遊記を背負いながら、零児達は洗脳されたアカデミア兵たちを片っ端から倒しながらドクトルのいる研究室を目指していた
「やれ!
「
「ウィンター・ベル!ダイヤモンド・ベル!」
「フルアーマード・ウィング!ライキリ!ブラックフェザー・ドラゴン!」
「「「「「「ぐあああああああ!!!!!!」」」」」」
だが、どれだけ倒してもどれだけ倒しても、寄生されたアカデミア兵たちは立ち上がり行く手を塞いだ
「くっそ…!不死身かこいつら!?」
「これてもまだ減ったほうとは…考えたくないな!」
「遊記の様子は!?」
「があっ、ぐぐぐ…ああああ!!!!」
「だめ、兄さま!」
「くそ…!」
遊記は頭を抱えながら、襲い掛かってくる頭痛と戦っていた
「『オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』で攻撃!『螺旋のストライク・バースト』!」
「やれビッグ・スター!」
「テツドウ-Oで攻撃ィ!」
目の前でアカデミア兵が横に吹き飛ばされていった
「遊矢!」
「零児!それにユート…遊記さん!?」
「おいおい…どうしたんだよ!?」
「時間が無い、走りながら話す!ついてこい!」
遊矢達が合流して、一行は再び走り出した
~~~
「ドクトルがそんなこと…!」
「なんて奴だ!」
「ああ、だから私たちは一刻も早くドクトルを倒し、遊記を頭痛から解放しなくてはならない!」
「ああ、一刻も早く…」
「あそこだ!」
素良の言葉に、一行はその方に顔を向けた
「破壊しろライガ―・ダンサー!」
ライガ―・ダンサーの両手に持った剣で、研究室の部屋を細切れにした
「・・・おやおや、随分と来るのが速かったですねぇ」
部屋の中心には、ドクトルが立っていた
「ドクトル…!今すぐに『パラサイト・フュージョナー』を解除して、遊記さんを治せ!」
「それは無理な相談だ、榊遊矢。何故なら…」
ドクトルは、手に持っていたカード…『パラサイト・フュージョナー』を自身の手でばらばらに千切り、破り捨てた
「何を…!?」
「今破り捨てたのは、今操っている『パラサイト・フュージョナー』を操作するカードだ。つまり、今上里遊記の頭の中で暴れている『パラサイト・フュージョナー』は…もう操作不能。どうなるか、私ですらわからん」
「ドクトル!貴様ぁぁぁぁ!!!!」
「あっ、ぐああっ、うぐぐぐ…があっあああああああああああああああ!!!!!!!」
「先生!」
遊記が目を見開いて、その場をのたうち回り始めた
「遊記ぃ!」
「あっ、ぐうぅ・・・が、はっ」
遊記は白目になり、暴れなくなった
「・・・え?」
「おや、今度こそ本当に機能停止したか」
「遊記?・・・おい遊記!返事しろよ!」
ユーゴが遊記の肩を揺さぶりながら、叫んだ
「い・・・いや・・・いやっ」
「いやあああああああああ!!!!!!」
零羅の叫び声が、研究室に響き渡った
~~~
~???~
・・・あれ?
・・・ここは・・・
・・・おれは、たしか・・・どくとるの、ぱらさいとふゅーじょなーに、あたまを・・・
「…そうだ、俺は…」
遊記があたりを見渡すと、そこには何もなかった
真っ白で殺風景な部屋だった
「・・・何もないな・・・ユーイチ!ユースケ!ユージ!いるかー!?」
遊記が叫んでも、その叫びは周囲に木霊するだけだった
「・・・いない・・・とりあえず、歩いてみるか」
遊記は歩き始めた
~~~
「・・・何もないな。どうなってんだこの空間?」
遊記は歩き始めて約1時間ほど経過したが、どこにも到達することはなく、ただ白い空間を歩き回っていた
「・・・さっきから歩いてるけど、なんか疲れとかは感じないな…腹も減らない。この空間は・・・?」
「・・・なにもない、な。ほんとうに、独りぼっちだ・・・」
遊記は、その場に座り込んだ
「・・・カードもない、デッキ構築も考えられない・・・」
「・・・ん?」
遊記は気配を感じて、後ろを向いた
そこには、7色で彩られた扉があった
「…入るしかないな」
遊記はその扉を開け、中に入った
~~~
「・・・なんじゃこりゃあ」
遊記が中に入ると、中は荒廃した教会の中だった
「…教会?」
『来たな、異邦の者よ』
どこかから声が響いた
「誰だ!?」
遊記の叫び声が響くと、遊記の目の前に、1体のモンスターが現れた
「・・・お前は」
『・・・私は、『
「・・・おいおい、いきなり死んだとか・・・とんでもないこと言うじゃないか」
