I need you   作:花筏

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3年生3巻の試し読みを見ましたか?

フラグがあからさま過ぎて、作者は逆に怖くなってきました。坂柳が退学したばっかりだし、大丈夫だよね?

でも衣笠先生ならやりかねないとも思う作者がいます。頼むから退学しないで欲しい⋯⋯


人生の種類は食事に現れる

思わぬ櫛田とのハプニングの夜も終わった次の日、結局店を出てからも他人のフリをさせられながら、竜胆の部屋に押し入り好き勝手に振る舞う櫛田に時間を使い、竜胆は完全に寝不足であった。

 

「眠い⋯⋯」

 

「大丈夫か?」

 

「多分大丈夫じゃない」

 

「キツくなったら、無理せずに保健室で休めよ。最悪早退してもいいし」

 

「キツくなったら、そうする」

 

昨日の櫛田の愚痴(一方的な罵倒)を聞いた後だと、渡辺の気遣いが天使か何かだと錯覚しそうになる。だが、渡辺の気遣いに応えることは残念ながら出来ない。

 

「とりあえず、昼行くか?」

 

「いく」

 

「寒くなって動かない爬虫類みたいだな」

 

「聞いたことねぇよ、その例え」

 

竜胆と渡辺は席が近いこともあり、クラスで最も話す機会が多い組み合わせだった。昼時は大体食堂に行くことが多く、今日も教室から食堂に行こうとしていたその時⋯⋯⋯⋯⋯

 

「樋口、少しいいか?」  

 

「かんざき?」

 

「神崎も食堂行くか?この爬虫類を温めてくれよ」

 

「爬虫類?何のことか分からないが、実は一之瀬たちと食堂に行くことになってな。樋口を誘おうと思ったんだが⋯⋯渡辺もどうだ」

 

話し掛けてきた神崎に、竜胆の反応は鈍い。渡辺が爬虫類のネタを擦るが、真面目よりの神崎にはさにげなくスルーされてしまう。

逆に女子と食堂に行くという話に、渡辺は若干動揺気味であった。

 

「え、女子と?よくそんな約束出来たな。神崎って、結構アレなのか?」

 

「アレが何なのかは知らないが、一之瀬が話しておきたいことがあるらしい。誘われたのは俺と樋口だが、渡辺がいても問題はないだろう」

 

「神崎⋯⋯その言い方はいくない」

 

今の言い方では、渡辺は呼ばれてないが、いてもいなくても別に変わらないと言っているようにも聞こえてしまう。神崎がそんなことをハッキリ言うようには見えないので、恐らくそんなつもりはないのだろう。

 

「⋯⋯⋯⋯俺だけついでってこと?」

 

(もしかたら、女子たちが男を馬鹿にするために呼ばれただけかもしれないから⋯⋯⋯いや、絶対ないわ。というか、それの方がずっとツライだけじゃん)

 

フォローしようとしたが、まったくフォローになってないフォローを言いかけては止め、そもそも一之瀬たちがそんなことをするとは思えないことに言いかけて気づく寝不足竜胆は、完全に思考が鈍っていた。

 

「すまない⋯⋯⋯⋯⋯そういうつもりで言った訳ではなかった」

 

「いいよ、神崎は嫌味言うタイプじゃなさそうだし、逆にツライけど」

 

「ドンマイ」

 

竜胆は神崎と渡辺とも関わりがあるが、二人が話している姿はあまり見ない。神崎は自分から話す方ではないし、渡辺はそんな神崎に気を遣っている。

 

(コレ、俺が間に入った方がいいやつか?)

