デジタルワールドの管理者『ゲッターロボ』   作:マネモブ

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一撃絶命ゲッター流剣術最高指導者ラグナロードモン十段①

 

 最強の剣、デュランダモン。

 最強の盾、ブリウエルドラモン。

彼らは嘆いていた。

あまり活躍できなかった事に。

彼らは啜り泣いていた。

あまり出番が無かったことに。

 

「これは……」

「アレしかあるまい…」

「ああ……」

 

「「我々を扱うに相応しい最強の騎士を探すのだ!!!!」」

 

 戦闘での出番がなければ戦闘での出番を増やせる程、強い者に使われれば良い。

我々の真骨頂は武器形態。

悪魔が持てば世界を滅ぼすとも呼ばれる強力無比の武具、それがLegend-Armsなのだ!

 

 

 


 

 

 今現在、明確に我々の味方で人型のデジモンは少ない。

と言うわけで現在我々はとある場所にある小さなラーメン屋を訪れていた。

 

「大将ぉ~やってる~?」

「ん…?お客さ……お前らか」

 

 ラーメン屋を経営しているのはラーメンの美味さに目覚めたレガレクスモン。

ラーメンをこの世界に広めるために人間界のラーメンの情報をかき集めて勉強。そこから自分のラーメンを作り上げたのだ。

 

「冷やかしなら帰ってくれよ」

 

 レガレクスモンは、隅っこでお冷やを飲んでいるアンドロモンに辛味噌豚骨ラーメン(辛ネギ大盛)を提供しながらジト目で二体の武器系デジモンを睨む。

二体は気まずそうにしながらも椅子に座って味噌と醤油を注文した。

 

「…まあ良い。で、本題はなんだ?」

 

 注文したならばそれは客である。

レガレクスモンは、面倒臭そうにしながらも二体の本当の願いを聞いた。

どうせ断るだろうけどねっ!

 

 

 

 

 

 

「ふぅん……そういうことか

私にメリットがない」

 

「なあっ!?」

「何故だ!」

 天使が持てば世界を500億も救い、悪魔が持てば世界を500億も滅ぼす究極体のLegend-Armsを持つことがメリットがないだと!?

驚いたようにレガレクスモンを見ると麺の湯切りをしながらはぁ~っ…と深いため息をつく。

 

「私には既に愛用の武器がある。それもウザーラ製の武器だ……使い成れた物よりお前らを欲しがるメリットがない。そうだな……ゲッターロボかウザーラの所にでも行けば良いんじゃないか?

アイツも人型だし、ウザーラは……まあ人型の部分もあるだろ。条件は満たしているだろう?」

「あうう…」

「既に満たされている需要に俺たちが入る隙は無いということだな」

 

レガレクスモンは満足げに頷いた。

「そういう事だ。ほい、ラーメンお待ち!

これでも食って元気出したら帰んな」

 

 そのラーメンは、とても美味しかった。

 

 

 

 

 

 とぼとぼと帰路につく二体は顔がシワクチャになった電気ネズミのようなオーラを出している。

そもそもレガレクスモンは大きな剣や盾を使うタイプではなかったから仕方ないか。そう諦めて新たな相手を探す方に専念する。

 

「そういえば……レガレクスモンが言ってたよな」

「ゲッターロボかウザーラ?」

「そうそう」

 

 二体は考える。

確かに二体は可能性がある。しかし、ゲッターロボは武器の扱い方が悪い。使われたが最後、録な目に会わないだろう。

ゾゾッとする二体は、次にウザーラを想像する。

圧倒的力を持つファイヤーウォールの守護者。

ゲッターロボでも勝てない実力者でかつて進化のプログラムを奪った簒奪者。

 

「「………」」

 

 二体は沈黙し、熟考する。

しかしウザーラは無口だし……だけど、いやでも……。

三十秒の自己問答の末に二体は、答えを出した。

 

「よしっ!企画を変更して」

「ウザーラを我々の使い手としてスカウトしよう」

 

 

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