デジタルワールドの管理者『ゲッターロボ』   作:マネモブ

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何がこの街に響くのだろうか?

 ただ走る。

息を切らして、靴が脱げても関係無い。

走らなければ死ぬ。俺が今陥っている状況は、そんな状況であった。

 

 

 全世界の都市が怪物に見境なく、無差別に襲われた。軍事力が低い国は即座に首都まで攻め込まれてアメリカなどの軍事力が高い国は今もなお交戦を続けられている。

しかしそれもいつまで続くか分からない。

それでもなお人は希望を捨てられない。

希望を捨てたら、生きているだけの人形となってしまう。状況がより良くなる、そういう希望を抱くからこそ前へと向ける。

こんな状況で希望を持っても意味のないことなのかも知れないが……。

 

 走っている俺の周りにはたくさんの人がいた。皆、必死に後ろのアレから逃げている。

イーター』。

突如として現れ、人類を攻撃した存在。

俺が住んでいた街もイーターの襲撃を受けた。

みんなが地下鉄に殺到する。

中には走っている最中に転ぶものがいて、それは後続の人々に踏み潰されて死ぬ。

地獄だった。

 

 

 そんな時だった。翡翠色に輝くオーロラが空の全てを埋め尽くした、

皆が怯える中、イーターの一体が撃ち抜かれた。

みんなが唖然とする。自衛隊が来てくれたのか?そう考えたがすぐに別の思考へと移った。

イーターに立ち塞がるように立っていたのはデジモンだった。側にはスマホを持って二体の前にリーダーっぽく立っているおっさんの姿。

 

「ズィィィィードッ!ガルルモンッ!!」

「ビクトリィィィーッ!グレイモンッ!!」

「行けッテメェら!!!ヒーローになりやがれぃ!!!」

 

 男の声に二体のデジモンが構えを取ると共に地面を蹴り飛んで粉砕し、イーターと戦い始める。

人型のイーターが銃を手に襲いかかるが、ビクトリーグレイモンは大剣ドラモンブレイカーを盾に攻撃を防ぎ至近距離まで近づいてシールドバッシュを仕掛ける。

弾かれ、吹き飛ばされたイーターをズィードガルルモンが撃ち抜きトドメを指す。

 

 そこからだった。

誰かのスマホから飛び出したエクスブイモンがイーターの触手を受け止めて、その隙にビクトリーグレイモンがコアを切り裂く。

ズィードガルルモンがビルの壁を青の軌跡を残して走り抜けてイーター達を狙撃していき、メガログラウモンがトドメを指す。

デジモン達が周りの人のスマホから、パソコンから、カーナビから……続々と出てきてイーターと戦っていく。

 

 

そして俺のスマホからも……。

「……なんで」

出てきたのは………。

「なんで!!」

 

 

 

「エロ本くれよ」

「なぁぁぁんでさぁ…!、このシチュエーションで出てくるのお前なんだよぉぉぉぉぉぉぉおおおっ!!!」

 

俺の相棒はナニモンだ。

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