「兄さん!?どうしてここに…!兄さんは、行方不明になったはず!」
「いやいやまてまて…理解が追っつかん」
「えーっと…遊記さん。知り合い、なのか?」
「…あっちの黒いのは2回目、白いのは初対面だよ…!」
「おいおい忘れたのか…?俺だよ俺!『ユーゴ』だよ!『ユースケ』兄さん!」
「ユースケ…!?」
「でもいいや!帰ろうぜ兄さん!コモンズのみんなも待ってるからよ!忘れちゃったことは俺たちが教えてやるから」
「待て」
ユーゴが遊記の手をつかもうとしたとき、ユートが声を張り上げた
「・・・なんだよ」
「融合の手先に、ユージ兄さんを渡すわけにはいかないな」
「だから!俺は融合の手先ってのじゃねぇ!ちょうどいい!お前の勘違いにはうんざりしてたんだ!今ここで因縁を果たしてやるぜ!」
「いいだろう!」
「お、おい!やめろお前達!」
「「デュエ」」
「黙れ」
「「「っ!!!」」」
遊記がとても低い声を上げると、その場にいたほか4人は動きを止めた
「・・・とりあえず、だ。ユート、ユーゴ。俺はお前らの言う『ユージ』と『ユースケ』ってのじゃねえ」
「っ!」
「はあ!?冗談きついぜユースケ」
「次俺の名前を間違えたらお前は地獄を見ることになるぞ」
「・・・は、い・・・」
「…俺の名前は上里遊記。間違えんなよ…ユートもだぞ」
「は、い・・・」
「わかった、ぜ・・・」
「す、すげぇ…遊記さん、言葉だけであいつらを黙らせた・・・!」
「ね、ねぇ、遊矢。遊記のあの声‥聴いたこと、ある・・・?」
「い、いや。初めて聞いた…遊記さんって怒ると、あんな声を出すんだな…」
「…怒らせないようにしないとね」
「ああ・・・」
「遊矢ー!」
俺たちが話していると、柚子の声が聞こえた
「ん、柚子か」
俺と遊矢、素良が柚子の声がした方を向くと、柚子か駆け寄ってきた
その時、柚子の腕に漬けているブレスレットが突如光りだし、俺たちはあまりの眩しさに顔を覆った
「まぶっ・・・!」
ふたたび顔を上げると、ユートとユーゴはその姿を消していた
「…とりあえず素良。今日は俺の借りているアパートに泊まれ。話は明日聞く」
「・・・うん、そうだね。」
「んじゃ、帰るか。晩飯何か食うか?」
「・・・甘いものが、食べたいかな」
「そうか、じゃあ帰り際にコンビニに寄らないとな」
「というわけだ。悪いが俺と素良は先に撤収させてもらうぜ。こいつのことは早くても明日以降で話を聞いてくれ」
「は、はぁ…わかりました」
遊記と素良はその場を離れた
~~~
「・・・おはよ」
「おう、おはよう…ふぁあ~」
「・・・」
「朝飯どうする?素良、何でもいいんなら適当にトーストでも用意するけど…」
「遊記に任せるよ・・・」
「ん、了解・・・チョコと蜂蜜、どっちがいい?」
「・・・チョコ」
「りょうかい。顔洗ってから準備するから、ちょっとだけ待っててくれ」
~~~
「ふぅ、ごちそうさま・・・」
「・・・何も、聞かないんだね」
「おう」
「・・・遊記の試合、いつだっけ?」
「あと3日は後だな」
「そ、そう・・・」
「・・・負けて悔しいのか?」
「・・・」
「あの時、『僕はまだ負けてない』って言ってたな。まぁ負けん気が強いのは良いことだが…」
「…遊記にはわからないよ」
「何がだ?」
「…負けが許されない環境にいた遊記には、僕の気持なんかわからないって言ったんだよ!」
「‥おう、俺はお前の心うちなんかわからん。お前じゃないからな」
「いつもいつも僕のことをぼこぼこにしやがって…!」
「なんだ、今までも俺に散々負けてるのに、あの時だけは負けちゃいけないのに負けたんだな」
「黙れ!」
素良は机を強くたたいた
「遊記、僕とデュエルだ。今日こそその余裕たっぷりの顔に泥を塗ってやるよ!」
「はいはい…それじゃあ、遊勝塾にでも行くか。そこでならデュエルディスクの貸し出しもやってんだろ」
「いいよ!みんなの前で恥かかせてやる!」
「…それがお前の本性か」
「だったら何?」
「いや…そっちの方が、お前にはあってるぞ」
「はぁ?」
「んじゃぁ行くぞ…デュエルしてやるよ、紫雲院素良、せいぜい頑張ってくれ」
今回は短めです
次回からは…ちょっと、長くなるかな?