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時は1週間ほど遡り…。
ローブル聖王国首都ホバンスの宮殿。
宗教色の強い国の宮殿だけあって、内外装ともに中世ヨーロッパ似た、しかし落ち着いたデザインと装飾を有している。
そんな宮殿の一角、聖王女カルカ・ベサーレスの執務室では、ニシキの影分身が、カルカの傍に控えている。
「はぁ…」
カルカは、執務がひと段落したわけではないものの、ため息をついて筆を止める。
「…王というのは、忙しいものなのですね」
「ふふ、遊んでばかりだと思っていましたか?」
「…失礼ながら」
カルカは、「まぁっ」と目を見開き、些少の驚きを見せる。
「リムンの復興に、南部貴族との軋轢、そして亜人への対策…さらには北部の食糧不足…問題は山積みです」
「…なるほど、リムンの一件で食料は更に不足、亜人警戒に割く
人員は削られ、南部貴族の勢いを増す手助けになった…といったところですか…」
「…ニシキ様は意外に頭が回るのですね…」
「それは褒めているのですか?」
「ええ、褒めていますよ…」
「それはよかった」
その後、カルカは再び筆を取り、執務を再開する。
そんなカルカの様子を見守りながら、邪魔立てをしないように、ニシキは沈黙し、護衛に徹する。
護衛と言っても、カルカの身に危険が及ぶことはまあ殆どない。
やることと言えば、カルカの執務を見守ったり、時々話し相手になるくらいであった。
「…そ、それで、ニシキ様…。ほ、本日もその、お相手をお願いしたいのだけれど…」
…いや、もう一つだけあった。
「…カルカ様がお望みとあれば…。しかし、本当によろしいのですか?私なぞで…」
「それ、もう今更ではなくて?…それに、私はニシキ様だから求めているのですよ」
カルカは満面の笑みを浮かべながら、弐式へと振り返る。
ニシキは、その美しい笑みを見て、ぐっと胸にこみあげる感情を押し殺し、一つため息をついて見せる。
「まあ、『据え膳くわぬは男の恥』っていいますからね…」
「…?それはどういう意味でしょうか?」
「女性から誘われれば応じるべき、応じないは男として恥という意味ですよ」
「まあ、素晴らしいお言葉ですねッ!」
カルカは両手を合わせながらニシキへと歩み寄る。
そして、その身をニシキへと預ける。
「…まだ陽は高いですよ、カルカ様」
「ふふっ!ここで致すほど、恥じらいは捨てておりません…。ただ、少しニシキ様に触れたくなっただけです…」
カルカはゆっくりとニシキの腰に手を回し、その顔を胸へと寄せる。
ニシキは甘い香りが鼻に抜けるのを感じながら、カルカの細い腰に手を当て、優しく抱きしめた。
カルカと分身のニシキがイチャコラしている頃…。
本体であるニシキもまた、宮殿にその姿を現していた。
影分身の解除と再発動もそうであったが、他に目的もあった。
それは、ケラルトへの依頼達成?の報告であった。
「では、あの黒い物体はスライムであったと?」
「はい。ですが、もうすでに無力化しておりますので、脅威はないかと…」
「無力化…ということは、殺してはいないということですか?」
ケラルトが何処か不穏な視線をニシキに向ける。
「え、ええ。珍しい個体のスライムだったので、私の方で捕獲しております…何か問題がありますか?」
ニシキは、背中に流れる少し嫌な汗を感じながら、ケラルトのじとっとした目を見据える。
実はあのスライムが探していた仲間の一人だったんですよ…。などとは口が裂けても言えなかった。
「そうですか…。まあ、ニシキ様がしっかりと管理して頂けるのであれば、問題はありませんわ」
「ありがとうございます。えっと、それで、もう一つお聞きしたいんですけど…」
「なんでしょうか?」
「あの、プラートの都市長と娘さんが、怪我はなかったがそれと同等のことがあったと仰っていたと思うんですが…」
「はい、その通りですが…」
ニシキは、もしかしたらという思いを、そのまま口にする。
「もしかして、それって、触れてみたら装備…服とかが溶かされた…とかですかね?」
「…よくわかりましたね…。ニシキ様も被害を…?」
その返答を聞き、ニシキは顎が外れる程の衝撃を受けた後、大きく頭を抱えた。
「(ヘロヘローーーーーーーーーー!!!!!!!!)」
その様相を見たケラルトは、珍しく狼狽して見せたとか…。
影分身を解除し、その経験と記憶を引き継いだニシキは、分身がカルカやケラルトと怪しい夜のひと時を過ごしていたことを知り、酷く狼狽して見せた。
しかし、分身の思考は本体と変わらないことを理解していたニシキは、『俺でも同じ選択をするか…』と結論付け、比較的速やかに正常さを取り戻した。
さて、そんな形で再び影分身を再発動させ、同じようにカルカにつけた後…。
「だー!くそ!!何で当たらないんだ!!!」
ニシキは、現在宮殿横にある修練所で、レメディオスと模擬戦…というよりもレメディオスの修行に付き合っていた。
以前、『弟子にしてくれ!』というレメディオスの願いを一度は突っぱねたのだが、『そんなこと言わずに頼むよ!』としつこく付きまとわれたため、泣く泣く受け入れたのである。
他にも観戦している聖騎士団のメンバーが多いが、皆は一様にざわつきを見せている。
それもそのはず。
聖騎士団団長として聖王国最強と謳われていたあのレメディオスが、ニシキにまるで子どものように扱われているからである。
レメディオスの動きに問題はない。
それどころか、以前よりもより洗練されたものがある。
勿論、それは時折行っていた分身体のニシキとの修行の成果であるのだが、それでもニシキには一向に攻撃が当たらない。
それどころか、ニシキの持っている木剣は、何度もレメディオスの鎧や頭、足に手と言った場所に『コツンッ!』といった具合で当たっている。
実戦であれば、もう何度死んでいるのだろうか?
