デジタルワールドの管理者『ゲッターロボ』   作:マネモブ

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一撃絶命ゲッター流剣術最高指導者ラグナロードモン十段②

 ファイヤーウォール付近まで来たデュランダモンとブリウエルドラモン。

ウザーラは変わらず沈黙を貫き、ただ『守護』という与えられた使命を担っていた。

十字の目はギョロリと二体を見て龍の頭がそちらの方向を向く。

 

「ご用件を」

「あのう、我々を使ってくれませんか?」

「このままじゃ本領を発揮できないんですよ」

 

 

 ウザーラは、困ってしまった。

確かに目の前のデジモンが武器に成れることは知っている。自分も剣を持っているから上手く扱えるだろう。

だが専門ではない。

ウザーラの専門は龍の部分による範囲攻撃に噛みつきだ。

そもそも比率的に龍が本体じゃないとおかしいのだ。人型の部分は胴体にしがみつかれた時の対処法。

普段使いするための物ではない。

 

「無理です」

 

 故に断った。

この提案はお互い損を与える実に不合理な提案だ。ウザーラは…まあ何も不都合が無いが、君達にとっては出番が皆無に成るに等しいと。

 

「ゲッターロボ様の方が相応しいと私は思います」

 

 そして二体に新たに進めた。

この人ならば大丈夫だろう、きっと使ってくれるだろう。

デュランダモンとブリウエルドラモンの二体はゆっくりと目を合わせて慌てていた。

何故なんだ。

 

 

 

 

 

 


 

 やはり地底は蒸し暑い。風は吹かないし、マグマは吹き出しているし、閉鎖的だし。

何よりヴォルケニックドラモンが常に火の雨を降らせているため、温度がドンドン上がっていく。

いずれ太陽並みになるのだろうか。

末恐ろしさに触れているとゲッターロボが我々の元へと飛んできた。

 

「なんじゃあ今忙しい時に……」

 

最近ゲッターロボは、人間界の調査をしている。

ゲッター聖ドラゴンなどの行方やデジモンなどが忘却の彼方に押しやられた事実。実に不可解な為にホメオスタシスと共同しているが収穫はあまり無いらしい。まあデジタルワールドとの大々的な繋がりを断ち切っちゃったのが原因だけどね。

 

「我々は強くなるためにかくかく」

「しかじか」

「ふぅん そういう事か」

 

 

 ゲッターロボは大体理解した。

しかし己にはゲッタートマホークがある。盾や剣では投げられない。投げたとしてもあんまりブーメランに成らなさそうだ。

いくら考えても扱えそうなものが浮かばない。

……ならいっそのことだ。

 

「もうイグドラシルの所のオメガモンみたいに合体すれば良いんじゃないスか?忌憚のない意見って奴っス」

 

 その言葉にデュランダモンとブリウエルドラモンの二体は考え込んだ。

首を傾げて、ムムムと唸り、顎に当たる部位に手を当てる。

そのまま歩いたり、自身の腕を見たりして一言。

 

「「それならばやってみよう」」

「頑張って欲しいですね…マジでね」

 

 


 

 

 地上、テリアモン高原にて。

 

「悪いが鍛冶師じゃねぇんだわ……」

「磁力で引っ付かせるだけで良いので…」

「そこを何とか……」

 

 その巨体でテリアモン達の家を作り上げていたマグネティックドラモンは困ったように目尻を下げる。

単に磁力でくっつけたとしても痛いし、何より時間の無駄だ。

それならば一秒でも速く家を建てなくてはならない。

意外とエンペラーの愉快な仲間達は冷たいのだ。

 

「それは攻撃になる……誤解されたら困るし、今は忙しい」

二体は残念そうにした。

「とりあえずゲッター線浴びたら良いんじゃないか?」

「まあ…」

「そうなるか……」

 

 


 

 

 という訳で二体はゲッター線をたっぷりと浴びた合金が大量にある鉱山にやってきていた。

そこは凄かった。岩が翡翠色の光を帯びて微かなゲッター線を発しているのだから。

 

「それじゃあ」

「やるぞ」

 

そんな場所でゲッター炉心を握り潰す。

カッ!

「「う わ あ あ  あ  あ   あ    あ   あ!」」

辺り一面に放射線状にゲッター線がばら撒かれた……。

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