「・・・んで?俺に何の用だ」
「頼みがある。…私の弟を鍛えてほしい」
「お前の弟?」
「ああ。頼む」
「…いいよ。強くなるんだったら大歓迎だ」
~~~
「んで、お前があいつの弟の零羅か」
「…」
「初めましてだな。俺は上里遊記、お前の兄さんに頼まれて先生になった。よろしくな」
「…」
「ふむ、これは…人見知りか。それじゃあ早速だが…デュエルをしようか」
「…!」
「お、初めて反応したな?よーし、試しに1回デュエルをしてみるか。それじゃあ構えてくれ」
「…」
「よし、それじゃあ行くぞ…」
「「デュエル」」
遊記 LP4000
零羅 LP4000
「俺から行くぞ?俺は手札から速攻魔法『精霊術の使い手』を発動。手札を1枚捨てて『霊使い』モンスター、『憑依装着』モンスター、『憑依』魔法・罠カードの内、2枚をデッキから選び、その内の1枚を手札に加え、もう1枚を自分フィールドにセットする。俺はデッキから永続魔法『憑依覚醒』と『憑依装着-ウィン』を選んで、『憑依覚醒』をセットし、ウィンを手札に加える」
遊記 手札5→4→3→4
「今セットした永続魔法『憑依覚醒』を発動。手札から『憑依装着-ウィン』を召喚」
憑依装着-ウィン ATK1850
遊記 手札4→3枚
「俺のフィールドに元々の攻撃力が1850のモンスターが召喚・特殊召喚された時、憑依覚醒の効果発動。デッキから1枚ドローする」
遊記 手札3→4枚
「手札から『ランリュウ』を特殊召喚。このモンスターは自分フィールドに魔法使い族が存在するとき、手札から特殊召喚ができる」
遊記 手札4→3枚
「俺はカードを2枚セットして、ターンエンド」
遊記 手札3→1枚
「…僕のターン」
零羅 手札5→6枚
「…手札から永続魔法『ペルソナ・シャッター・レイヤー1』を発動。このカードは、相手モンスター1体のすべてをコピーする。僕は憑依装着-ウィンを撮影して、このモンスターを通常モンスターとして特殊召喚する」
「へぇー、面白いカードを使うんだな」
憑依装着-ウィン(ペルソナ・シャッター・レイヤー1)ATK1850
零羅 手札6→5枚
「…僕はカードを2枚伏せて、ターンエンド」
零羅 手札5→3枚
「警戒してんな…俺のターン」
遊記 手札1→2枚
「俺はウィンとランリュウをリリースして、デッキから『憑依覚醒-ラセンリュウ』を特殊召喚。このカードは自分フィールドの表側表示の魔法使い族モンスター1体と、レベル4以下の風属性モンスター1体を墓地へ送り、手札・デッキから特殊召喚できる」
憑依覚醒-ラセンリュウ ATK2000
「このモンスターは自身の効果で特殊召喚した時、相手フィールドのカードを1枚選んで手札に戻す。俺はペルソナ・シャッター・レイヤー1を手札に戻す」
「…」
零羅 手札3→4枚
「そして俺は手札から『憑依装着-ヒータ』を召喚。その後、憑依覚醒の効果で1枚ドローする」
憑依装着-ヒータ ATK1850
遊記 手札2→1→2
「バトルだ。憑依覚醒の効果で、俺のフィールドのモンスターの攻撃力は俺のフィールドの属性の数×300アップする。俺のフィールドには風属性と炎属性の2つ存在するので、600ポイントアップ」
憑依覚醒-ラセンリュウ ATK2000→2600
憑依装着-ヒータ ATK1850→2450
「ラセンリュウで、ダイレクトアタック」
「…罠カード『ペルソナ・シャッター-インスタント』を発動。相手モンスターの直接攻撃時、そのモンスター1体のすべてをコピーして、効果モンスターとして特殊召喚する」
憑依覚醒-ラセンリュウ(ペルソナ・シャッター-インスタント) ATK2000
「罠もあるのか。ならそのモンスターを攻撃だ」
