デジタルワールドの管理者『ゲッターロボ』 作:マネモブ
ダークナイトモンとメタルグレイモンが合わさって進化した存在『グレイナイツモン』。
彼は今、己が師であるダイナモンから離れて武者修行の旅へと出ていた。
森を巡り、悪魔と呼ばれる蟲と戦った。
テリアモン達が住まう公言を縄張りとする電龍と戦った。
砂浜で巨大な海蛇のデジモンと戦った。
その全てを糧としてドンドン強くなっていった。
「ここが噂の…………」
次に来たのは鬼の山。
悪鬼が蔓延り、酒池肉林の宴を毎晩繰り広げる不夜城。
悪趣味にギラギラ光るライトアップが目に付く。
ゲヒャヒャ!と笑う有象無象のデジモン達が神経を逆撫でする。
「ご襲撃だあッ!!」
大きな声でそう叫びながら下半身のメタルグレイモン部分を全力で走らせて突撃する。
門番なのに酒を飲んでいたオーガモン達はその声と騒音を聞いて急いで武器を取り外敵を排除しようとするがグレイナイツモンは素早く飛び上がってオーガモンを踏み台にした。
門番オーガモンはそのまま押し潰され、断末魔の悲鳴を上げる。それは周辺に響き渡り、更なる敵をおびき寄せる。
「はっはっは!貧弱貧弱ッ!」
そのまま気にせず歩くと道横に積まれていたタルが一斉に崩れる。
「ッ!ぶおらああぁああッ!」
グレイナイツモンがドリルランスを振るい上げて地面ごとタルの殆どを吹き飛ばすと物陰に隠れていたのであろうサイクロモンが飛び出してきた。
「GUGYAAAA!」
右腕を振り翳し、グレイナイツモンを叩き潰そうとするが強靭な竜脚によるバックステップで回避。地面を抉るように踵が滑り、土煙が弧を描く。後退しながらも体勢は崩さず、鋼の視線だけが敵を射抜いていた。
「ハイパァァァ…!!ヒィッ「させるかァ!!」
敵が追撃を仕掛けんと大口を開けたのを見てそこへドリルランスを投げつけた。
喉奥へと見事にドリルランスが突き刺さってゴポリと血が噴き出る。
サイクロモンへと走ってドリルランスを回収した後、一番豪華そうな建物へと走る。
オーガモンもフーガモンもヒョーガモンも吹き飛ばし、門を吹き飛ばして侵入する。
「ふざけんなっ!やめろド阿呆がァァ!!!」
衝撃。壁を突き破って出てきたのは究極体魔人型デジモンであるシュラウドモン。
ドリルランスを構えて突貫してくるシュラウドモンを受け止めるが、止めきれない。
ズザザと音を立ててグレイナイツモンが後ずさった。
「ガアアアアッ!!」
それを横薙ぎで振り払ったグレイナイツモン。シュラウドモンも吹き飛ばされたものの両足できっちりと着地していてダメージは少ない。
「……では、」
「ぶっ殺してやる」
死合いが始まる。