オリキャラのアークファイブ伝記   作:しがなくない

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前回のあらずじ
「とりあえずはユーゴ達との合流を目指すかな。」
「…やっぱり、お前なのか・・・ユースケ…!」
「俺だ!『クロウ・ホーガン』だ!」
「…俺はユースケってのじゃない」
「「デュエル」!」
「やはりここはシンクロ次元なのだな…」
「どうだユースケ!これが俺たちの『BF』の力だ!」
「見せてあげるよ。俺の知っている『BF』を」
「ぶ、BF!?ユースケが!?」
「さぁ、クロウ。どうする?」
「どうだ!これが俺たち『BF』の底力だ!」
「…せめて、一太刀くらいは入れてやる!」
「…お前は、ユースケじゃないんだな」
「・・・とりあえず、家の中に入ろう。そこで説明するわ」


どんなやつだったんだ?

「…はぁ?融合次元?エクシーズが融合に滅ぼされて、チャンピオンシップに出てるときにこっちに次元転移?なんだそりゃ、小説の設定のほうがもうちょっと信憑性あるぜ」

 

「まぁ、そういう反応になるよな…」

 

遊記達は小屋の中で座って話していた

 

「だが事実なのだ。私たちは一刻も早くユーゴ達と合流しなくてはならない」

 

「ユーゴねぇ…俺の方でも探してみるけどあいつらもお前達も指名手配されてるしな…おそらくだが、探すのに時間がかかるぞ」

 

「ああ、それで構わない。手掛かりは少しでもあればそれで幸いだし、ユーゴ達にあったら俺の名前を出せば一発でわかるからな」

 

「遊記の名前ねぇ…遊記…」

 

「・・・なぁ、ユーゴにも聞きたかったことなんだが…ユースケってどんな奴だったんだ?」

 

「ユースケか?外見はお前の生き写しみたいなやつだぜ。よく俺たちと表にあるバイクで走り回っていたんだ」

 

「デッキは何を使ってたんだ?」

 

「あー…何だったかな…珍しいデッキだったんだよ」

 

「どんなふうに珍しかったんだ?」

 

「儀式とシンクロを同時に使ってた。シンクロ召喚の方法もちょっとばかし変わってて…」

 

「あー…何となくわかったわ」

 

「今のでわかったのか?」

 

「俺が知る限り、儀式とシンクロを1つのデッキで扱うのは1個しか知らないな…」

 

「それは?」

 

「…『ベアルクティドライトロン』。儀式、融合、シンクロ、エクシーズの4つの召喚法を使うデッキだよ」

 

「なっ…!?」

 

「なにぃ!?けどユーイチはシンクロと儀式しか…!」

 

「融合とエクシーズはそれぞれ1種類だし、それにここはシンクロ次元だ。融合とかエクシーズなんて聞いたことないだろ、クロウ?」

 

「ああ、融合もエクシーズていう単語も初めて聞いたぜ」

 

「だろうな。それに融合とエクシーズを入れるにしても俺は融合は入れない。入れるにしても1枚だ」

 

「どうしてだ?いろんな召喚法が扱えるのであれば、それだけ色々な出し方があるのだろう?」

 

「このテーマの融合だけはそう言えないんだよなぁ…雑に言えばフィールド魔法を素材にして融合召喚するんだぜ?専用の融合魔法とテーマ専用のフィールド魔法を1枚ずつ同時に引いたら手札事故もいいとこだ。それに『ベアルクティ』も『ドライトロン』もどっちも2枚初動だしなぁ…」

 

「ああ、そう言えば『どうやって使うんだこれ?』って言ってたことがあったな。あれは確か…」

 

「これだろ?『天斗輝巧極』。②の効果はどっちのテーマでも使えるんだけどなぁ…」

 

「なぁ、この『ベアルクティ』というのはどういうテーマなんだ?」

 

「レベル1のシンクロモンスターがいるテーマ」

 

「…?まて、シンクロ召喚というのはチューナーとそれ以外のモンスターとのレベルの足し算をする召喚法なのだろう?何故レベル1のシンクロモンスターがいる?」

 

「それが『ベアルクティ』の特徴的なところだな…ベアルクティはシンクロ召喚をしない。チューナーとそうじゃないモンスターの引き算をしてシンクロ召喚する…『マイナスシンクロ』をするテーマだ」

 

「『マイナスシンクロ』…」

 

「まぁ握らないんだったら『へーそうなんだー』って思ってもらって構わないが…うまく行くとEXデッキのカードがまるまる効力を無くすからなぁ…」

 

「じゃあ、『ドライトロン』はどんなテーマなんだよ」

 

「攻撃力を参照して儀式召喚するテーマ」

 

「はぁ?儀式召喚はレベルを参照するだろ?」

 

「普通ならな。専用の儀式魔法の効果で攻撃力を参照するんだよ。効果モンスターは軒並みレベル1の攻撃力2000防御力0の特殊召喚モンスターで統一されてる。儀式召喚は攻撃力4000以上ばっかだ」

