調査のため、発電所への潜入を始めるカウンターズたち。
だが、目の前にある瓦礫に邪魔をされ、困っていた。
アニス「ここ、どこなの?」
シフティー『発電所の内部と繋がっている排水路です!』
アニス「あ〜まさか、ここを這いつくばって進むとか?」
五代「そうだね。ここから潜入しよう」
ネオン「塞がってますけど?」
シフティー『建物の一部が倒壊し、入口を塞いでしまったようです!
五代「シフティー、どうにかできないかな?」
五代はシフティーにどうにかできないかと聞き、シフティーは他のルートを探してみる。
シフティー『う〜ん…ちょっと待ってください!他のルートを探してみます!』
アニス「突き進めばいいんじゃない?」
ネオン「でも、瓦礫が多すぎます」
五代「強行突破すればいいよ」
ネオン「でも…どうやって?」
五代「それは勿論、火力で」
ネオン「!!」
五代の言葉を聞いたネオンがハッとする。
アニス「…大丈夫かな?爆音すると思うけど」
シフティー『周辺でラプチャーの反応はありません!安全です!』
ラピ「では、始めます」
ネオン「ちょっと待ってください」
ラピ「??」
ネオン「ここは私に任せてもらえませんか?」
アニス「は?いや、みんなでやればもっと早く…」
ネオン「やらせてください」
アニス「…マジ?」
しばらくすると、ネオンによって瓦礫が消滅し、排水路への進入が可能になる。
ネオン「…ふう。瓦礫の消滅を確認!排水路への進入が可能です!」
アニス「…火力だけはピカイチだね」
ネオン「指揮官」
五代「何?ネオン」
ネオン「私、分かったんです」
五代「何かな?」
ネオン「相手がなんであれ、火力があれば解決できないことはないって」
五代「そ、そうなんだ…」
ネオン「答えは火力!火力が全てです!」
五代「う、うん…」
五代はちょっと引きつつも、ちゃんと返事をする。
ネオン「本当にありがとうございます。少し迷いがあったんですが、背中を押してもらった感じです。火力の道を進む者として、極意と向き合えた気がします」
アニス「そんな道があったのね」(≖ࡇ≖)
ネオン「これからどうか、師匠と呼ばせてください。改めてよろしくお願いします!師匠!」
五代「うん。これからもっと頑張ろうね」
五代はその言葉と共に笑顔でサムズアップをし、ネオンは笑顔で元気よく返事をする。
ネオン「はい!師匠!」
ラピ「…勝手に呼び方を変えるな」
排水路に入っていく4人。
先頭がラピ、2番目がネオン、4番目がアニスで最後が五代である。
ネオン「すごい臭いですね」
アニス「人も住んでないのに、こんな匂いがするのね、ここは」
ラピ「排水路だからね。色々溜まっていたんでしょ」
ネオン「あの、一言言わせてもらってもいいでしょうか」
ラピ「何?」
ネオン「吐きそうです」
ラピ「…嗅覚センサーをオフにすることを勧める」
ネオン「それを切ってしまうと何というか、人間からあまりにも遠ざかるみたいでちょっと」
アニス「はは、変なこと言うね」
ネオン「心だけは乙女ですから」
アニス「私は乙女を諦めるわ。切っちゃおっと」
アニスはそう言って嗅覚センサーをオフにし、ラピは五代に大丈夫なのかと質問する。
ラピ「指揮官、大丈夫ですか?」
五代「うん。大丈夫」
アニス「人のお尻のすぐ後ろで、そんなこと言わないでよね」
ネオン「でも、意外ですね。排水路からの潜入なんて。普通、指揮官は「ニケ=兵器」という認識ですし、火力で吹き飛ばす方を好みますから」
アニス「好みとかじゃなくて、それ以外には頭が回らないってことじゃない?そのくせ自分の体だけを大切にして、少し泥がついたくらいで騒ぐでしょ。呆れるったら…」
ラピ「止まれ」
すると、突然ラピが動きを止める。
ネオン「うっ」
アニス「うわっ」
五代「うっ」
アニス「きゃあ!ちょ、ちょっと!し、指揮官様?い、今私のお尻に顔が当たってますけど?」
五代「ご、ごめんね!今離れるから」
五代は慌ててアニスのお尻から離れ、アニスはラピに何故いきなり止まったのか質問をする。
アニス「ねぇ、何で急に止まったりするのよ!」
ラピ「光よ。内部に着いたみたいね」
五代「みんな、外に出よう」
アニス「そうだね…早く出ましょう」
4人は排水路の出口から1人ずつ出ていく。
ラピ「前方にラプチャー発見」
アニス「当然のように内部も掌握してるわね。こんな地下までどうやって来たんだろ」
ネオン「ところで、あのラプチャーたち、何をやっているのでしょうか」
アニス「機械の周りに集まってるね」
五代「…発電所を操作しているみたい」
アニス「ええ?ラプチャーが人間の文明を理解するわけ…」
ラピ「…アニス、よく見て。操作している」
アニス「…本当に?」
アニスは言われた通りによく見ると、発電所を操作する複数のラプチャーたちの姿があった。
ネオン「こんなことって、今までありましたか?」
シフティー『これまでは…ありませんでした!』
ラピ「指揮官。アークへ戻ることを提案いたします。「調査」という任務は達成しました」
五代「そうだね。戻ろう」
ラピ「ラジャー。シフティー。後ろのルートを確保…」
プシュッ!
次の瞬間、突然飛んできたビームが五代たちの近くに当たる。
アニス「うっ!気付かれたわ!」
ラピ「エンカウンター!指揮官!私の後ろへ!」
プシュッ!
すると、もうひとつのビームが現れ、ラピの体に直撃する。
ネオン「ラ、ラピ!」
アニス「この…!いい加減にしろー!!」
数秒前まで話をしていたラピは、どこからともなく飛んできたビームに当たり、ゴトンと音を立て、五代の足元に転がり落ちた。
五代「ラピ!」
ゴゴゴゴ…!
発電所に突然振動がやってくる。
アニス「な、何、この振動?」
シフティー『前方!タイラント級を感知!識別信号!グレイブディガーで確定!』
アニス「あの土を掘るやつね…!ここで戦うのは自殺行為だよ!ラピもいないのに!」
五代「シフティー!退却ルートは!?」
シフティー『はい!当該位置の鉱車はまだ稼働します!前方に沿って外部に出ることが可能です!』
五代「よし、みんな!行くよ!」
ネオン「はい!」
アニス「OK!」
全員は倒れたラピを鉱車に乗せたあと、他の3人も鉱車に乗り、急いで退却を始めた。
ED『青空になる』