「意趣返しにしか思えないんだが…?」
『クロウ選手vsデニス選手!』
「舞い上がれ!『ブラックフェザー・ドラゴン』!」
『レベル12のシンクロモンスター!?』
「お前、何か隠してるな?」
「・・・いいデュエルだったよ。このまま頑張って」
※注意 暴力表現があります。そこまでひどい暴力表現はありませんが、嫌いな方は注意してお読みください。
デュエル内容に一部修正を入れました 11/22 22:23 修正
~遊記の部屋~
「…さて、今日で3日目か…」
「今日でさらに4人に絞られて、明日で2人、そして決勝でジャックとデュエルか…」
「…あー…楽しみだな。今日のデュエルも…」
「・・・遊矢、柚子、沢渡、セレナ、ユーゴ、権現坂、クロウ・・・あ~…」
「楽しみだなぁ~」
遊記が笑っていると、モニターがついた
『さぁ!フレンドシップカップ3日目!残った8人の勇者たちの中から、一体だれがキングへの挑戦権を得るのか、私、とても楽しみです!』
~~~
コンコン
遊記の部屋のドアがノックされた
「…遊記様、よろしいでしょうか?」
「試合か?」
「はい」
「わかった、今行くから開けていいぞ」
ガチャッ
ドアが開き、案内人がドアの前に立っていた
「・・それでは、案内いたします」
「おう、よろしく頼む」
遊記は案内人についていった
~~~
『さぁ!第1試合の準備が整いました!それでは早速入場してもらいましょう!』
その言葉を皮切りに、会場内の歓声が最高潮になった
『それでは!選手入場です!2回戦第1試合!1人目は…こいつだ!』
入場口から、赤、群青、オレンジのカラーがグラデーションされたバイクがとてつもない速さで入ってきた
『1人目は!第1試合でシンジ・ウェーバーを打ち倒し!自らを『ネオ・ニュー・ファスト・沢渡』と名乗った!コミカルなモンスターたちを統べるデュエリスト!』
『『沢渡シンゴ』選手だーーーー!!!』
「おらおらー!今日も湧かせてやるぜーー!!」
沢渡はバイクに乗りつつも、片腕でパフォーマンスを繰り出し、スタート地点についた
『さぁ!1人目の入場が終わったところで、続いて2人目の入場です!』
入場口から真っ赤なバイクが入ってきた
キャアアアアァァァーーー!!!
『聞こえますでしょうか!この歓声!第1試合でかの『エンジョイ長次郎』を、キャワワ!な動物たちでトリッキーに打ち倒し!試合終了時には対戦相手と握手を交わしたすがすがしいデュエリスト!『
「『上里遊記』ぃーーー!!!」
遊記は観客たちに目をくれず、スタート地点についた
「…まさか俺の相手がお前とはな、沢渡」
「そうだな、遊記…俺はお前に借りがある」
「借り?何のことだ?」
「忘れたのか?俺とお前が最初に戦ったあの日のことを!」
沢渡は遊記に指を突き出した
「…ああ、あの時か。俺が『
「そうだ!俺はお前に完膚なきまでに負けた!あの頃から俺はさらに強くなった!この前の第1試合のようにな!」
「『
「言ってろ!…遊記、俺はお前にリベンジを申し込む!」
『おーっと!沢渡選手!遊記選手に宣戦布告だぁーー!!』
「・・・なるほど、今なら俺に勝てると?」
「ああ、今の俺様とこいつらならお前に勝てる!」
「…いいだろう、ただし、今回も負けても後悔するなよ?」
「言ってろ!」
『遊記選手!沢渡選手の宣戦布告を、真正面から受け入れた!今回の試合はどうなってしまうのか!』
2人の目の前にモニターが現れた
『3...2...1...!!!』
「「ライディングデュエル!アクセラレーション」!」
遊記 LP4000
沢渡 LP4000
2人は勢いよく走り出した
『さぁ始まりました!フレンドシップカップ3日目、第2試合1回戦!2人のデュエリストが勢いよく走り出しました!今回の第2試合からは、運営側からの提案で、会場内ではなく、シティにあるデュエルレーンを使用してライディングデュエルをします!先行を取るためには、会場内を先に飛び出した方が先行を取ることができます!』
『そんな話をしていると、2人が早速出てきそうです!最初に出てきたのは…!』
