デジタルワールドの管理者『ゲッターロボ』 作:マネモブ
パーティールーム。各世界のホストが会議をしている中、それに仕えるデジモン達が交流を深められるように作られた場所。
そこは今、
「仕方なかった?ふざけんなよボケが。ワシらはイグドラシルのせいで不当な扱いを受けたんやぞ なんとか言えよ えーーーっ!?」
「………………返す言葉もない」
「それだけかいっ 死んだ同胞への謝罪もなしかよえーーーっ!?!!」
重い空気に包まれていた!
(誰だよアナザー達とロイヤルナイツを同じ部屋に入れた奴…)
ユピテルモンが部屋の片隅で頭を抱える。
今にも殺し合いが起きそうな場所で何も気にせずに仲間達と楽しく会話するわけにも行かず……。
ただチクタクと時間だけが過ぎ去っていく。
こんな事なら護衛なんてせずにプルートモンと一緒に掃除をしていた方がマシだった。
新たな出会いを期待していた自分が愚かだった。そうユピテルモンは後悔していた。
アルファモンはオメガモンが責められている間、じっと腕を組んで壁に寄りかかり今にもこの場で殺し合いをしそうな他のロイヤルナイツを抑えていた。
ナタモンもイーランモンは、今すぐにでもここから逃げ出して邪悪な敵と戦いたかった。
全てを忘れたかった。
しかし知ってしまったからには逃げられない。仮にも自分たちは誇り高き天帝八武衆なのだから……。
タイラントバグテリモンとダイナモンは早々に出て行った。
不進化体を少しでも減らして、あの武器系デジモン二体の手綱を握ることの方が大事だと主張して。
多分後で目茶苦茶詰められるだろう。
アナザーオメガモンがアナザーグレイソードを出した。場に緊張が走る。
勘弁してくれとバッカスモンも出ていった。これは仕方ない。本当に仕方ない。
ふと、この空気の中で立ち上がった者がいた。
レガレクスモン。冷や汗を流したその額に誰もが緊張来ていることを悟った。
眼は覚悟で染まっており、ただひとりとして止めることはない。
アナザーオメガモンとオメガモン、両者の間に立つ。
「……なんだ?」
「なんじゃあゲッターさんとこの……」
「あのぅ…ラーメン作りませんか?」
(ラーメン?)(ラーメン?)(ラーメンかぁ……)(なんでラーメン?)
謎の提案、デジモンにとっての未知。
ラーメン。
アナザーオメガモンだけがその美味さを理解しておりマウントを取れる。
(な…なんて醜い争いなんだ…!)
ヴォルケニックドラモンは、戦慄した。
因縁の対決がなんか低俗な戦いに変化しそうだからだ。
アナザーオメガモンが立ち上がる
「ラーメン対決をします」
「何言ってんのこのバカは」