『事実だからな。研究者ドクトルによって頭に埋め込まれた『パラサイト・フュージョナー』によって、その生涯を終えた・・・はずだった』
「はずだった?」
『本来であれば、このような場所には来ずに死後の世界に行ってもらうのだが…貴殿は異邦の者、本来この世界には訪れなかったイレギュラー・・・こっちの世界の物差しで測ることはできん。なので、我々は見極めることにした』
「見極める?何をだ?」
『貴殿が生き返るかどうかを見極めることにしたのだ』
「・・・生き返る!?」
遊記はデーヴァリームの言葉に驚いた
「生き返れるの俺!?」
『それを今から見極めるのだ…デュエルでな』
遊記の腕に、デュエルディスクが現れた
「うおっ・・・そういえばなかったなデュエルディスク」
『さぁ構えろ。異邦の者、上里遊記よ。まずは私が貴殿の力を見極める』
「…とにかくデュエルすればいいんだろ?」
遊記はデュエルディスクを構えた
「「デュエル」」
遊記 LP4000
デーヴァリーム LP4000
『私から行かせてもらう。私のターン。私は手札から『
デーヴァリーム 手札5→4枚
「『
『ガイガスの効果。メインフェイズに、相手のデッキの上から3枚を捲り、その中にモンスターが存在していた場合、その中から1体を私のフィールドの特殊召喚する』
「デッキからモンスター奪取!?」
『さぁ、捲ってもらおうか』
「面白い効果してるな…」
遊記はデッキの上から3枚を捲り、遊記の背後に捲られたカードが現れた
『『
ガイが図から薄く黒い手が伸び、エメト
「なんじゃそりゃ…!」
『私は手札から『
デーヴァリーム 手札4→3→4枚
『ドロー以外の方法で手札に加わったブレアスの効果。このモンスターを手札から特殊召喚する』
デーヴァリーム 手札4→3枚
「ブレアスの効果。相手の手札をランダムで1枚確認し、それがモンスターの場合、私のフィールドに特殊召喚する」
ブレアスから薄い手が伸び、遊記の手札を1枚掴んだ
「うおっ!?」
遊記の手札からつかんだ1枚のカードを奪うと、それを公開した
「『
遊記 手札5→4枚
『私は、相手から奪ったトゥルーデアとガイガスの2体をリリースし、融合召喚を行う』
トゥルーデアとガイガスの足元から無数の黒い手が現れ、2体のモンスターを掴み、地中に引きずり込んだ
『現れろ、『
『ジャウザーの効果。1ターンに1度、デッキ・墓地から『ヘカトンケイル』カードを1枚手札に加える。私はデッキから『
デーヴァリーム 手札3→4枚
「ドロー以外の方法で手札に加わったゴッドスの効果。手札から特殊召喚する』
デーヴァリーム 手札4→3枚
『私はカードを2枚セットして、ターンエンドだ』
デーヴァリーム 手札3→1枚
『さぁ、貴殿の力を見せてみろ』
「厳しい盤面だな…だが、ワクワクする。俺のターン」
遊記 手札4→5枚
「スタンバイ、メインフェイズ。まずはフィールド魔法『
遊記 手札5→4枚
『通す』
「なら効果を発動し、デッキから『ホルス』モンスター1体を手札に加え、手札を1枚デッキの一番下に送る。俺はデッキから『ホルスの
遊記 手札4→5→4枚
「手札のイムセティの効果。手札のこのカードともう1枚のカードを墓地に送り、デッキから『
『それも通す』
遊記 手札4→2→3→4枚
「手札から永続魔法『
「それは通さん。カウンター罠『
カウンター罠から出てきた無数の白い手が『
遊記 手札4→3枚
「なるほどな…手札から速攻魔法『
遊記 手札3→2枚
「永続罠扱いのアトリィの効果!このカードを特殊召喚する!」
「特殊召喚したアトリィの効果!俺の墓地に『センチュリオン』カードと『エンブレ―マ』カードがそれぞれ自分の墓地に存在する時、1枚ドローする!」
『カウンター罠『
カウンター罠から無数の手が伸びてアトリィにまとわりつき、握りつぶして破壊され、地面かアトリィが相手のフィールドに現れた
「まだだ!手札から『
遊記 手札2→1枚
「プリメラの効果!デッキから『センチュリオン』カードを1枚手札に加える!俺はデッキからフィールド魔法『スタンドアップ・センチュリオン!』を手札に!」
遊記 手札1→2枚
「墓地のイムセティとハーピは、俺のフィールドに『
ホルスの
ホルスの
『むぅ…』
「俺はレベル8のハーピに、レベル4のプリメラをチューニング!シンクロ召喚!レベル12!『
「アークシーラの効果!このモンスターが特殊召喚に成功した時、デッキから『センチュリオン』カードを1枚手札に加える!俺はデッキから『