 

不仲というほどでもないので放置しても問題はなさそうだが、噛み合っていないのは確かなので何かあったらフォローした方が良いのかもしれない。

 

絶賛寝不足の竜胆には荷が重いが、これから話すであろう内容も考えると考慮しなくてはならない場合もあるので、楽観的なことは言ってられなかった。

 

ひとまず、物理的に二人の間に入って食堂に向かった三人。食堂はショッピングモールのフードコートのように生徒で溢れかえっていて、空いている席などあるのだろうか不安になってくる。

 

「なぁ神崎、普通に食堂に来たけどさ、一之瀬たちって何処にいるんだ?」

 

「先に食堂に行って席を確保すると言っていた。間に合っていれば、俺たちの席もあると思うが⋯⋯」

 

渡辺の疑問に大丈夫だろうと答える神崎も、この人混みに自信がないらしい。そもそも、この中から一之瀬たちを探すのも苦労しそうだ。

 

「ん、アレ一之瀬じゃないか?」

 

「え、よく見つけたな」

 

(いや⋯⋯だって⋯⋯⋯アレは目立つだろ)

 

竜胆が指差した先には一之瀬が手を上に真っ直ぐ挙げて、軽く跳ねている姿が見える。直接的な表現は控えるが、それはもう目立っていた。

 

「本人は気づいていないに一票」

 

「マジで?めちゃくちゃ目立ってるぞ」

 

「早く一之瀬を止めよう。見てられん」

 

完全に目が覚めてしまった竜胆が何とも言えない空気を茶化すと、渡辺は一周回って呆れ、神崎は目立つのが恥ずかしいのか止めようとして、そそくさと一之瀬に近づいていく。

 

「神崎くん、こっちこっち!」

 

「一之瀬、アピールしてくれるのは助かるが、跳ねるのは止めろ」

 

「あ、そうだね。人がいっぱいいるし、食堂じゃ尚更迷惑だよね」

 

「そういう意味では⋯⋯⋯」

 

すれ違った会話をする一之瀬と神崎だが、神崎はこれ以上直接伝えることもできずに額に手を当て、一之瀬は神崎の反応に首を傾げている。

 

「帆波ちゃん。とりあえず皆集まったんだし、席に座ろ?千尋ちゃんが席を取ってるから」

 

「もう並んだのか?」

 

丁度合流した網倉が、一之瀬と神崎の話に割り込んで話を強制終了させる。神崎が止めずとも、網倉が止めてくれたであろうが、竜胆には一つ疑問が残る。

 

かなり混雑している食堂では食券を購入する機会の前は、かなりの人口密度になっている。そこから食券を商品と交換するには、更に時間が掛かることになる。一之瀬たちは既に並んでいたのだろうか?

 

「あれ、樋口くん寝不足気味だったけど、大丈夫なの?」

 

「あーうん。目ぇ覚めたわ」

 

「そう?私たちのご飯はもう頼んで席にあるよ」

 

「そ、じゃあ俺たち先に食券買ってくるわ」

 

特別遅い時間に食堂に来た訳ではない男三人組だが、一之瀬たちはとっくにあの行列を並んでいたらしい。もしかしたら、今の時間が混雑するピークだからかもしれないが、少し早すぎるようにも感じた。

 

そんな疑問がなんだという話でもあるので、大した言及はせずに食券を買いに行く。普段は渡辺とコンビニで済ませることが多かったので、知らなかっただけの可能性も高い。

 

「樋口って、いつの間に網倉と仲良くなったんだ?」

 

「ん?少し話したことあるだけだけど?」

 

「その割には、会話が自然だったようにも見える」

 

「神崎まで疑ってるのか」  

 

疑念の視線を向けてくる渡辺に、やんわりと否定した竜胆だったが、何故か神崎までノリに乗っかってくる。女が三人寄れば姦しいと言うが、男三人だと喧しいのだろうか。

 

適当なことを考え始めた竜胆に、渡辺は小さな声で追求し始める。その顔はこの一ヶ月の間で一番楽しそうな表情であった。竜胆は立場が逆になった時に、同じような追求で返してやろうと誓うのであった。

 

「ほれほれ、今の内に吐いちゃえよ」

 

「なんもねーよ」

 

