「ライトニングは渡した覚えないぞ…?」
『2回戦!柚子選手vsユート選手!』
『先行はユート選手だ!』
「彼女はその道を選んだんだ」
「出でよ、ランク5!『ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン』!」
「『リフレクト・シャウト』!」
「そうか…機会があったら話そう」
「・・・ええ、逆転の一手をね!」
「デッキから融合だと!?」
「『幻奏の華歌神フラワリング・エトワール』!」
「・・・見事だ」
遊矢はモニターで2回戦の試合を観戦していた
「柚子…あんなに強くなって…」
(けど、今一番強く思うのは…)
「柚子…元気そうで、よかった・・・!」
遊矢の目元から涙が溢れた
それを腕でぬぐい、遊矢はモニターを見た
「…次は柚子とか。思ったより早い再開だけど…」
遊矢は柚子が写っているモニターに向かって拳を向けた
「負けないからな!柚子!」
〜〜〜
『みなさん!お待たせしました!これより!第3試合を始めたいと思います!』
ワアアァァァァ!!!
『先ほどの可憐な勝負、皆様の興奮が私にもひしひしと伝わってきます!それでは紹介しましょう!次の対戦カード、1人目は…!』
「この俺だ!」
会場に突如叫び声が聞こえたかと思うと、スタート地点からピンク色の煙が立ち込めた
煙が晴れると、その場には赤、群青、オレンジのカラーがグラデーションされたバイクと、それに寄りかかってポーズを決める沢渡が立っていた
「次は俺の番だと思ってたぜ!俺様は『ネオ・ニュー・ファスト・沢渡』!さぁ!俺様の対戦相手はどいつだ!?」
『び、びっくりしました!1人目は今ステージに現れた『沢渡シンゴ』選手!』
「運営側もわかってるぜ…遊矢、柚子ときたらもちろん!次の試合は俺様が一番丁度いいってな!」
『続きまして2人目は…あ!ちょっと!まだ紹介が終わってないじゃないの!』
アナウンサーが話している途中で、青をモチーフとしたバイクが飛び入ってきた
そひて沢渡の隣で停止して、ヘルメットを外した
「…お前の相手は俺だ」
「お前は…」
『あーもう!2人目はコモンズ出身『シンジ・ウェーバー』選手!』
「…まさか、おまえが相手とはな」
「ああ…」
「ふっ、まぁ相手にとって不足なしだな」
「そうだな…」
「…?どうしたんだよ、生返事して」
「そうだな…」
「…お前はわくわくしないのかよ!こんな大歓声の中デュエルできるんだぜ!?」
「ワクワクだと…?ワクワクするわけないだろ!」
「っ…!」
シンジは沢渡に向かって怒鳴った
「逆に聞くが、お前は気にならないのか!?見せ物にされてるんだぞ、俺たちは!」
「見せ物?こんな大きな大会に出るんだから、その分見せ物になるだろう」
「俺は!トップスの奴らの見せ物になることが気に入らない!お前はシティで突然放送されるライディングデュエルを見たことがあるか!?」
「ないけど…それがどうしたってんだ」
「突然放送されるライディングデュエルは、セキュリティとそれから逃げるコモンズとのデュエルだ!セキュリティの奴らにモンスターを奪われながら、一方的に逮捕されていく!そんな姿を!トップスの奴らに搾取される毎日はもううんざりなんだよ!」
シンジは鬼気迫る表情で沢渡に言い寄った
「俺たちはトップスに叛逆し、奴らを叩き落とさなければならない!だから…」
「言いたいことはそれで終わりかよ」
「…なんだと?」
シンジは沢渡を睨んだ
「どういうことだ!」
「お前の言いたいことはわかる。けどよ、お前の言っていることはただの駄々っ子のそれだ」
「なんだとぉ!?」
「ここはデュエルする場所だぜ?せめてそういうことを言うのはジャックを倒してから言うんだな。まぁ?その前にライディングデュエル用に進化したこの俺『ネオ・ニュー・ファスト・沢渡』さんを倒してからじゃないとだがな!」
「…いいだろう。吠え面かかせてやる!」
「はっ!そう来なくちゃな!」
2人はバイクに乗り込んだ
『な、何を話していたのかはわかりませんが…2人の熱い舌戦の後、バイクに乗り込み、カウントダウン開始です!』
2人の目の前にモニターが表示された
『3…2…1…!』
「「ライディングデュエル!アクセラレーション!」
沢渡 LP4000
シンジ LP4000
シンジと沢渡はほぼ同時に走り出し、第1カーブは僅差でシンジが先に曲がった
「くっそ…!」
「先行は俺だ!俺は手札から『
シンジ 手札5→4枚
「俺はカードを1枚伏せ、ターンエンド!」
シンジ 手札4→3枚
