言い訳させてもらいますと、受験が終わったなと思ったら手術があることすっかり忘れててめちゃくちゃ更新が遅れました。
.......本当にすみませんでした。
アビドス高校の校門を潜ったのは、もう少しで正午になろうかという時間だった。みんないつもの教室まで上がってゆき、入ってようやくふぅと一息をつく。
みんな落ち着いたらところでアヤネが言葉を発する。
「みなさん、お疲れ様です。.......セリカちゃん、怪我はない?」
「うん、私は大丈夫。見てよ、ピンピンして......」
アヤネから投げかけられた無事を問う言葉に、セリカは答えようとする途中に、ばたりと倒れてしまった。
「セリカちゃん!」
すぐさまノノミが心配の声を出し、
「私が保健室へ連れて行く」
そう言ってシロコがセリカを担ぎ、教室を後にする。
少し教室には沈黙が流れた。
「.....Flak41の対空砲を喰らったんだもん、歩ける方がおかしいって。ゆっくり休ませてあげよ〜」
ホシノがそう言葉を発して、会話の流れを作った。
"うん、そうだね"
先生もホシノの言葉に同調する。
あんなもの喰らって気絶で済むなら安いものだと口にしようとしたが、流石に言葉を飲んだ。
アヤネが言葉を発する。
「大変なことになるところでした。先生とグリスさんがいなかったら.....」
アヤネは、少しだけ身を震わせ、いなかったらの後に続くであろうもしもを口にしなかった。
その代わりにノノミがこちらを褒める言葉を投げかける。
「うんうん。先生のおかげで、セリカちゃんの居場所を逃さず追跡できました。グリスさんのおかげで、あいつらをやっつけることができました。お二人とも、やっぱりすごいです⭐︎」
ホシノがノノミの言葉に付け加えるように、
「確かに、ただのストーカーじゃなかったってことだね。......あ、グリスさんはストーカーしてなかったね〜ごめんごめん」
と言った。
俺は先生に言葉を投げかける。
「よかったな、褒められて」
"なんというか、そういう言われ方はちょっと複雑というか.............ストーカーはしてないよ!?"
少し和やかな空気が流れる。
アヤネが口を開く。
「みなさん。少し共有しておきたいことが......これを見てください」
教室にいるみんなの視線がアヤネに集まる、すると、アヤネのドローンから空中に写真が投影される。
「戦闘中に回収した、散らばった戦車の部品を確認したところ、キヴォトスでは使用が禁止されている違法機種と判明しました。もう少し調べる必要はありますが.........ヘルメット団は、自分たちでは入手できない武器まで保有しているそうです」
「この部品の流通ルートを分析すれば、ヘルメット団の裏にいる存在を探し出せますね!」
ノノミの言う通り、これらの情報は、アビドスに降りかかる災難を解き明かす鍵となってくれるだろう。これらの騒動の裏で動いているものを見極めてから、今度どう動いて行くかを考えるべきだ。
「うん、わかった。じっくり調べてみよっか〜」
ホシノはそう言って調査を開始しようとするが、先生がそれを止める。
"だめだよみんな!全員昨日から寝てないでしょ?すぐに調査したいのもわかるけど、今は休もう!"
と言うふうに先生は休憩を提案する。
「......それもそうだね〜。おじさん疲れちゃったよ、それじゃみんな解散!」
ホシノは教室を出て行った、どうやらどこかへ寝に行ったようだ。
ホシノに続きみんな思い思いの場所へ行った。
最後まで教室にいたアヤネは先生に、
「....先生、やっぱり私はこのまま休むわけにはいきません。もう少しで、いろいろなことが分かりそうなんです.....」
その言葉に対し先生は、
"......わかった、けど無理はしないこと、セリカがいなくなってからずっとパソコンに齧り付いていたから、先生も心配なんだよね。だから無理はしないで、休みたいなって思ったら休んでね"
と優しい言葉をかける。
「! はい!分かりました!」
アヤネはそう言い、パソコンを用いて調査を開始した。
一連の流れを見届けて、俺は呑気に言葉を口にする。
「俺は休もう、流石に銃弾の嵐は疲れたんでな、寝てくる」
"うん、いってらっしゃい"
先生のその言葉を背に受けて、自然に保健室へと足を運ぶ。
「.....そういえばここに寝かされてたな」
中にシロコはおらず、セリカがベットの上で寝ていた。
年頃の女子だ、このようなおっさんと同じ部屋というのは嫌だろうと思い、隣の教室で寝ることにした。
........地面は硬かった。
それからしばらく経ち、その日の夜のこと。
俺は目が覚め、教室の外に出ると、先生と鉢合わせる。
"やぁ、グリスさん。ゆっくり寝れた?"
