ある日、遊記は「ある男」に呼び出されていた
「…んで?俺が舞網チャンピオンシップに参加するには、6連勝しなくちゃいけないんだよな?…赤馬零児」
「…ああ、そうだ」
赤馬零児が遊記に振り返った
「君には、私の目的のため…舞網チャンピオンシップに参戦してほしい」
「それは別にいいが…6連勝しなくちゃいけないんだろ?」
「君ならできるだろう?普段から遊勝塾の講師をしている君なら、6連勝なんて造作もないと思うが…」
「…はぁ、分かったよ。やりますよ6連勝、やればいいんでしょ…んで?最初は誰と対決すればいいんだ?」
「ああ、車を用意してある。ついてきてくれ」
「はいはい」
遊記は赤馬零児についていき、黒塗りの車に乗った
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「…ここが、1戦目の塾か?」
「ああ、そうだ。ここはクイズとデュエルを掛け合わせた塾。君には初めに、ここの生徒と戦ってもらう」
「ん、そうか…じゃあ、入るぞ」
「ああ、すでに話は通してある。終わったらまたこの場所に来てくれ、次の場所に向かう車を用意しよう」
「ん、了解。じゃあ行ってくるわ」
遊記が塾に入る前に、赤馬零児が思い出したかのように声を上げた
「ああ、そうだ。6連勝をするにあたって、1つルールを設ける」
「ルール?」
「ああ。1回のデュエルで、必ず1回はアクションカードを使用すること…これが条件だ」
「アクションカードぉ?…まぁ、いいけど…じゃあ行ってくるわ」
「ああ、それじゃあな」
遊記は今度こそ、塾に入っていった
「…頼むぞ、上里遊記。俺の野望のために…」
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遊記が塾に入り、案内についていった
「・・・ここ、か?」
遊記が会場につくと、辺りは真っ暗だった
「…なぁ、本当にここか?…おーい?」
遊記が案内人に声をかけても、帰ってくるのは何もない静寂のみ、かと思われた
パッ!
「うおっ、なんだ?」
「ふっふっふっ、よく来たね、挑戦者よ」
遊記に突如スポットライトが当てられ、それと同時に天井からウィーンという音と共に何かが下りてきた
「…なんだ?」
「僕はこのクイズデュエル塾の主席、その名も『九庵堂栄太』!」
九庵堂がそう叫ぶと共に部屋の電気が付き、ステージが明らかになった
観客席には黒い服を着て学生帽を被った塾の生徒と思われる人たちがずらりと座っていた
「話は聞いているよ、確か…上里遊記と言ったね」
「ああ、そうだ」
「ふふん!実は僕も6連勝に挑戦していてね、あと1勝すれば、僕も栄えある舞網チャンピオンシップの出場権を得ることができるというわけだ!」
「あ、ああ…そう…」
「君には僕の踏み台になってもらうよ!さぁ、構えたまえ!」
「はいはい。勝てるといいな」
2人が構えると、デュエルディスクから九に声が聞こえた
『アクションフィールド、『クイズ・フロンティア』、発動!』
周囲の風景が一変した
カラフルな地面になり、辺りには『100』や『500』、『1000』などの数字が書かれているゾーンがあった
「戦いの殿堂に集いしデュエリストたちが!」
「モンスターとともに地を蹴り、宙を舞い」
「フィールド内を駆け巡る!」
「見よ、これぞ、デュエルの最強進化形、アクション…」
「「デュエル」!」
遊記 LP4000
九庵堂 LP4000
「先攻は君に譲るよ」
「そりゃどうも…俺のターン」
遊記は自分の手札を見た
「…うーん、なるほどな…」
(赤馬零児にアクションカードを使うように言われたからな…とりあえず、1枚とってみるか)
「…よっと」
遊記は、『300』のゾーンに置かれているカードを手に取った
「…ん?これは…」
遊記がカードを見ると、手に取ったカードが消失し、遊記の前にモニターが現れた
『アクショントラップ、『クイズ:なぞなぞの300』が発動されました』
「…クイズ?」
「ああ、そうさ!この塾のアクションカードは、全て知識が試されるアクションカード!そんじょそこらのアクションカードと一緒にしてもらっちゃあ困るね!」
「デュエル中にクイズって…んで?」
『このカードを取った君には、これから出す問題に答えてもらう!正解すれば300のLPを回復、不正解なら300のLPを失うことになる!』
「…ん?今なんて言った?」
『さぁ、早速行こう!クイズ!』
「聞けよ」