ニシキの力の一端が垣間見える。
「動き自体は悪くないですが…正面的過ぎますね…」
「はぁ…はぁ…正面突破こそ、せ、聖騎士の矜持だ!!!」
ニシキの言葉に、レメディオスは息を切らしながら反論して見せる。
「確かにその考えは嫌いじゃないですよ…。私は忍者ですが、正面から戦うのも好きですから」
「そ…そうか…。うん、そうだよな!!」
レメディオスはどこか嬉しそうに口を開く。
「でも、時と場合ってものがありますからね…」
「…?どういうことだ??」
レメディオスは何一つ理解していなさそうであった。
「正面突破で難しそうなら…時には後ろから刺すことも必要だってことですよ…」
「う、うーむ…。私には難しいな…」
「それは鍛錬次第ですよ…。身に着けたければ、教えますよ…」
ニシキの姿が掻き消える。
レメディオスは一瞬目を見開くが、視界に入ったのはニシキの姿ではなく自身の首の後ろから伸びる木剣であった。
「…こんな風にね…」
レメディオスは視線だけを動かし、ゆっくりと後ろを向く。
一体いつの間に後ろに移動したのか…瞬間移動といっても差し支えない速度であった。
飛雷神の術であろうか…。
「ま、参った…」
レメディオスは持っていた木剣をゆっくりと手放し、地面へと落ちる。
カランッという音と同時に、聖騎士団の面々が拍手と歓声を上げた。
ニシキの転移からおよそ1年以上が経過していた。
ローブル聖王国において発生した地獄の帝王エスターク・イスナの討伐。
それをたった一人のアダマンタイト級冒険者が仕留めたという話は、イスナの存在を認知していなかったリ・エスティーゼ王国や、その隣国であるバハルス帝国、更には竜王国にも広がりを見せていた。
聖王国史上初のアダマンタイト級冒険者誕生に加え、登録からたったの四か月でアダマンタイトまで上り詰め、更には聖王国軍が束になっても手も足も出なかったイスナを、単騎で討伐したという偉業は、各国の要人にただならぬ衝撃を齎した。
リ・エスティーゼ王国、王城の一室。
ローブルの至宝と肩を並べる美しさに加え、民を思う慈しみに溢れる黄金の姫と謳われている王国の第三王女、ラナー。
彼女は側近のまだ少年の域を出ない男性に、美しい微笑を向けながら口を開く。
「クライムっ!聖王国のアダマンタイト級冒険者が地獄の帝王を名乗る魔神を打ち倒したそうですわっ!」
「はい、ラナー様。なんでも、たった一人で倒したとか…!」
「クライムの大好きな英雄さんですねっ!」
同王国首都、宿屋の一角
そこの酒場では、女性5人組がテーブルを囲んで話し込んでいる。
「聖王国の英雄か…」
「とんでもない強さらしいじゃねーか」
「彼にはとても興味がある」
「同郷の可能性あり」
「確か彼も2人と同じ、忍者だったわね…」
バハルス帝国、帝都アーウィンタール。その帝城の一室。
そこでは現皇帝であるジルクニフと主席宮廷魔術師であるフールーダが一枚の報告書を持ちながら話をしていた。
「じい、この報告、どう思う?」
「そうですな、情報の出どころは信用できるものかと」
「ふむ…。して、この忍術というのは…?」
「それは忍者のみが使える、いわば魔法のようなものでございますなっ!しかし、第6位階をも超えるやもしれぬほどの力を持つ忍術とはっ!ぜひとも、その御仁と相まみえたいものです!」
フールーダは、酷く興奮した様子で、ジルクニフとの会話を続けていた。
竜王国。
そこには、自身の姿形を変えることのできる女王がいる。
その女王は、宰相の男性に向け、大声で文句を垂れる。
「なぜじゃ!なぜ我が竜王国にこのニシキは来なかったのじゃ!!」
「なぜと申されましても…」
「我が国にこそ必要であろう、かような力を持つものは!!」
「…聖王国にも必要ですよ」
宰相の男は、幼女の姿で酒をかっくらう女王を見て、大きくため息をついた。
アインズ達との会議は、6時間にも及ぶ長丁場となった。
まず、ナザリックの方針が大きく転換され、世界平和と弱者救済という舵取りとなった。
この方針の立役者となったのは、弐式炎雷の存在によるものが大きいが、別の理由もある。
それは、弐式が戦った、イベント型レイドボス『エスターク・イスナ』の存在である。