先生は気さくに話かけてくる。
その先生の話しかけに対して俺は、
「あぁ、よく寝れた、昼食を食べていないからか、腹は空いたがな」
と、腹をさすりながら答える。
そしてそれに続いて俺は先生に疑問を投げつける。
「お前はこんな時間に何しようと思ってたんだ?結構夜も更けてきたが」
先生はこう答えた
"セリカのお見舞いに行こうかなって思ってね、そろそろ起きそうな気がして。グリスさんも来ない?"
「.....あぁ、俺も行かせてもらおうかな」
俺はそう答え、先生と共に保健室の方へ向かう。
ガラリとと扉を開け、中に入った瞬間。
「はぁ.....」
とため息をつきながら、セリカが起き上がった。
俺は内心で起きるタイミングを察知した先生にキモさを感じつつ、セリカに声をかける。
「大丈夫か?結構なダメージだったようだが」
「あ、れ.........? グリスさん!?先生!?ど、どうしたの?」
セリカは驚いたが様子でこちらを見やる。
先生はセリカの言葉に対して、
"おはよう、いや、こんばんはかな?とりあえずお見舞いにきたよ"
と返す。
その答えを聞いて、セリカは納得したような様子を見せ、言葉を口にする。
「........あぁ、私なら大丈夫、いつまでもこうしちゃはいられないし。みんな心配してるし、バイトにも行かなきゃだし」
起きて真っ先に出てくるのは自分の身体のことではなく、誰かのための言葉だとは。つくづく優しい子だ。
セリカは言葉を続ける
「だ、だから、お見舞いとかいいから!ほら見て、元気だし」
その言葉を聞いて俺は、
「そうか、それはよかった」
と返し、先生は
"よかったけど、起きたばかりなんだから無理はしないで"
と言った。
「あ、あの!!」
セリカが大声を出した
「......え、ええとね.......」
と思えばすぐに口ごもった
「......なんだ?」
俺がそう聞くとセリカは、
「そういえば、先生とグリスさんにお礼を言ってなかったなぁって、思って.....」
と言った、その後に続けて、セリカは言葉を発した
「あ、ありがとう......色々と......」
照れ臭さそうにそう言葉を発したあと、セリカはさらに言葉を発する。
「で、でも!この程度でアビドスの役な立てたなんて思わないでよね!この借りはいつか必ず返すんだから!」
セリカが一通り話し終わった後
「ふっ」
"ふふふ"
俺と先生は笑っていた。
なんて律儀で優しい子なんだろう。都市ではなかなか見られないものである。感謝を述べた後の照れ隠しも不覚ながら可愛いと思ってしまった。
「な、何よ!二人してヘラヘラ笑って......」
セリカは俺たちの様子に少しこんなかしているようだ。
「はぁ、まったく。..........じゃあ、また明日ね!」
そう言いセリカは去って行った。
先生の設定どうするかに一生悩んでおります。都市出身にして、全力で曇らせたかかってもいいし、都市やキヴォトスとも関係のない身の上で、絶対に曇らない立場として立ち回らさせてもいいしでどうしようかなって思ってます。
でもよぉ、先生を曇らせたいよ俺は。
あと最初の方でダ・カーポの見た目を純白の鎌と表しておりましたが、全然純白じゃなかったですね、むしろ黒強かったですね.......
恥ずかしいです。腹切ってお詫び申します。