「俺様だー!」
会場からは先に沢渡が出てきて、少しして遊記が出てきた
『先行を取ったのは沢渡選手だ!』
「行くぜ…!俺のターン!俺は手札から『
沢渡 手札5→4→6枚
「早速手札補充か…」
「俺は手札からスケール7の『
沢渡 手札6→5枚
「カーテン・ライザーのP効果!デュエル中に1度、俺のフィールドにモンスターが存在しないとき、このカードをPスケールから特殊召喚できる!」
「そして俺は手札から『
カーテン・ライザーの目の前に本が現れ、自動的に開かれた
カーテン・ライザーがそれを読むと、傘の下からひょこっとエキストラが現れた
沢渡 手札5→4枚
「エキストラの効果!このモンスターをリリースして、デッキから『
エキストラが足元の機材に引っ込んだと思ったら、その中からリバティ・ドラマチストが登場した
「そして俺は手札から、スケール2の『
沢渡 手札4→3枚
「手札から永続魔法『
沢渡 手札3→2枚
馬車が登場し、カーテン・ライザーはそれに乗った
「俺様はこれでターンエンド、さぁ、逃げるぜベイベー!」
沢渡はさらに加速して、遊記とぐんぐん距離を離していった
『沢渡選手!モンスターを馬車に乗せてぐんぐん逃げる!』
「遠慮なく行こうか、俺のターン」
遊記 手札5→6枚
「俺は手札からフィールド魔法『
遊記 手札6→5枚
「『
遊記 手札5→6枚
「俺は手札から『
遊記 手札6→5→6→5枚
「儀式ペンデュラム!?なんだそのカード!?」
「フィールド魔法『
「なに?だが墓地と除外ゾーンなんて・・・はっ!ま、まさか・・・!」
「そのまさかだ。墓地から『
『こ、攻撃力3000が、一気に3体も!?いったいどうなって…不正とかじゃないのこれ!?』
「特殊召喚した
「は、破壊だとぉ!?何が行くんだ…?」
『遊記選手!とうとう反撃ののろしを上げるのか!?』
「俺が破壊するのは、『
「『はぁ!?』」
『ゆ、遊記選手!?ここぞのところでプレミかぁ!?ていうか、どうして破壊したのぉ!?』
「効果で破壊された
「やっぱ破壊された時の効果があったか!だが、EXデッキのモンスターも効果発動だと…?」
「逆順処理だ。
『儀式召喚!?い、いま、儀式召喚って言いました!?』
「この野郎!ちゃんと儀式魔法をつかって儀式召喚しやがれ!」
「コストは払ってるだろ。俺はフィールドの『
「星を創りし光の竜よ、三つの世界を一つに束ね、今ここに降臨せよ。儀式召喚」
「君臨せよ、『
「そして自身の効果で特殊召喚した
『また自分でモンスターを…?もうわけわかんない!どうして攻撃力3000もあるモンスターを自分自身で破壊しちゃうの!?』
「何かあるんだろうが…」
「その後、破壊した枚数分デッキから『
「永続魔法2枚サーチだと!?ふざけた効果してやがる…!」
「まだチェーン処理中だ。
「これだけ動いてまだ手札が5枚もありやがる…!」
『う、嘘でしょ・・・儀式召喚だったり自身で自身を破壊したり・・・で、このフィールドって・・・!』
「そして俺は手札からスケール0の
遊記 手札5→3枚
「これで俺はレベル1~10のモンスターの同時召喚が可能だ」
「ま、まさか・・・!」
「ペンデュラム召喚。世界を統べる竜よ、降臨せよ」
「EXデッキからは『
遊記 手札3→2枚
『ペンデュラム召喚まで!?もうなんなの!?なんでもありじゃないの!?』
「バトルだ。『
「
「ニゲ馬車の効果で、俺のフィールドのモンスターは1ターンに1度だけ戦闘で破壊されない!」
「なら
「ぐぅっ…」
「
「相手の攻撃宣言時!リバティ・ドラマチストのP効果を発動!手札を1枚捨てて、このカードを相手フィールドに特殊召喚する!」
沢渡のPゾーンからリバティ・ドラマチストが遊記のフィールドに飛び移ってきた
沢渡 手札2→1枚
「特殊召喚したリバティ・ドラマチストの効果!このモンスターがPゾーンからの特殊召喚に成功した時、デッキから『
リバティ・ドラマチストが懐から同じ本を3枚取り出し、遊記に見せてきた