本来レイドボスとは、2~6人で挑む特殊なボス戦なのだが、その存在が確認されたことで、不用意な外部との軋轢をさけようというモノであった。
もちろん、そんなレイドボスに一人で立ち向かったニシキに、アインズが怒りを露にしたのは言うまでもない。
レイドボスといってもピンきりであり、プレイヤー1人でも勝利を収めることができるものもいれば、それこそ4~6人のチーム戦が要求されるものもある。
さらに、レイドボスがこの世界に確認されたという事実は、ワールドエネミーが出現する可能性すらある。
レイドボスとは違い、ワールドエネミーには、それぞれボス戦のみの『決戦型』、特定の範囲において優勢を取る『制圧戦』、圧倒的な数での侵攻による『消耗戦』、ギルド侵攻型の『防衛戦』、今回のイスナ戦のようにダンジョン戦のような『攻略戦』、そして最も厄介なのが、一つの世界規模で行われる『総力戦』…というように様々なタイプが存在している。
特にワールドエネミーに関しては、6人チーム6組、36人のカンストプレイヤーで挑んでも勝敗はわからないという程の相手である。
正直なところ、ワールドエネミークラスが出現した場合、ナザリック全軍を投入したとしても、勝ちの目は薄いだろう。
…防衛戦という面では何とかるかもしれないが。
話をまとめると、今の世界征服という目的の元に世界征服、若しくは多くの国を支配下に置いた状態で、強固体のレイドボスやワールドエネミークラスが出現すると、支配下に置いた国を守ることができず、逆にアインズ・ウール・ゴウンの名を傷つけるのではないかという結論に至ったのだ。
まあ、つまりは、一種の責任逃れのようなものである。
アインズ達との会議を終えた弐式は、3日ぶりに聖王国のカリンシャに戻っていた。
この街を出る時との違いが2つ。
1つは、ワールドアイテムである『女神の祝福』を持っていることだ。
理由は簡単で、ヘロヘロさんがWIによる効果で昏睡している可能性がある以上、それに対抗する必要があるとして持たされたのだ。
その効果は、所持者が即死級のダメージを受けても、HP2以上ある場合には、HP1を残して耐えることができ、かつ5秒ごとに体力を1%回復するというモノである。
分かりやすく言うと、今のニシキは、HP1にした状態で、5秒以内にダメージを与えないと死なない状態になっているということである。
『二十』を除けば、ワールドアイテムのなかでも、中々のチートアイテムである。
そして、もう一つが、ナーベラルが同行していることだ。
当初、一人でカリンシャに戻るつもりであったが、
『御方を一人にすることはできません』
というデミウルゴスとアルベドの強い意見により、そこまで言うならと、ナーベラルを冒険者ニシキの仲間として同行させることになった。
元々、ナーベラルを探していたという情報を各所に広げているため、最善の人選であった、…はずだった。
「あの、ニシキ様とナーベラルさんは、どのような関係なのですか?」
「仲間…」、「主と従者です」
ニシキは、ツアレの質問にそれとなく答えるが、隣でナーベラルが即刻ばらし散らかしているのを聞き、頭を抱える。
「ナーベラル…」
「も、申し訳ありません、ニシキ様…。あ、ニシキさーーん…」
ニシキの呆れた声に、ナーベラルはうっかり、と言った様子で顔を伏せる。
「ええっと…ニシキ様が主で、ナーベラルさんが従者…ということですか?」
「うん、そうゆうこと…」
ニシキはもうすでに諦めたのか、非常に乾いた声でツアレの質問に答える。
「それで、冒険者として同じチームを組まれて、この屋敷に住まわれるのですか?」
「そうなんだけど、問題ないか?」
「こ、この屋敷はニシキ様のものですから…。私がとやかく言うことはないんですけど…その…」
ツアレはもじもじとした様子で、それでいて些少の不安を抱いていた。
「ニシキ様が決めたことに、何か問題があるとでもいうの?」
「何か気になることがあるのか?」
ナーベラルとニシキは、それぞれ反応は違えどツアレの回答を待つ。
「えっと、ナーベラルさんが居ても、同じように…ご寵愛を頂けますか?」