「順番が来たぞ」

 

食券機の前まで順番が進んでいた三人は、それぞれ食券を購入していく。端末を翳すだけで食券が購入出来るので、頼む物さえ事前に決めていれば、かなりのスピードで列は進む。

 

最終的に、渡辺が温かいかけうどんとかき揚げ。神崎がカルボナーラとシーザーサラダ。竜胆が味噌バターラーメン(麺2倍)・五目炒飯大盛・餃子(十個)・無料の日替わりの漬物(キムチ)を受け取って、一之瀬たちがいる席に着いた。

 

「樋口くんって、やっぱり食いしん坊さん?」

 

「ん、昼は大体こんくらい」

 

「男の子って感じだね」

 

「いや、俺らはこんなに食えないって⋯⋯なぁ神崎?」

 

「そうだな、ラーメンにミニチャーハンやミニ餃子なら理解出来る。だが、これは流石に多い」

 

竜胆のトレーだけひしめき合う料理の数々に、席取りをしていた白波はドン引きし、渡辺・網倉は揃って苦笑い。一之瀬と神崎は特に驚いてもいなかった。

 

「前から思ってたんだけど、ポイント大丈夫か?」

 

「こんくらいあるから、明日までならなんとか」

 

渡辺が聞きづらそうに残りのポイントを聞くが、竜胆は指を三本立てる。

 

「30000ポイントか、もう少し節約しといた方が良いんじゃないか?」

 

「ん?いや、300だけど」 

 

「「「「「え?」」」」」 

 

「えっ?」

 

竜胆の一言で、5人全員が静まり返る。全員が同じ反応をする状況に困惑していると、全員が静かに端末を取り出した。

 

「全員で1000ポイントずつ出そっか。明日には来月分のポイントが振り込まれるし、今日の夜の分だけならきっと大丈夫だよ」

 

「そうだね、この量を食べるとなると、1食抜くだけでヨレヨレになりそうだし」

 

「少しくらいなら、私も払えます」

 

「悪い樋口、友達として気づいてやれたのに⋯⋯」

 

「俺ももっと早く気づけた。すまん⋯⋯」

 

急に全員が竜胆を憐れみ始める光景に、竜胆は困惑するばかりだった。しかも、何故かポイントを恵み始める始末。そんなシリアスな空気に耐えられなくなった竜胆は、困惑しながらポイントの受け取りを拒否する。

 

「ぇ、何?別にいらんけど、昨日の分のカレー余ってるし」

 

「本当に?無理してない?」

 

「困った時はお互い様だからな!」

 

「全員キャラ変わりすぎだろ!俺が自分で金の管理が出来ないダメ男みたいじゃねぇか。管理くらい出来るわ!」

 

その言葉に竜胆以外がピタリと動かなくなると、次の瞬間には謎のキャラ変はすっかり消え去っていた。

 

「なら大丈夫だね!冷めちゃう前に先に食べちゃおっか」

 

(怖っ⋯⋯⋯)

 

謎のテンションについていけず、少しだけ食欲がなくなった竜胆であった。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

昼休みの時間も半分を過ぎた頃、混雑していた食堂は食べ終えた生徒が捌け始めていた。残っているのは雑談する生徒くらいのものだ。

 

雑談を交えながら食べていた竜胆たちも、全員が食べ終えた辺りで一之瀬が話の本題を切り出した。

 

「じゃあ、そろそろ時間も迫ってるし、本題に入るね?」

 

「あ~ちょっと待った。俺さ、何も事情を聞いてないから口挟みたくなかったんだけど、先に確認したくて。一之瀬は神崎と樋口を誘ったんだよな?」

 

一之瀬の話に、渡辺が待ったをかける。申し訳わけないと思いつつも、話の前に確認しておきたかったらしい。

 

話の本題が分からない以上は何とも言えないが、一之瀬が特定の男子を誘うことは多分なかったはず。関わりが薄めな神崎と竜胆を誘うのは、尚更疑問に思うことなのかもしれない。

