指揮官となった五代雄介   作:ティガファン

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いいタイトルが思いつかなかった。

OP『仮面ライダークウガ!』


EPISODE.4「結成」

マリアンとの別れを終えた五代たち。

 

彼らは地下にあるアークへと向かうため、エレベーターに乗っていた。

 

 

アニス「シフティー。マリアンに…一体何があったの?」

 

シフティー『…マリアンに埋め込まれた侵食コードはナビゲーションだったと思います!ブラックスミスの所へニケたちを案内する役割、ということです!エサとして捧げるために!』

 

アニス「でも、ほぼ最後まで正常だったのよ」

 

シフティー『それは多分、指揮官がいたからです!ニケの最優先事項は指揮官を守り、命令に従うことですから!多分、指揮官にあってからずっと、すごく混乱していたんでしょうね!優先順位がごちゃごちゃになってしまいましたから。ブラックスミスと遭遇したポイントでは、それすら忘れるほど侵食が進んでいた』

 

ラピ「…いつからだろう」

 

シフティー『はい?』

 

ラピ「侵食が始まったのは、いつから?」

 

シフティー『それは、作戦中に…あ』

 

 

すると、シフティーはラピの言葉を聞いて、何かに気付いた。

 

 

ラピ「輸送機を撃墜させたということは、搭乗する時にすでに侵食状態だったと見るのが妥当ね。そして、輸送機はアークから来た」

 

シフティー『!!アークの防護壁が破れたのでしょうか』

 

ラピ「いいえ、防護壁は堅固よ。侵食くらい簡単に排除できる」

 

アニス「…ラピ。何を言いたいの?」

 

ラピ「…さあ」

 

 

 

 

 

シフティー『…報告は以上です!』

 

???「正体不明の存在が現れて、新米指揮官とニケ3体と共にブラックスミスに勝っただと?それも、トドメを刺したのはその正体不明の存在たった1体」

 

 

シフティーからの報告を聞いたダンディーな男性——アンダーソンは信じられない様子でシフティーと話していた。

 

 

シフティー『はい、その通りです!1体は交戦中に破壊されましたけど!』

 

アンダーソン「冗談が上手くなったな、シフティーくん」

 

シフティー『交戦データを転送しましょうか?』

 

アンダーソン「いや、いい。その必要はない。ただ…その指揮官に一度会ってみたい。15時以降は予定が空くと思う。呼んでくれるか?」

 

シフティー『はい、そのように伝えておきます!』

 

アンダーソン「よろしく頼む」

 

シフティー『他にご用命はございませんか?』

 

アンダーソン「あ。作戦に参加したニケも、一緒に来るよう伝えてくれ。武装した状態でな」

 

 

 

 

 

ラピ「…司令部からの呼び出し?」

 

五代「うん。ラピとアニスも一緒に来るようにだって」

 

アニス「ふうん…これって、あれかしら?」

 

ラピ「あれって?」

 

アニス「謎の人物?と協力したとはいえ、1分隊にも満たない戦力で、ブラックスミスを倒すなんて〜すごいな〜これからも、中央政府の忠実なイヌとして、頑張ってくれたまえ〜ってやつよね?」

 

ラピ「確かに。彼の協力があったとはいえ、異例の戦果でもある」

 

アニス「今すぐ行くわよ。早く行って、ちゃちゃっと終わらせるんだから」

 

五代「…あと、武装してくるようにって言ってた」

 

ラピ「……」

 

アニス「んっ、これは嫌な予感がするわ」(≖ࡇ≖)

 

三人は副司令官「アンダーソン」が待つ司令部へと向かって行った。

 

 

 

 

 

アンダーソン「ほお…君たちか。ようこそ。中央政府司令部の副司令官…アンダーソンだ。まあ、好きに呼んで構わない」

 

五代「よろしくお願いします。アンダーソンさん」

 

アンダーソン「ああ。よろしく頼む。君たちをここに呼んだ理由なんだが…1つテストをしたくてね。まあ、難しくないから気楽に臨んでくれ」

 

五代「テスト?」

 

アンダーソン「今の状態のまま、シミュレーションルームに行ってもらう。そこで詳細を聞くように。以上だ」

 