「選択の余地がねぇ…真ん中を選ぶよ」
「選んだカードは俺のフィールドにセットされて、エンドフェイズに破壊される…ぐあああぁあ!」
沢渡 LP4000→200
『き、きまったぁ~!!!沢渡選手のLP残り200!絶体絶命の状況に追い込まれてしまいました!』
「くっそ、決めきれなかったか…」
「は、はは…どうだ、遊記ぃ!耐えきってやったぞ!」
「ニゲ馬車破壊しとくべきだったな…バトルフェイズを終了してメイン2に入る。カードを2枚伏せて、ターンエンドだ」
遊記 手札2→0枚
「エンドフェイズ!リバティ・ドラマチストの効果でセットされた
「『任意の数』ねぇ…ちょっとやばいか?」
「俺はデッキから『
破壊されたカードから本が現れた
本がひとりでに開き、中から5体のモンスターが飛び出てきた
『さ、沢渡選手も負けじとモンスターを展開し返した!てかこれ第1試合!?決勝戦くらいのクライマックスなんだけど!?』
「さぁさぁお立合い!数多くのドラゴンを従えし魔王遊記を相手に、勇者沢渡はピンチに追い込まれた!ですが、そんな勇者のピンチに俺の仲間が駆けつけてくれた!これから始まるのは沢渡劇場のクライマックス!この『ネオ・ニュー・ファスト・沢渡』による大逆転ショーの幕開けだぜ!」
「なるほどな…これがお前のエンタメデュエルか、沢渡!」
「さぁ、高らかに宣言しな!まだお前のエンドフェイズだぜ!」
「ほう…なら見せてくれよ、お前のエンタメデュエルを!ターンエンドだ!」
『なんと!遊記選手、このターンで決めきれずに沢渡選手にターンが回ってきた!勝負の行方はこのターンにかかっている!沢渡選手がこのターンで遊記選手とドラゴン軍団を打ち倒すか、それとも遊記選手がこのターンを耐えきれるのか!』
「俺のターン!ドロー!」
沢渡 手札1→2枚
「早速行くぜ!俺は手札から魔法カード『
「永続罠『
「なら魔法・罠カードから消えてもらおうか!お前のフィールドに存在する魔法・罠カード3枚を対象にとって、それらを破壊する!」
本から煙と共に飛び出てきた悪魔が、遊記のフィールドに存在する永続魔法と永続罠をすべて破壊していった
沢渡 手札2→1枚
「効果で破壊された永続罠『
「これでお前のフィールドのモンスターの攻撃力は元に戻り、対象にとれるようになった!」
「ビッグ・スターの効果!俺のターンのメインフェイズに発動できる!デッキから『
ビッグ・スターが空中に現れた本を開き、中身を精読した
「そして俺は今セットした『
ビッグ・スターが手に持った本を宙に投げ、本のページが光り、沢渡のモンスター達に降りかかった
そしてビッグ・スター含む3体のモンスターたちの体に紫色の煙が纏わりつき、頭には煙でできた棘が生えた
煙にまとわりついたモンスターが遊記のフィールドのモンスターに襲い掛かり、3体のモンスターを破壊した
「ぐうっ…破壊された
「今更永続罠を表側表示でセットした所でもうおせえ!さぁ!沢渡劇場のフィナーレと行こうか!バトルだ!『
ワイルド・ホープの手に持った銃が遊記とバイクを巻き込んだ
「・・・」
遊記 LP4000→2400
『遊記選手!残りLP2400!ここで終わってしまうのか!?』
「これで終わりだ!『
ビッグ・スターがその場を飛び上がり、体をひねりながら回転して遊記に襲いかかった
「ビッグ・スターの攻撃宣言時!罠カード『
「はぁ!?そのカードは…!」
「このターン伏せたやつじゃなくて前のターンに伏せたやつだ!俺の手札、デッキ、墓地から『
公開した罠カードから
「なぁ…!ま、まじかよ…!」
「魔王には奥の手があってなんぼだろう?さぁ、どうするんだ?」
「くそ!バトルフェイズを終了してメイン2!俺はワイルド・ホープ以外の全てのモンスターを守備表示にしてターンエンドだ!」
「『
遊記 手札0→1枚
『遊記選手!罠カードを使用してこの窮地を乗り切った!様々なドラゴンを意のままに操るその姿はさながら竜神のように見えます!』
「お前、やろうと思えばワイルド・ホープの攻撃の時に
