デジタルワールドの管理者『ゲッターロボ』 作:マネモブ
剣と盾。対として描かれる事が多い武器。
ある時には勇者の正式な装備として。
ある時には古代の戦士が最も装備する物として。
ある時は、ある時はある時はある時は──。
様々なお話に出てくる『伝説の武器』。
勇者が悪逆非道で残虐不死身の魔王を倒すハッピーエンド。
その手助けをするのは……何よりも武器である。
この情報が絶対となるデジタルワールドにおいて『護る者』『強き者』としてこの上なく都合の良いデータ郡。
ゲッターロボは、ドラゴン鉱山と呼ばれるゲッター線増幅炉心を大量に配置した山に誕生した『ブリウエルドラモン』『デュランダモン』に多大なる期待を寄せて究極体となった二体に直接勧誘を行った。
二体も世界を護るその役目に大いなる使命感を持って励もうとした。
そんな二体だが、未だにゲッターロボの勧誘に『OK』と返事をしていなかった。
ゲッターロボは心配に思った。
「あのう お二人さん わかっていますか?
なあなあにされて困るのはワシなんですよ」
《ちょっと待ってね 今決着つけるから》
《ちょっと待ってね 今コイツ再起不能にするから》
「な…何をしようとしているのん…?」
《 《ちょっと待ってね!》 》
ゲッターロボは、ハタハタ困った。
そこでヴォルケニックドラモンや新人のレガレクスモンにタイラントカブテリモン、マグネティックドラモンという新星を勧誘させるついでにダイナモンへブリウエルドラモンとデュランダモンへの決定の催促をするように頼んだ。
ダイナモンは、水蒸気を上げながら『決闘の島』と呼ばれる場所へと向かっていた。
久しぶりの海をめいいっぱい楽しみながら砂浜へと上陸するとすぐさま戦場の熱気を感じ取る。
金属と金属がぶつかり合う音、泥を踏み込んでグシャグシャと不快な音を鳴らす。
(めんどうくせぇ奴だこれ)
ダイナモンは察した。ワ⚪︎ピースやキン⚪︎マンで見た展開である。
半ば確定したであろうその事実に呆れながら、二体を探す。
幸いブリウエルドラモンとデュランダモンはすぐに見つかった。
まあ……
「だったらお前が死ねや!!!デュランダモンッ!」
「死ねぇ~~~~~~~~~~!」
ガキみてぇな口論でガチの殺しあいをしてたのだが。
相手に泥引っ掻けて目潰しをしたり、落とし穴にはめたり……。
いやこれどうするの?
ここまで殺し合いをしているとなると巻き込まれそうだよ。
ダイナモンは怯えた。ここまで殺意を込めて殺し会う存在に始めてあったからだ。
ふと、ダイナモンへと思考が走る。
ゲッターロボからの信号だ。
ダイナモンは深く耳を傾けた。
(そろそろデジタルワールド総出で戦争やるから 戦力揃えないと死ぬよ)
「えっ」
(おいっ だからブリウエルドラモンとデュランダモン連れてきてくれっ)
この中に割り込めと?
ダイナモンは死を覚悟した。