(…だが、聞き間違えじゃなかったら、このクイズの答えでLPが変動するって言ってたな…なら逆に好都合だ)
『問題:学校を休んだ時に出る『せき』ってなに?』
「…わからん」
『ぶぶーっ!不正解‼答えは『欠席』です!ペナルティとして、300のLPを失ってもらいます!』
突如天から雷が降ってきて、遊記に襲いかかった
「ぐっ…!」
遊記 LP4000→3700
「プっ!そんな簡単ななぞなぞも分からないなんて、これはもう勝利をもらったも確実だね!」
「…なるほどな。なら次は…」
遊記は駆け出し、『1000』と書かれているゾーンのアクションカードを手に取った
「次は1000!やめておいた方がいいんじゃない?」
「言ってろ」
『アクショントラップ、『クイズ:なぞなぞの1000』が発動されました』
遊記の前にモニターが現れた
『このカードを取った君には、これから出す問題に答えてもらう!正解すれば1000のLPを回復、不正解なら1000のLPを失うことになる!』
「ああ、はいはい。さっさと問題寄越せ」
『…では問題!鉛筆を使わずに、お風呂でかくものはものはなに?』
「風呂でかくんだろ?・・・あーわかんないなー」
『時間切れ!正解は『汗』だ!ペナルティとして1000のダメージ!』
「ぐっ…!」
遊記 LP3700→2700
「ぶひゃははは!!!また間違ってやんの!」
九庵堂が笑い転げると共に、周囲の塾生とも笑っていた
「…まだだな、よし」
その後も、遊記がアクショントラップを取り、間違えるたびに九庵堂が増らい転げ、そのたびに塾は笑いに包まれた
・・・掌で踊らされているとも知らずに
~~~
「…ふぅ」
遊記 LP300
「ひっ、ひー、ひー…これ以上笑わせないでくれ…さて、君の残りLPは300、これで僕の勝利は絶対なものになった!」
「…それは、どうかな?」
「んん?・・・何を馬鹿なことを言っているんだい?僕のLPは4000、君のLPは300!この絶望的な差をどうやって逆転するっていうんだ!」
「こうするのさ。カードを4枚伏せ、手札から魔法カード『
遊記 手札5→1→0枚
「…『
「さて九庵堂、俺からお前にクイズだ。俺のデッキの一番上のカードの種類は次のうちどれ?A、モンスターカード。B、魔法カード。C、罠カード。さぁ、どれだ?」
「ふぅん?なにかとおもえば、僕に挑戦状かい?くだらないね!」
「『
「ふん!最後は運試しか!確率はたったの3分の1!どんなデッキをもってきたのかは知らないけど、当たるわけがない!」
「…さあ、オープンだ」
遊記がデッキの一番上のカードを開示した
「…何ッ!?」
「デッキの一番上のカードは、2枚目の『
遊記 LP300→4000
九庵堂 LP4000→300
「ぼ、僕のLPが…!」
「そしてフィールドから墓地に送られた『
「に、2400!?!?!?!?」
遊記の背後から2つの手裏剣と2つのペンダントが浮かんできた
「…さぁ、九庵堂栄太。今度はお前だ。この盤面から逆転する方法って、なーんだ?」
「あ、ああ・・・ああああああああ!!!!!!」
九庵堂が慌ててアクションカードを取りに行こうとしたが足がもつれて転び、背後から手裏剣と、ペンダントから放たれたビームが九庵堂を襲った
九庵堂 LP300→-2100
遊記 win
~~~
会場の観客は言葉を失っていた
まさかあんな方法で九庵堂栄太を倒すなんて、思いもしなかったからだ
「いやー、助かったわ…手札にLP調整するカードが無かったから、どうやって勝とうかひやひやしたけど…都合よくLP調整ができるカードが落ちてたもんだからなぁ。これは使わない手はないよなぁ?」
「ぼ、僕が…ぼくの、チャンピオンシップ出場権が…!こんな、運だけで…」
「運?何言ってんだ、運になんて頼るわけないだろ?」
「…はぁ?じゃ、じゃあなんだよ・・・お前には、デッキの一番上のカードの種類が、分かってたっていうのかよ…!?」
「ああ、もちろん」
遊記は九庵堂に近づいた
「…九庵堂栄太、お前に一つ教えてやろう。俺のデッキは…『
「・・・あぁ?」
「じゃあな。また6連勝頑張れよ」
遊記はその塾を後にした
「…ふ、ふざけてる…なんだよ、緑一色って…?そんなでっき、あっていいはずがない…」
はい、というわけで投稿です
遊記vs九庵堂でした
まぁはい、読んでの通りです。緑一色ワンキルでした
遊記、まずは1勝目です
これからどんな相手と戦うんでしょうね
それではまた