遊記 手札2→3枚
「手札から速攻魔法『
「それにチェーンしてゴッドスの効果を発動。相手メインフェイズに、相手の墓地にモンスター1体を、私のフィールドに特殊召喚する。私が選ぶのはプリメラだ』
ゴッドスが地面に手を付けると手が地面の中に沈み、引き揚げたらプリメラが引きずり出された
「『
遊記 手札3→2枚
「まだまだ!フィールド魔法『スタンドアップ・センチュリオン!』を発動!」
遊記 手札2→1枚
「『スタンドアップ・センチュリオン!』の効果!手札を1枚捨て、デッキから『センチュリオン』モンスターを1体、永続罠扱いで表側表示でセットする!俺はデッキから2枚目のプリメラをセット!」
遊記 手札1→0枚
「永続罠扱いのプリメラの効果!このモンスターを特殊召喚する!」
「そして、レベル8のイムセティに、レベル4のプリメラをチューニング!シンクロ召喚!」
「現れろ!レベル12!『
『攻撃力0…』
「『
遊記 手札0→1枚
「そして『
『それにチェーンだ。速攻魔法『
『降臨せよ。『
「『
「カラミティの効果!このモンスターがシンクロ召喚に成功した時、相手はフィールドで発動する効果を発動できない!」
『なんだと?それにチェーンして』
「相手はこの効果に対して効果を発動できない!」
カラミティが手に力を溜め、デーヴァリームのフィールドに放った
『くっ・・・』
「バトルだ!カラミティでブレアスに攻撃!」
カラミティがブレアスにつかみかかり、ブレアスを焼き尽くした
デーヴァリーム LP4000→2800
『ブレアスは戦闘では破壊されない』
「アークシーラで、ブレアスに攻撃!」
デーヴァリーム LP2800→2600
『ぐうっ…!』
「バトルフェイズ終了!メイン2に入り手札から『シンクロ・ランブル』を発動!墓地からチューナーモンスター1体か、レベル7か8のドラゴン族モンスター1体を守備表示で特殊召喚する!俺は墓地からアトリィを特殊召喚!」
遊記 手札1→0枚
「そしてアトリィの効果!1枚ドローだ!効果の発動自体を無効にされたから、効果を発動できる!」
遊記 手札0→1枚
「俺はカードを1枚セットして、エンドフェイズ!アークシーラの効果を発動!墓地の『センチュリオン』モンスター1体を、永続罠扱いでセットする!墓地のプリメラをセット!」
遊記 手札1→0枚
「これでターンエンドだ!」
『・・・なかなかやるものだな、異邦の者よ。貴殿の強さ、称賛に値する』
「おいおい、随分と上から目線だな」
『当然だ…いくら異邦の者とて人の子であることに変わりはない。人の子である貴殿に、神である私を倒すことはできん』
「なんだと…!?」
『私のターン』
デーヴァリーム 手札1→2枚
『私は…』
「相手がドローした時のドローフェイズ終了時!罠カード『
円柱状の光がゼノを包み、消失した
『なんだと…!?』
「効果読んどいてよかった…相手EXデッキからモンスター奪うって、やっちゃいけないだろ…」
『くっ…手札の『
デーヴァリーム 手札2→1→2枚
『『
デーヴァリーム 手札2→1→2枚
『手札に加わったガイガスの効果!ドロー以外の方法で手札に加わったこのカードを、特殊召喚する!』
デーヴァリーム 手札2→1枚
『ガイガスの効果!相手のデッキの上から3枚を捲り、その中のモンスターを1体特殊召喚する!さぁ捲れ!』
「はいよ!」
遊記の背後に、3枚のカードが現れた
『『
「モンスターカードはなかったようだな」
『くっ…!まだだ!ジャウザーの効果で、墓地からゴッドスを手札に加え、ドロー以外の方法で手札に加わったゴッドスの効果で、自身を特殊召喚する!』
『私はレベル7のゴッドスとガイガスの2体で、オーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク7!『
『ヴォルニゲシュの効果!このモンスターのORUを2つ取り除き、フィールドの表側表示カード1枚を破壊する!私が破壊するのは、アークシーラだ!』
ヴォルニゲシュは自身のORUを両手にそれぞれ持っている剣に使用し、アークシーラに向けて衝撃波を放ち、爆発した
『これで…馬鹿な!?』
爆発した際に現れた煙が晴れると、アークシーラの周囲にバリアが張られていた
『いったい何が…!?』
「プリメラが永続罠扱いで魔法・罠ゾーンにセットされている場合、自分フィールドのレベル5以上の『センチュリオン』モンスターは効果で破壊されない!」
