デジタルワールドの管理者『ゲッターロボ』   作:マネモブ

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ホストルームへ

 エンペラーイーグルは、約束の場所へと向かっていた。

悉く不進化体を砲台で粉砕し、撃ち漏らしをエンペラーイーグル甲板にいるデジモン達が対処する。

 

「めちゃくちゃ疲れたんスけど…良いんスか?これ…」

 

 ゲッター線エネルギーを注入されながらゲッターロボは力無く項垂れている。

因果を紡ぐ作業。それ内容が問題だったのだ。

物語の再演とでも言えば良いのだろうか。

とある世界でのエンペラーイーグル号が登場するまでの道筋を辿る行為を繰り返すのだが、ゲッターロボと皇帝の欠片しか5年ボタン計画を実行していない。加えて皇帝の欠片は処理作業に没頭している。

故にその道筋に出てくる全ての存在をゲッターロボが演じる羽目になったのだ。

一番頭がおかしくなりそうになったのは自分が撃ったビームを自分に当てるという謎行為を繰り返す必要があった…という事だろう。

せめて倒されたフリで因果を紡げてくれ。

 

「どうした?今のも死にそうな顔をしているぞ。はいラーメン」

 

 心底疲れた顔をしたゲッターロボをレガレクスモンは気遣う。

アッツアツでなんかグツグツぼこぼことスープが泡立っているラーメン。

多分これで殺されるのではないだろうか。

 

「いやちょっと待てよ。なんじゃあこのラーメンはぁ!?」

「ヴォルケニックドラモン用のラーメンだが何か」

「ボケーッ!」

 

 そんな軽口を力無く言い合いながら約束の場所へと辿り着く。

ゲッターロボを筆頭にしたヴォルケニックドラモン、ダイナモン、レガレクスモン、 タイラントバグテリモン、マグネティックドラモンのチームがエンペラーイーグル号から降りて、レッドカーペットの上を歩いていく。

カーペット以外は不気味な程に白く、神々しい。

天使系のデジモンが剣と盾を手に警備をしている。

 

「なんや随分と変なところやのぉ」

「住んでる奴は相当神様気取りなのかと思うぞ、我輩はな」

ヴォルケニックドラモンと タイラントバグテリモンが軽口を叩きながら先行。

 

 暫く歩いていると、大きな門が見えた。

白い宮殿には似合わない巨大な黄金で出来たギラギラした門。

ゲッターロボが全員で入ろうとすると、一瞬だけ世界がモノクロになった。

 

「なっ なんだあっ!?」

「なにっ」

「敵襲かあッ!?」

「ラーメンが食いたいですね」

「おいっ 背中合わせに…」

「皆様は落ち着けよ」

 

 いつの間にか目の前に陰陽師の装束を思わせる風貌をした翼に太陽の如き紋様が浮かんでいる白い鳥のデジモンが現れた。

「なんじゃあお前は」

ゲッターロボは尋ねる。

 

「ホメオスタシス様よりこの部屋の門番をしている……クロノモンと申します。

ゲッターロボ様、イグドラシル様もコンロン様もホメロス様もお待ちしています。

部下の皆様は別の部屋で待機させて、行きましょう」

「………まあええやろ」

 

 ここで駄々を捏ねても仕方ない。

ゲッターロボは一旦別れることにした。

ヴォルケニックドラモン達も了承し、ゲッターロボはホストルームへ…それ以外のエンペラー出身のデジモン達はパーティールームへと足を運んだ。

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