デジタルワールドの管理者『ゲッターロボ』 作:マネモブ
王冠のような頭部の装飾、黄色い目、胸の赤い放熱板、騎士甲冑のような口元をしたスーパーロボットは叫ぶ。
「ワシも語録使いなんだァ…これも何かの縁という事で助けさせて貰おうかァ!」
「語録使いってもしかしてスタンド使いな存在なタイプ?」
あのう見知らぬ人やめませんか?
加勢してくれるのは嬉しいですけどワシは、タフからあに○ん掲示板経由でマネモブになっただけなんだよね…とゲッターロボが伝える。
「戦闘中に雑談する奴は死んだ方が良いぞ!」
それを咎めるのはロイヤルナイツというワシが参考にしているイグドラシルの戦闘集団の構成員『オメガモン』に酷似した何か。赤と紫と黒で構成された配色で額には2本角。黒いマフラーを巻いた別物。
偽物を超えた偽物。まるでスカルグレイモンとかアナザー○イダーみたいな闇堕ち形態でやんした……。
ボロボロの装甲を周囲のゲッター線を吸収して修復しつつ、攻撃をゲッターウィングを酷使して避けながら二人組に叫ぶ。
「あーっ お前らのことなんて呼べば良いのかわかんねーよ」
「いつしか“ デジタルワールド:ZEROの管理者『Z』”と呼ばれるようになった
それが僕です 恐らくZがワシの名前だと思われるが……ぐはっ」
自己紹介に夢中となり、ウザーラの体当たりをマトモに食らって吹っ飛んでいくZを放っておいてオメガモンのパチモンみたいな存在の方を見る。
「んじゃあなたは?」
「あっ あっしは進化元がレアモンだから…
偽オメガモンで良いでやんす」
「よしっ 企画を変更してアナザーオメガモンとでも呼ぼう」
流石に偽では格好がつかない。
Zも急いで戻ってきた所でウザーラは、追いかけるように畝りながら情報の海を破壊していく。
それぞれがゲッタートマホーク、アナザーグレイソード、アイアンカッターを出して構えを取り──
「「「多勢に無勢だいっけぇ!」」」
戦いが始まった。
「しゃあっ!」
ゲッターロボが、ゲッタートマホークを叩きつけてもうんともすんとも言わないウザーラの装甲。敵対者を噛み砕こうとするウザーラの噛みつき攻撃の射程範囲だが、難なくオープンゲットで回避。
ウザーラのヘイトがゲッターロボに向かっている間に彗星にように赤い光を纏って移動しているアナザーオメガモンが数発のアナザーガルルキャノンをウザーラに命中させ胴体部分の人型にアナザーグレイソードを叩きつけていた。
しかしそれは二対によって防がれ、周辺の白紙空間には風鈴のようなチリーンとした音が響いた。実に不気味だ。情報が入り混じり、出すSEを間違えたのではないかと思われるが……。
「⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️」
ウザーラは、虫が辺りを飛んで鬱陶しいと言わんばかりに大雑把な攻撃を繰り返す。
Zがアイアンカッターで人型部分と戦闘を開始。攻撃の押収では勝っているが、あの防御力を突破できなければジリ貧だ。
「ふざけんなっ チートやないけっ!」
「金属なのだから熱せれば良いと思われるが…」
「怒らないでくださいね あいつを一瞬で溶かせられる程の熱量を持った物体なんて……」
ゲッターロボに電流走る。
即座に『皇帝の欠片』を介してデジタルワールド:エンペラーを守る火の壁の全てを一時的に己に纏わせる。
並大抵の存在を焼き殺す炎の壁、それを一つの存在に向けて叩き込めばどうなるだろうか。
「覚悟してください 炎を打ち込みますッ」
「ブヘヘヘ ウザーラにご機嫌なキャノンをぶちこんでやるよ」
「お~っ 逆転パターンやん」
◇次回、死闘