「んなわけないだろ、お前の反応を見るためだよ」
「俺の反応、だと…!?」
「攻撃に何かしらの効果を使うんなら、ワイルド・ホープの攻撃に合わせて使うだろうなって思ってな。それに、お前は止めを刺すときはエースモンスターのビッグ・スターで止めを刺してくるだろ?お前のプレイスタイルだったら、絶対そういうことをしてくると踏んで攻撃は通した」
「そこまで読んでたのかよ…」
「それにたしか、ワイルド・ホープは破壊された時に効果があるだろう?まぁお前のライフがギリギリだから使わなかったとは思うが念のためな」
「ワイルド・ホープの効果も把握しての動きかよ!なんで効果把握してんだよ!デュエルで初めて使ったんだぞこいつ!」
「知ってるからな」
『なんと遊記選手!沢渡選手のモンスターの効果を把握したうえでのプレイングだった!この選手、一体なんて先まで読んでるの!?』
「俺のターン、ドロー!」
遊記 手札1→2枚
「早速行くぞ、P召喚だ!再び現れろ、世界を統べる竜たちよ!」
「EXデッキからは
「だが!いくらモンスターを並べたところで、ニゲ馬車の効果で1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない!それに守備表示だ!お前がいくらモンスターを並べたところで、この強固な布陣を突破することは不可能なんだよ!」
『た、確かに。沢渡選手の布陣はまさに鉄壁そのもの!ニゲ馬車の効果でターンに1度だけ戦闘破壊は防がれ、守備表示なのでダメージは通りません!Pモンスターは破壊されたらEXデッキに戻り、次のターンにP召喚による特殊召喚が可能です!』
「それはどうかな!」
「なっ…!?」
『ゆ、遊記選手!?この盤面をどうにかできるっていうの!?』
「一体どうやって…!?」
「罠カード『
「ば、盤面リセットだとぉ!?」
突如フィールドが光はじめ、その場には何も残らなかった
遊記 手札0⇒5枚
沢渡 手札0→5枚
「ま、まじかよ…!」
『ゆ、遊記選手!1枚の罠カードですべてをひっくり返しました!』
「あ、ありえねぇ…!そんなインチキカードがあるのかよ!?」
「EXデッキのモンスターはデッキに戻らないけどな。俺は手札からフィールド魔法『
遊記 手札5→4→5枚
「そして『
「も、モンスターがまた3体並びやがった…!」
「バトルだ!『
「く、くっそぉぉぉおおお!!!」
沢渡 LP200→-2800
遊記 win
~~~
『決まったぁ~!勇者沢渡により追い詰められたかと思われた魔王遊記!それをたった2枚の伏せカードですべてをひっくり返し!勇者は魔王に打ち倒されました!』
2人は会場に戻ってきた
『さぁ!会場に2人のデュエリストが帰ってきました!』
「なんでそんなカード入れてるんだよ…盤面がリセットされても相手にドローさせちまったら、また展開されて逆におわっちまうじゃあねぇか…」
「フィールド魔法サーチのためにな。盤面リセット効果はほとんど使わないよ」
「そうかよ…ちゃんと、考えてるんだな」
「そりゃな」
「はぁ…ん?」
2人が会場に戻ると、大きな拍手が会場を包んだ
『沢渡ー!』
『かっこよかったぞー!』
『あなたのファンになっちゃったー!』
「・・・おお!」
「良かったじゃないか。別の次元にお前のファンができてるぞ」
「お前もな!」
「は?」
『遊記ー!』
『竜神様ー!』
『次も楽しみにしてるぞー!』
「・・・な!」
「・・・ほんとだ」
「ははっ…!こいつはいいや!遊記もやるぞ!舞台の幕が下りたのなら、観客の皆に礼を言わないとな!」
「そうだな」
2人はその場にバイクを止め、観客に向かって礼をした
「君がカミサトユウキだね?」
「ん?」
2人が例をしているとき、声が聞こえた
声にした方を振り向くと、1人の男性が立っていた
「・・・どちらさん?」
「ああ、失礼。私はジャン・ミシェル・ロジェ。この街の治安を守る『治安維持局』の長官をしたいる。」
『ち、治安維持局!?そこの長官がどうしてここにぃ!?』
