sudoの先に在るもの   作:わるいおとな

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第三章 8話

"ノアー!!"

 

 

最後のカケラを手に入れる方法、それはコユキとの思い出話をする事。思い返せばずっとそうだった、みんなで作戦会議をしている時、私達はコユキとの思い出を言いながら話をしていた。そしてミドリがカケラを持ってきた時、彼女は『コユキさんとお姉ちゃんと、思い出を話し合っていた』と言っていた。そして最後、ホテルの店員の子が話してくれた内容もコユキとの思い出だ。まさかこんなにも簡単な事だったとは、自分でも驚きだ。

最初はティーパーティーのみんな、次はモモイとミドリ、その次はホテルの店員、そして残っているのは...彼女、ノアしかいないのだ。

 

 

「先生?そんなに急がれてどうされたんですか?」

 

 

走ってきた私を見て少し驚いているノアをしっかりと見て、私は彼女に問いかけた。

 

 

"ノア、コユキ...彼女の中に居る人との思い出を聞かせてくれないかな?"

 

 

そんな質問をする私を見て、よくわからないと言った表情で私を見るノアだったが、自分の中で納得したのかすぐに話し始めた。

 

 

「そうですね、彼女...いえ、彼と言ったほうがいいですね。彼はとても優しくて、何処までも正義感に溢れていて、時には無茶しちゃう時もあるんですけど、大切な人を助ける為に奮闘する...そんな所が先生に似ているなって思っていたんです。

でも、彼は何処までも一人で抱えてしまう。だから、元に戻ったら私が彼の心の拠り所になってあげて、何時でも私は味方ですからねって言ってあげたいんです。知っていますか?彼って実は臆病な性格で、ちょっとしたことでビックリしちゃう時もあるんですよ♪」

 

 

そう言って、彼女はコユキとの思い出をぽつぽつと語り始めたのだった。

 

 

「あら、もうこんな時間なのですね。」

 

 

気が付けば、青かった空は真っ赤に染まり、そろそろ太陽も見えなくなってきていた。どうやら思い出話をしている間に時間を忘れていたらしく、もう夕飯まであと数十分と言ったところまで来ていた。

 

 

"そろそろご飯の時間だね。"

 

 

しばらくの沈黙があった後、ノアはぽつりと言葉を零した。

 

 

「そうですね、楽しい時間はあっという間です。先生の言う通り、ご飯の支度をしてきますね♪」

 

 

そう言って、彼女はみんなのいる所へ走って行った。

 

 

今夜はBBQだ。

 

 

"さて、私も行こうかな。"

 

 

私は独り言を零し、立ち上がろうとした途端、頭から突然固い物が降ってきた。やっとだ、これで彼女を元に戻せる鍵が揃った。私は心の底から喜びに震えるのだった。

 

 

「先生!先生も来てくださーい!」

 

 

コユキが私を呼ぶ、待っていてくれこれで君を元に戻せるから。そう思い、私は準備をしている彼女達の元へ駆けつけるのだった。

 

 

翌日、私はコユキを海の家に呼び出していた。

 

 

"ごめんね、急に呼び出してしまって。"

 

 

昨日、ノアにコユキを元に戻せるかもしれないと相談したら、「同伴させてはもらえないでしょうか?」と言われ、私は仕方が無く彼女の同伴を許した。

 

 

「先生が私を呼び出すだなんて...しかもノア先輩も一緒だし...私、何か悪い事しましたかね...?」

 

 

そう言って不安がるコユキに私は"大丈夫、ちょっと相談があるだけだから"と言って落ち着かせる。

 

 

「そ、そうですか!それは良かったです!で、その相談とは?」

 

 

早速本題を聞きに来た彼女にとあるものを見せる。

 

 

"コユキ、これに触れてみてくれないかな?"

