指揮官となった五代雄介   作:ティガファン

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戦闘描写が下手くそだと思いますが、ご了承ください。

そして、五代さん、遂にクウガに変身します。

だから見ててください。

五代さんの、変身。

OP『仮面ライダークウガ!』


EPISODE.3「変身」

ブラックスミスとの交戦に入ったラピとアニス。

 

五代はその様子を物陰から見ていた。

 

しかし、五代は迷う。

 

このまま彼女たちに戦闘を任せていいのか、と。

 

すると、マリアンの声が五代の脳裏に響く。

 

 

———指揮官

 

 

そして、初めて戦う決意をしたあの日の出来事を思い出す。

 

 

———戦います俺!

 

———まだそんな事を!

 

———こんな奴らの為に!これ以上誰かの涙は見たくない!みんなに笑顔でいて欲しいんです!だから見ててください!

 

———俺の!!変身ッ!!!

 

 

五代(一条さん、桜子さん。俺、もう一度戦います)

 

 

あの日の教会での出来事を思い出した五代は、再び戦う覚悟を決めた。

 

 

ギュウゥゥーーーーンッ!!ギュイン!

 

 

すると、五代の覚悟を感じ取ったのか、五代の腰部にベルト——アークルが出現した。

 

それを見た五代は静かに構えを取る。

 

 

ドックン…

 

ドックン…

 

ドックン…

 

ドックン…

 

 

五代「変身!!

 

 

ギュイン!

 

ギュイン!ギュイン!

 

ギュイン!ギュイン!ギュイン!ギュイン!ギュイン!ギュイン!ギュイン!ギュイン!ギュイン!ギュイン!ギュイン!ギュイン!ギュイン!ギュイン!ギュイン!ギュイン!ギュイン!ギュイン!ギュイン!ギュイン!

 

ギュイィィーーーーン!!

 

 

 

 

 

邪悪ある者あらば

希望の霊石を身に付け

炎の如く

邪悪を打ち倒す戦士あり

 

 

 

 

 

五代の姿が変わった。

 

 

赤色の眼……

 

赤色の鎧……

 

携えた2本の金色の角……

 

そして、赤色に輝く霊石……

 

 

この赤色の炎の戦士の名は——

 

 

 

仮面ライダークウガ マイティフォーム

 

 

 

BGM:戦士〜空我(M-13)

 

 

クウガに変身した五代は、ブラックスミスと戦っているラピとアニスの加勢に向かった。

 

 

アニス「もう!こいつ強すぎ!!」

 

アニス「アニス!一旦距離を取って!」

 

 

苦戦するラピとアニスにミサイルを放つブラックスミス。

 

すると、何かがブラックスミスの放ったミサイルを弾き飛ばした。

 

 

ラピ「あなたは…?」

 

クウガ「……」

 

 

ミサイルを弾き飛ばしたのはクウガだった。

 

クウガはラピとアニスの無事を確認すると、ブラックスミスの方へと向き、構えを取る。

 

クウガに向けてミサイルを放つブラックスミス。

 

だが、クウガはそれを回避し、ブラックスミスに拳を思いっきり叩き込む。

 

拳を叩き込まれて少しよろけるブラックスミス。

 

それを見たラピとアニスとシフティーは…

 

 

アニス「なんなのあいつ…拳だけでブラックスミスと戦えるなんて…」

 

ラピ「えぇ…只者じゃなさそうね…」

 

シフティー『一体、何者なのでしょうか…』

 

 

そんな会話を他所に、ブラックスミスに拳を叩き込むクウガ。

 

そんなクウガに銃器で攻撃するブラックスミス。

 

だが、クウガはブラックスミスの銃撃をなんとか回避し、再び構えを取る。

 

 

クウガ(絶対に……助ける)

 

 

囚われているマリアンや他のニケたちを助ける為、自身の高い身体能力と徒手空拳を活かして着々とブラックスミスにダメージを与えていく。

 

 

クウガ「うぐっ…!?」

 

 