「なーんだそんなことか…ツアレが望むなら、別にかまわないけど…」
「…え?」
ツアレの言葉に、今度は、全く違う反応を見せる。
「よ、よかったです…。その、ナーベラルさん、とてもお綺麗な方だから…私、捨てられちゃうのかと…」
「そんなことしないってば…約束したろ」
「そうですよね…ありがとうございます、ニシキ様ッ!」
ニシキとツアレは、はははっとほのぼのとした様相を見せていたが、ナーベラルは酷く固まっていた。
そして…。
「えええええっっっ!!!!」
と咆哮する。
「って!なんだよナーベラル、うるせーなー!」
「に、弐式炎雷様が…に、人間の女にご寵愛を…ッ!」
ナーベラルの突然の咆哮に、ニシキはイラっとした様子で声を荒げる。
「な、なぜ、なぜ人間の女なぞに…ッ!」
ナーベラルは酷く狼狽し、あわわっと言った様子で震えている。
「なんでって…俺人間だし…」
「そ、それは…そうですが…。わ、私は、私ではダメなのですかっ!」
「え?」
今度はニシキが固まっている。
「わ、私では、弐式炎雷様のご寵愛を受けることはできないのですかッ!」
ナーベラルは、ぐいっといった様子でニシキに詰め寄る。
「い、いや…その…。な、ナーベラルが良ければ俺は別にあれなんだけども…」
「ほ、本当でございますかっ!」
先ほどまでの絶望に満ちた表情が、一気に満開の笑みに変わる。
ニシキはそんなナーベラルに只ならぬ感情を抱く。
当然だ。
自分の好みの全てを注ぎ込んで作った女性なのだから。
しかし、同時に先ほどまでのポンコツっぷりを思い出し、それをぐっとこらえる。
「あー…だけどあれだ…。ちゃんと任務というか、冒険者として振舞えたら考えてもいいかな…」
「そ、それは…ニシキ様のご命令を完璧に遂行した暁には、ご、ご寵愛を頂けるということでございますかっ!」
「お、おう…。でも、人間とドッペルゲ…」
「このナーベラル・ガンマッ!必ずや弐式炎雷様のご期待に沿えるよう、誠心誠意お仕えさせて頂きます!!」
至高の御方の発言を遮るという、あってはならない行為を平然としてのけるナーベラルであったが、今の彼女にそれを考慮する余裕などなかった。
「(…思っていたよりも、ナーベラルさん…感情豊かな人なんだな…)」
そんな2人の会話と関りを見て、ツアレはどこか抜けたような感想を抱いていた。
さて、ツアレとの再度の顔合わせを済ませた後、カリンシャの冒険者ギルドで、ナーベラルを『黒金』の一員として登録した際にも、ひと騒ぎが起こった。
それは言わずもがな、ナーベラルの美しさにある。
聖王国で至宝と言われる、聖王女カルカ・ベサーレスに勝るとも劣らないその美貌は、ギルド内で一気に話題となり、その日のうちにカリンシャの街に知れ渡る。
「あれが、ニシキ様の仲間のナーベラルさんか…」
「従者だって噂だぜ…、やっぱ大英雄の女ともなると、あれだけの美しさになるのか…」
「美しさだけじゃない…なんでも、第五位階魔法を行使する魔法詠唱者らしい…」
「大英雄の仲間も、例にもれず英雄の力を持ってるってことか…」
「にしてもなんて美しさだ…」
「聖王女様に匹敵…いや、それ以上なんじゃねえかっ!」
「ばっきゃろー、おめー!不敬にもほどがあんぞっ!」
「で、でもよう、あの美しさはそう思っても仕方ねえって…」
カリンシャでは、ナーベラルの話題で持ちきりとなり、これが各都市、そして首都ホバンス…カルカ達の耳に入るのも、そう遠くない未来であった。
一方その頃、ナザリックが転移した場所の近くにあるトブの大森林では、超希少薬草の採取依頼の達成と、魔樹ザイトルクワエの討伐(正確には守護者のチームワークによる討伐)を果たしたことで、モモンとルプーが『漆黒』の名を有した、アダマンタイト級冒険者に昇格していた。
…その際、無理やりついてきた、とあるミスリル級冒険者を、アインズ達が始末した…というのは、内緒の話なのである。
※現在の弐式炎雷のレベル
・Lv96
※新しく得た忍術 (Mは上限の意味)
・写輪眼Lv3M ・万華鏡写輪眼Lv1 ・体術Lv1 ・形態忍術Lv2M ・時空間忍術Lv3M ・火遁忍術Lv3M ・雷遁忍術Lv3M ・風遁忍術Lv3M ・水遁忍術Lv2