 

 

そう言って出したのは、『人物Iの神名文字』だ。しかし、ここで予想外の事が起きた。突然カケラが浮き出し、コユキの周りを周り始めた。予想外の事に困惑していると、カケラが彼女の頭...ヘイローへと吸収されていったのだ。すると、突然目の前の少女が倒れこむ。

 

 

"コユキ!?"

 

 

私は咄嗟に抱きかかえ、彼女の名前を叫ぶ。

 

 

"んぅ...。"

 

 

そう言って、彼女は目を開けたのだった。

 

 

 

"コユキ!!"「コユキちゃん!!」

 

 

(私の推しの名前を呼ぶ声がする...。いや、今は私の名前だったっけ。)

 

 

私はそんな事を思いながら、朦朧とした意識で思考を巡らせる。しかし、その朦朧とした意識では考える事すらまともに出来ず、色々な思考が入り混じっていた。

 

 

(確か、最後私はスロットで大勝して...でもなんでスロットなんかしてたんだっけ?そうだった、リオの横領の隙を作るためにやってたんだった。)

 

 

少しずつ糸をほぐすように意識を覚醒させていく。

 

 

(そもそもなんで私コユキになったんだっけ...?......あ、そうだった。)

 

 

 

私はもう死んだんだった

 

 

 

私は死んで、コユキに託されて、でも上手くできなくて、"私"すらも忘れてしまって、結局私ってなんにも出来てないじゃん。先生にも、ミカにも、セイアにも、ナギサにも、そしてノアにも迷惑をかけて、私って何がしたかったんだろう。いづれこのキヴォトスに来るであろう"破滅的な何か"を回避する為に奔走して...でもなにも出来なくて...私って本当に居るのかな?

 

 

「そう蔑むな、小生にとっては貴様ほど魅力的な奴はいないぞ?」

 

 

うるさい、私は今必死に自分の存在意義を探しているんだ。あんたなんかに構ってる余裕はない。

 

 

「ふん、ゴルコンダに言われて興味を持ったが、なんだその態度は。まるで礼儀がなっていないな。」

 

 

私はもう上手くはやれない、"破滅的な何か"を探して、回避するために動いているのに、結局は地団太を踏んでいるだけ。みんなが思い描く「コユキ」を演じきれなかったくせに、勝手に世界の為だと言って無駄な事をずっとしているし。

 

 

「何を言う、貴様は先生とやらの命を救っていたではないか?まぁそれがどうしたと言ったところだがな。」

 

 

黙れ、お前に何が分かる。ただの部外者が、この気持ちを分かる訳が無い。そう縺?縺この辛さ縺ッ隱ーにも分からな縺??

 

 

 

 

私がちゃんと

 

 

 

 

私がちゃんと 私がちゃんと

 

 

 

 

私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと

 

 

 

 

 

私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと 私がちゃんと

 

 

 

 

 

 

私がちゃ繧?sと繧?lていれ縺ー

 

 

 

 

 

 

「くくく、貴様の神秘...ぜひ小生に見せてくれ、繧、繝槭Μくんとやら。」

 

 

"コユキ!!大丈夫かい!?"

 

 

私は抱えたコユキに必死に語りかける。ノアも驚いた様子でコユキの元へ駆け寄ってきた。すると、コユキの目が動く。

 

 

"良かった...コユキ、私達が──"

 

 

突然、コユキからあり得ない程の爆発が発せられた。吹き飛ばされた私の意識は朦朧としていて、状況の把握が少し遅れてしまっていた。その間に爆発音が聞こえたのか、セイアやミカ達ティーパーティーが駆け寄ってくるのが見えた。

 

 

「先生!!ご無事ですか!?!?」

 

 

シッテムの箱からアロナの声が聞こえる、どうやら彼女のバリアで難は逃れたようだった。

 

 

"ありがとう、アロナ。しかしなんで急に爆発なんか...。"

 

 

すると、アロナから衝撃の一言が飛んできた。

 

 

「先生、落ち着いて聞いてください。個体名、黒崎コユキさんの存在が......反転しました!!」

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