた。麗日は驚きの表情を浮かべながらコガネを見ていた。

 

「うん、でも脚が速い訳じゃない。今のは走ったんじゃなくてスタートからゴールまで跳んだ」

 

「えっと、つまり……地面スレスレで飛んで50メートル進んだってコト!?」

 

「ん」

 

 そう、コガネは走ってはいない。

 スタートからゴールまで跳んだだけ。走り方に指定はなく、前までの生徒を見る限り、走らなくてもゴールに辿り着けばいいようだったので跳ぶことを選択した。

 しかし、コガネの跳躍限界は約100メートル。走り続けられる飯田と瞬発力のコガネ、どちらが速いかは持久走でわかるだろう。

 

 第二種目 握力

 単純なパワーを検査するものだが、コガネの個性はあまり活かせない。そのためただ握力計を握るだけであった。それでもずっとしていた個性の訓練が効いていたのか40キロという女子高生にしては健闘した記録を叩き出した。

 

 第三種目 立ち幅跳び

 先程の50メートル走とやり方はほぼ同じである。飛蝗を脚に纏わせ、脚力を強化し、跳躍する。

 合図と同時に地面を勢いよく蹴ると、地面にクレーターができて、砂煙と共に遠くへ跳躍した。

 

 記録は89メートル。幅跳びではなく真上に跳ぶならもう少しいい記録は出ただろうが、これでもクラスの中では2番目くらいには入っている。

 

 第四種目 反復横跳び

 脚を使う競技ならコガネは得意だ。反復横跳びには少し活かしてづらいそれでも自分の脚に飛蝗を纏わせたあと、左右に壁を作ってやりやすくするなど工夫をし、90回という記録が出た。

 

 第五種目 ソフトボール投げ

 投げるというとコガネの個性は活かしてにくいが、ボールを遠くに飛ばすというのなら話は別だ。

 『円の中なら何をしてもいい』というルールがある以上、このやり方も認められるはずだ。

 

「ふっ――!!」

 

 甲高い爽快感のある音と共にコガネの放った回し蹴りがボールを正確に捉え、ボールが凄まじい速度で飛んでいく。

 

「555メートル」

 

「すごーい!!」

 

「おおー!てか蹴るのは良いんだ……」

 

 実はコガネの2つ前の緑谷が爆豪を超える記録を出したのだが、その際爆豪が緑谷に問い詰めようとして相澤に『捕縛布』という特殊な素材でできた包帯のようなもので制圧されるなど一悶着あったものの、コガネはあまり興味を示さず、見ていなかった。

 だが事実として緑谷と爆豪との間に何かあるのは確かである。

 

 

 

 そうして第六種目上体起こし、第七種目長座体前屈などがあったがコガネの個性とは相性が悪く、普通の結果した残せなかった。

 第八種目の持久走に関しても、50メートル走と同じようにしようと思ったのだが全員参加で前方にスペースがなく、上手くいかなかった。そのため飯田にも抜かれ、原付を『創造』した八百万にも抜かれ、あまり良い結果は残せなかった。

 

 ◇

 

 そうして個性把握テストは終わった。

 トータル最下位が除籍となる。20名全員が集められ、その前に相澤が立つ。

 

「んじゃ、パパッと結果発表。トータルは単純に各種目の評点を合計した数だ。口頭で説明すんのは時間の無駄なので一括表示する…ちなみに除籍はウソな。君らの最大限を引き出す、合理的虚偽」

 

 相澤はハッと鼻で笑いながら結果を表示する。その言葉に多くが『はーーー!!?』と叫ぶ。だが、八百万など一部の生徒はソレに気付いていたようだ。

 

「あんなのウソに決まっているじゃない…ちょっと考えればわかりますわ……」

 

「そゆこと。これにて終わりだ。教室にカリキュラムなどの書類あるから目ぇ通しとけ」

 

 (……本当に嘘、だった?あの目、眼光は本気のように見えたけど……)

 

 個性把握テスト

 第1位八百万百

 第2位轟焦凍

 第3位爆豪勝己

 第4位虫明コガネ

 

 (こんなものか……1位、取りたかった)

 

 ◇

 

 時は進み、下校する時間となった。

 個性把握テストの結果は1位は取れなかったが記録としては上々。スタートとしては申し分ないだろう。

 

「虫明さん!一緒に帰ろ!」

 

「ん」

 

 帰り道が同じである麗日が帰る直前に話しかけてきた。コガネは麗日の誘いを承諾し、頷いて示した。校舎を出ると緑谷と飯田が並んで歩いているのが見えた。

 

「あっおーい!お二人さーん!駅まで?待ってー!」

 

 麗日は小走りで2人に駆け寄った。コガネは2人と交流はなかったものの、麗日に取り敢えず着いていく。

 

「君たちは∞女子と銀髪女子!」

 

 飯田はコガネたちを見ると中々失礼な呼び方で2人を呼称した。ちなみに∞女子という名前の由来は麗日がボール投げで『無重力』を使い、∞という普通では絶対見ないような記録を叩き出したからである。

 

「麗日お茶子です!」

 

「……虫明、コガネ」

 

「えっと……飯田天哉くんに緑谷……デクくん!だよね!!」

 

「あっあの本名は出久で……デクはかっちゃんがバカにして……」

 

「蔑称か」

 

「よくない」

 

「えーそうなんだ!ごめん!」

 

 人の嫌がることはしてはいけない。そんなことは誰でも知っている、知っていたはずである。それでも爆豪のようなことをする人間もいる。ヒーロー志望の人間として緑谷もさぞ怒っているのだろうとコガネは思っていたが――

 

「でもデクって……『頑張れ!!』って感じで、なんか好きだ私」

 

「デクです」

 

「緑谷くん!!」

 

 緑谷は朗らかに笑う麗日の言葉を聞くと顔を真っ赤にしながら即答した。

 

「よくない」

 

「虫明くんの言う通りだ!浅いぞ!蔑称なんだろう!?」

 

「コペルニクス的転回……」

 

「コペ?」

 

 そんなような雰囲気で雑談しながら3人で駅を目指して帰った。

 しかし、雄英高校での日々は明日からが本番だ。このように楽しく帰れるのは今日が最後なのかもしれない。




次は戦闘訓練です。誰かコスチュームを考えてください、このままでは変身前のアンダースーツみたいなピチピチのスーツになってしまいます。
砂藤くんは不在ということにします。今決めました。

50メートル走について
本家のメタルクラスタホッパーのスペックが100メートル1.2秒でジャンプ力が102メートルくらいだったので走っているというより跳躍して100メートル進んだという解釈の元、書いています
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