アニス「え…その話をしたくてここに呼んだの?」

 

ラピ「アニス」

 

アニス「何よ?気になることは聞かなきゃ」

 

アンダーソン「君たちに、直接会ってみたかったのだ。それだけだが?」

 

アニス「……」

 

アンダーソン「では、また会おう」

 

 

すると、五代がアンダーソンに質問をする。

 

 

五代「すみません、アンダーソンさん。質問があるんですけど」

 

アンダーソン「ちょっと待ってくれ」

 

 

そう言うと、アンダーソンは腕時計をチラッと見た。

 

 

アンダーソン「1つくらいなら答えられそうだ。質問したまえ」

 

五代「マリアンの侵食がアークで始まったみたいですけど、何か知っていますか?」

 

アニス「!!」

 

ラピ「!!」

 

アニス「え〜指揮官様、その話をここで…!?」

 

五代「ごめん。でも、気になっちゃって…」

 

アンダーソン「マリアン?マリアンとは誰だ?…ふむ。一緒に作戦に出たニケか。破壊されたという。残念ながらその質問には答えられないな」

 

五代「そうですか…」

 

アンダーソン「我々も事情を調べているところだが、1つだけ確実に言えるのは——アークの防護壁は最高だ。絶対に破ることはできない。さて、私は次の会議があるので退席してくれるかな?」

 

五代「分かりました」

 

 

五代は席を立つ。

 

すると、アンダーソンが五代に呼びかける。

 

 

アンダーソン「ああ、君。もし、誰かが何らかの意思を持ってニケに侵食を埋め込んだとして、それが君が手も足も出ないほど、巨大なものだったとしたら、君はどうするかね?」

 

五代「理由を聞きます」

 

アンダーソン「そう。何事も理由があるはず。それはつまり、納得できる理由なら見過ごす、ということかね?ああ、責めているわけではない。どのような答えが返ってくるか、気になったものでね。では、皆行ってよろしい。また会おう」

 

五代「はい」

 

 

ガチャと音を立ててドアが閉まった。

 

 

アンダーソン「……」

 

 

 

 

 

イングリット「本日諸君の戦闘力テストを行うイングリットだ。戦闘力テストはシミュレーションルールで行う」

 

アニス「あの、指揮官様。いったいこれ、何なの?

 

ラピ「作戦から復帰した途端、戦闘力テスト…異例のことです

 

五代「そうなの?

 

ラピ「はい。普通は投入前に行われます

 

アニス「しかもあの人、エリシオンのCEOよ。ここで何してるの?」(≖ࡇ≖)

 

ラピ「趣味で…

 

イングリット「ブリーフィング中は静粛に!

 

アニス「……」

 

ラピ「……」

 

五代「……」

 

イングリット「諸君には今から、シミュレーションルームで模擬戦闘をやってもらう。簡単そうに聞こえるかもしれないが、そう甘くはない。アーク技術の結晶と呼ばれるシミュレーションルームは全てが現実の戦闘と同じく再現されている」

 

 

イングリットは更に説明を続ける。

 

 

イングリット「戦闘中に発生しうる各種の突発的な状況はもちろん、ラプチャーとの戦闘も完璧に再現されている。諸君はこのシミュレーションルームで各種突発事項や戦闘状況をタクティカルに突破し、タクティカルにテストを完了する。以上」

 

五代(今、タクティカルって2回言わなかった?)

 

ラピ「質問があります」

 

イングリット「質問は受け付けない」

 

ラピ「……」

 

イングリット「訓練に先立って、諸君の分隊名を聞こう。分隊名を言え」

 

五代「カウンターズです」

 

イングリット「確認した。では、カウンターズ諸君。諸君のタクティカルな動きを期待している」

 

 

こうして、カウンターズの戦闘力テストが始まった。

 

 

 

 

 

しばらくして、カウンターズの戦闘力テストが終了した。

 

 

アニス「ああ〜疲れた」

 

五代「お疲れ様」

 

ラピ「作戦終了の報告は完了しました。しばらく待機しろとのことです」

 

五代「うん。分かった」

 

アニス「……ラピ。これ何だと思う?」

 