「くっ…」
零羅 LP4000→3400
「ヒータでダイレクトアタックだ」
「…」
零羅 LP3400→950
「ぐっ…!」
「俺はこれでターンエンドだ」
「…僕の、ターン」
零羅 手札4→5枚
「…僕は手札から『CCC隻眼のパスト・アイ』を召喚」
零羅 手札5→4枚
CCC隻眼のパスト・アイ ATK1400
「そして速攻魔法『パスト・チューニング』を発動。自分フィールドにパスト・アイが存在する時、僕はラセンリュウのレベルを3にしてコピーする。」
憑依覚醒-ラセンリュウ(パスト・チューニング) ATK2000
「その後、自分フィールドのパスト・アイをチューナーとして扱い、効果を無効にする。そらにその後、パスト・アイを素材としてシンクロ召喚する。僕はレベル3のパスト・チューニングにレベル3パスト・アイをチューニング。シンクロ召喚」
「現れろ、レベル6『CCC撃調化身ロック・シューター』」
零羅 手札4→3枚
CCC撃調化身ロック・シューター ATK2200
「俺のモンスターを利用してシンクロ召喚か。アクマグネとかの相手フィールドのモンスターとでシンクロ召喚するのとは違う感じだな」
「CCC撃調化身ロック・シューターの効果。相手フィールドのモンスターの攻撃力を1000下げる。僕は憑依覚醒-ヒータの攻撃力を1000下げる」
憑依覚醒-ヒータ ATK2450→1450
「永続魔法『ペルソナ・シャッター・レイヤー2』を発動。相手フィールドのカードは、相手フィールドのカード効果を受けない」
零羅 手札3→2枚
「なにっ?」
憑依覚醒-ラセンリュウ ATK2600→2000
憑依装着-ヒータ ATK1450→850
「…なるほど、バフとかはすべて消えるってことか。けど悪用できそうな効果だ…」
「バトル。CCC撃調化身ロック・シューターで、憑依装着-ヒータを攻撃」
「攻撃宣言時、永続罠『憑依解放』を発動。効果は使わない」
ロック・シューターから放たれる弾丸がヒータを打ち抜いた
遊記 LP4000→2650
「ヒータが破壊された時、憑依解放の効果を発動。このカードが魔法&罠ゾーンに存在する状態で、俺のフィールドのモンスターが戦闘・効果で破壊された時、破壊されたモンスターと元々の属性が異なる守備力1500の魔法使い族モンスター1体を、デッキから表側攻撃表示か裏側守備表示で特殊召喚する。 俺はデッキから『地霊使いアウス』を裏側守備表示で特殊召喚。」
地霊使いアウス(裏側守備表示) DEF1500
「…ターンエンド」
「やってくれたな…今度はこっちの番だ。俺のターン」
遊記 手札2→3枚
「スタンバイ、メイン。俺は『地霊使いアウス』を反転召喚」
地霊使いアウス ATK500
「アウスのリバース効果。相手フィールドの地属性モンスターのコントロールを得る。俺はロック・シューターのコントロールを得る」
「…!」
そして伏せていた罠カード『憑依連携』を発動。手札か墓地から守備力1500の魔法使い族モンスター1体を表側攻撃表示か裏側守備表示で特殊召喚する。俺はさっき破壊された『憑依装着-ヒータ』を墓地から攻撃表示で特殊召喚」
憑依装着-ヒータ ATK1850
「その後、自分フィールドのモンスターの属性が2種類以上の場合、フィールドの表側表示カード1枚を破壊できる。俺のフィールドには炎、風、地属性の3種類。よって『ペルソナ・シャッター・レイヤー2』を破壊」
「っ…!」
「俺は手札からフィールド魔法『大霊術-「一輪」』を発動」
遊記 手札3→2枚
