(さて、試しに遊矢たちの学校に行ってみるとするかな)
遊記は修造に遊矢たちの学校の場所を教えてもらい、散歩がてら見に行ってみることにした
(そういえば、この辺りを散策したことなかったな。こっちに来てからはだいたい遊勝塾につきっきりだったからなー…ん?あれ?)
「俺って…どこから来たんだっけ?」
「・・・」
(遊戯王…デュエルモンスターズについては覚えてる。アドバンスも、儀式も、融合も、シンクロも、エクシーズも、ペンデュラムも、そしてリンクも…だけど、『どこから来たのか』だけ覚えてない。いや、考えてみたらどこからだけじゃない。まるでデュエルモンスターズと最低限の記憶だけ残ってるような…気持ち悪い感覚がする)
(・・・俺は、いったい、誰なんだ・・・?)
「・・・」
「・・・やめだ。考えるのをやめよう。今はとりあえず、この辺りをぶらぶらしてよう。」
遊記はまた歩き始めた
~~~
「・・・えーっと、確かこの辺りじゃなかったっけ?」
「しまったな…ちょっと迷ったか?方向音痴じゃなかったはずなんだけどなぁ…」
「・・・ねぇ、お兄さん」
「ん?」
遊記が振り返ると、一人の少年が立っていた
「…君は?」
「僕?僕は紫雲院素良。お兄さん、僕とデュエルしない?」
「デュエルか?悪いが、ちょっと急いでるんだ。また後でな」
「悪いけど、また後はないんだよね」
「・・・ん?」
遊記がつけているデュエルディスクの画面が急に光った
「お兄さん、僕とデュエルをしようよ」
「…逃げられないっぽいね。わかった、やろうか」
「うん。それじゃあ…」
「ああ」
「「デュエル」」
遊記 LP4000
素良 LP4000
「僕のターン、僕は手札から永続魔法『トイポット』を発動。」
素良 手札5→4枚
「トイポットの効果。手札を1枚捨てて、僕は1枚ドローする。ドロー」
素良 手札4→3→4
「ドローしたカードをお互いに確認して、そのカードがレベル4以下のモンスターなら特殊召喚する。引いたのは『ファーニマル・オウル』、レベル4以下の以下のモンスターだから、特殊召喚!」
ファーニマル・オウル ATK1000
「ファーニマルオウルが手札から特殊召喚した場合、デッキから『融合』を手札に加える。」
素良 手札4→5
「ん、融合使うのか」
「うんそうだよ?驚いた?」
「ああ、ちょっとな。ここではあまり融合とか使われていないからな」
「…へぇ?」
「それで?融合するのか?」
「うんするよ?それじゃあ…手札から魔法カード『融合』を発動。手札・フィールドのモンスターを素材として、融合召喚を行う!僕は手札の『エッジインプ・シザー』とフィールドの『ファーニマル・オウル』で融合召喚!」
素良 手札5→3枚
「悪魔の爪よ!野獣の牙よ!今一つとなりて新たな力と姿を見せよ!融合召喚!現れ出ちゃえ、すべてを切り裂く戦慄のケダモノ!『デストーイ・シザー・タイガー』!」
デストーイ・シザー・タイガー ATK1900
「なるほど、デストーイ…」
「そして手札から『エッジインプ・ソウ』を召喚。」
エッジインプ・ソウ ATK500
「エッジインプ・ソウの効果。このモンスターが召喚した時、手札の『ファーニマル』を捨てて2枚ドローして、手札を1枚山札の一番上か一番下に置く。ドロー!」
素良 手札3→2→4
「んーっと…このカードを、山札の一番下に置くよ。」
素良 手札4→3
「いいカードは引けた?」
「うん、とびっきりいいカードが引けたよ!…それじゃあもう1回、魔法カード『融合』を発動!」
「僕は自分フィールドのシザー・タイガーとエッジインプ・ソウ、そして手札の『ファーニマル・ライオ』を素材として、融合召喚!」
「現れ出ちゃえ! 全てに牙剥く魔境の猛獣!『デストーイ・サーベル・タイガー』!」
デストーイ・サーベル・タイガー ATK2400
素良 手札3→1
「デストーイ・サーベル・タイガーの効果!このモンスターが融合召喚に成功した時、墓地の『デストーイ』モンスターを特殊召喚する!墓地から『デストーイ・シザー・タイガー』を特殊召喚!」
デストーイ・シザー・タイガー ATK1900
「僕はカードを1枚伏せて、ターンエンド」
「ふむ、これで終わりか」
「教えてあげるよ。シザー・タイガーの効果で、僕のフィールドの『デストーイ』モンスターの攻撃力は、自分フィールドの『ファーニマル』モンスター及び『デストーイ』モンスターの数×300アップする。そしてサーベル・タイガーの効果で、僕のフィールドの『デストーイ』モンスターの攻撃力は400アップする。つまり…」
「お前のモンスターはそれぞれ、攻撃力が1000アップしてるってことだろ?そしてサーベル・タイガーが効果破壊耐性が付いているってところか?」
「っ!?知ってるの!?」
「ああ、ちょっとな。」
デストーイ・サーベル・タイガー ATK2400→3400
デストーイ・シザー・タイガー ATK1900→2900
(さて、デストーイか…効果破壊耐性がちょっと面倒だけど、まぁ何とかなるかな?)
「俺のターン、ドロー。」
遊記 手札5→6枚
「スタンバイ、メインフェイズ」
(伏せカードが怖いな。とりあえず…)
「手札から魔法カード『ライトニング・ストーム』を発動。自分フィールドに表側表示のカードが存在しない場合、相手の攻撃表示モンスターをすべて破壊するか、魔法・罠カードをすべて破壊する」
遊記 手札6→5枚
「はぁ!?何そのカード!?」
「俺は魔法・罠ゾーンのカードをすべて破壊を選ぶ」
「ちょっ!?」
天から降り注ぐ巨大な雷が、伏せてあるカードを焼き払った
「くっそぉ…!」
「さぁ、始めようか。俺は手札から魔法カード・・・」
「『隣の芝刈り』を発動」