 

「元々神崎くんとは話す予定だったけど、樋口くんは神崎くんが誘ったんだよ?」

 

「あれ?」

 

「帆波ちゃんが神崎くんたちを誘ったんじゃなかったの?てっきり私はそう思ってたけど⋯⋯」

 

一之瀬の回答に、渡辺と網倉が反応を示した。しかし、どちらも思っていたものとは予想が違ったようだが、そもそも話そのものが食い違っているように感じる。

 

「すまない、一度俺から話させてくれないか。渡辺たちが感じている疑問を解消でき、本題にも関わることでもある」

 

「俺はそれでいいけど⋯⋯」

 

「私もそれからでいいよ。元々後で帆波ちゃんに聞こうと思ってたから」

 

場が混乱してきたところで、神崎が話に割って入る。神崎からの提案に、渡辺と網倉は反対することなく受け入れた。

 

「白波と樋口もそれでいいか?」

 

「私は大丈夫です」

 

「同じく」

 

「一之瀬⋯⋯」

 

「私は全然大丈夫だから、気にしなくていいよ」

 

黙っていた白波と竜胆にも確認した神崎が一之瀬に視線を向けるが、一之瀬は神崎が話す前に止めて話の先を促した。

 

「少し前から疑問に思っていたことがある」

 

神崎から語られるのは、この学校に対する疑念とその理由が主な内容だった。具体的な経緯は省かれているが、入学時のポイントの説明・星之宮先生と生徒会長が強調していた“実力主義”という言葉。加えて、ポイントが変動するという可能性。

 

どれも以前竜胆と神崎が話した内容と酷似している。竜胆との話が一切出ていないのは、例の生徒会長のことを神崎が話さないようにしているからだろう。

 

「えっと、話はなんとなく分かったし、疑うのは良いんだけど、ちょっと考え過ぎってこともあるんじゃ?」

 

「ううん、多分だけど、それはないと思うよ」

 

渡辺がそう思うのも無理はない。神崎の話に明確な証拠はなく、全て予想だと一蹴してしまうのも簡単だ。しかし、一之瀬はそれを真っ向から否定した。

 

「実はね、神崎くんから今の話を聞いて、星之宮先生に『来月のポイントはどのくらいですか?』って質問したの。そしたら『話せない』っていう返答をもらって半ば確信してる」

 

「それだけじゃない。何人かの先輩にもそれとなく質問をしたが、全員が濁すような回答をするか、答えることそのものを拒んでいた。もしかすると、学校側は二年生や三年生が一年生に教えることを禁じているのかもしれない」

 

「ちょ、ちょっと待って。何がなんだか分かんなくなってきた」

 

渡辺だけでなく、網倉と白波も動揺していた。それだけ一之瀬と神崎の話は妙に感じることだった。

 

この学校におけるポイントとは、お金と同等の価値を持っている。生徒の生活に生命線は、いつだって学校から支給されるポイントに依存している状況だ。

 

生徒たちは、学校側がポイントをくれる前提で生活しているのが殆どであろう状況で、いきなりそのポイントが減るという可能性を考慮していない生徒のショックは大きい。

 

星之宮先生の返答が『まだ確定していない』や『今は分からない』などであれば、ここまでの動揺はなかったかもしれない。

だが『話せない』という返答は、神崎の話した疑念の上で聞くと、まるで何か隠しているようにも聞こえてしまう。

 

「今日、俺が樋口を呼んだのは、入学して初日の時点で学校側に対して疑いを向けていたからだ」

 

「そうなの⋯⋯か?」

 

渡辺が竜胆に視線を向けると、竜胆はゆっくりと頷いて肯定を示す。渡辺は、納得がいったのか額に手を当てて俯き始める。

 

