「・・・俺は明日の第2試合。相手は…勝鬨勇雄」
「あんなのデュエルじゃない!」
「チューナー!?遊矢、いつの間にあんなものを!?」
「どこに行くというんだ?バトルは継続しているぞ」
「ライフは1でもあれば負けじゃないんだよ!」
「希望へと運命を切り裂く一太刀!『No.39 希望皇ホープ』!」
「お楽しみは、これからだ!」
「手札から速攻魔法『ダブル・アップ・チャンス』を発動!」
「何ィ!?レベルを持たないということは、レベル0ではないのか!?」
「行け!ホープ!『セカンド・ホープ・スラッシュ』!」
「り、理解できない・・・」
「お前がそのままだったら、きっとずっと理解できないだろうな・・・」
権現坂と遊矢が2回戦に勝ち、柚子が斜芽美技代に勝利した
遊記はステージ入り口で準備を整えていた
「さてと、行くか」
遊記はステージに向かって歩き出した
~~~
『お待たせいたしました!舞網チャンピオンシップ2回戦、本日最後の試合を始めさせていただきたいと思います!まずは…選手!入場です!』
『まずは!イギリスからやってきたデュエリスト!『ダークネススクール』所属!闇に潜み、闇と共に生きるこの塾から、一人の刺客がやってきた!本日も闇と共に、相手を打ち倒すか!?『ダークネススクール』所属、『クロマ・ニュクス』!』
『続きましてこのデュエリストが登場だ!前回は掟破りのフィールド魔法を使用し、豊かな森の中で最新の召喚法『エクシーズ召喚』を1ターンで3回も繰り返して後攻ワンキル!『
わあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!
~~~
「…」
(ど、どうして、こんなことに…!)
「えーっと…日本語は通じるか?」
「は、ひゃい!つうじる、ます!」
(か、かんじゃった…!)
(あーもう!どうしてこんなことに!?たまたま塾で一番になっちゃって、お父さんとお母さんが勝手にこの大会に参加申請しちゃって…塾の先生もノリノリで認証しちゃって…!)
(たまたま1回戦は、私の得意なフィールドで勝てたけど…よりにもよってこの人、前回の試合でフィールドの概要をまるまる変えちゃった人じゃん!?私の得意なフィールドになっても、ぜーったい負けちゃう…!)
~~~
(…さっきからうつむいてばかりだが、大丈夫か?)
(まぁ、日本語は…たどたどしいけど、何とか通じるから…まぁ、いいか)
『それでは!アクションフィールド…オーン!』
周囲の風景が光と共に変化した
当たりは急に暗くなり、周りはごつごつとした岩になっていた
『…今回のアクションフィールドは『暗黒回廊 ファントムケイブ』!周囲が見通せない暗黒に包まれた洞窟のフィールドだ!』
「ど、洞窟?」
「そんなところまでアクションフィールドになるのか…結構広い、のか?」
(…い、行ける!暗いフィールドなら、何とか…!)
「んじゃぁ…行くか。戦いの殿堂に集いしデュエリストたちが」
「も、モンスターとともに地を蹴り、宙を舞い…」
「フィールド内を駆け巡る」
「み、見よ、これぞ、デュエルの最強進化形、アクション…」
「デュエル」「デュエル…」
遊記 LP4000
クロマ LP4000
「すぅー…ふぅ…」
(…暗闇は落ち着く…良し、行ける)
(ん、目つきが変わったな?)
「わ、私は手札からモンスターを1体セット」
クロマ 手札5→4枚
~~~
「モンスターを伏せた?ミエルみたいにリバースモンスターかな?」
「まだわからないね」
~~~
「手札から魔法カード『ゴーストリック・ショット』を発動。手札・墓地から『ゴーストリック』モンスター1体を選んで特殊召喚して、その後、自分フィールドの裏側表示の『ゴーストリック』モンスター1体を選んで表側攻撃表示にします。私は手札から『ゴーストリックの
ゴーストリックの
ゴーストリック・セイレーン DEF1500
クロマ 手札4→2枚
「『ゴーストリック』…!厄介なテーマだな」
「反転召喚した、セイレーンの効果。デッキの上から2枚を墓地に送り、その中に『ゴーストリック』カードがある場合、デッキから『ゴーストリック』魔法・罠カードを1枚手札に加えるか、相手フィールドの効果モンスター1体を選んで裏側守備表示にします。」
「まぁサーチだろうな…」
「…デッキから墓地に送られたカードは『ゴーストリック・シュタイン』と『ゴーストリックの