 

「攻撃力を参照するということは、儀式素材は2体で済むということか…」

 

「理解が早いなセレナ。ちなみに『ベアルクティ』の効果モンスターも大体は攻撃力が2000超えてるから『ドライトロン』の儀式素材にしやすいし、ドライトロン側もレベル7のマイナスシンクロもしやすくなってる。『ベアルクティ』はレベル7と8しかいないからな」

 

「ってことは…レベル8の方がチューナーかよ!?あべこべだぜ…」

 

「そうなんだよクロウ。でもそこが面白いんだよ…」

 

3人はそのままデュエルについて楽しく話し合った

時にはセレナとクロウでデュエルをしたり、遊記とのデュエルで2人が引いたりと、楽しい時間を過ごした…

 

〜〜〜

 

「そろそろ俺は帰るぜ」

 

「ん、そうなのか?」

 

「ああ。家にガキ達もいるしな」

 

「そうかい…まぁ、また会おうな」

 

「おう、じゃあな。セキュリティに捕まるなよ」

 

そう言ってクロウは家を出た

 

「…ふぅ。どうだったセレナ?クロウとデュエルして」

 

「そうだな…いい体験にはなったな。出来ればあいつのレベルが平均レベルだといいのだが…」

 

「お、俺の戦闘狂がうつったか?」

 

「む、なんのことだ」

 

「なんでもねぇよ。ほら、クロウが持ってきた食料食べようぜ」

 

「ああ、そうだな」

 

遊記とセレナは、クロウが持ってきてくれた食料を食べた

 

〜〜〜

 

「なぁ、セレナ。お前に聞きたいことがあるんだが」

 

「なんだ?改まって」

 

「お前の次元にいた俺のそっくりさん…ユーイチってどんなやつだったんだ?」

 

「ユーイチのことか?」

 

「ああ」

 

「…あいつはおかしなやつだった」

 

「ほう」

 

「私は昔から手厚く『保護』されていたんだが…よく私のところに来て遊びに来てたんだ」

 

「遊びに?」

 

「ああ。ユーイチが私の部屋に侵入するたびに警備は強化されてあるのにそれでも飄々として私の部屋に遊びに来てたんだ。その時にたまにデュエルを教えてもらったり、私も一緒に部屋を抜け出してアカデミアの外を探検したりもした…」

 

「やんちゃなやつだな…」

 

「デュエルしてる時のお前も結構やんちゃな感じがするがな」

 

「そうか?」

 

「そうだぞ…だがある日、急にパッタリとユーイチは来なくなってしまったんだ」

 

セレナの表情が暗くなった

 

「体調でも悪いのかと思って1日待っても来なかった。次も、その次の日も…だから私はユーイチを探すためにスタンダード次元で戦果を挙げて、出撃メンバーに入る必要があったのだ。そしてたまたま遊記、お前に会ったというわけだ」

 

「ああ、あのチャンピオンシップの時か」

 

「そして今に至るってわけだ」

 

「…ユーイチが来なくなってから、どれくらい経ったんだ?」

 

「…5年だ」

 

「…そうかい」

 

「・・・ユーイチに言われたんだ」

 

「?」

 

「私は今まで、アカデミアの近くの綺麗な景色だったりをユーイチに教えてもらってたんだ。部屋から出たことがなかった。私にとってはどれも新鮮なものだった…」

 

「ある日、私は聞いたんだ。『お礼がしたい、何か私にできることはあるか?』ってな…そうしたら、『今度はお前が見た景色を俺に教えてくれ』って…言われたんだ…」

 

「そうかい…」

 

セレナは俯いた

 

「…ユーイチ…ゆーいちぃ…」

 

セレナは声を殺して泣き始めた

 

「…」

 

遊記はセレナの頭を撫でた

 

「…ゆう、き…?」

 

「いや、なんだ…何故かわからないけど、こうするべきかなーって…」

 

「…ふふっ、なんだそれ」

 

セレナの顔に笑顔が戻った

 

「…もう大丈夫か?」

 

「…いや、もう少しだけ…」

 

「?」

 

「もう少しだけ頼む…」

 

「…ん、わかった」

 

遊記はセレナの頭を撫で続けた

 

「…遊記の撫で方、ユーイチとそっくりだ…」

 

「…そうかい」




はい。というわけで投稿です。
今回は『ユースケ/ユーイチってどんな人?』というのを軽く聞いた回でした。
クロウにとってユースケは親友みたいな人で、『ベアルクティドライトロン』(融合、エクシーズ縛り)を使ってたみたいですね
セレナにとってユーイチは兄みたいな存在だったみたいですね
・・・セレナのデレって、可愛いと思うんですよ。ギャップと言いますか・・・
というわけでまた

感想、質問、ご指摘等々大変励みになっております!
感謝感激ありがとうございます!

N24708様、タヌキチオルタ様、eau1387様
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