デジタルワールドの管理者『ゲッターロボ』   作:マネモブ

12 / 65
VS不進化体

●これまでのあらすじ

『皇帝の欠片』との試練でティラノモンが勝利を収め、約束通りティラノモンは戦争を止められる力を授かることに。しかしその矢先、デジタルワールド:エンペラーが攻撃されゲッターロボとヴォルケニックドラモンが助けに向かう。その裏では『皇帝の欠片』を狙う謎の存在が動いていた…

 

 

 

 

 

 

 赤い影が海上を風圧で引き裂きながら飛び回る。赤い影──ゲッターロボは、トマホークを握り締めながら天空からバカのように撃たれ続けるビームの間を抜けながら接近してくる"敵"の相手をしていた。

色褪せた白色の身体、機械とも生物とも違う気色の悪い質感。異様に痩せたような身体に見合わない両刃の斧を握りしめてゲッターロボに襲いかかる。

 

 ビームを回避した先に予め振りかぶって攻撃し、ゲッターロボの腹部へと攻撃を叩き込み──

 

「オォォォォープンッ!ゲエェーット!!」

 

その声と共に、すり抜けるように上半身と下半身、腹部が分離されて攻撃は不発に終わる。そのまま分離された各部位は変形し、戦闘機としての姿を取り戻して白い戦闘機を先頭に再合体へと挑む。

それを見た色褪せた白色は、妨害をしようとタックルを仕掛けようとするが燃えながら海へと力無く落ちていく仲間に衝突して海へと水没しかける。

実行者は、ヴォルケニックドラモン。

自分の思いどおりの攻撃が出来た事にヴォルケニックドラモンは、満足しながらドリルを携えた細身の白色装甲へと吠えた。

 

 そう、色褪せた白色の存在は複数体来訪したのだ。

 

「ゲッタァァアッ!チェーンジ!ゲッター2ゥーーーッ!」

 

 

 

ゲッター1

 

チェンジ

 

ゲッター2

 

 魔法使いの帽子のようなとんがった頭部。

両腕にはドリルとパワードアームという凶悪なものを。

白いゲッターVS白い怪物の対決だ。

背中のジェットを全開出力で飛行し、スピードで大きく上回る。高速の超スピードで色褪せた白色の顔面からドリルを突き通す。

 

ギュリギュリギュリーーッ!と嫌な音を鳴らすと共に、火花と黒い血液を撒き散らしてゲッターロボの真っ白い装甲を汚す。

 

「うげっ ふざけんなよボケが」

 

 気持ち悪い~っとパワードアームで液体を拭いながら二体の所へと飛んでいく。

 

 

 

 

 

 


 

 

 ゲッターロボへの援護を済ませたヴォルケニックドラモンは、雲の上で激しい空中戦を繰り広げていた。

相手は色褪せた装甲を持つドリルの怪物。目のような意匠がヴォルケニックドラモンをしっかりと捉えてドリルに防御を任せた突進を何度も繰り返す。

 

 

 ずっと逃げているというのも癪に触る。ここは危険を承知で攻めるべきだろう。翼を大きく雲に叩きつけて真上へと飛んでいく。

色褪せた怪物もバカ正直に追いかけるがそれは罠だ。

限界まで太陽の近くへと飛ぶと太陽を自身も燃えて光を発して目眩ましとする。

あくまで人間のような視界で物事を捉えていた怪物は一瞬ヴォルケニックドラモンを見失う。

その隙を、ついて急降下。

全身から先程まで出していた炎を越えた炎をエンジンが点火するように吹き出す。それは巨大な一つの隕石のように周辺を照らして雲を遠くまで吹き飛ばしながら色褪せた怪物へと直撃する。

 

「グライドブレェェェェェイズッ!!!!」

 

ドスンッ!

 

鈍い音が響き渡り、サラサラと怪物の身体は崩れ落ちた。

 

 

 

 

 

 


 

 ダイナモンは、大量の水蒸気を海のど真ん中に作りながら周囲を見渡していた。

その姿は臨戦態勢状態であり、黒い鱗は灼熱の体温で赤く変色して周囲の水分を蒸発させていく。

 

「グルルルル……」

 

 海から不規則に伸びてくる手を掴み上げて海上へと引きずり出す。

それは他の色褪せた白の怪物とはかけ離れた姿をしていた。

下半身はキャタピラ、腕は何処までも伸びる多関節。

頭部は平たく、平面だった。

取り付けられた機関銃を撃ちながらキャタピラを回し、どういう訳か海上を跳ねるように移動する。

 

「ふぅん……あの人たちが戦ったのとは違う戦い方…海特化という訳か」

 

機関銃の命中精度は低いが、攻撃されれば血が流れる威力。水中に潜り、銃弾の威力を緩めながらどうするか考えると色褪せた白は途端に動きを止めてドポンッ!と海に沈んだ。潜水艦のように変形したと思えばダイナモンへとその重量でタックルを仕掛けたのだ。

 

「…………」

「ガアッ!?」

 

 ここは水の中、明らかに潜水艦型の相手の方が有利…!そう考えたダイナモンは、何度も何度も爪を装甲に叩きつけて陥没させていく。

陥没させられた装甲は、堅さ故にヒビが入っていき自身のスピードに耐えきれずそれは全身に広がっていく。

目の前の怪物はそれに気付かない。鈍いのだろうその怪物へとダイナブレスを噛みつきながら撃った。

ヒビの隙間から熱線が色褪せた白色の怪物の中へと入り、それが反響。熱を溜め込んで血と肉と臓物を撒き散らして爆散した。

 

「………」

 

ウンコのような酷い匂いがする、と顔を顰めながらダイナモンは二体の仲間の元へと帰っていった。




デジタルワールド:エンペラーの戦力伝タフ(最新版)
STORM枠:ゲッターロボ(管理者)
HEATS枠:ヴォルケニックドラモン
DRAGON枠:埋まってない伝タフ
恐竜帝国枠: ダイナモン
百鬼帝国枠: 埋まってない伝タフ
メタルビースト枠: 埋まってない伝タフ
インベーダー枠: 埋まってない伝タフ
新生恐竜帝国枠: 埋まってない伝タフ
アンドロメダ流国枠: 埋まってない伝タフ
神枠: 埋まってない伝タフ
植物獣枠: 埋まってない伝タフ
アトランティス帝国枠: 埋まってない伝タフ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。