クロマ 手札2→3枚
「ゴーストリック・セイレーンとゴーストリックの
クロマ 手札3→1枚
(私の体格じゃあアクションカードの取り合いになったら勝ち目はない…あの人は使わないと思うけど、アクションカードは取りにいかないようにしよう…)
「俺のターン、ドロー」
遊記 手札5→6枚
「スタンバイ、メインフェイズ…ゴーストリックってことは、フィールド魔法を使ってくるか?伏せカードも気になるが…動いてみるか。俺は手札から『
遊記 手札6→5枚
~~~
「エッシャー!?『
「おいおい、まさかの俺様リスペクトか?やれやれ、遊記もつれないな~」
「沢渡の言うことはともかく…何をするつもりなのかしら?」
~~~
「俺は手札から魔法カード『トランスターン』を発動。エッシャーを墓地に送り、墓地に送ったモンスターと種族・属性が同じでレベルが1高いモンスターをデッキから特殊召喚する。俺はデッキからエッシャーと同じ水属性水族モンスター『
遊記 手札5→4枚
~~~
「ぺ、ペンギン!?」
「ペンギン?どんなことするの?」
「…アユ、説明頼む」
「水属性水族の、リバースモンスターが多いテーマだよ。そうか…だからエッシャー入れてたんだ!召喚権を使わないから…!」
~~~
「
ペンギン・ナイトメア DEF1800
「ここだと暗くてあれだな…永続魔法『ロイヤル・ペンギンズ・ガーデン』を発動」
遊記 手札4→3枚
遊記が永続魔法を発動すると、周囲が突然光り始めて、周囲の風景が王宮の庭に変化した
『な、なんと!フィールドが暗い洞窟の中から、見事な王宮に様変わりしたぁーー!?』
「ひ、ひいぃ!明るく、なっちゃった…」
「このカードの発動処理として、デッキから『ロイヤル・ペンギンズ・ガーデン』以外の『ペンギン』カードを1枚手札に加える。俺はデッキから『ペンギン
遊記 手札3→4枚
「俺は手札からモンスターを裏側守備表示でセット。そして自分フィールドにモンスターがセットされた時、手札の『ペンギン
ペンギン
遊記 手札4→3→2枚
「ペンギン勇士の効果。俺のフィールドのセットされたモンスター1体を表側守備表示にする。俺はセットモンスター『小型ペンギン』を反転召喚する」
「さあ、行こうか。俺はレベル1の
「同じペンギンの仲間を率い、先陣を切り敵を討て。レベル6『ペンギン
ペンギン
「シンクロ召喚したペンギン
ペンギン
「ペンギン
「そして、レベル4のペンギン・ナイトメアに、レベル3のポーラ・ペンギンをチューニング。シンクロ召喚」
「レベル7、我らを守りし盾となれ『
「バトルだ。ペンギン
「っ…!ゴーストリックの人形《ひとがた》がリバースした時の効果。」
「それにチェーンしてアイスバーグ・ナーワルの効果。バトルフェイズ中に発動した効果を無効にして破壊する」
「え、ええっ!?」
「逆順処理だ。アイスバーグ・ナーワルの効果で人形《ひとがた》の効果は無効になり、破壊される」
アイスバーグ・ナーワルの腕から放たれた攻撃が人形《ひとがた》に当たり、消滅した
「アイスバーグ・ナーワルで、もう1体のセットモンスターに攻撃」
「リバースしたセイレーンの効果。デッキの上から2枚を墓地に送って、その中に『ゴーストリック』カードがあったら効果を発動する。墓地に送られたのは『ゴーストリックの
クロマ 手札1→2枚
「私のフィールドの『ゴーストリック』モンスター1体が破壊されて自分の墓地に送られた時、罠カード『ゴーストリック・ブレイク』と、手札の『ゴーストリック・スペクター』の効果を発動。ま、まずは、ゴーストリック・スペクターを特殊召喚して1枚ドローします」
ゴーストリック・スペクター DEF0
クロマ 手札2→1→2枚
「ゴーストリック・ブレイクの効果で、破壊されたモンスターとは違う『ゴーストリック』モンスターを2体まで、墓地から裏側守備表示で特殊召喚します。私は墓地の『ゴーストリックの
~~~
「モンスターが増えた!?」
「これじゃあいくらたってもダメージを与えられない!」
「痺れるくらい不気味だぜ~…」
~~~
「ペンギン
宙に浮かぶスペクターを、ペンギン
「っ…!」
「メイン2、俺はカードを2枚セットしてターンエンド」
遊記 手札2→0枚
「…」
(こ、この人…強い。だけど…負けるわけには!がんばれ、私!)