「さぁこいよ!お前のお笑いデュエルで俺を笑わせて見せろ!」
「お笑いデュエルだと?その言葉後悔するなよ…!俺のターン!」
沢渡 手札5→6枚
「いくぜ!俺は手札から魔法カード『
沢渡 手札6→5→7枚
「俺は手札からスケール3の『
沢渡 手札7→6枚
「Pスケールにセッティングされているエキストラの効果!相手フィールドにモンスターが存在する時、Pスケールから特殊召喚ができる!」
「そして手札から『
沢渡 手札6→5枚
「俺はカードを3枚伏せて、スケール8のコミック・リリーフをPスケールにセッティング!」
沢渡 手札5→2→1
「コミック・リリーフのP効果!相手フィールドのモンスター1体と、俺のフィールドのモンスター1体を対象に取り、そのモンスターのコントロールを入れ替える!俺は
「なんだと!?」
コミック・リリーフとアルバレストはハイタッチをして、それぞれのフィールドを入れ替わった
「その後、Pスケールにセッティングされてるコミック・リリーフは破壊される」
「相手フィールドにコントロールが移ったコミック・リリーフの効果で、コミック・リリーフの元々のコントローラーは自分フィールドにセットされた『
コミック・リリーフは突如コース上に現れた本を手に取り、それをビリビリに破いた
「相手によって破壊された『
破かれたページの数々が新たに光り出し、沢渡の手札に加わった
沢渡 手札1→5枚
「俺のモンスターを利用して、手札補充だと!?」
「そして俺は伏せていた永続魔法『
沢渡 手札5→3枚
「これで俺はレベルが2〜8のモンスターが同時に召喚可能!ペンデュラム召喚!現れろ!俺のモンスター達!」
「プリティー・ヒロイン!サッシー・ルーキー!ビッグ・スター!」
沢渡 手札3→0枚
「バトルだ!まずはプリティ・ヒロインでコミック・リリーフを攻撃!」
プリティ・ヒロインがコミック・リリーフを平手打ちし、コミック・リリーフは平手打ちの勢いのまま回転しながら彼方へと飛んでいった
「コミック・リリーフとの戦闘で発生するダメージは0になる、危なかったなぁ~。だがそれもこれまでだ。続いて早撃ちのアルバレストで攻撃!」
アルバレストがシンジに襲いかかり、針を刺した
シンジ LP4000→2200
「くそっ!…こんな奴に…こんなふざけたやつに!」
「さぁ盛り上げろビッグ・スター!ダイレクトアタックだ!」
ビッグ・スターは丁寧にシンジにお辞儀をした後、シンジを蹴り飛ばした
「う、うわあああぁぁぁ!!!」
シンジ LP2200→-300
沢渡 win
~~~
『決まったぁ~!勝利したのは沢渡シンゴ選手!相手のモンスターを仲間に引き入れ、見事なショーを見せてくれました!』
ワアアアアァァァァ!!!
「へへっ…!」
シンジはバイクから両手を話し、観客に向かってファンサービスをしていた
「どうしてだ…どうして俺は、こんな奴に…」
シンゴはバイクをうまく操縦し、シンジの元に近づいた
「・・・お前よぉ、確かにデュエルは強いかもしれねえけどよ…最初っからデュエルに集中してねぇから俺にワンキルされるんだよ」
「デュエルに、集中…?エンタメが何を言ってやがる…」
「俺は良いんだ、なんたって俺は『ネオ・ニュー・ファスト・沢渡』さんだからな!それに俺のエンタメデュエルのモットーは…俺も!相手も!観客も!全員楽しめるデュエルだ!自分も相手も全部利用して観客を沸かせるなんて訳ないんだよ!」
「・・なんだ、そりゃ・・・」
「じゃあな、シンジ。次はお互いちゃんとデュエルに集中しようぜ」
沢渡はその場を後にした
というわけで投稿です
沢渡『魔界劇団』vsシンジ『B・F』でした
アニメの1回戦を見て感じたのは、シンジは自分の思いを観客たち(コモンズたち)に伝えて反旗を翻してほしいがためにこの大会に出場したかのように見えたんですよね…
なので、エンタメデュエルにとことん熱中している沢渡vsコモンズの観客を先導したいシンジという構図になり、沢渡にワンキルしてもらいました
アルバレスト君はアニオリ効果だと『破壊されると』とあるので、戦闘でも効果でもどっちでもデッキからの特殊召喚が発動するので、今回みたいにコントロールを奪って逆に利用するという風にしました。
シンジから見たら自分のモンスターがわけわからん奴に奪われてしかも攻撃くらって…最悪ですね!
というわけで次回は4試合です
ではまた
感想、質問、ご指摘等々大変励みになっております!
感謝感激ありがとうございます!
シノビガミ様、N24708様、meronpan男爵様