「大霊術-「一輪」の効果。手札の魔法使い族モンスター1体を相手に見せ、そのモンスターと同じ属性で攻守が1500/200のモンスターを手札に加える。俺は手札の『水霊使いエリア』を見せ、デッキから『ジゴバイト』を手札に加える。その後、見せたモンスターをデッキに戻す」
遊記 手札2→3→2枚
「俺は手札から『ジゴバイト』を特殊召喚。このモンスターも自分フィールドに魔法使い族モンスターが存在する時に、手札から特殊召喚ができる」
ジゴバイト ATK1500
「バトルだ。憑依覚醒の効果で、俺のフィールドのモンスターの攻撃力は俺のフィールドの属性の数×300アップする。俺のフィールドには炎、水、地、風の4つ存在するので、1200ポイントアップ」
憑依覚醒-ラセンリュウ ATK2000→3200
憑依装着-ヒータ ATK1850→3050
地霊使いアウス ATK500→1700
CCC撃調化身ロック・シューター ATK2200→3400
ジゴバイト ATK1500→2700
「地霊使いアウスで、ダイレクトアタック」
「罠カード『ペルソナ・シャッター-インスタント』!地霊使いアウスのすべてをコピーして、効果モンスターとして特殊召喚する!」
地霊使いアウス(ペルソナ・シャッター-インスタント) ATK500
「そのカードは厄介だが、アップした攻撃力まではコピーできないみたいだな。バトル続行だ」
「…っ!」
零羅 LP950→-250
遊記 win
~~~
「・・・」
「とりあえず一勝負したが…やってみてどうだった?」
「・・・負けた・・・」
「そうだな、お前は俺に負けた。だがただ負けただけじゃない」
「・・・どういう、こと?」
「わかったことがある。…まぁ、お前のそのCCCについてはこのデュエルを通して初めて理解したが、何となくは理解した。俺がレベル5のラセンリュウを出してから動いてきたってことは、相手が高いレベルのモンスターを出したらそれに対応して動くってことだな」
「・・・うん」
「…まぁ、レベルを3にしたのはカードの効果だからかもしれないが…うん、低レベルモンスターのビートダウンで攻められたら結構しんどいな」
「・・・」
「…まぁ、『今は』ってのがつくが」
「…え?」
「たぶん、まだまだ成長の余地があるんだろ?そのCCCってのは。それ次第でお前はもっと強くなる。」
「・・・本当?もっと、強くなれる…?」
「ああ。絶対な」
「・・・そう」
「…ああ、そうだ。今俺が使ってたデッキ。お前に貸すよ」
「え…?」
「俺はたくさん持ってるからな。お前がCCCを極めた時にでも返しに来てくれ」
「・・・いいの?」
「構わん。CCCの修行の片手間にそれを使ってみてもいいしな。それに、その『霊使い』デッキとお前の『CCC』には、結構通じるところがあると思う。もしかしたら、何かきっかけをつかむかもな」
「・・・ありがとう」
「おう。それじゃあ、もう少しデュエルするか。常にいくつかデッキは持ち歩くようにしてるからな」
「・・・うん!」
その後、遊記と零羅は、日が暮れるまでデュエルを繰り返した
その姿を後ろからそっと零児と護衛は見ていた
~~~
「今日は助かった。デッキも貸してくれて…」
「勘違いするなよ。あれはあいつが成長するかと思って貸しただけだからな?絶対複製とかしたりするなよ」
「わかってるさ」
「もし確認出来たら、今度は絶望なんて言葉が生ぬるいくらいの地獄を味合わせてやるからな…!」
「・・・わかった。あのデッキは複製しないと誓おう。」
「おう、ならいいんだ」
「それとは別にもう一つ、貴殿に提案がある」
「なんだ」
「・・・」
零羅 は 『霊使い』デッキ を てにいれた !
絶望なんて言葉が生ぬるいくらいの地獄?さぁ、どんなデッキでしょうかね…?