デジタルワールドの管理者『ゲッターロボ』 作:マネモブ
悲劇が訪れるのはいつも何かしらの運命がある。
このデジモン『ゴロモン』の場合もそうだった。
ゲッター線による世界の進化、それによるデジモンの爆発的増幅が引き起こした激動のデジモン大戦、それにゴロモンの親も巻き込まれた。デジモン大戦当時に猛威を奮っていた究極体デジモンに親を無惨に殺された。
ゴロモンは、それを悲しみ三日三晩泣いた。
泣く元気が無くなる頃には沸々と怒りが湧き出る。
理不尽に対する憤りだ。何故殺されなければならなかったのか。
そこからゴロモンは、復讐のために鋼鉄の山へと登った。
無数に雷撃を受けて、鉄鋼を喰らい身体を癒した。
雷に砕かれては身体を再生させて戦いを求めるデジモンたちと殺し合いを行った。
最初の戦いには─負けた。
2回目の戦いでも─負けた。
3回目、4回目、5回目、6回目7回目8回目910回目11回目12回目13回目14回目15回目……負けて負けて負けて負けて勝った。
また負けた。罠を駆使されて負けた。力が足りなくて負けた。力が無かったから負けた。体が大きくないから負けた。身体が柔いから負けた。攻撃を避けきれずに負けた。吹き飛ばされて負けた。罠にかかって負けた。刃物を恐れて負けた。ドリルで削り取られて負けた。プラチナのクソを投げられて負けた。全身を焼かれて負けた。俊足に追いつけずに負けた。溶かされかけて負けた。逃げられた。ギリギリで攻撃を避けきれずに負けた。身体を貫かれて負けた。負けた。負けた。負けた。負けた。負けた。負けた。負けた………
相手を雷撃で消し飛ばして勝った。
負けて、勝って、勝って勝って勝って勝って勝って勝って王者となった。
身体が砕け散っても相手に食らいつき、力を貪り喰らう。
いずれ雷さえも糧とするようになり、身体が雷で構成されるようになった。
敵を狩り尽くして最早、敵はいなかった。
幼きゴロモンだった彼はいつしか『マグネティックドラモン』と呼ばれるようになった。彼は意気揚々とデジモン大戦が行われていた地へと赴いた。
そしてそこで彼は、デジモン大戦がとっくのとうに終わった事を知らされた。
その理由、焔を撒き散らす恐竜の王が現れて戦う理由すらも破壊してしまったのだと言う。
マグネティックドラモンは、所謂『燃え尽き症候群』になった。
死に物狂いで得た力が最早必要のないものだったのだ
その悲しみは計り知れない。
いつしか彼はとある平和な森に住み始めた。
死んだように生き始めた彼にとってこの森での出会いはまた全てを変えるものだった。
ヒャハハ!
ワシの好きな漫画のセリフをパクったれ!
元ネタがわからない人は調べて読んで欲しいですね…マジでね