しかし、ブラックスミスは調子に乗るなと言わんばかりにクウガを自身の足元の下敷きにする。

 

すると、ブラックスミスに数発の弾丸が当てられた。

 

 

ラピ「……」

 

 

ブラックスミスに数発の弾丸を当てたのはラピだった。

 

 

クウガ「!」

 

 

クウガはラピに気を取られたブラックスミスの隙を突いてブラックスミスの足元から無事に脱出する。

 

 

アニス「ラピ!あなた何をやってるの!?」

 

ラピ「彼を助けただけよ」

 

アニス「敵かもしれないんだよ!?」

 

ラピ「でも、彼は私たちを助けてくれたわ」

 

アニス「それはそうだけど…!」

 

ラピ「それに、彼はブラックスミスと戦ってくれている。だから、彼を援護してあげましょう」

 

アニス「…分かったわ。ラピがそう言うんだったら」

 

 

そして、ラピは指揮官である五代に通信で指示を仰ぐ。

 

だが、

 

 

ラピ「指揮官。どうしますか?…指揮官?」

 

アニス「ラピ、どうしたの?」

 

ラピ「指揮官と通信が繋がらない」

 

アニス「えぇ!?」

 

 

一方、クウガはラピとアニスがそんな事をしているとは知らずにブラックスミスと戦っていた。

 

すると、複数の攻撃がブラックスミスに命中し、クウガは攻撃がやってきた方向を見る。

 

そこには、ラピとアニスの姿があった。

 

 

アニス「そこのあなた!どこの誰だか知らないけど、援護するわ!」

 

クウガ「……」コクリ

 

 

アニスの言葉を聞いたクウガは頷き、視線をブラックスミスの方へと戻し、再び構えを取る。

 

クウガに向けて放たれた複数のミサイル。

 

だが、ミサイルはラピとアニスの援護射撃によって撃墜される。

 

それを見たクウガはブラックスミスと距離を取り、中腰になり、構えを取る。

 

 

ボウッ!!

 

 

次の瞬間、クウガの右足に炎が現れ、ブラックスミスへと向かって走っていく。

 

 

ジャキン!

 

ジャキン!

 

ジャキン!

 

ジャキン!

 

ジャキン!

 

 

走る度に右足の炎の光が増していき、強くなっていく。

 

そして…

 

 

クウガ「ふっ!」

 

 

高く跳び…

 

 

クウガ「おりゃあぁぁぁぁぁぁ!!!!

 

 

ブラックスミスに向けて炎の蹴りを放つ。

 

その蹴りの名は…

 

 

 

マイティキック!!

 

 

 

その一撃はブラックスミスへと届き、マイティキックを喰らったブラックスミスは軽く吹き飛び、倒れ込む。

 

 

アニス「やったの?」

 

ラピ「いえ、まだよ」

 

 

すると、ブラックスミスが起き上がり、それを見たラピとアニスは銃を構える。

 

次の瞬間、

 

 

キィユゥゥーーーー!!

 

 

ブラックスミス「っ!!?」

 

 

蹴りを喰らったブラックスミスの機体に“紋章”が浮かび上がった。

 

 

ビキビキビキビキビキ!!

 

 

紋章を中心にブラックスミスの機体にヒビが徐々に入っていく。

 

ヒビはブラックスミスのコアに到達し…

 

そして、

 

 

ドゴォォォォンッ!!!!

 

 

完全撃破。

 

 

アニス「うそ……倒しちゃった」

 

ラピ「あなたは一体……何者なの?」

 

 

クウガに何者かと質問するラピ。

 

 

クウガ「……」グッ

 

 

すると、クウガはラピとアニスに向けてサムズアップをする。

 

その姿はどこか、優しさに満ち溢れた笑顔をしているように見えた。

 

 

クウガ「それじゃ」

 

 

そう言ってクウガはその場を去った。

 

 

ラピ「!!待って!」

 

 

ラピはクウガを追いかけようとするが、クウガの高い身体能力には敵わず、追いかけるのを諦めた。

 

 

