それに、ある意味でそんな魔法少女を量産しているキュウベェもヤバいよね。
あと、コメントでも指摘されてたけど.......ソウルジェムって魂の物質化だからアインツベルンの目標がほぼほぼ叶ってるっていうね。
結論:まどマギはヤバい
10月24日にタイトルを編集しました
「はぇ〜、こりゃ派手にやってるね」
冬木市内のコンテナターミナルにて、気配を消しながらそうボヤくさやか。
彼女のその視線の先には、騎士としての誇りを賭けて剣と槍を交えているランサーとセイバーの姿が映っていて、派手な戦いを繰り広げている二騎のサーヴァントを見たさやかは、三大クラスのうちの二騎なだけに派手な戦いだなと思いつつも、サーヴァント達の戦いを静かに見つめていた。
もちろん、その戦いを監視しているアサシンやセイバーの本来のマスターの存在に気付いている上で。
彼女のマスターの大樹は万が一のことを考えてか、今現在の冬木大橋の下で留守番をしながらも念話でコンテナターミナルに居るさやかと会話をしていた。
『キャスター、そっちはどう?』
「今まさにランサーとセイバーが戦ってて盛り上がってるところだよ」
大樹からの連絡に対し、クスッと微笑みながらそう答えるさやか。
その報告を念話越しに聞いた大樹は、さやかのマスターとしてコンテナターミナルに居る彼女のの身を案じたのか......少しだけその声色が心配の色に染まりつつあった。
『.....キャスター、もしも何かあったら』
「すぐに逃げる、でしょ?」
そんな大樹の様子を感じ取ったさやかは、彼に使役されるキャスターのサーヴァントとして安心させるようにそう言うと、その言葉を聞いた大樹は彼女の言葉を信じることにしたのか、ほんの少しだけ安堵の表情を浮かべていた。
大樹の安堵のため息の声を聞いたさやかは、自身のマスターが安堵したことを確認したのかフッと微笑むと、更にこんなことを言った。
「マスター、心配してくれてありがとうね」
そう言った後、再び視線をランサーとセイバーの戦いへと向けるさやか。
そんな彼女を知ってか知らずか、ランサーとセイバーの戦いはますます苛烈になっていき、まさに攻防一戦とも言える戦いを繰り広げていた。
セイバーのあの透明な剣もヤバそうだけど、ランサーの右目の下にある黒子も何かヤバそうなんだよね。
キャスタークラスのサーヴァントとして召喚されたからか、それとも魔法少女の姿をしているからか、
もちろん、さやかはランサーの槍捌きに応戦しているセイバーの透明な剣も警戒していたので、彼女はランサーとセイバーの二騎含めて警戒していた。
「ふむふむ、戦況的にはお互いに一歩も引いてないってところだけど....ここからどうなるのやら」
拮抗状態のランサーとセイバーの戦いを見たさやかがそうボヤいた数分後、当然その場に謎の声が響き始めた。
その声の主はランサーに対し、彼の保有する宝具の使用を許可する命令を出しており、その瞬間から空気がガラリと変わる感覚を肌身で感じたさやかは、これは戦いが本格的に激しくなるなと直感的に思ったようで、とあるコンテナの上でランサーとセイバーの戦況を見守っていた。
そして、さやかの直感は当たっていたようで....宝具の使用を許可されたランサーは、自らが持っていた赤い槍こと
そんな彼女の持っていた聖なる剣の本来の姿を見たさやかは、すぐさま
この戦況に対し、セイバーは一か八かで魔装の鎧を消してスピードを上げることによって、不利と言っても過言ではない状況を覆そうとしていた。
ただ、それは目の前にいるランサーにとっては失策だったようで.....結果的に彼女は
しかも、それだけではなくランサーの真名が看破されるオマケが付いてきたため、その情報を聞いたさやかはこれは後々役に立ちそうだなと思ったとか。
「セイバー、この次は取る!!」
「それは私に取られなければの話だぞ、ランサー!!」
けれども、ランサーとセイバーはお互いが騎士だからか自らの誇りとプライドに賭けて相手を倒そうとしていたようで、その姿を見たさやかはランサーもセイバーも誇り高い英霊であるこそ、二騎の戦いに横槍入れない方がいいのかも?と思ったのだった。
「う〜む、ランサーのあの二本の槍.......それぞれ効果が違うとは言え、中々に厄介な能力を持ってるなぁ」
『キャスター、どうかしたの?』
