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とうとう舞網チャンピオンシップ当日!俺たちは遊勝塾の前に集まっていた
塾長の演説も終わり、いざバスに乗って会場に行こうとするが…
「塾長。遊記さんは?」
「遊記さんは先に会場に行ってるって朝言ってたから、おそらくもう会場にいるだろう」
「そうなの!?」
「一緒に行きたかった~」
「恐らく、会場で会えるだろう。それじゃあみんな!バスに乗ってくれ!」
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一方そのころ、遊記はLDSに来ていた
「・・・来たか」
「おう」
「・・・先生」
「よっす、零羅。元気か?」
「…うん」
「そうか。とうとう本番だな」
「…うん」
「緊張してるか?」
「・・・うん」
「そうか。まぁ、誰でも大会は緊張するからな」
「…先生でも、緊張するの?」
「そりゃ緊張するさ。だけどな」
「俺の知らないカードが出てきた時とか、どんな風に攻めてくるのか考えるだけでワクワクしてくんだ。まぁ、おくびには出さないが…」
「ええ…」
「だからな、俺が零羅を初めてデュエルしたときは、結構ドキドキしたんだぜ?」
「・・・え?」
「『CCC』なんてテーマは俺も初めて見たからな。相手のモンスターを利用して戦うデッキはあまり見ないから、びっくりしたのとドキドキが止まらなくてしょうがなかった」
「…そうなの?」
「ああ。だから零羅、おそらく長丁場になるだろうけど…頑張ってくれよ」
「…うん!」
「よし!・・・それじゃあ零児。俺はもう行くわ」
「ああ。…頼んだぞ」
「はいはい」
遊記は、その場を離れた
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遊矢たちが会場につくと、遊記にたまたま遭遇した
「あ!遊記さん!」
「ん。おお、お前達来たのか」
「遊記さん!どうしてアユと一緒に来なかったの…!?」
「心配したんだぜ~?」
「ははは、悪かったな。まだ人が少ないうちにいろいろ会場を回っておきたかったんだよ」
「どうして?」
「トイレとか購買とか早めに知ってた方がいいだろ」
「それはそう」
「ははは…とうとう、当日だな」
「はい、とうとう…」
「お前達、緊張してるか」
「・・・まぁ」
「緊張しないわけないよ・・・」
「まだまだだねぇ~、君たちは」
「素良。お前は緊張しないのか?」
「ぜんぜん?むしろワクワクしてるよ!」
「そうだな。素良くらいの気持ちで行くくらいがちょうどいい」
「いや、無理だって~」
「ははは、そうか、無理か…あんなに俺がしごいてきたのにか」
「ちょっと思い出したくないからそれを言うのは止めて」
「はいはい…」
「…遊記さんは、緊張とかしなさそうですよね」
「馬鹿言え、俺だって緊張するさ」
「え」
「うっそだぁ~!?」
「あの遊記さんが…!?」
「よーし、アユ、フトシ、タツヤ。本番前にデモンストレーションと行こうか。何がいい?選ばせてやるよ」
「「「ごめんなさい!!!」」」
「はぁ・・・おおかた、いつも冷静に対処するからそう思ったんだろうが、俺だって緊張する」
「じゃあ、遊記が今日みたいな大会に出場するって時、緊張しないためには何をやるの?」
「何もしない」
「「は?」」
「強いて言うなら、デッキの調整と体調管理だな。どっちも最悪だったら目も当てられない」
「いやいや、それは誰だって最低限するでしょ…何もしないってのはどうなの、それ?」
「緊張してる暇ないからな」
「は?」
「どういうこと?」
「・・・だってさ、知らないカードが出てきたとき、どんな風に攻めてくるのか考えるだけでワクワクしてくるんだ」
「わくわく?」
「ああ。…まぁ、何が言いたいかって言うとな?」
「…とにかく楽しめ」
「「!」」
「お前たちは遊勝塾だ。エンタメデュエルを通して観客を沸かして楽しませると同時に、自分も楽しめ。そうすれば、自然と緊張なんてなくなるさ」
「・・・」
「ん?どうした?」
「…いや。ちょっと、忘れてただけだよ」
「特に遊矢。お前は遊勝塾の顔なんだから、へこたれた顔するんじゃないぞ」
「わかってますよ!」
「柚子、お前はもう一人前の融合使いだ。胸を張って勝ってこい」
「はい!」
「アユ、この遊勝塾の中で一番成長したのはお前だ。自信をもって戦ってこい」
「うん!」
「フトシ、今日くらいはお前のエンタメデュエルで周りを痺れさせてこい」
「わかったぜー!」
「タツヤ、まだまだ自分に合うデッキを模索してるって聞いてるが…今日は自分に合うと思うデッキを考えてきたんだろ?なら、今日の大会の相手を逆に実験台にしてやると思って挑め」
「はい!」
「素良、お前は少なくとも1、2を争う融合使いだ。なにかやらかさない限り負けはしないだろうよ」
「もちろん!他のみんなを倒して、僕が優勝しちゃうもんね!」
「…よし、取り敢えず言いたいことは言ったかな」
『まもなく、選手入場です。選手の皆さんは、入場口に準備してください』
「ん、そろそろだな…良し、お前達。」
「「はい!」」
「大会を進んでいくうちに、同門対決になることもあるだろう。それでも最後まであきらめずに戦ってこい。」
「「わかりました!」」
「よーし、いってこい!」
遊矢たちは、入場口に駆けだしていった
「…さて、俺も準備しないとな」
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選手入場時間になり、それぞれの塾ごとに入場していく中、俺たちは入場ゲートに向かっていた
「もう!フトシがいきなりお腹が痛いっていうから~!」
「ごめんって~!」
「ほら!遅れちゃうから走るよ!」
俺たちは選手入場ゲートに何とか間に合った
「間に合った~!」
「遅かったな、お前達」
「・・・え?」
俺たちが声のした方に向くと・・・
「よ、誰か腹でも壊したりしたか?」
「ゆ、遊記さん!?」
底には、腕を組んで立っている遊記さんがいた
「遊記さん!?」
「どうしてここに!?」
「びっくりしすぎて、痺れたぜ~!」
「どうして俺がここにいるか。簡単だ。俺もジュニアユースに出場するからだ」
「「「はぁ!?」」」
「え、でも遊記さん、勝率6割・・・」
「その他にも6連勝だろ?考えてみろ、毎回お前たち相手に講義ついでにデュエルしてるんだ。6連勝なんて朝飯前だとも」
「たしかに遊記さんならやるわね・・・」
「たまたま知り合いに参加しないか聞かれてな。OK出したら次の日のうちに6人全員倒したわ」
「ええ…」
「というわけで、俺もジュニアユースに出るから。当たったらよろしくな、遊矢、柚子、素良」
「・・・」
「遊矢?」
「どうしよう柚子。俺、遊記さんに勝てる気しない」
「なら、遊矢に優勝は無理かな。僕が遊矢の代わりに優勝するから、かえっていいよ?」
「・・・いや。俺もプロデュエリストになるためにここにいるんだ!」
「ああ、その意気だ。もちろん、俺を倒すくらい全力で来てくれよ?」
「はい!」
「…んじゃ行くぞ。ほら遊矢、先頭歩け。遊勝塾の頭はお前だ」
「はい!・・・それじゃあみんな!行くぞ!」
俺たちは、会場に入場するために歩き出した
次回、舞網チャンピオンシップ開始
遊記が出場した理由→前回の最後