「・・・へぇ、そんな長官様が俺に何の用かな?」
「今のデュエル、お見事でした。まさかあの儀式召喚を主体としたデュエルでペンデュラム召喚を多用する相手に勝ってしまうなんて…感服しました」
「へぇ?」
「さすがはあの『
ジャンの言葉に、会場はざわつき始めた
『どういうこと?あのユウキってのが・・・』
『長官とつながっていたのか?』
『まさか、あいつ…セキュリティと裏取引が!?』
ザワザワザワ・・・
『ゆ、遊記選手とセキュリティとの裏取引!?これが本当だとしたら大スクープです!』
「・・・どういうことか、説明してもらおうか?」
「説明も何も…私はただ、貴方の可能性を信じていただけです」
ジャンは遊記の肩に手を置いた
「可能性、ねぇ…」
「ええ、貴方はこの大会で我々の知らなかったエクシーズ召喚や、我々の慣れ親しんだシンクロ召喚。そしてあまりにも時代遅れな儀式召喚までも使いこなした…果てにはペンデュラムと儀式の同時使用!私はいたく感激しました…私はこれまでのデュエルを見て確信したのです。貴方なら、私と…」
遊記はしゃがんだ
「…カミサトユウキ?いったい何を…」
遊記はジャンの片足を素早く抱きかかえた。そして・・・
「ふんっ!」
その場で素早く体をねじって跳躍した
「え?」
ジャンはその場で何回も横向きのままバウンドし、2、3回は根てうつぶせでたおれた
「…んで?まだ何か言いたいことはあるか?」
会場は絶句した
「・・・えーっと・・・ゆ、遊記?何をしてるんだ・・・?」
唯一動き出すことができたのは沢渡のみだった
「人体デスロール」
「で、です・・・?いや、どうしてそんなことを?」
「こいつは俺たちを遠回しに侮辱したからな。体が勝手に…」
「何してんだあんた!?」
「お前のエンタメデュエルも馬鹿にされたからな。代わりに仕留めておいたぞ」
「し、仕留めるって…」
沢渡はジャンを見た
「で、でもよ・・・こいつは相当偉い立場にあるんだろ?なら手を出したらまずいんじゃねぇの?」
「うるせぇ、こいつは俺たちデュエリストに対してしてはいけないことをしたんだ。これくらいのことはやられてしかるべきだよ」
「き、きさま・・・」
ジャンはようやく気が付いた
「か、カミサトユウキ・・・!ゆるさないぞ・・・!こんな講習の面前で、こんな屈辱を・・・!」
「お、目が覚めたか」
遊記はジャンの顔の方に近づいた
「おはよう、気分はどうだ?ジャン・ミシェル・ロジェ。その位置から見える景色は最高か?」
「・・・さいこうなわけないだろう・・・!」
「そうか、ならもう一度食らっとけ」
「・・・はぁ?」
遊記は瞬時に立ち上がろうとするジャンの背後に回り、足を取った
「はぐおっ!?」
ジャンは急に足を取られて受け持をとれず、顎から地面に落ちた
「いくぞー、せめて気絶するなよー」
「な、なに、を・・・?」
「そぉいっ!」
遊記はジャンの両足を脇に抱えて立ち、その場で回転し始めた
「ああああああああああああ!?!?!?!?」
「はっはっはっはっは、そんなに喜んでくれるとは何よりだよジャン・ミシェル・ロジェ。もっと回転数を上げて上げよう」
「いや、誰が効いても悲鳴だろこりゃ…」
遊記は遠心力を利用してさらに回転数を上げた
「だ、誰か!やつを止めろ!」
「し、しかし・・・」
「そうだぞー、急に止めるとこいつがどこに吹っ飛ぶかわからんぞー。ちなみに俺も分からん、目が回ってるからな」
「いや本当に何やってんだあんた…?」
「沢渡ー、どっちにいるか教えてくれ、お前にぶつける」
「ふざけんな!俺の被害が多いじゃねぇか!」
「被害多くてなんぼだろJK」
「うっせぇ!」
「だ~れ~で~も~い~い~か~ら~は~や~く~た~す~け~ろ~!!!」
ジャンは叫んだ
「ん、そうか、助けてほしいか。から解放してやろう、そぉい!」
遊記は遠心力を利用し、ジャンを遠くに投げ飛ばした
その遠心力あってか、飛ばされたジャンは弾丸のごとき速さになり、誰も反応することはできなかった
ガッシャアン!!!