クロマは自分の両ほほをたたき、自分を奮い立たせた
(おっ…目つきが変わった。たぶんここから手ごわくなるな)
「私の…ターン!」
クロマ 手札2→3枚
「私は全てのモンスターを反転召喚する!」
ゴーストリックの
ゴーストリックの
「反転召喚した『ゴーストリックの
「そして手札から魔法カード『ゴーストリック・ショット』を発動!手札・墓地から『ゴーストリック』モンスター1体を選んで特殊召喚します!私は墓地から『ゴーストリック・セイレーン』を特殊召喚します!」
ゴーストリック・セイレーン ATK800
クロマ 手札3→2枚
「そして私は手札から…フィールド魔法『ゴーストリック・ハウス』を発動!」
クロマ 手札2→1枚
クロマがフィールド魔法を発動すると、フィールドがロイヤル・ペンギンズ・ガーデンごと飲み込まれ、今まで晴天だったそれが暗くなり夜になった
「夜に…!?」
「私はカードを1枚伏せて、すべてのモンスターを自身の効果で裏側守備表示にして、ターンエンド!」
クロマ 手札1→0枚
フィールドの『ゴーストリック』モンスターがすべて姿を消した
「…っ!、消えた?」
「このフィールド『ゴーストリック・ハウス』は、ゴーストリックたちの遊ぶ場、です!裏側表示になった彼らは消え、どこかにかくれます!」
「なるほどな…ターンをもらう。俺のターン、ドロー」
遊記 手札0→1枚
「スタンバイ、メインフェイズ。まず俺はモンスターを裏側守備表示でセットして、ペンギン
ペンギン
「ペンギン
「やらせない!罠カード『ゴーストリック・オア・トリート』!アイスバーグ・ナーワルを対象に、攻撃できなくさせ、効果は無効にし、エンドフェイズに裏側守備表示でセットするます!」
「確かそれは2000ポイントのLPを払えば効果が変更になったな?2000のLPを払って効果を書き換える」
遊記 LP4000→2000
「くっ…!」
ペンギン
「っ…でも、まだ伏せモンスターが…!」
「次に『ペンギン・ソルジャー』を反転召喚」
ペンギン・ソルジャー ATK750
「反転召喚したペンギン・ソルジャーの効果。フィールドのモンスター2体までを対象にとり、手札に戻す。俺は相手フィールドのセットされているモンスターを2体手札に戻す」
「ハンドバウンス…!」
クロマ 手札0→2枚
「そして罠カード『
カードから衝撃波が放たれ、隠れていた『ゴーストリックの
ゴーストリックの
「その後、俺はフィールド上の効果モンスター1体につき400ポイントLPを回復する。効果モンスターは合計で6体。よって2400のLPを回復」
遊記 LP2000→4400
「さあ、バトルフェイズだ。ペンギン・ソルジャーでゴーストリックの魔女を攻撃」
「ううぅ…」
「さあ、がら空きだ。ペンギン
「うっ・・・きゃあああああ!!!」
クロマ LP4000→2200→-200
遊記 win
~~~
『決まった―――!勝ったのは遊勝塾所属『上里遊記』!今回はかわいらしいペンギンたちと共に、幽霊たちを打ち倒したーーー!!!』
わああああああ!!!!
「うう…ま、負けちゃった・・・」
「ふう…」
遊記はクロマに近づいた
「…おい」
「ひいっ!なんですますか!?」
遊記はクロマに手を差し出した
「ナイスデュエル。いいデュエルでした」
「・・・え?」
「…あれ、握手っていう文化はない…?」
「あ、ああ!はい。ありがとう、です」
クロマは両手で遊記の手を握り、遊記とクロマは握手を交わした
「・・・」
「・・・」
(えーどうしよう!?つい勢いで握り返しちゃったけど…大丈夫!?これであってる!?)
遊記とクロマがしばらく握手をしていると、クロマが入ってきた入口の方から2人の人が入ってきた
『おーい、クロマー!』※ここからは『』が英語(イギリス訛り)
『あ、お父さんとお母さん!?来てたの!?』
クロマが遊記の手を離して、父と母の方に向かった
『どうしてここにいるの!?てか、仕事は!?』
『ははは、大事な娘の晴れ舞台の最中なんだ。仕事なんていくらでも休むに決まっているとも!なぁ、母さん!』
『ええ、そうね!私たちの大事な娘が大きな大会に出場するんですもの。親としては見に行かないわけないでしょう?まぁ、あなたの成長した姿が見たかったから時間をずらしてきたけどね』
『だったら最初から言ってよ!?どうして時間ずらしてきたのさ!?一緒に来てくれてもよかったじゃん!?』
『だってそうしたらあなた、試合の日以外部屋にこもるでしょう?』
『う”っ』
『ほら。だから言ったじゃない』
『うるさい!』
『ははは…彼が、君を負かした男かい?』
クロマの父が遊記を指さした
「…ん?俺?」
『…そうだけど。ていうか試合見てたからわかるでしょ』
『ははは!まぁそうだが…君のボーイフレンドにするにはちょーっとスマートさが足りないな』
『ちょっ、パパ!?』
「…なんだか、にぎやかだな」
「…犬にかまれる前にさっさと退場するか」
クロマ一家の話し声を尻目に、遊記はフィールドを去った
いやー大変だった…!
というわけで『ゴーストリック』VS『ペンギン』です
対戦相手の名前と使用デッキ考えるの格好悩む…
先に対戦相手の名前とデッキを決めて、その対戦相手といい勝負くらいになるできナに握らせるか考えて…って考えて、その後は自分対自分で「こうしたらこの盤面突破できるな/次のターンは何とかなるかな?」とか考えたりしながら毎回書いてます
考えるのがしんどいだけで、デュエルに入りさえすればある程度は楽なんですけどねー…
今回もそれなりに難産でした!
感想、質問、ご指摘等々大変励みになっております!
感謝感激ありがとうございます!
ネウロ兼死神様、凍牙の氷様、N24708様。夜想曲様、雷影様、NEXSU様、タヌキチオルタ様