五代「二人とも、大丈夫?」

 

 

すると、クウガへの変身を解除した五代がラピとアニスの元に現れる。

 

 

アニス「ええ、私たちは大丈夫よ」

 

ラピ「それより指揮官。あなたの方は大丈夫ですか」

 

五代「うん。大丈夫」

 

 

五代はそう言って笑顔でサムズアップする。

 

 

ラピ「それなら良かったです。それと、あなたの指示を聞かず、勝手に行動に出たことをお許しください」

 

五代「大丈夫。気にしてないから」

 

 

五代に謝罪するラピだが、五代は気にしてないことを伝え、サムズアップする。

 

すると、シフティーから通信が入る。

 

 

シフティー『シミュレーション上の勝率は12.4%でした。しかし、あのブラックスミスを倒したあの人は、一体何者だったのでしょうか』

 

ラピ「分からないわ。それより、生存者を確認します」

 

 

ラピはブラックスミスの残骸の中から生存者を探す。

 

しかし、

 

 

ラピ「先発隊は全滅。部品が全て剥がれてしまいました」

 

 

それは、残酷な報告だった。

 

 

アニス「マリアンは?」

 

ラピ「生きては、いる」

 

 

ラピは視線をマリアンの方へと向ける。

 

視線の先には、ボロボロの状態となった無惨な姿のマリアンがブラックスミスの残骸を背に座り込んでいた。

 

 

マリアン「ここ…です。こ…こ…

 

アニス「手遅れね。侵食が脳にまで転移してる」

 

シフティー『脳が破損したニケは処分するのが規則です。軍法により、ニケの処分は指揮官が行わなければなりません』

 

 

すると、ラピは五代に一丁の拳銃を渡す。

 

 

ラピ「自決用の拳銃です。人間も使用できます。至近距離から撃ってください」

 

五代「……」

 

 

拳銃を渡され、ラピの言葉を聞いた五代の表情は暗くなる。

 

 

アニス「私がやろうか?」

 

ラピ「ダメよ。ニケがニケを処分することはできないもの」

 

五代「ありがとうアニス。でも、俺がやるよ…」

 

 

五代は暗い表情のままマリアンへと近づき、銃口をマリアンへとゆっくり向ける。

 

しかし、手が震え、引き金を引く事ができない。

 

それもそのはず。

 

五代は元々、暴力や殺しを嫌う心優しい性格の持ち主。

 

その上、短い間とはいえ、マリアンとは仲良く過ごした相手。

 

そう簡単に引けるはずもなかった。

 

 

ラピ「指揮官。ぐずぐすしている暇はありません。このまま放置すれば、イレギュラーになる可能性は高くなります」

 

五代「……」

 

 

しかし、五代は複雑な表情で無言のまま銃口をゆっくりと下す。

 

 

ラピ「指揮官!」

 

 

次の瞬間、マリアンが五代の持っている拳銃を掴み、銃口を自身の方へと向けさせる。

 

 

五代「マリアン…!?」

 

マリアン「ここ…です。指揮…官

 

 

マリアンは自身の手を拳銃を待つ五代の手に移動させ、優しく掴む。

 

 

マリアン「包帯…嬉しかった…です…

 

 

そして、引き金にかけている五代の指をゆっくりと押し——

 

 

バンッ!!

 

 

一発の銃声が鳴り響いた。

 

 

ラピ「マリアン、処分確認」

 

 

ラピがシフティーに報告している間、五代はマリアンの頭部にある負傷している部分を包帯で隠すように優しく巻いてあげた。

 

 

シフティー『沈黙確認。現時刻をもって、探索作戦を終了します。アークにお戻りください』

 

アニス「…くそ」

 

 

三人はアークへと向かうため、足を動かす。

 

これから五代にとって辛い選択肢がまたやってくる。

 

それでも、彼は辛い選択を乗り越えるだろう…。

 

この世界にいる、みんなの笑顔を……守るために。




ED『青空になる』

ラピとアニスには今後の展開のため、クウガの正体は隠しておきます。
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