ラピ「テストでしょ。言葉通りに。彼らから見れば、私たちが「あやしい」結果を出したのは間違いないから」

 

アニス「うまくやっても、やらなくても何か言われるわ。指揮官様。何か知らない?」

 

五代「うーん…ごめん。俺もよく分からない」

 

ラピ「悪いことではないと思います。功を奏したのは確かですから」

 

アニス「ふぅん…とりあえず待機するしかないのかしら」

 

 

一方、司令部では、アンダーソンとイングリットが戦闘力テストの結果について話し合っていた。

 

 

アンダーソン「結果はどうだ?」

 

イングリット「驚くほどだ」

 

アンダーソン「…そうか」

 

イングリット「最悪だ。実戦だったら一瞬で全滅していただろうな」

 

アンダーソン「ほお、本当に驚くべき結果だな」

 

イングリット「差がありすぎる。実戦に強いタイプなのか?」

 

アンダーソン「では、実戦を任せてみようじゃないか」

 

イングリット「仕事はいくらでもある。好きに選べ」

 

アンダーソン「最高に難しいもので」

 

イングリット「それなら…これだな」

 

 

五代率いるカウンターズのメンバーがアンダーソンに1つの任務が言い渡された。

 

 

アニス「発電所の調査?海の近くの都市にあったあれのこと?」

 

ラピ「…この人数でですか?」

 

五代「うん。そうみたい」

 

アニス「それって、あんまりよね!あんなに苦労したのに、褒められもせず、また苦労させられるの?」

 

五代「でも、命令だし…」

 

アニス「ああ、はいはい。偉大なる中央政府のお犬様じゃありませんか〜」

 

ラピ「アニス」

 

アニス「……ごめん。言い過ぎたわ」

 

ラピ「指揮官は誰が割り当てられますか?」

 

五代「どうやら、俺みたい」

 

ラピ「…はい?」

 

 

五代の言葉を聞いたラピはポカンとし、アニスはこの事に対して疑問に思う。

 

 

アニス「…やっぱりおかしいわ。何なの?」

 

五代「何か問題でもあるの?」

 

ラピ「同一の指揮官とニケが、連続して作戦に割り当てられることはありません。大抵の場合、作戦過程でトラブルが発生するためです」

 

五代「そうなの?」

 

ラピ「はい。トラブルが発生した状態で作戦に投入するとチームワークにも大きな影響を及ぼすため、一般的には避けられます」

 

五代「そうなんだ」

 

アニス「指揮官様がニケを殺処分した、ってことも沢山あったわ。その反対もたまにあるし」

 

五代「……」

 

 

アニスの言葉を聞いた五代はマリアンのことを思い出し、少し顔が暗くなる。

 

 

ラピ「…こういった極端なケースもありますので。同じペアで戦うには、少なくとも3回間隔を空けなければなりませんが。確かに今回は例外ですね」

 

アニス「処分ね。それとなく地上へ送って、全員処分するつもりよね」

 

五代「っ…!」

 

 

「処分」…その言葉を聞いた五代は表情が複雑になる。

 

すると、シフティーが現れ、通信越しでアニスに話しかける。

 

 

シフティー『あの…そんなことをす理由がありません』

 

アニス「うわ、驚いた。なんで急に現れるの」

 

シフティー「作戦開始と聞いて、サポートしに来たんです!とにかく、本当に処分する必要があるなら、今ここでできます。敢えて地上へ送る必要はありません。つまり、ごく普通の作戦だということです!」

 

アニス「ああ、とても普通よね」(≖ࡇ≖)

 

ラピ「…命令である以上、従いますが。本当によろしいですか?指揮官」

 

五代「俺は君たちを信じるよ」

 

 

五代はラピの問いに対して笑顔でサムズアップをしながら答えた。

 

 

アニス「はは、いったい私たちの何を見て信じるって言うのかな。じゃあ、私たちも指揮官様を信じてみよう。とりあえずね」

 

ラピ「行きましょう。地上へ」

 

五代「うん」

 

 

こうして、地上にある発電所への調査へと向かうことになった。




ED『青空になる』

次回は、火力を求め、火力を愛するあの子が登場します。
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