魔法少女世界にTS転生しけど自由がない! 作:心煮破壊獣 (「・ω・)「 コワス!!
月明かりが照らす見知らぬ部屋、見知らぬベッドからどうもこんばんは。
......いやどういう状況??
...オレはなんで見知らぬベッドで寝ていたのか、順を追って考えてみよう。
─オレの名前は
つまりオレは前の世界で死んでこの世界に転生したわけだが、どうしてかこの世界には魔法少女がいて、男だったはずのオレは女にTS転生していた。
前世の小さい頃からヒーローに憧れていたオレは「これはもう魔法少女やるしかない」と、思っていたのだが......。
10歳のある日。
オレはちょっと...いや嘘、かなり過保護な我が家から抜け出して、魔法少女をひと目見ようと街を歩き回っていた。しかし魔法少女どころか不審者すら現れず、オレは久々の一人での外出で歩き疲れてしまって。
その日は諦めて帰ることにした。
その帰り道。
突如現れた敵幹部っぽい怪人に攫われてしまったのだ!
オレは「魔法少女が助けに来てくれるかも!」と呑気に期待していたのだが、敵幹部さん(仮)に目元を手で覆われると眠るように気絶してしまった。
そして気がついたらこの部屋で寝かされていたという訳だ。
..................どゆこと??
そういえば寝ている時、夢を見ていたような気もする。
ラスボスっぽいモヤに全身覆われたり。敵幹部っぽい怪人達にひれ伏されたり。主人公組っぽい魔法少女達と戦ったり。
最後には主人公っぽい魔法少女に、必殺技っぽいので浄化されたり。
......いやこれ本当に夢か??
この夢、まるでオレがラスボスに身体を乗っ取られて魔法少女と敵対してたいたみたいじゃないか!
そんで今はラスボス浄化して魔法少女に保護されたあとみたいじゃないか!
『そう...キサマは俺の依り代として、魔法少女と敵対していたのだ。愚かな娘よ』
夢の中で聴いていたラスボスのCVが脳内に直接......!
さてはラスボスだなオメー。
『ふざけているのか?まぁいい、キサマの記憶は読ませてもらった。俺に
まって?ツッコミどころが多すぎる。
その中であえて言うなら──記憶読んどいて娘呼びするな!クソ野郎!オレを娘と呼んでいいのは両親だけだ!
『重要なのはそこなのか?ここは「浄化されたはずなのになぜ生きているんだ」と聞くところだろう』
重要。最重要。超重要。
...それも気になるけど、何のために声掛けたの?
オレに黙って力蓄えてからまた乗っ取ればいいんじゃないの?
『キサマがただの小娘ならそうするつもりだったがな。キサマに声を掛けたのは、キサマの記憶を読み協力させられると確信したからだ。』
はぁ???
オレはヒーロー大好きでヒーロー目指してる人間だぞ?なんでお前と協力することになるんだよ。
『そう。キサマはこの世界、そしてこの世界の
魔法少女は淘汰され、ヒーローは二度と観られないとでも言うつもりか?
オレは元々子供が戦うのは不健全だと思ってたんだ。魔法少女は必要ないなら居ない方がいい派だぜ。
それに、LOVE&Peaceの為なら私欲くらい我慢するさ。
『だろうな。だからこうする。』
─ラスボスがそう言った瞬間。オレの身体から黒いモヤが吹き出した。
「なっ......」
カラダが痛い。内側から軋むような、いたい
『キサマには残された俺の力を全てくれてやる。キサマの魔力親和性ならすぐに闇の魔力に染まり、魔力耐性の低いキサマはやがて闇の魔力に耐えられず自我を壊すだろう。』
「ガァっ......!!!ぅゥぅ゛ゥ゛ぅ゛......!!!!」
痛いイタイきもちわるいたいイタイ痛い考えイタイ纏まイタイらないたいイタイ痛い苦しいたいイタイ痛いイタイいたい
『キサマは器として優秀だからな、キサマ自身が次の俺となるのだ。』
痛いわっけわかんねぇ!身体が痛え!ああでもイタイ考えれる痛いいたいけど痛いイタイ苦しい
『そうやって痛がれるのも今のうちだ。せいぜい自我を長く保つんだな。さらばだ、愚かな娘よ』
こえがイタイきこえる痛いクルシイいたい
「闇の魔力!?どうして」
部屋の扉が勢いよく開けられた。
「...!大丈夫!?じゃないよね!浄化を...!」
イタイ 痛い
「ダメにゃ!今浄化したらこの子が危ないにゃ!」
苦しい いたい
「じゃあどうしたら......!」
痛い きもちわるい
「一か八か、おい娘っ子!願いを言うにゃ!」
イタイ いたい
「それって魔法少女の...」
痛い うるさい
「オマエにゃ!娘っ子!願いを言うにゃ!」
............ねがい? 痛い
何を願う?イタイこの『痛み』を無くしてもらうか?それともいっそこのいたい『
そうすれば楽になれるか?きもちわるい
嫌だ。いやだいやだ死にたくない。イタイ
このまま他人に縛られて、利用されて殺されてたまるか。痛い
「っぁ゛......オレの願いは─」
そうだ。オレはずっと───
「─っ゛『オレの自由』だ!!!」
───不自由だった。
「その『願い』このワタシ契約妖精シロが─」
ああ、もう───
「─キミと共に叶えよう。」
───痛くない。
2話はゆくえふめい(´・ω・`)