ランサーとセイバーの戦いを見たからか、思わずそう呟くさやかに対して念話越しに声を掛ける大樹。
自身のマスターの声を聞いたさやかは、年下の大樹に分かりやすく説明するためにしばらく頭を悩ませた後、今の状況を伝えるために色々と噛み砕いた様子でこう言った。
「何かランサーが宝具を解放して、セイバーの左手を使えなくしたっぽいよ」
『え!?そんなことって出来るの!?』
さやかから告げられた言葉に対し、驚きの声を上げる大樹。
驚いた様子の大樹の声を聞いたさやかは、そりゃそんな反応になるよねという顔になった後、ランサーとセイバーの緊迫した空気を見つめながら今の状況を大樹に説明した。
「多分、ランサーの持っている二本の槍には魔力を打ち消す効果と不治の怪我を負わせる能力があって、セイバーは不治の怪我を負わせる方の能力を持つ槍によってやられたんだと私は思ってる」
『不治の怪我ってことは....キャスターの魔法でも治せないの?』
「さぁ?そこら辺のことは私も分かんない」
主人である大樹に対して、さやかはそう答えていた数秒後.....何かの気配を感じたのか、すぐさま警戒モードに入っていた。
すると、彼女の直感は当たっていたようで
「アララララララァァァイィィィ!!!」
青い雷光と共に二騎のサーヴァントの戦いに割って入ったのは、自身のマスターのウェイバーと共に宝具に騎乗した状態のライダーだった。
「う、嘘ぉ.......」
いくら何でも大胆すぎない?
ライダーの派手な登場に対し、そう思いながら嘘でしょと言わんばかりにそう声を漏らすさやか。
そんな彼女を尻目に、ライダーはランサーとセイバーが戦いを止めたことを確認した後、彼ら彼女らに向けて自らのことをこう名乗った。
「我が名は征服王イスカンダル!!此度の聖杯戦争ではライダークラスを得て現界した!!」
征服王イスカンダル。
ライダーが名乗ったその名前を聞いたさやかは、頭をフル回転させた末に彼がアレクサンダー大王であることを理解したようで、マジかという顔になっていた。
ついでに言えば、彼のオーラから敵に回したらヤバいなと本能的に感じ取ったのか、緊迫した状態になりながらコンテナターミナルの様子を見ていた。
しかし、ライダーの行動に対して当然ながらウェイバーは抗議の声を上げたものの、その声はライダーのデコピンによってあっけなく黙らせられ、彼が黙ったことを確認したライダーはランサーやセイバーに向けてこう言った。
「うぬら......一つ我が軍門に降り、聖杯を余に譲る気はないか!?さすれば余は貴様らを朋友として遇し、世界を征する快悦を共に分かち合う所存でおる!!」
ただし、その本人の口から出た言葉がまさかの勧誘の言葉だったので、ランサーとセイバーがその勧誘を断ったのはいうまでもない。
ちょうどその時、ランサーのマスター....もとい、ケイネス・エルメロイ・アーチボルトは拡声魔法を利用してウェイバーに対し、高圧的に声をかけてきたのだが.....それが返って逆効果だったのかライダーの反論に合い、苦虫を噛み潰した顔になっていた。
「オイこらぁ!!他にもおるだろうが!?闇に紛れて覗き見してる連中は!!」
ライダーがそう言うと、どういうことだと尋ねるセイバー。
その問いに対して安心しろとライダーは言った後、コンテナターミナルに潜んでいるサーヴァント達に向けて挑発をするようにこう叫んだ。
「聖杯に招かれし英霊は今ここに集うが良い!!なおも顔見せを怖じる様な臆病者は、征服王イスカンダルの侮蔑を免れぬものと知れぃ!!」
その言葉を聞いたさやかはやれやれという様子でため息を吐いた後、自身が居たコンテナの上を移動し、飛び降りる形でその姿をセイバー達に表した。
突然現れた彼女のその姿を見たサーヴァント達(ライダーを除く)は全員驚いたような顔になっていて、そんな彼ら彼女らを気にすることなくさやかはこう言った。
「ハロー!!それとも初めまして、かな?私はキャスター!!一応、魔法少女やってま〜す!!」
さやかって生前に魔法少女をしていたからこそ、キャスタークラスのサーヴァントとして召喚されたんだけども、Fate世界的には物質化した魂を変身アイテムとして使用している時点でもう既にヤバめなのに、キュウベェと契約したことで魔法を扱えるようになっているから、余計にヤバいよね。
てか、それを言ったらキュウベェもヤバくね?