捨てられない   作:レモン大好き

11 / 14
インフルエンザになってしまいました。苦しいです。でもなってから結構時間が経ったので、もうじき治ると思います。




「セリカちゃん。バイトのユニフォーム、とってもカワイイです♡」

席を詰めたあと、少し間を置いてノノミが口を開いたのをきっかけに、それぞれが会話を始める。

「いやぁー、セリカちゃんってそっち系か。ユニフォームでバイト決めちゃうタイプ?」

「そういうのは良くないと思うが.....」

「ち、ち、ち、違うって!関係ないし!こ、ここは行きつけのお店だったし...」

「ユニフォーム姿のセリカちゃん、写真撮っとけば頭受けできそうだね〜。どう?一枚買わない、先生?」

"い、いらないかな"

「変な副業はやめてください、先輩.....」

「バイトはいつから始めたの?」

「い、一週間ぐらい前から...」

「そうだったんですね☆時々姿を消していたのは、バイトだったということですか!」

「も、もういいでしょ!ご注文は⁉︎」

「『ご注文はお決まりですか』でしょー?セリカちゃーん。お客様には笑顔で親切に接客しなくちゃ〜」

「そうだな、愛想よく接客した方がよく売れる物だ」

愛想をよくしろと言われたセリカは、恥ずかしそうに俺たちに問いてくる。

「あうう.....ご、ご注文は、お決まりですか......」

「私は、チャーシュー麺をお願いします!」

「私は塩」

「えっと.....私は味噌で」

「私はねー、特別味噌ラーメン!炙りチャーシュートッピングで!」

皆、思い思いに注文をしていく。

「先生もグリスさんも遠慮しないで、ジャンジャン頼んでね〜。この店めちゃくちゃ美味しいんだよー!アビドスの名物柴関ラーメン!」

"うーん。それじゃあホシノと同じものを頼もうかな"

「俺はいい。金がないからな」

"これくらいなら私が奢るよ。みんなが食べるのにあなただけ食べられないのは寂しいでしょ?"

「.....いいのか?」

"大丈夫だよ。遠慮しないで"

「それじゃあ俺も、ホシノと同じものを。トッピング抜きで」

とりあえず全員が注文をし終える。セリカは頼まれたものをメモしつつ、話を変える。

「.....ところで、みんなお金は大丈夫なの?もしかして、またノノミ先輩に奢ってもらうつもり?」

「はい、私はそれでもいいですよ☆このカードなら、限度額までまだ余裕がありますし」

ノノミはカードを見せる。

「いやいや、またご馳走になるわけにはいかないよ〜。きっと先生が奢ってくれるはず。だよね、先生?」

"え、嘘でしょ?初耳なんだけど⁉︎"

「え?初耳だって?あはは、今聞いたからいいでしょ!」

それを聞いた先生は必死に逃げようとするが、すぐにホシノに捕まる。

「そうはさせないよ〜。お金がない大人には奢って、お金がない生徒には奢らないのは先生としてダメじゃない?」

"う、うぅ....."

ホシノは先生の懐を探り、一つのカードを手につかむ。

「うへ〜大人のカードがあるじゃん。これは出番だねー!」

「大人のカードを使うような場所でもなさそうですが.....先輩、最初からこうするつもりで、私たちをご飯に誘ってくれたんですね」

アヤネは納得したようにホシノを見つめる。.....アヤネはこういう場合止める側の人間だと思ってたんだが.....。

「先生としては、カワイイ生徒たちの空腹を満たしてやれる絶好のチャンスじゃーん?」

ホシノはこれ以上ないくらいにこやかに笑う。先生は強制的に席に戻される。

席に座った先生に何やらノノミがコソコソ話をしている。内容はよくわからなかった。少し申し訳なさを感じながらラーメンを完食する。先生は全員分の会計をする。

「すまないな。いつか今回の分の金は返そう」

"だ、大丈夫だよ.....うん。気にしないで"

「.....すまない」

「いやぁー!ゴチでしたー、先生!」

ホシノは笑顔で先生に感謝を述べる。すごい笑顔だ。

「ご馳走様でした」

「うん、お陰様でお腹いっぱい」

皆、それぞれ先生にお礼を言う。

一方セリカは起こった様子で言葉を放つ。

「早く出てって!二度と来ないで!仕事の邪魔だから!」

「あ、あはは......セリカちゃん、また明日ね.....」

俺たちは学校へと帰る。俺が持っていた物品の説明も終わっていないので、学校へ帰ってからは物品の説明をして過ごした。

 

 

 

夜になり、昨日と同じように眠りについてしばらくすると、先生に起こされる。何やら先生は焦っている様子だった。

「どうした、先生。こんな時間に.....」

"その....ごめんね?でも、伝えなきゃいけないことがあって....."

「なんだ、言ってみろ」

".....もしかしたら、セリカが攫われたかもしれないんだ"

「.....なんだと?」




グリスの防御力を考えなければいけないですね。強化手術をしているのでちょっとやそっとじゃ傷つかないはず。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。