勢いよく投げ出されたロジェは誰にも受け止められることなく、ガレージの奥の壁に顔面から突っ込んだ
「ちょ、ちょうかーん!?」
「おおー、せかいがまわる・・・」
「ちょっおい!?あいつは大丈夫なんだろうな!?」
「しらん・・・よっと」
遊記は回っていた方向と反対方向に回転した
「・・・ふぅ、落ち着いた」
「ええ・・・そんな力業で回復するもんなのか」
「意外とそんなもんだぞ。さてと・・・」
遊記は歩き出した
「・・・?おい、どこに行くんだよ」
「ジャン・ミシェル・ロジェの様子を見に行く。行くぞ沢渡!」
「お、おい!?あーもう!」
遊記と沢渡はジャンが投げ飛ばされた方向に向かった
そこではたくさんに人だからができていて、周辺には工具が散らばっていた
遊記がジャンの容態を見ると、かつての綺麗な美貌やどこへやら、とても地上波ではお見せできない顔面になり果ててた
「お、おう・・・こりゃ酷い。こんなひどいこと、一体だれがやったんだ…!?」
「おい、この騒動を引き起こした張本人が何か言ってるぞ」
「待ってろよジャン・ミシェル・ロジェ。絶対俺が犯人を見つけ出して見せるからな!じっちゃんの名に懸けて!」
「犯人はお前だよ、てかじっちゃんって誰だよ」
「行くぞ助手沢渡!犯人をとっ捕まえるんだ!」
遊記と沢渡はこの場を後にした
「えっ、おい!本当にこのまま終わりにするのかよ!?」
~~~
「・・・ゆ、ゆうき・・・ゆるさない・・・」
「ぜったいにゆるさないからな・・・カミサトユウキ!!!!!」
はい、というわけで投稿です
ジャンをどうするか考えてたら、『日常』の長野原みおよる人体デスロールと、『男子高校生の日常』のモトハルの姉による『おあそび』を繰り出した後、工具に突っ込ませました。一体だれが犯人なんだ・・・(すっとぼけ)
彼の顔面?ああ、モザイク必須になって、以降は治るまでミイラ生活でしょうね…
(まぁたとえ治ったとしても顔面が崩壊しましたから、ずっと顔を隠して生活する羽目にはなってそうですが・・・)
さて、遊記『竜華』vs沢渡『魔界劇団』でした
ジャンなら儀式を見下したりするし、ペンデュラムを使えば食いついてくれるだろうとおもい、このテーマを握りました。
『救いの架け橋』のはレベル10のモンスターが出やすいかつそれぞれが違う種族なんで入れました
今回文字数が13000超えました。自分でもこんな文字数になったのは予想外です
次回は2回戦第2試合です
恐らく次回もこのくらい…展開が伸びたらこれ以上の文字数になります。ご容赦ください
それではまた
感想、質問、ご指摘等々大変励みになっております!
感謝感激ありがとうございます!
N24708様、凍河の氷様