デジタルワールドの管理者『ゲッターロボ』   作:マネモブ

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会議よ 踊れ

「では始めようか……議題はコンロン君が言っていたように『デジタルワールドの不進化体と人間界のイーターの対策』だ。

まずは皆、情報のすり合わせをしよう」

「はい、私から」

イグドラシルがその人形のように細く美しい手を上げた。

 

「うちの子達が調べた情報だけど……人間界にもデジモンが出現できるようになった。これは貴方の仕業かしら、ゲッター」

「そんな事木っ端に聞かれても……。

恐らくワシらとは別グループのゲッターの仕業だ」

「貴方達複数いるのね…」

「……次、僕ね」

 

 頬杖をついて意外そうな声を上げるイグドラシル。

続いて手を挙げたのはコンロンだ。

イグドラシルがど〜ぞとジェスチャーする。

 

「デジタルワールドに出現する不進化体は、人間界からやって来ている。

僕の予測だと人間界へのゲートを閉じれば不進化体は来ないよ」

コンロンの言葉にホメロスが悲しそうに口を開いた。

「……敵の目的は何なんでしょうか…?」

「分からないわね……けど、これだけは言えるわ」

「敵は我々デジタルワールドと人間界を切り離そうとしているのだと考えられる」

 

 Zがホメオスタシスの方を見た。

その視線にどんな感情が込められているかはその場の全員が理解出来るほどに怒りに満ちている。

 

「残念だけど私では無いよ。私は人間とデジモンが共存する未来を望んでいた……少し早過ぎたようだけどね」

「ううっ…どうしてこんな事に…

イーターは人間の悪感情、不進化体はデジモンが進化する時に破棄されるデータから生み出されますぅ……そしてそれが発生する時は決まって時空の歪みが生じますッ!」

「いやちょっと待てよ ワシは知らんで」

「まあマトモに情報共有しなかったから当たり前だろうね。数を優先したからか防御力が低くて今は優勢だけどいずれ押し返されるよ……はぁ、その前に何とかしないと」

 

 それからも議論は続いた。外の世界では一瞬だとしてもホストルームで流れる時間は永劫に近い。それでも結論が出ない程に事態は深刻だった。

時が過ぎれば何とかなる。

しかし今解決する策が欲しいのだ。

今、解決策がない以上……最初から提示されていた対処法を選ぶしか無い。

 

「「「「すべてのデジタルワールドと人間界の接続を断つしかない」」」」

 

 全ては愛しき我が世界のため……。

ホスト達は相手の推定目的に準じる決断をした。

しかしこれは負けでは無い。負けでは無いのだ。

誰が何と言おうと最後に買った奴が勝者なんだ。負けてないんだ。

そう心に刻んでホストたちは命令を下すために歩みを進めた。

 

「あっ、ゲッターロボくんとZくんに伝えたいことがあるから残って」

「「えっ?」」

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