『くっ…!私はこれでターンエンド』
「ならメインフェイズ終了時、セットされているプリメラの効果を発動!このカードを特殊召喚する!」
「プリメラの効果!デッキから『
遊記 手札0→1枚
「そして俺の手札にカードが加わった時!墓地のエメト
「そしてフィールド魔法『ウェイクアップ・センチュリオン!』の効果を発動!」
『私のターンに、フィールド魔法の効果だと!?』
「『ウェイクアップ・センチュリオン!』は、フィールドにモンスターが特殊召喚された時に、『センチュリオン』モンスターを使用してシンクロ召喚を行う!俺はレベル8のエメト
「再び降臨せよ!『
『またそのモンスター…!?』
「『
スカーレッド・スーパーノヴァ・ドラゴン ATK4000
『またドラゴン…!?』
「さぁ、何もないならターンエンドの宣言をしな!」
『ぐうぅ…ターンエンドだ!』
「エンドフェイズに、『
遊記 手札1→2枚
「スタンバイ!メインフェイズ!永続罠扱いのプリメラとトゥルーデアの効果!このカードたちを特殊召喚し、トゥルーデアは自身の効果でレベルを8にする!」
『私は『
「それにチェーンして、『スカーレッド・スーパーノヴァ・ドラゴン』の効果を発動!相手がモンスター効果を使用した時、このカードと相手フィールドのカードをすべて除外する!」
『除外だとぉ!?』
「『スカーレッド・アブソリュート・レイン』!」
ゼノの手が伸びるなか、スーパーノヴァがエネルギーを溜め、巨大な熱線をデーヴァリームのフィールドに放った
『っ…!だが!ゼノの効果は無効されていない!見せてもらおう!』
遊記の背後に、2枚のカードが現れた
『『
「俺はレベル8のトゥルーデアに、レベル4のプリメラをチューニング!シンクロ召喚!レベル12!『
「レガーティアの効果!このモンスターが特殊召喚した時、1枚ドローして、相手フィールドの一番攻撃力が高いモンスター1体を破壊する!ジャイアントレーナーを破壊!」
レガーティアが高速でジャイアントレーナーに接近し、目にもとまらぬ速さで両断した
『ば・・・ばかな・・・私が・・・!』
「バトルだ!レガーティアで、ダイレクトアタック!」
レガーティアはジャイアントレーナーを破壊したままの勢いで、デーヴァリームに接近した
『…っ!』
その勢いのままレガーティアはデーヴァリームを攻撃する…かと思いきや、剣の平らな部分で、少し小突いた
『いたぁっ…!?』
デーヴァリーム LP2600→-900
遊記 win
~~~
『・・・どうしてだ、異邦の者よ。何故私を・・・』
「最初に言ってただろ?見極めるためのデュエルって、お前が言ったんじゃないか」
遊記は構えを解いた
「…俺は別に、お前を叩きのめそうってわけじゃないんだよ。ただデュエルができればいいってだけ。・・・まぁ、デュエルの相手に『あいつら』がいればいいかなって思ってるだけだ」
『・・・!』
遊記の前に、青い扉が現れた
「おっ、また扉が…」
『異邦の者よ、貴殿は私に力を示した。よって、次の部屋に行く資格がある』
「…なぁ、先に教えてくれよ。この扉をくぐったら、何があるんだ?」
『それは私にもわからん。だが貴殿にはあと5回、我々と戦い、勝つ必要がある』
「・・・そうしないと、生き返れない?」
『ああ』
「ん、そうか…なら、なんとしてでも勝たなくちゃな」
遊記はドアノブを手に取った
『異邦の者よ』
「ん?」
『貴殿とのデュエル、見事なものだった。健闘を祈る』
「…ありがとうな」
遊記は、ドアを開け、次の部屋に移動した
はい、というわけで投稿です
遊記『ホルスセンチュリオン』vsデーヴァリーム『ヘカトンケイル』でした
遊記、パラサイト・フュージョナーの暴走により死亡。復活を賭けて、神々と戦い1勝目!
どうするか考えましたが、こういう展開にしました
書いてて思いましたが…ヘカトンケイル強くね?本作で書くまでガチで回し方わからない中手探りで書きました。楽しかったです
そして相対する遊記側のデッキも悩みましたが、リクエストいただいたホルスセンチュリオンを使用しました。こっちは普段MDやってるときもよく回してたんで助かりました…!
というわけで次回。vs神2戦目
お楽しみに…
感想、質問、ご指摘等々大変励みになっております!
感謝感激ありがとうございます!
やんす様、N24708様、凍河の氷様、仁紅藤様