きっと、渡辺の頭の中では嫌な想像ばかりが湧いて出てきていることだろう。学校側への不信感やどこまでこの話があっているのかの不安。これからの生活に支障がある可能性。

 

根拠はなくとも、一度考えてしまえば頭の中から消えてくれない。

 

「初日って、樋口くんが帆波ちゃんに聞いてたことだよね?」

 

「そうだよ、だから神崎くんと私は気づけたの」

 

思い出すように一之瀬に確認した網倉の表情は険しい。納得したくないが納得してしまった、そんな様子だ。

 

「でもそれって、樋口くんはもっと早く気づいてたってことなんじゃ⋯⋯」

 

白波が小さく独り言のように呟いた言葉だったが、その声は自然と全員の耳に入っていく。白波は言ってから気づいのか、顔を青褪めてすぐに口を押さえる。

 

ネガティブなことばかり思い浮かぶ状況で、初日の疑問が悪い方向に働く可能性はあった。神崎と一之瀬が竜胆の疑問でここまで辿り着いたのであれば、竜胆はもっと早い段階で知っていたのではないかという想像。

 

当然の結末と言うべきか、なまじ察しのいい渡辺・網倉・白波の三人は、“竜胆はあえて黙っていたのでは?”というまったく同じ想像をしてしまった。

 

「悪い、口止めされてたんだ」

 

「⋯⋯口止め?」

 

「具体的なことは言えないんだけど、気づいた理由に上級生が絡んでてさ、俺が広めたらその上級生が罰則を受ける可能性があるって話だから、言えなかったんだ」

 

「もしかして、生徒会の副会長と睨み合ってた噂って⋯⋯」

 

「それが曲解して噂になったんだろうな、副会長は間に入っただけだし」

 

緊張で張り詰めていた空気が霧散し、網倉たちはホッと息をつく。疑った自分たちが間違っていたことに安心したのだろう。

 

「わりぃ、俺ちょっと疑ったわ」

 

「私もごめん。ネガティブな思考が引っ張られちゃったみたい」

 

「私も、ごめんなさい」

 

気にしてないと手を振ると、空気は雑談していた時のように緩い空気へと戻っていく。

 

「えっとね、今日集まったのは明日の支給日にクラスの皆が不安になる可能性があるから、それを落ち着かせるために協力してほしかったんだ。協力と言っても、声掛けくらいなんだけどね」

 

「勿論OKだよ。ポイントが減ったら、絶対動揺しちゃうもん」

 

「男子の方は俺たちの方でも声を掛けとく。ちょっとくらいなら、落ち着くとは思いたい⋯⋯な」

 

「渡辺、そこは虚勢でもちゃんと張ろうな」

 

「樋口も協力してくれって!」

  

空気は完全に元通りになり、全員に笑みが戻った。具体的なことは解決していないが、今話すことではない。

 

ただ、今日の話がこれで終わっていないことを、竜胆は薄々感じて取っていた。

 

 





網倉「ちょっと今日は疲れたな〜」

竜胆「やっぱ不安?」

網倉「それはそうだよ。明日からポイントが減るかもしれないって言われたら、できれば信じたくないかな。帆波ちゃんじゃなかったら信じなかったかも」

竜胆「これで終わりじゃないのが、よう実だぞ」

網倉「みんな仲良くじゃだめなのかな⋯⋯」

竜胆「個人競技ならともかく、この学校はクラス単位で争うからな」

網倉「なにそれ、私知らない」

竜胆「おっと、ネタバレネタバレ」

網倉「どこでそれを知ったの!?」

竜胆「次回『純粋な存在ほど、合理ではなく情で物事を判断する』これは期待だな」

網倉「これって帆波ちゃんのこと?」

竜胆「さあ?ちなみに、これは俺の知り合いの言葉でもある」

網倉「どういう話でこんな言葉が出てくるの?樋口くんの友達って哲学者?」

竜胆「まぁ、いずれ分かるだろ⋯⋯」

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