デジタルワールドの管理者『ゲッターロボ』   作:マネモブ

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地底の次は森…糞  順番的なのが崩壊するんや

 よくよく考えたらヴォルケニックドラモンぐらいしか皇帝の欠片の周りに住めなくて今も生まれているデジモンは、詰んでるんじゃないスか?

地底は、実質アイツ専用なんだよね。

しかも地表にはまだ食料がない…!

 

「う わ あ あ あ !(PC書き文字)

 アカンやんアカンやんアカンやんアカンやん…!

そんな生まれてすぐ死ぬなんて悲しすぎるで

急げッ 生まれたてデジモンを救うんやッ」

 

 バサッとマントを翻して、マグマの海を泳いでいるヴォルケニックドラモンとバイバイしたあとに地上へと一っ飛びする。雲の上まで来て地表の至る所を見渡す。

白紙の惑星にはポツリポツリとデジタマが発生していて、データ不足で還れてない。

ならばまだ間に合う。

 

「急げッ 乗り遅れるな 森を作るんだ」

 

森林ラッシュだ。

 

 


 

 まず始めるのは白紙惑星に土、風などを再導入するところだ。

これはもはやテンプレートセットが出来ているので素早く実装できる。前に様に同じく北海道並みの大きさの森林を一括で生成。

ど真ん中に運河を作り水を供給、地形は全体的にでこぼこさせたほうが良いだろう。

多種多様な植物のデータを混ぜ込み、それをランダムで発芽させる。

肉は、弱肉強食。デジモン同士で食べ合って貰うが全滅されちゃあ困る。ほとほどの繁殖力のNPCを作り数百体ぐらい作り上げて森に放った。

 

「まあこれぐらいでええやろ…デジタマを運ぼうね」

 

 棒人間のような造形にしたからか妙にシュールな絵面だ。

ゲッターロボは、デジタマを持ってきて森の至る所は置いていく。

ここから生まれたデジモンが、いつか成長し強くなって子を成す。そして親の強さを受け継いだデジモンは更に強くなる──それを繰り返していくのだろう。

命は永遠に紡がれて、進化を繰り返していく。

 

強くなれデジモン達…!!お前たちはこのデジタルワールド:エンペラーを支える存在となるんだ!!

 

 未来の戦士達に希望を託しつつ、ゲッターロボはゲッタートマホークを森の中心にまた突き刺した。

ゲッター線で強化された『ゲッター合金』で作られたそれは常にゲッター線を帯びており、このデジタルワールドでは常に微量の『ゲッターの情報』を発している。

これは謂わばドーピングである。

ゲッター線による進化の促進効果。恐らく情報の固まりであるデジモンには"良い効果"しか発生しないはず。

 

 

 

 時を管理者権限で少しだけ進めれば瑞々しそうな果実が実り、キノコが森の影にポコポコと生えてくるのが確認できる。

食べ物も設定した通り豊富にある。

後は経過観察だ。

ずっと見守って、いつデジタマが孵るのかは不明だからどういう風に孵化するのか知っておきたいのだろう。

大きな森のすぐ横を見てゲッターロボは、森の次に作るものへと思考を巡らしながら巨大な岩という天然の椅子に腰を下ろした。

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