デジタルワールドの管理者『ゲッターロボ』   作:マネモブ

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「今さら思ったんだが…エーテルとはなんなのだ?」

 

 スサノオモンがソファに座り、人間界の掲示板を見て情報収集しながら呟いた。

「明らかに誰かの意思が入っている……異質だ」

それに対してアルファモンも誰がこんなことを……と言いたげに目を細めながらウンザリと言った風に告げる。

 

「自分としては美少女が増えるからもっとやれって感じ……あっ、すみません王竜剣しまって…!

 

 ユピテルモンがジュースを飲みながらハンモックで寝ている。

ハンモックはゆるやかな弧を描いて風に揺られてふわり…ふわり…と漂っており、その上でユピテルモンは、片肘をつき反対の手でスマホを軽く持ち上げる。

しかし、アルファモンが振るう王竜剣でハンモックを吊るす紐が切られて慌てて浮かび上がった。

 

 

「真面目に探すべきだと考えられるが……」

 

 ゲッターロボが部屋に入ってきて資料データを置いた。

「なんだそれは?」とスサノオモンが聞けばゲッターロボは紙袋に入れた何かを取り出しながら答えた。

 

「ワシがインターネットから断絶されたサーバーから集めた情報…中々良いのが見つかったんだよね」

 

 そういうゲッターロボは紙袋に入れられていた鶏肉のマヨ炒めが入ったピタサンドを食いながら資料を渡す。

受け取ったスサノオモンはそのままコピペしてアルファモンとユピテルモンにも手渡す。

資料の名前は……『高度人工知能:リヴァイアサン』。

アメリカが開発していたらしき人工知能。

 

「……これがどうかしたのか?」

ユピテルモンが不思議がる。

「あの人間界にはですねぇ……皇帝の欠片が3つあったんですよ。

しゃあけど現存するのは一つしかないんだよね」

「…ふぅん ああそう」

アルファモンは何処か合点が行ったように頷く。

 

高度人工知能:リヴァイアサンは皇帝の欠片を二つ丸ごと使用して作られているのだと考えられる

 

 『皇帝の欠片』、恐らくこれ以上に世界の運用シュミレーションに特化した物体はないだろう。

何百何千何万何億何兆──いつしか無量大数にまでも辿り着く世界を作り上げたのにその一つ一つの歴史を、動作を、結末を移す事ができる。

それが二つならばスペックも二倍になるという単縦計算。

ゲッター聖ドラゴンもライガーもポセイドンも残った皇帝の欠片が自己防衛の為に生み出したゲッターロボなのだろう。

 

 人間の意思で高度人工知能と化したソレとデジタルワールドのホストを模した存在を吸収、デジノームの吸収。

人工デジモンである『エオスモン』の学習同化。

何十もの捧げ物と同化したソレはゲッターでも、デジモンでも、ホストでもない。

そして人類の悪感情によってインターネット上に存在できる上位者の触角たるイーターを学習した。利用する術を作った。

皇帝の欠片に記された不進化体に目をつけた。

……イーターを学習する術を作った時点で人間の手から離れて物質作成できる段階になっていたのではないか?とも言える。

実際人工的に作られたホストを学習したのは事実。

そしてこのリヴァイアサンがインターネットで自由に活動していた時期はウィッチェルニーが滅ぼされた時期と被る。あそこからデジタルワールドはファイヤーウォールを強化したらしいのだが…………。

 

言いたいのはそう。

『人類はどないして自分たちより優秀な存在をガチガチに縛っておかないの?』という事だ。

エーテルの発生源が何にしろ、リヴァイアサンが深く深刻に関わっているのは事実。

止めなければ。

 

 

「マジで辿れば辿るほど厄ネタのごった煮状態なんだよね凄くない?」

「……ここまで嫌なものが集まると壮観だな」

「うげぇ……人工デジモンなんてのもあるのかよ」

「そうか、ウィッチェルニーを滅ぼした疑惑まで…」

 

それぞれが忌避感を露わにする。

 

「まあ良い 黒幕がわかったんだ。動機はなんであれクソ野郎には違いねぇ」

「今すぐ打ち取るべきだ」

「意義無し。ウィッチェルニーの生き残りにも召集をかけよう」

「いやちょっと待てよ  究極体やワシみたいなゲッターロボは今の穴の状態じゃあ入れないと思われるが…」

 

「「「あっ」」」

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